フィリピン・セブ島コロンストリート

週末記事は息抜きができるようなセブ島のちょっとしたエピソード、体験談をご紹介したいと思います。

今週はとある語学学校を卒業した方が、カルボンマーケットに行ったお話です。

セブ島で出会ったおかしな若者と、そのおかしな顛末

わたしはフィリピンのバギオ地区にある語学学校に短期留学していました。
無事その留学期間を終えたのですが、フィリピン最大のリゾート地を見ずに帰国できないと思い、一人でセブ島に出かけました。
下は、その時の不幸なと言っていいのか、不思議な経験と言っていいのか、とにかく普通の人なら経験しないエピソードです。

セブ島を見ずしてフィリピンを語るなかれ!さすがに、この島は観光パンフレットに書いてある通りのパラダイスでした。
特に、バンタヤンの海の美しさはハワイをはるかに超えていると思います。あの薄汚れていたワイキキのビーチとは雲泥の差でした。

わたしは、海には入りませんでしたが、ビーチを歩くだけで十分に青く輝く海を満喫できました。

さて、事件はわたしがこの地上の楽園の幸福感に浸ったその後に起きました。
ビーチからセブ島の中心市街地に戻り、カルボンマーケットに行こうと思い、ジプニーに乗りました。

ここで、フィリピンにいらした人なら、そんなバカなこと!危ない!と思うことでしょう。

カルボンマーケットも、タクシーに代わるジプニーも、観光パンフレットでは、あまり評判のよくない地区と指摘されていたり、ジプニーは運賃が不明瞭で時には車内で置き引き遭うに危険もあると指摘されている交通手段だからです。

でも、少数ながら、いかにもフィリピンらしい文化に触れられるおすすめスポットとして紹介している観光パンフレットもあります。

みんなが近づかない場所に行きたがるのがわたしの性分です。

勇躍、ジプニーに乗り、狭苦しい車内でバックを抱えるようにしていました。
目的地のカルボンマーケットに到着して、いざ降りようとした時、わたしの帽子を奪って一目散に逃げだした若者がいました。

そのあまりの手際の良さに呆然としていましたが、今度は別の若者が、そこにいて取り返してやる!みたい言葉を言って、帽子窃盗犯人を追いかけて行きました。

日本では、問題になりそうなシーンでも、同乗していたフィリピンの人は、まったくの無関心の様子で、わたしはただ一人、その場に取り残されました。

やがて、追いかけて行った若者が帽子を手にして、ニコニコ顔で戻って来ました。
それほど高価な帽子ではなかったのですが、一応のお礼と思い、カルボンマーケット内の少しこぎれいな食堂で、彼にご飯をごちそうしました。

彼とは、わたしがフィリピンの語学学校で覚えたばかりの英語でも会話ができましたし、わたしにとっても大変、愉快な時間を過ごすことができました。

2時間ほど話していると、彼の話の脈絡がおかしくなり、彼は帽子を奪った若者と通じていると確信できるようになりました。

つまり、マッチポンプ型置き引きです。一人が持ち物を奪い、もう一人がそれを取り返すことで食事にありつくという昔からある古典的な軽犯罪です。

そのことを確かめることはしませんでした。

彼にごちそうした食事は日本円で1000円程度ですし、わたしにとって、現地の人とこういう形で出会ったことの幸福のほうを考えました。

彼との2時間は、語学学校とはまるで違う、かなり濃密な時間でした。要するに、望んでもなかなか体験できないことでした。最後の最後、友達と何か食べてと、500ペソを渡したら満面の笑顔で「サンキュ」と応えてくれました。

結論ですが、カルボンマーケットもジプニーという乗り物もそれほど危険ではないということです。
マーケット内の食べ物はとてもおいしかったし、ジプニーにしても、リアルなお芝居を見せてもらうことができました。

今も、あの二人はわたしがあげた500ペソでどんな話をしながら食事をしたのだろうと思うと懐かしくなります。

おそらく、被害者なのにお金までくれたおバカな日本人のことを笑っていたことでしょう。でも、それでいいと思います。旅は、ドラマトゥルギーにあふれていたほうが面白いからです。

もし、みなさんがセブ島を訪れたら、絶対にジプニーに乗ってカルボンマーケットにお出かけください。フィリピンという国がとても愛せる国であることが実感できるはずです。

ただし、帽子は奪われないように気をつけましょう。

——————–
*なお、カルボンマーケットはダウンタウンエリアにあり、盗難被害などの多い場所でもあります。現地に行かれる場合は十分ご注意をお願いします。参照記事:フィリピン・セブ島留学は本当に安全なのか?市内とマクタンの治安

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

当サイトに不定期で寄稿しているゲストライターさんの記事です。

様々な職業や経験を持ち合わせた方から寄稿頂いているので、ぜひチェックしてみてください。

2 コメント

  1. このブログの想定読者層は留学生や留学を考えている人たちだと思われますが
    少なくとも掲載媒体側での注意喚起くらいは付記すべき。
    犯罪に巻き込まれる事を推奨、吹聴しているかのような内容でお世辞にも褒められたものでは無いし、
    現地に馴れる時間などあろうはずも無い留学生が行くべき場所では無い事を述べる必要性があるのでは?
    記事には管理者も目を通していると思われますが内容にも一定の節度が求められると思います

    (2)
    • 匿名様
      こちらの件、確かにおっしゃられる通り、注意喚起は記載した方が良いと思いましたので追記しました。
      アドバイスありがとうございます。
      記事内容自体は特に問題はないと判断しましたので、引き続き掲載したいと思います。

      (0)

Comments are closed.