TOEIC満点講師が教える「使える英語」と「TOEICのスコアアップ」を両立させる勉強方法

前回の記事

TOEICの解き方を変えれば、スコアも英語力も獲得できる!(2)

では、僕がベストだと思うパート3と4の解き方について紹介させていただきました。

この記事では、パート4のトークを暗唱できるようになるための具体的な手順についてご紹介します。

澤田式 音声トレーニング手順

一人のスピーカーしか出てこないPart4のトークの方が暗唱しやすいので、まずはPart4から暗唱することをお勧めします。

暗唱に慣れてきたら、Part3の会話も言えるようにするとよいでしょう。

第1段階として、以下の手順で、意味の確認と音声トレーニングを行い、ネイティブの発音とイントネーションを体に染み込ませるようにします。

~第1段階~
【意味の確認&音声を口に馴染ませる】

1. スクリプトを見ながら、放送文を聞く

文字を見て、聞いただけではわからなかった箇所を確認します。

2. 一文ずつ和訳→英文の順番で音読して、意味をチェック

「みなさん、こんにちは。まず、・・・をお知らせしたいと思います」
Good afternoon, everyone. First, I want to inform you that…

先に母国語である日本語で意味を確認すると、英文が頭に残り易くなります。

3. スクリプトを見ながらCDの音声を「口パクでシャドーイング」

放送文のシャドーイングを口パクで行うことで、ナレーターの吹き込みがよりはっきり聞こえるので、正しい発音を確認しやすくなります。

4. スクリプトを見ながらCDの音声を「声に出してシャドーイング」

なるべくナレーターの音声を真似するように意識しましょう。

5. スクリプトを見ながら「オーバーラッピング」

CDの音声に自分の声をピッタリかぶせ、同じスピードで言うようにします。

6. スクリプトを見ずにCDの音声を「口パクでシャドーイング」

音声だけのシャドーイングの場合は、特にしっかり聞き取る必要がありますが、最初に口パクでやることで、音がはっきりと耳に入ってくるので、発音が確認しやすくなります。

また、声を出して行うシャドーイングよりもずっと簡単なので、苦手な方でも取り組めます。

7. スクリプトを見ずにCDの音声を「声に出してシャドーイング」

まずは、この「見ないでシャドーイング」が完璧に出来るようにすることを目標にします。

これが出来るようになるまで、「見ながらシャドーイング」と「オーバーラッピング」を繰り返してください。

8. 音速読(なるべく速く音読)

最後に、ナレーターと同じスピードで音読できるようにします。予めナレーターが放送文を読み上げる時間を計測し、自分でも同じスピードで読めるようになるまで、音読を繰り返します。

ナレーターと同じ速度で読めるようになると、放送文の体感速度が遅く感じるようになり、聞き取りが楽になります。

澤田式 パート4暗唱手順

音声トレーニングによって正しい発音が口に馴染んだら、「実際に英文を覚えてスラスラ言える(暗唱できる)ようにする」第2段階に進みます。

~第2段階~
【英文を覚えて言えるようにする】

1. 和訳を音読→英文をread&look up

1文ごとに、和訳を音読して意味を再確認しながら、英文を一度音読したら、見上げて空で言います。

このトレーニングを「read&look up」と呼びます。正しく言えていたかスクリプトで確認し、次のセンテンスに進みます。1回で言えなければ、言えるようになるまでread&look upを繰り返します。

2. 和訳を見たら、英文を言えるかチェック

和訳を読んだ瞬間にその英文が言えるか確認します。言えなかったら、再度read&look upをして、英文を口に馴染ませます。

3. read&look upの範囲を増やす

ここまでは、1文ごとに言えるようにしていましたが、今度は2文ずつ音読したら、見上げて空で言う、というように範囲を増やしていき、最終的に全体の暗唱に持っていきます。

まずは、前半(2~3文)と後半(2~3文)に分けて言えるようにし、つなぎ合わせることによって暗唱を完成させます。

4. 時間を測りながら、暗唱をチェックする

ある程度、全体を空で言えるようになったら、ストップウォッチで暗唱のスピードを計測します。この時間をナレーターが読み上げるのにかかる時間となるべく近づけるようにします。

例えば、ナレーターが30秒で言っていて、自分の暗唱が60秒だったとしたら、それを50秒、40秒、30秒と縮めていくようにします。

暗唱によって伸ばしたリスニング力をスコアアップにつなげる

上記の手順でスラスラ暗唱できるようになったトーク(Part4)や会話(Part3)が増えていけばいくほど、これらのパートの放送文の聞き取りが楽になっていきます。

「言えるものは、聞き取れる」からです。

また、リスニング力が上がれば上がるほど、「設問を念頭に置きながら、放送文を聞く」という方法がより効果を発揮するようになります。

この方法では、聞き取りに集中することができるため、暗唱で身につけたリスニング力を最大限に生かすことができるためです。

「前より英語が聞こえる!」という実感が、そのまま「前より問題が解ける!」という結果につながっていくという好循環を生み出せたらこっちのものです。

また、暗唱を通じて、英語を聞き取る力が向上するだけでなく、英語を話せる体質にも変わっていきます。

つまり、リスニングセクションのスコアを伸ばしながら、「使える英語」も同時に獲得することができます。(もちろん、本当に自分の言いたいことをスラスラ言えるようにするためには、別のトレーニングが必要ですが、パート4の暗唱によってスピーキング力の素地や基礎は着実に身に付きます)

次回の記事では、タイプ別、目的別に、TOEICへのアプローチについて考えてみたいと思います。

目的別、タイプ別TOEICに対する姿勢と取り組み方(1)

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TOEICスクール「澤田塾」の代表

ブログ「本当に役立つTOEIC勉強法」 管理人
日英翻訳者(ひらがなタイムズ/NHK)

TOEIC990点(満点)
英検1級(通算13回合格、うち優良賞3回)
2013年ICEE(国際英語コミュニケーション能力検定)優勝
(松本道弘主催の、英語コミュニケーション能力を競い合うトーナメント)

私塾「澤田塾」では、音声トレーニングやスラッシュリーディング、暗唱などを取り入れた独自の指導法で、「使える英語」と「スコアアップ」を同時に獲得するレッスンを行っている。

書籍:TOEICテスト最強攻略PART1&2

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