俺セブでは過去に「フィリピン人大富豪トップ10ランキング2015」、「フィリピン国内の有名企業10選」などの留学中に使える(?)小ネタをご紹介しましたが、今回はずばり「死因別死亡率」デス!

死因を知ることで、フィリピンと日本との社会問題の違いを把握できるでしょう。

フィリピンの病死、死因No1は何か?

フィリピンに語学留学ないしは旅行で来たことがある方は、なんとなくフィリピン文化・食事・生活環境などから推測できるかもしれませんね。今回はフィリピンの死因トップ10について紹介している記事がありましたので、当サイトでご紹介したいと思います。

*この記事は翻訳を元に、翻訳元で内容が不透明な部分に編集を加えています。
source:top-ten-killer-diseases-in-philippines

それでは早速いきましょう!

心血管疾患

フィリピン人の死因理由、第一位は心血管疾患です。この病気により毎年約170,000人のフィリピン人が亡くなっているといわれています。

20年前は同疾患による死亡者が年間87,000人だったことを考えると、死亡率は驚くほど増加しています。医療の進化にも関わらず増加している主な理由は、食生活や生活習慣によるもので、多数の人は(この病気に対して)知識がないか病気の兆候を無視しているためだそうです。

フィリピンは、同疾患での死亡率は79位(世界ランク)であるという。

実に約17%のフィリピン人がこの病気が原因でなくなっています。英語だとCoronary Heart Disease(冠動脈心疾患)。心臓や血管など循環器の病気のことで、いわゆる生活習慣病にあたる心筋梗塞や狭心症などが含まれています。

脳卒中

脳卒中はフィリピンの病死の死因第2位に上げられ、疾病負荷が大きい病気トップ5のうちの1つ。

脳卒中は大人のみならず若者も罹患する病です。フィリピンの脳卒中による死亡率は、100,000人に82.77人と推測されています。脳卒中は脳のある部分に血液が供給されない時(虚血性)、または体内の血管が破裂した際(出血性)に起こり、フィリピンではほとんどのケースが虚血性(貧血とは異なり、局所の乏血のことを指す)のものだと考えられています。

脳卒中は英語でStroke。約12%の方がこの脳卒中が原因で死亡に至るそうです。

下気道感染症

一般的には肺炎に限られるが、気管支炎、肺膿瘍やインフルエンザをさす場合もある。

よく見られる症状としては、熱、息切れ、咳、疲労、体力の低下等があります。この種の病気は治療しやすいと思うかもしれないが、統計によるとフィリピンの下気道感染症による死亡者数は48位(世界ランク)にランクされ、死亡率は100,000人中51人である。

この病気は特に(少数民族、貧困層等の理由で)社会的に疎外されている人たちの死亡率が高く、お金が無かったり、近くに病院施設がないことにより死亡するケースが多いと考えられる。

英語ではInfluenza and Pneumonia. 約10%の死因の原因です。上記で書かれている通り、防げる病気をお金が無いゆえに病院に通うことが出来ず、死亡に至るケースがメイン。こちらの記事でも以前書いておりますが(フィリピンセブ島でかかる医療費はいくら?)、フィリピンでは保険というものがほぼ存在せず、1回病院を訪れて診察を受け、クスリをもらうと、風邪であったとしても給料の約10%ぐらいを支払う必要があります。(約1000peso前後、病院による)

そのため、風邪程度ではお金持ちを抜かした一般フィリピン人は、ほとんど病院に行きません。ましてや貧困層であれば尚更です。

先日もフィリピン人の友達がぎっくり腰(strained back.)になったのですが、中々治らないようだったので僕が「絶対病院にいってチェックしてもらった方がいいよ。」といっても、その友達は「いや、病院めっちゃ高いから無理!クリスマスだし!多分そのうち治る。」っとかたくなに拒んでいました。結構こういうパターンが多いんですよね。。。

糖尿病

推計によると、2030年には少なくともフィリピン人600万人が糖尿病にかかるだろうといわれています。

よって、フィリピンは糖尿病の発症に関しては、他の国々に遅れを取っていません。この驚くべき発症率の背景としては、既に2型糖尿病と診断されている5才児がいること等が考えられます。この発症率だと、2030年にはフィリピンは、糖尿病罹患率(平均人口の単位当たり疾病件数)のトップ10カ国に入るだろうと予測されています。(フィリピンでは一つの統計では2050年まで人口が増加すると見られており、上記のトップ10ランクに入るのではないかと、推測されています。)

フィリピンでの糖尿病の死亡率はほぼ100,000人中33人で変動することなく、2012年の統計だと33,000人であった。

英語ではDiabetes. セブ島ではよく聞く言葉です。約6%ちょっとの方の死因がこれ。フィリピン人はとにかく甘いモノが大好き!彼らが一番好きなお菓子はチョコレート。カフェで頼むアイスティーは元から甘く、インスタントコーヒーは砂糖入りがほとんど、食事中は炭酸飲料水やジュースをガンガン飲みます。

