誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア

DAREDEMO HEROは、セブ島で貧困層への教育支援を行っているボランティア団体です。毎回こちらで、私たちの活動を少しずつ紹介させていただいています。

今回は、年末年始に行った『クリスマス特別ボランティア」と『お正月特別ボランティア』の様子をご報告いたします。

クリスマス特別ボランティア

フィリピン人にとって「クリスマス」は、1年のうち1番大切な日です。そのため、September(9月)のように「ber」の付く時期は、「クリスマス準備期間」とされており、年の半分がクリスマスと言っても過言ではありません。

12月に入ると、「クリスマス買い出し」のため、街中が大渋滞し、ショッピングモールからタクシーに乗るために、1時間以上待つこともよくあります。

しかし、そんな大切な日を祝うことすらできない最貧困層家庭が、ここフィリピンにはたくさんあります。そこで私たちは毎年12月24日・25日に「クリスマス特別ボランティア」を開催し、最貧困家庭に美味しいクリスマスミールと日用品や古着をプレゼントしています。

クリスマス特別ボランティア1日目:12月24日

今年も、この企画に賛同していただいたボランティアの方々にご参加いただき、1日目は翌日のための準備(引換券配り・プレゼントの包装)を行いました。

クリスマスはフィリピン人は、誰も働きたくありません。

つまり、移動手段を確保するのが大変なのです。車の手配だけでなく、ドライバーの確保が大変なのです。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア

そこで今回はなんとセブ島留学で大人気のQQ ENGLISH代表、藤岡頼光様の計らいで、特製ジプニーを利用させていただくことが出来ました。

引換券の配布では、孤児院のシスターに各家庭を案内してもらいながら、本当に支援を必要としている家庭に一枚一枚配布しました。

貧困と聞くとお金やものの不足と考えがちですが、貧困家庭においては「情報」の不足も大きな問題です。

携帯電話がなかったり、周囲との交流がなかったりで、大切な情報を得ることが出来ず、もらえるはずの支援等を受け取ることが出来ないことがあるのです。

当団体ではそのようなことがないように、シスターの協力のもと、住宅密集地区の奥の奥まで入り、本当に支援を必要としている家庭に引換券を配布しました。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア
引換券を配らずに食事やプレゼントの配布を行うと、準備した以上の人が押し寄せてしまったり、本来支援を必要としない人に配布してしまったり、時には同じ人が何度も取りにきてしまったりと、トラブルが発生します。

DAREDEMO HEROの理念でもある【最も必要な場所に、必要なものを、一番いい形で届ける】ためには、地元の人々の協力が必要です。

シスターは、この地区の問題を全て把握しており、さらに地元住民から絶大なる信頼と尊敬を集めています。他の地区で活動する際にも、必ず「バランガイキャプテン(自治会長)」との連携を欠かしません。

こうして私たちは「一方的な押し付けの支援」にならないよう、常に地元の人々の声に耳を傾け、支援活動を行っています。

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1日目のもうひとつの大きな仕事が、プレゼントの準備です。このプレゼントも、シスターの協力のもと、貧困家庭で今一番必要としているものを調査した上で選んだ【スペシャルセット】です。更に、子供たちのためにも【スペシャル学習セット】を準備しました。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア

子供たちも一緒にお手伝いをしてくれ、作業はスムーズに行うことが出来ました。

クリスマス特別ボランティア2日目:12月25日

2日目は、「150世帯分の食事作り」「子供たちとの交流」、「食事とプレゼントの配布」と盛りだくさんのスケジュールでした。150世帯分の食事は、盛り付けをするだけでも大変な作業でした。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア
しかし、マザーテレサ孤児院のスタッフさんに朝5時からお手伝いいただいたり、参加者の皆さんにもお手伝い頂き、超豪華なクリスマス・スペシャルお弁当を作ることが出来ました。

子供たちとの交流では、日本とフィリピンの伝統的な遊びを行い、文化交流を図りました。今回は、日本とフィリピンでどちらも棒を使って行うゲームを行いました。

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日本の「スイカ割り」に加え、フィリピンの「パルセボ」という、たくさんのキャンディーをつめた陶器を割るゲームでは、歓声と悲鳴がまじりあい、大盛り上がりでした。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア

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そして、いよいよプレゼントの配布です。前日に引換券を受け取った人々は、何時間も前から外で列を作って待っていてくれました。

