カナダ留学に失敗した私に足りなかった5つのこと

初めまして!ななほと申します。

2013年にネクシードという語学学校の立ち上げに加わり、2年半ほどマネージャーとして勤務していました。2015年10月に退職後、現在は世界各国を旅して回っています。

今回は、私が過去にカナダ留学を失敗した経験についてお話します。カナダ・フィリピンに限らず、これから留学を考える方や留学中の方のご参考になれば幸いです。

カナダ留学をしたのに英語が伸びなかった

カナダ留学に失敗した私に足りなかった5つのこと
簡単に自己紹介をすると、私は大学時代に2回の短期留学(カナダ・韓国)をしています。卒業後、アメリカのサンフランシスコでのインターンシップを経て、フィリピン・セブ島で語学学校の立ち上げに来ました。

現在の英語レベルについて言うと、フィリピンの人と同じスピードとレベル感で議論をすることはできます。アメリカやネイティブ圏では社内コミュニケーションこそ何とか大丈夫なものの、クライアント対応は厳しいです。特にサンフランシスコにいた頃は、英語が原因で人に迷惑をかけたり悔しい思いをすることも多々ありました。

TOEICで言うと5年前の留学時でも900点はありましたが、映画は字幕なしだと正直60%くらいしか分かりません。私の相方がフィリピン人なこともあり、普段からある程度英語を使う環境にはあります。ただし、私も相手も正確な英語ではありません。

ある程度英語に困らなくなってきたなと感じ始めたのは、実はカナダ留学よりずっと後のこと。

私の2カ月のカナダ留学は、本当に楽しかったです。楽しかったのですが、英語の伸び面では「失敗した」と言わざるを得ませんでした。留学前と大して英語力が変わらなかったのです。
2ヶ月の留学に100万円以上のお金がかかっていることを考えると、本当に勿体無いことをしたなと思っています。

当時の私にいったい何が足りなかったのか。特に足りなかったと感じることを5つにまとめました。

1.練習量が足りなかった

カナダ留学に失敗した私に足りなかった5つのこと
元も子もない話ですが、成果を望む割に練習が足りなかったと思います。特に話す練習がカナダに行っても極端に欠けていました。

日本人はよく「10年も英語を勉強しているのに全然英語を話せない」と言われます。しかし、私がいた学校では週に3時間程度しか英語の授業がありませんでした。ご存知の通り、習うのは読み書き、たまにリスニング。教えるのはもちろん日本人で、正直英語が上手な先生はほとんどいませんでした。

10年の読み書きの練習の成果もあってか、カナダの語学学校に行っても「Reading/Grammar/Writing」あたりの授業はこなせます。むしろ簡単に感じます。他の国の人が話しているのを聞いて「その英語、文法間違ってるよ」と気付くことくらいはできます。

ただ、頭で分かっているのと、使える状態にするのは全くの別物。分かる単語から推測して何となく話の内容を把握するのと、きちんと言葉単位で理解しているのと、理解した内容を自分の言葉にして言うのとでは、それぞれ難しさが全く違います。

たとえ頑張ったからとはいえ、たった2カ月でネイティブのようにペラペラになるのはほぼ不可能。「話す」能力は、色んなシチュエーションに出会って、新しい表現に出くわして、言い間違えて、何度も何度も話してみて、徐々に向上していくのだと思います。

その割に私がやっていたことは、カナダにいても既に自分の知っている表現を繰り返し(便利なのですが)、新たな勉強を怠り……。

「Practice makes perfect」ではないですが、学校での10年間を含め、そもそも練習が圧倒的に足りなかったと感じています。

2.目的が特になかった

カナダ留学に失敗した私に足りなかった5つのこと
当時の私には、びっくりするほど「なぜ英語が話せるようになりたいのか」「どこまで英語を伸ばしたいのか」といった目標・目的がありませんでした。

「英語が話せる」にも様々な段階があります。簡単な挨拶ができても、流暢に話せても、どちらも「英語が話せる」と表現することができます。どのレベルで上手くなりたいのか、具体的に考えておくべきでした。

また、英語が上手くなることで、何をしたいのか。世界中を旅行するのであれば、ブロークンな英語で十分です。海外で仕事をしたいのであれば、行きたい国や職種によって求められる英語レベルは変わります。

※この辺りのお話については、こちらでも記事を書いています。
「海外で働くのに英語がどのくらい必要か」について思うこと(週刊アブローダーズへ)

私の場合「留学をする」という目標に向かって一生懸命バイトをしていたのは良いのですが、その先について特に何も考えず、ただ何となく学校に通っていました。そのため何を重点的に勉強すれば良いのか見えず、勉強するモチベーション自体失っていたのだと思います。

3.チャレンジ精神に欠けていた

カナダ留学に失敗した私に足りなかった5つのこと
先ほど少し話が出ましたが、「新たなことにチャレンジする」という姿勢に欠けていたように思います。

出てくる言葉も自分が既に知っている言葉がメイン。誰かから誘いを受けても、間違えたり恥ずかしい思いをするのを避けて、断ってしまったり、やたら家で日本人の友達とチャットしたり。遊びや旅行、楽しいことには積極的でも、勉強面で伸びようとチャレンジしていませんでした