子どもたちの好きな食べものはジョリビー(ハンバーガーやスパゲッティなど、日本より甘く濃い味付け)。おまけにパリパリ、ザクザクしている(crunchy)ような食べ物(揚げ物や薄いピザ、唐揚げ系)も好きです。豚肉、鶏肉では肉そのものよりも周りの皮(skin)が好きだったりします。skinやcrunchyという言葉はセブ島で良く耳にする言葉です。

rico's lechon cebu
レチョンというフィリピン伝統料理の豚の丸焼きがありますが、彼らにとって最も人気があるパーツはスキンです(煮揚げているので脂身が強い)。

また、フィリピン人はお米が大好きでほぼ毎日食べています。フィリピン人男子はかなりガッツリお米を食べており、フィリピン料理のレストランでは「Unlimited Rice(ご飯おかわり自由)」が定番です。そのようなわけで、炭水化物のとりすぎ(炭水化物は糖質がたくさん含まれている)も糖尿病の原因の一つではないでしょうか。

結核

統計によると、フィリピンの結核による死亡者数は、世界200ヶ国中34位にランクイン。

最新のデータ(2012年)では、21,000人以上が結核により死亡しており、2014年の最終報告書によると、年間の死亡者数は63人です。保健省が結核の治療に積極的に取り組んでいるにも関わらず未だに致死の病気である理由の一つに、多くのフィリピン人、特に貧しい人たちが健康診断に行かないことがあげられます。

よって、彼らは熱がある時に咳が出ても、それはすでに結核の前兆であることに気づかないのである。

英語ではTuberculosis. 本来、治るであろう病気が貧困や知識の欠如によって命を落としてしまうケースということになります。

その他の主な病気5つ

慢性肺疾患
100,000人のうち16人のフィリピン人がこの病気で死亡しています。

慢性肺疾患とは、気腫、慢性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、嚢胞性線維症や拘束性肺疾患等の様々な深刻な肺障害である。主な原因は、遺伝や喫煙、受動喫煙、大気汚染に頻繁にさらされたり有害な化学物質の吸い込み等である。

Lung Disease. 死因では12位です。フィリピン人男性はタバコをよく吸います。また排気ガスがひどいエリアで毎日ジプニーに乗っている事で有害な化学物質を吸い込み、それが蓄積されていくのも原因かと思います。

腎臓病
2011年だけでも、12,000人がこの病気で亡くなっており、2013年では23,000人以上のフィリピン人が透析による治療を行っています。

なお、この数字は完治前の糖尿病やガン等の合併症によって引き起こされた肝不全や腎臓病は含まれていません。腎臓病や腎不全の主な原因は、糖尿病や高血圧である。また同疾患にて死に至る要因として、数百万人のフィリピン人が高額である腎臓治療費を捻出できないことがあげられます。

Kidney Disease.こちらは第8位。糖尿病が4位で高血圧は6位です。

喘息
フィリピンでは100,000人中約20人が喘息で死亡しており、死亡率は世界約200ヶ国中24位にランクインしています。

大気汚染等、アレルギーを引き起こす要因となるものへの暴露が発症の1つの原因であり、薬や治療の不足によって、たくさんのフィリピン人が喘息で命を落としています。

また、「喘息によって死ぬことはない」、「成長につれて克服できる」等、喘息に関する間違った通説や、ネブライザーの使用頻度が適切ではない等も喘息による死の原因となっていると報告されている。

Asthma.第10位です。日本ではまずトップ10には上がらない病気だと思いますがフィリピンはやはり、お金や知識不足が原因での死因が上位にいくつか来ていますね。

肺がん
フィリピンでは肺がんで100,000人に15人が死亡している。肺がんはフィリピンのみならず、全世界においてガン死亡原因の第1位である。

Rappler.com の報告によると、喫煙が肺がんの一番要因で、他にはアスベスト暴露、大気汚染、受動喫煙、放射能等があげれれ、また遺伝に起因する場合もある。

Lung Cancers. 16位です。ガンの中では一番上位に上がっています。

潰瘍
潰瘍はありふれた病気かもしれないが、再発を繰り返すため、フィリピンでは多数の死者が出ており、死亡率は100,000人中14人である。

Peptic Ulcer Disease(消化性潰瘍疾患).またはUlcer(潰瘍).死因の原因としては21位です。 

興味深いのは、上記10種類の病気のうち9つが、フィリピンでの主な死因の1つであることです。暴力は9位で、交通事故やその他怪我による死亡は14位、また水難や戦争による死亡は30位以内に入っています。これは大変驚くべき事実ですが、フィリピンは戦争、墜落、災害、怪我、よりも病気で死亡する人のほうが多い病的な国だということが結論付けられます。

