TOEIC満点講師が教える「使える英語」と「TOEICのスコアアップ」を両立させる勉強方法

自己紹介パート4

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TOEIC990点(満点)講師が教える英会話とTOEIC勉強法(自己紹介編パート1)

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TOEIC990点(満点)講師が教える英会話とTOEIC勉強法(自己紹介編パート2)

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TOEIC990点(満点)講師が教える英会話とTOEIC勉強法(自己紹介編パート3)

主な内容
Part1「英語に目覚めるまで」
Part2「目覚めてから、どう変わっていったか」
Part3「TOEIC900点&英検1級を取るためにした具体的な勉強」
Part4「英語学習を娯楽にする+まとめ」(本記事)

英語力を上げるためにしたこと(4)「Friendsにハマる」

僕は、バスケットを通じて知り合った外国人との交流を通じて、「生の英語」が聞き取れないということを早い時期から痛感していました。

スラングや口語表現、文化背景、ジョークなどを知らないこともあり、ネイティブ同士のくだけた会話にはほとんどついていけなかったのです。

そこで、当時大人気だった(今でもファンが多い)アメリカのTVドラマ「Friends」のDVDを買い、毎日見ることにしました。

最初、内容を理解するために、英語音声、日本語字幕で見てみたのですが、聴衆の笑い声が聞こえる所で、なぜかまったく笑えません。(Friendsは、シットコム=シチュエーション・コメディーというジャンルで、スタジオに観客を入れ、観客の笑い声や拍手が収録されているのが特徴)

なぜ笑えなかったのかというと、アメリカンジョークが理解できないからではなく、たいていのジョークは日本語字幕にしてしまうと、面白くなくなってしまうからです。

英語で笑ってみたかった僕は、英語音声&英語字幕で見てみることに挑戦。

すると、英語で言われているジョークを英語のまま理解すると、日本語字幕や吹き替えで見るよりも何十倍も面白いということがわかりました。

人生で初めて「英語で笑った」経験でした。Friendsは1話が20分ちょっとと短いので、毎日1~2話ずつ英語音声&英語字幕で見るようにしました。

また、当時バスケ友達の一人に、日本に留学しているアメリカ人大学生がいたので、知り合いの日本人大学生も誘って、Friendsを使ったレッスンをしてもらうことにしました。

毎回のレッスンでは、1エピソードを英語字幕で見ながら、よくわからないジョークやスラング、口語表現など英語で解説してもらいました。この「Friendsレッスン」で完全に理解できたエピソードは、MD(懐かしい)に録音して通学時にひたすらリスニング。

Friendsにハマることで、楽しみながら口語表現やスラングを覚えていき、ネイティブの友達が話すくだけた英語もある程度は理解できるようになっていきました。

僕にとって、Friendsを使った学習は、「しなきゃいけない勉強」という感じではなく、「したいと思う楽しいこと」(something fun I want to do)、つまり「娯楽」(entertainment)だったのです。

このように、英語で出来る楽しいことが見つけることができれば、無理に頑張ろうと思わなくても、自然とたくさんの英語に触れることができ、その結果、英語力も飛躍的に上がります。

いかにして、「語学」を「娯楽」に変えることができるかがポイントですね。

英語力を上げるためにしたこと(4)「内容が面白いものを多読」

英字新聞を毎日買って読むのは、「英語力を上げるため」という義務感でやっていましたが、本当に内容が面白いと思うものを英語で読むと、リーディング学習は全く苦ではなくなります。

リーディングといえば、TOEICパート7のパッセージを読むだけという人がいますが、それはすごくもったいないことです。なぜなら、試験のために作られた英文は、内容的には全然面白くないからです。

やはり、自分の趣味や好みに応じて、「読みたいものを読む」ということが重要です。

僕の場合は、バスケットが好きなので、NBA.comでNBA選手や試合結果についての記事を読むのが好きでした。(今でもしています)

内容そのものに興味があると、英語でも日本語でも、「もっと読みたい! もっと知りたい!」という気持ちが働くので、「英語を学ぶため」という邪念(?)は消え、「知りたい情報を求めて英文を読む」という姿勢に変わっていきます。

このようなマインドセットで英語の多読を毎日続けていくと、英語を読む量が一気に10倍~100倍くらいに増えます。

多読的アプローチでは、「70パーセント理解できればよい」という姿勢でのぞむようにしました。ですので、多少わからない単語があっても、いちいち辞書を引かず、どんどん読み進めます。

英字新聞を読むときには、後で知らない単語を辞書で調べていましたが、多読をする際には、とにかく大量に英文のシャワーを浴びること、内容を楽しむことを最優先にしました。

ある意味、大雑把というかテキトーな感じでやるのが、長続きするコツでもあります。

このような考え方も、英語学習法に関する本を30~40冊読み漁る中で、多くの著者が言っていたことです。(身近には教えてくれる人がいなくても、本を読めば、最高のメンターたちから最高のアドバイスがもらえるわけです)

大学3年生の終わり頃からは、英語の小説にも挑戦しました。知らない単語を調べているとキリがなかったので、よくわからないセンテンスや箇所は飛ばしながら、読了することだけを目標にしました。

次の2冊は、大学生の僕が挑戦して心から面白いと思った洋書です。

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The Catcher in the Rye(邦題:「ライ麦畑でつかまえて」 J.D. Salinger 著