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ひと家族ずつ中に案内し、両手で持ちきれないほどのプレゼントを渡すと、みんな満面の笑みで「Thank you ! Mary Christmas!」と声をかけてくれました。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア
日本では、クリスマスというと「プレゼントは何がもらえるか」「どんな豪華なディナーが食べられるか」などと、意識が自分に向きがちです。

しかし、本来キリスト教の教えでは、クリスマスは「与えることの喜び」を認識するための日とされています。「与えることの喜び」と言葉で言われても、なかなか理解することは難しいと思います。

しかし、今回ツアーにご参加いただいたボランティアの皆さんは、それを体感していただくことが出来たと思います。

自分たちが汗を流して準備したものに対して、笑顔で「Thank you!」と言われた時、お金では買えない、目には見えない「最高のプレゼント」をもらうことができました。

そんな参加者の中に、今回はなんと!俺セブ管理人の斉藤淳様と、QQ ENGLISH代表の藤岡頼光様にもご参加いただきました。お二人とも、他のボランティアさんに交じって作業のお手伝いをしていただきました。ご参加ありがとうございました。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア

お正月特別ボランティア

DAREDEMO HEROは、お正月も休みません!!

フィリピンのお正月は、とにかくにぎやかです。大晦日、日本ではゆく年くる年が、厳かに除夜の鐘の音を放送している頃、フィリピンでは大量の花火と爆竹とブブカ(ブーブーなる笛のようなもの)の騒音がとどろいています。

騒音が悪霊を振り払うと信じているフィリピン人は、とにかく音を鳴らしまくります。そして、12時を回ることには、花火と爆竹の煙で街中が真っ白になります。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア

そして大騒ぎの後に残されるのは大量のゴミです。普段からゴミだらけの街中に、さらにゴミが捨てられ、まさにゴミの山と化します。

そこで私たちは、『お正月クリーンアップ作戦』と日本の古き良きお正月を紹介する『お正月特別ボランティア』を企画しました。

今回の実施地区はDAREDEMO HEROの支援する奨学生の住む貧困地区です。
フィリピンではビニール袋を多用します。お水を飲むにも、おかずを買うにも、ご飯を食べるときの手袋代わりにも、いつもビニール袋が使われ、そして街中に捨てられます。

水を通さないビニール袋は、大雨時の冠水の原因にもなり、ボウフラを発生させ「デング熱」などの感染症の原因を作ります。更に、火災の多いこの地区では、ゴミに火が燃え移り、被害を拡大させる危険性もあります。

今回の「お正月特別ボランティア」が、この地区が少しでも安全できれいな場所になるための、ファーストアクションになることを願い、当日を迎えることになりました。

お正月特別ボランティア1日目:1月2日

今回はボランティアさん、DAREDEMO HEROが支援する奨学生(DAREDEMO KIDS)、自治体の消防団のような組織(ファイヤーボランティア)でタックを組み、クリーンアップを行いました。

ただゴミを拾うだけでは、楽しくありません。競争とゲームの大好きなフィリピン人が、楽しみながらクリーンアップができるよう、ボランティアさんと一緒に考えた「DAREDEMO ゴミ拾いゲーム」を行いました。

まずは、子供たちにも分かるように、ボランティアの皆さんから、ゲームのルールをご説明いただきました。燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミの分類を、絵を使って説明いただき、子供たちも楽しく学ぶことが出来ました。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア
その後、3つのチームに分かれてゴミ拾いに出かけました。それぞれのチームに、日本人ボランティア、DAREDEMO KIDS、ファイヤーボランティアのメンバーが振り分けられ、文化や言語が違う中でも、チームワークが生まれ、楽しくゴミ拾いをすることが出来ました。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア
既定の1時間、バランガイ消防団を筆頭に、普段日本人が入ることのできないディープな地域に足を踏み入れ、人々の生活に触れながら、ゴミ拾いを行いました。

そんな活動の中で嬉しいハプニングがありました。日本人や、小さな子供たちがゴミ拾いをする姿を見て、地元の人々が、率先して私たちの活動に参加してくれたのです!