9位の暴力とは恐らく殺人になるでしょうか。この殺人については詳細を確認していませんが、恐らくフィリピン南部、ミンダナオ島のムスリムエリアの割合が多い事が予想されます(なお、ダバオはミンダナオ島ですが安全)。セブやマニラのviolenceにおいては「お金のトラブル」「異性トラブル」が発展しての事でしょう。つまりビジネスでのトラブルが原因かと思われます。(あくまで推測)

ちなみに、セブ島留学中はよほどな場所に行かないかぎり、殺人の危険性は極めて低いのでご安心ください(よほどな場所とはこちらです。→セブ島で最も危険なダウンタウン!本当に危ないのか『夜』調べてきました。)。

また、セブ島のほとんどがキリスト教信者で、イスラム教信者はほぼいません(ミンダナオ島にはいます)。フランス・パリで起こったような爆破テロもまず起こらないです。

日本との自殺率の違い

最後に自殺率をフィリピンと日本で比べてみましょう。

日本はこちらのデータによると世界で15番目のようです。(ソース元によってデータが異なり8位としているところもある、良くわからないがトップ20位には入るということですね。)
参照:http://karapaia.livedoor.biz/archives/52188489.html
参照2:http://matome.naver.jp/odai/2136603831867041501

フィリピンはというと・・・

なんと153位!

やはり陽気なフィリピン人の自殺率は低いようですね。日本が辛いと思って何もかも投げ出したい方、ぜひフィリピンのセブ島に1週間ぐらい留学で来てもらえたらと思います。豊かではない人たちも多くいますが、彼らの前向きな明るい性格に触れれば、きっと物事に対する捉え方も変わるでしょう。

フィリピン 病死の死因ランキング「トップ10」

こちらは2020年の日本とフィリピンの人口統計データです。フィリピンは完全にピラミッド型のため、今後は高い経済成長が見込まれています。(下記で参照元記載)

フィリピン 病死の死因ランキング「トップ10」

フィリピン、トップ50の死因の原因になります。

Useful vocabulary

本文に出てきた文章を一つピックアップ
http://www.blogph.net/2015/05/top-ten-killer-diseases-in-philippines.html

The rate is staggeringly alarming considering…
This facts are indeed alarming…

—Alarming—
Alarmは名詞ではアラーム、警報という意味があり、動詞では警報をならす・びっくりさせる、等の意味があります。これにingをつけてalarmingとなると急激な、驚くべきという意味の形容詞になります。通常名詞が続き、例えばalarming increaseで驚くべき増加、となります。Alarm の元の意味からも分かるように、通常好ましくない状態を述べる際に使用し、alarming increase of population とあったら、その文脈では人口の増加はネガティブに捉えらている事がわかります。また、alarming rateで、異常な(驚くべき)率(速さ)で、という意味になり、病気、地球温暖化、経済等の社会問題に関する記事によく使われます。

訳:maki

その他のいくつかの資料

Top 10 Causes of Death in the Philippines in 2010
Top 10 Common Cancers in the Philippines
日本人の死因(ネイバーまとめ)
厚生省: 死因順位(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合

というわけで以上になります。
授業中に先生たちと会話する一つのテーマにしてみてはいかがでしょうか。

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

当サイトの管理人
2012年に初めてセブ島に留学。以降今までに複数の語学学校に留学&訪問。フィリピン留学を通じて「英語が伝わる楽しさ」をより多くの方に体験してもらいたいと思い、このサイトを立ち上げました。

英語留学前の方はもちろんの事、留学中の方、留学後の方にも役に立てる情報の提供を目指しています。なお、基本的にはセブ島ではなく、東京(高田馬場)にオフィスを構えて働いています。

何かご質問ございましたら、コメント欄かinfo@ceburyugaku.jpまでお願いします。

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6 コメント

  1. はじめてこのサイト見ました。
    今日から、子供がセブ島に留学しましたが、さっき電話があってあまりにも全体にきたなくてテンション下がりまくりです。
    お風呂もはいれたもんじゃないそうです。我慢して耐えるしかないでしょうか?慣れますでしょうか?

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    • Mimi様
      全体というのが学校全体なのか、部屋のことか分かりませんが、今日からセブ島に留学とのことですので、明日以降、他の方と話していくうちに様子がわかってくると思います。
      なので、まずは耐えれるかどうかも含め、様子見が宜しいかと思います。

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  2. はじめてこのサイトを拝見しました。
    最近、フィリピン人の友人ができフィリピンという国について詳しく知りたいと思っていたので生きた情報がとても参考になりました。これからも参考にさせて頂きたいとおもいます。

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    • あきらさん、お役にたててよかったです。ぜひ、ご友人との会話ネタとしても使ってみてくださいね。また色々ネタ探したいと思います!笑 コメントありがとうございました。

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