自分にとって心地良い場所(よくコンフォートゾーンと言われますが)から動かず、その結果伸び幅がかなり狭く終わってしまいました。筋トレやストレッチと同じですね。

その点で言うと、アメリカでインターンシップをしていた時には、痛い思いをすることが多く、その分学びも多かったように感じています。

4.勇気がなかった

カナダ留学に失敗した私に足りなかった5つのこと
良くも悪くも、私は「Noと言えない日本人」でした。特に日本人同士で話す機会があると、完全に日本人モードに入ってしまい、もちろん会話は日本語。

さすがに英語が上達していないと焦りも出てくるので、「英語勉強したいんだけどなあ…….」という気持ち自体はありつつも、周りに流され、嫌だと思うことにしっかりNoと言うことができませんでした

また、ネイティブの友人に対しても萎縮してしまうところがあり、本当は自分の意見を持っていたとしても「自信がないから言わない」ということが多々ありました。

5.当事者意識に欠けていた

カナダ留学に失敗した私に足りなかった5つのこと
当時の私は、英語が伸びない・出来ない理由を常に外に向けていたように思います。

確かに、学校に対して思うところもありました。話す練習がしたかったのに、リーディングやライティングの時間(知っている内容)が多く、リスニングの授業はオーディオを流して丸付け。スピーキングの授業も、クラスメイトと間違った英語をお互いぶつけ合うスタイルに効率の悪さを感じていました。

ただ、同じ環境に置かれていても、私と違って伸びている人は伸びていました。彼らは自ら情報を集め、ネイティブの環境に溶け込む努力をし、人よりも勉強し、人よりも話していました。

与えられた同じ時間と環境でも、結果を残す人と残せない人がいる。私が結果を残せなかったのは、できない理由を何か他の人や物事のせいにして、自分で自分のことの責任を取る意識に欠けていたことも関係していると思います。

語学学校はあくまで場。もちろんその場が良いかどうかは非常に大切ではありますが、受動的な人より、「結局は自分次第」という意識を持っている人の方が伸びているように感じます。

人の失敗を知って、自分の留学に活かす

失敗は誰にでもありますし、失敗から学べることもたくさんあります。ただ、せっかくお金と時間を費やして留学するのであれば、なるべく無駄な失敗は避けたいですよね。そのためにも、他の人の失敗談を知って、自分が同じ失敗をしないように対策を練っておいた方が良いと思います。

私の場合はカナダ短期留学でしたが、フィリピン留学でも共通することはあるのではないでしょうか。私はこれまで運営側に長く関わっていましたが、私自身も失敗経験があるからこそ、生徒さんには有意義な時間を過ごしてほしいと思っていました。

フィリピン留学は、ネイティブレベルを目指す場ではありません。英語を話すことに慣れるのに適した場所だと思っています。何の目的で英語を勉強していて、フィリピン留学に何を求めているのか、今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。

みなさんが「留学上手く行った」と思えることを心から願っています!

※本記事は私がネクシードで働いていた頃に、生徒さん向けのワークショップ「5 Reasons Why I Failed in Learning English(私が英語学習に失敗した5つの理由)」でお伝えしていた内容を基にしています。

ネクシードには台湾人の生徒さんもいらっしゃるため、元の動画スクリプト・ワークショップ自体は全て英語ですが、ここでは内容を簡単に日本語でまとめてあります。

興味のある方は、英語スクリプトも覗いてみていただけると嬉しいです:)

西山 七穂

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

セブ島留学ネクシード元マネージャー

香川県出身、東京大学法学部卒。サンフランシスコのbtraxでのインターンシップ後、フィリピン・セブ島の語学学校「NexSeed(ネクシード)」の立ち上げに参画し、2年半マネージャーとして勤務。

週末はNPOセブンスピリットのボランティアとして、2年間フィリピンの子どもたちに社交ダンスを教えていた。現在はライター・編集者として活動しつつ、世界各国を旅して回っている。

Twitter: @sanuco_74
ブログ:http://nanaho.me/

1コメント

  1. 初めまして、
    とても参考になる記事をありがとうございます。
    私自身は2012年に3ヶ月間語学留学をセブで体験しました。
    3ヶ月で大きく語学力を上げることはできませんでしたが度胸だけは付けその後東南アジアで3年間働き、実戦で英語力を磨いてきました。(語学力はまだまだですが、、、)
    今は少しだけアメリカに行き〚アメリカ英語が理解できないため(東南アジア英語と大きく違う)〛、その後セブ島でビジネスをしようと考えています。
    ナナホさんの生き方に自由さや伸び伸びさを感じとても共感できます。
    頑張ってください。
    私もこれから頑張ってみます。
    ありがとうございました。

    (1)

この記事、あなたはどう思いましたか?ぜひご感想をください。