本来、自分たちの地区は自分たちで綺麗にしなければいけません。私たち日本人が「掃除をしなさい」と言葉で伝えたところで、人々の心を動かすことは出来ません。

今回、自分たちがまず行動で示すことによって、地元の人々が率先してクリーンアップに参加してくれたことは、私たちにとっても大きな収穫でした。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア
そして1時間が経過し、集計の時間になりました。それぞれのチームが大量のゴミを持ち帰り、測量を行いました。

今回燃えるゴミ、燃えないゴミは重さのまま、資源ゴミに関しては、重さの3倍をポイントとして換算する決まりでした。各チーム、大盛り上がりの中測量が行われ、優勝チームが決定しました。

優勝チームには、ささやかながら商品が授与され、大人も子供も大満足な「クリーンアップ」になりました。
誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア

お正月特別ボランティア2日目:1月3日

お正月特別ボランティア2日目は、日本のお正月を子供たちに伝える企画でした。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア

1日目にそれぞれ準備した福笑い・書初め・けん玉・駒を紹介し、地元の子供たちに日本のお正月を体験してもらいました。

なかでも一番盛り上がったので、書初めコンテストです。「夢」「志」という難しい漢字を、見よう見まねでそれぞれ書き上げました。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア

はじめは難しすぎるのではないかと懸念しましたが、さすが子供たちの柔軟な視点で、見事な「夢」「志」がたくさん出来上がりました。

最後に、参加してくれたファイヤーボランティアの皆さん、子供たちと一緒に、フィリピン流の会食スタイル「ブードルファイト」で昼食を食べ、今回の特別ボランティアは幕を閉じました。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア
「BOODLE FIGHT(ブードルファイト)」とは、フィリピンの陸軍士官学校で始まった軍隊方式の食事スタイルです。一般的には、長いバナナの葉にライスとおかずを載せて皆で集るようにして手で食事をとります。

フィリピンでは手で食事するのも文化の一つです。セブ島にそのブードルファイトが楽しめるレストランがあります。(参照:CaptainA’s | フィリピン軍隊式食事「Boodle Fight」が楽しめるセブ市内にあるレストラン

番外編

今回2つの特別ボランティアを行うために、日本からご支援いただいたたくさんの物資、そしてボランティアさんの参加費で購入した、たくさんのプレゼントや食材が使われました。

私たちは今回のような特別ボランティアにDAREDEMO HEROご支援者様のご寄付は一切使用いたしません。

限られた予算の中で、少しでも地域の人々に喜んでもらえる活動をするために、ご訪問者様がお持ちいただいた古着や、日本から送られてくる物資のなかで、DAREDEMO KIDSに配りきれないもの、サイズの合わないものを、このような特別支援に使わせていただいております。

食材やプレゼントは、参加者様の参加費から購入させていただいております。150世帯分のお弁当を作るための食材や、「スペシャルセット」のための物資は、想像をはるかに超える量です。

今回もフィリピン人スタッフやインターン生が、少しでも安いものを購入するために、スーパーや市場を何店舗もまわって買いそろえてくれました。

誰でもヒーロー、クリスマス&お正月特別ボランティア
私たちの活動ひとつひとつが、当日のボランティアさんや参加者様だけでなく、多くの方々のご協力のもと、実施できていることを改めて実感しました。
 

当団体ではセブ島にご留学されている学生の皆さんが、英語以外にも人生で大切な経験やスキルを手に入れるためのお手伝いができればと思っています。

通常の教育支援に加え、天災に対する緊急支援や、今回のような特別支援は、私たちにとっても現地の真のニーズを理解し、表面化されない問題に触れる大切な機会だと感じています。

私たちの小さな小さなアクションが、何かを変えるきっかけになってくれればと考えています。
今回私たちの活動にご賛同の上、ご参加いただきましたボランティアの皆さんに、心より感謝申し上げます。

スタディーツアーのお申込はこちら
http://daredemohero.com/study/

ご支援方法の詳細は、こちらをご覧ください。
http://daredemohero.com/support/

今後も私たちの活動を少しずつご紹介させていただきます。引き続きよろしくお願いいたします。

DAREDEMO HEROスタッフ JUNKO

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

セブ島のNGOボランティア団体

<DAREDEMO HERO代表 HIRO>
大手予備校の人気講師時代にセブ島に足を運んだ事がきっかけで、セブ島と関わりを持つようになる。
2013年に「国際協力ボランティア団体DAREDEMO HERO」を立ち上げ、「貧困層からリーダーを輩出する事でこの国を変える」事を目指すと同時に、「夢を持つこと、夢に向かって突き進むことの素晴らしさ」を教えています。

貧困問題の解決法を発見しました!!

<DAREDEMO HEROスタッフ JUNKO>
レイテ島支援をきっかけにDAREDEMO HEROと出逢い、1年前にセブに移住。
貧困問題の解決と、被災地支援に取り組んでいます。日本の方々に、セブの素晴らしさ、フィリピン人の優しさを伝えていきたいです。

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