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No4 英語があれば身を守れると実感した瞬間

転職を決意

欧州の会社に株を買われ、いきなり外資系になった田舎の工場で翻訳の仕事をしていた私でしたが、1年もすると「このままあまりレベルの高くない翻訳の仕事をしていていいのかなぁ。もっとチャレンジしがいのある翻訳の仕事がしたいなぁ。」と思い始めました。

というのも前回書いたように、工場見学用の説明文を英語に翻訳し、それにカタカナでルビを振るというような事ばかりしていると「他の会社で翻訳業務に携わっている人は、もっと本格的な翻訳をしているんじゃないか?」という疑問が湧いてきて「このままここに居ても成長はないような気がする」と感じてしまっていたのです。

あんなに最初は感激した翻訳の仕事だったのに、慣れてしまうと感激も薄れ、仕事面での不満も出てきました。翻訳事務の仕事で入社したのに、緊急時は工場の作業や雑用なども手伝わされたりするのも不満でした。

それに一時期よりも翻訳の仕事が減り、購買の事務のお手伝いの仕事がメインになって来たのも不満な気持ちに拍車をかけました。

そんなことを常々考えていたある日、TOEICのIPテスト(公開テストではなく、企業や学校などで行われる団体でのテスト)で自己ベストスコアである770点を取得しました。

これがきっかけとなり、私は転職を決意しました。というのも派遣会社の翻訳の求人情報では、どこもすべてTOEIC700点以上というレベルが求められており、それを70点超えている自分は「きっとどこかに雇ってもらえるに違いない」と思ったからです。

まぐれで取れた点数!?

ただ私が770点というスコアを取れたのは実力ではなく、ほぼまぐれでした。その理由を説明する前にTOEICのIPテストについて説明させて下さい。

IPテストというのは、厳密には正式なスコアとしては認められないようです。(ただし、現在多くの企業ではIPテストで入社や転職は可能)

もちろんちゃんとしたTOEICテストであることには間違いはないのですが、試験監督を会社の総務の人が担当したりなどで、正式にETSから派遣された人が任されるわけではありません。

そういう面からも各団体にテストの運営方法が任されており、見張りが付くわけでもないので、適当な管理がまかり通っている場合もあります。(もちろんきちんと運営されている団体がほとんどでしょうが、適当な団体も全くないとは言い切れませんし、その数がどれ位あるのかを把握する方法もありません)。私が受験したIPテストはかなり適当でした。

TOEICのIPテストに関するちょっとしたエピソード

TOEICテストは、リスニング・セクションが45分、リーディング・セクションが75分で、合計2時間のテストです。

私が受けた時は、平日の業務終了後の午後6時からテストが行われましたので、終了時刻は午後8時のはずでした。しかし総務の試験監督のおじさんが、テストを早く終わりにして自分が家に帰りたいからという理由で、8分も早い7:52に「はい、終わりです」と終了を告げたのです。

時間配分が命のリーディング・セクションで8分も早く終了される事は死を意味します。私は声を荒げて「そんなのおかしいです!あと8分あります!」と抗議しました。

その勢いに押されたおじさんは、「ごめんね~。そうだったね。」と言って、8:08まで終了時刻を延長してくれたのです。8分も延長してくれたのです。

これを読んだ方は「そんなのウソだ~。話を盛っているでしょ。」と言う方もいるかもしれませんね。しかしこれは正真正銘の事実です。事実のみを書いています。

そういう訳で私は普段のテストよりも8分も長く時間を与えられたお陰で、パート7の塗り絵(答が分からない部分のマークシートを適当に塗りつぶすこと)が5問程度減りました。これで10点~25点程度スコアが上がったと思われます。

更にもう一つ幸運が重なりました。IPテストでは過去の試験問題が使いまわしされる、と言われています。それが一部なのか、全部なのかは私は分かりません。

しかし私が受験したこの回では、3か月前に受けたIPテストのパート7の長文問題の中に、全く同じ問題1問ありました。たったの3か月前のことですから、内容はしっかり覚えています。

そういう訳で使いまわしの問題に関しては、ほぼ読解する必要が無く解けてしまいました。これで5分程度時間が有効活用出来たことになります。

このような偶然と幸運が重なり、私は770点という点数を取る事ができました。上記のような事が無く普通の公開テストであれば、せいぜい730点程度しか取ることは出来なかったと思います。

正社員として転職の難しさ

思ったより高得点を取る事が出来たので早速、転職先を探すために派遣会社に登録に行きました。

英語関係の翻訳・通訳という仕事は、東京ならいざ知らず、地方ではほとんどが派遣社員です。正社員での募集は稀です。

肩書きや安定よりもとにかく「ちゃんとした翻訳の仕事がしたい」と熱望していた私は、迷わず派遣の道を選びました。この時結婚しており、夫が居たので派遣という決断が簡単に出来たのだとは思いますが・・・。これで一家を背負う男性の立場だったらこうは行かないでしょうね。

英語は身に着けるまでに長い時間がかかるのに、仕事にするとなると立場は不安定な派遣、給料もそんなに高くない、と条件が悪すぎます。

だから「英語だけできても食えない」と言われてしまうのでしょうね。

「TOEICの点数が高い人は年収も高い」と一般的には言われていますが、それは正社員に限ります。正社員でなおかつTOEICの点数が高ければ鬼に金棒です。

続きはこちら

No6 通訳業務への道を切り開く

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

外資系企業日本法人の役員秘書

元々は英語に全く関係がない日本企業で派遣社員として働いていました。

英検3級、初めて受けたTOEICは440点。自力で何とか550点になるも停滞。そこから英語関係の仕事などを経て770点になり、更に勉強を続けて935点を取得しました。

仕事は契約社員やパートの仕事からスタートし、翻訳業務、TOEIC講師、通訳、外資系企業の秘書など経験。

現在はアメリカが本社の外資系企業の日本法人で役員秘書をしています。

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