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Flowers for Algernon(邦題:「アルジャーノンに花束を」 Daniel Keyes 著

まとめ「2年間このような学習を続けたら」

大学2年の終わり頃(2月)に、部活のオフシーズンを利用して1ヶ月間アメリカでホームステイをし、帰国後、英語学習に目覚め、バスケット部を辞めて、卒業までの残りの2年間を全て英語学習に注いだ結果、どうなったのかを報告します。

大学4年生の4月に受けたTOEICでは、945点を取ることが出来ました。

対策としては、試験前に公式問題集を一通り解いて時間配分などは確認しましたが、学習時間の大半は、上述の方法で英語力そのものを伸ばすことに費やしました。

もしあのまま、「問題集を解くこと」=「英語の勉強」だと思い続けていたら、1年足らずでTOEICのスコアを600点から945点に伸ばすことは決して出来なかったと思います。

TOEIC満点講師 澤田健治の大学生時代のTOEICスコア
大学生時代に取ったTOEICスコア

英検1級は、3年時の6月に24点差で落ち(ダブル受験した準1級には合格)、10月には14点差、1月には6点差と落ち続け、4年時の6月には3点差、10月には5点差で、惜しくも不合格。

ようやく卒業直前の1月の回で、合格点82点のところ85点で合格しました。(実のところ、2月に受けた二次試験は不合格で、一次試験免除で受けた7月の二次試験で合格したので、ちゃんと1級を取得した時には社会人になっていました)

大学卒業までに目標が達成できたワケ

大学卒業までに「TOEIC900点と英検1級を取る」という目標を達成できた理由を分析してみると、、、

「やるべきことをしっかり把握した上で、日々やるべきことを愚直に実行した」という一言に尽きます。

・英語学習の仕方がわからなかったので、英語学習法に関する本を30~40冊読み漁って、何をするべきかを理解し、目標までの道筋を立てる。

・途中で、3冊のバイブルを何度も読み返し、モチベーションを維持し続ける。

・ペンパルと常に英語でメールをし合ったり、ESSや教会の英会話レッスンに参加したりすることで、なるべく英語を使う機会を作るようにする。

・中学英語の只管朗読(500回音読)によって基礎をしっかり固める

・ラジオ講座「やさしいビジネス英語」(やさビジ)を毎日聞くことで、リスニング力を鍛える

・英字新聞を毎日買って読み、知らない単語を調べ尽くすことで、語彙力・読解力を上げる

・ストイックな努力だけでなく、Friendsを見る、NBAの記事を読むなど、楽しみながらたくさん英語に触れることで、「語学」を「娯楽」に変える

英語の試験では、なんとか結果を出すことができた僕ですが、決して順風満帆だったというわけではありません。失敗した教材や方法もたくさんあります。その中でいろいろと試行錯誤を重ねてきましたし、それは今も変わりません。

TOEIC900点、英検1級という目標を達成した実感としては、「まだまだ英語がわからないし、全然使えない。もっと勉強しなきゃダメだ」という焦りしかなかったというのが正直なところです。

実を言うと、大学を卒業した後、特に日英翻訳者を目指して勉強していたときには、もっと努力していたと思います。

英語学習というは、やればやるほど、上達すればするほど、自分の英語力に対して謙虚になり、「もっと頑張らねば!」と思うものだからです。

僕のバイブルの1冊である「英語超独学法―秘中の秘34のノウハウ」(吉ゆうそう 著)の中で、吉先生がこう言っていました。

「桃栗3年、英語10年」

「3ヶ月頑張って勉強したのに、TOEICのスコアが全然上がらなかった」と言って、英語学習を辞めてしまう人がいますが、本当にもったいないことだと思います。

数カ月くらい英語の勉強をやって思うような成果が出なかったとしても、諦めないでください。そもそも正しい努力をしていなかったかもしれませんし、努力の量=費やしている時間が全然足りなかったかもしれません。

とりあえず1年間は本気で頑張ってみる。もっと英語力を伸ばしたかったら、3年間続けてみる。

そうやって何年も努力を重ねていった先に、「なりたい自分の姿」があります。
(TOEICの目標スコアはもっと短期間に達成されると思いますが、英語を不自由なく使えるようになるには、さらに多くの年月がかかります)

最初はなかなか目に見えた成果が出ないこともあるかもしれませんが、辞めないで続けていれば、必ず努力は実を結びます。

僕も陰ながら皆さんのことを応援しています。一緒に頑張っていきましょう!

来週からはいよいよ、TOEICのスコアアップと英語力を上げる方法についてご紹介していきますので、お楽しみに!

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TOEICスクール「澤田塾」の代表

ブログ「本当に役立つTOEIC勉強法」 管理人
日英翻訳者(ひらがなタイムズ/NHK)

TOEIC990点(満点)
英検1級(通算13回合格、うち優良賞3回)
2013年ICEE(国際英語コミュニケーション能力検定)優勝
(松本道弘主催の、英語コミュニケーション能力を競い合うトーナメント)

私塾「澤田塾」では、音声トレーニングやスラッシュリーディング、暗唱などを取り入れた独自の指導法で、「使える英語」と「スコアアップ」を同時に獲得するレッスンを行っている。

書籍:TOEICテスト最強攻略PART1&2

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