フィリピンセブ島の語学学校「CIPLS」への留学体験談

フィリピンセブ島の語学学校「CPILS」への留学体験談

・お名前(はるらん)
・ご年齢(36歳)
・ご職業 事務職
・通われた語学学校 フィリピンのセブ島にあるCPILS
・留学滞在期間 2010年6月~9月

1,なぜその学校を選んだのですか?

30歳くらいの頃、当時やっていた仕事を辞めようかと思っていたときに一念発起して英語の語学留学でもしてみようかと思い立ちました。

資金に限りがあったので、費用をできるだけ抑えつつ勉強できる方法はないかな…と、本やネットで色々調べてみたところ、フィリピンという国はアジア圏ですが実は英語が公用語になっていて、英語の語学学校も豊富で、さらに物価も安く留学費用も安価だったこともありましたので、フィリピンに留学することに決めました。

また、語学とは関係ないのですが、一度海外のリゾート地にしばらく滞在してみたいと思っていましたので、ビーチリゾートとしても知られていたセブ島の学校を選択しました。

2,フィリピン留学前に準備してきた事は?

留学前の英語学習に関しましては、一番まじめに英語を勉強したのは大学受験の時くらいでその後は随分英語からは遠ざかっていました。

留学しようと思っていた一年前くらいから、留学前にある程度の準備はしておいた方がスムーズに入学できるかなと思いましたので、本屋の語学コーナーに行き、英語の音声が付いている教材をいくつか購入し、通勤時に音楽プレイヤーで聞きながら同時にテキストにも目を通し、意味を忘れてしまった単語・文法語法や知らない単語は電子辞書で調べるなどして留学に備えました。

3,フィリピン留学してみて、準備が足らなかったものは?

スピーキングとリスニングの準備不足は痛感しました。留学する前にある程度は準備したものの、それはやはり受験勉強の延長的なスタイルになってしまっていました。文字を読むリーディングと実用性のあまり感じない細かな文法の確認に終始していて、英語を話す・聞くという肝心の要素がおろそかになっていました。

また、準備しておけばよかったアイテムはボイスレコーダーやネットにつなげられるノートパソコンなどが挙げられます。ただ、学校からタクシーで行ける場所に大きなショッピングモールがあったので、足りないものはほとんど現地で調達可能でした。

そういう意味におきましては、現地では入手困難になりそうなアイテム、例えば日本ならではの食品(即席カップ麺やみそ汁、風邪薬など)こそ持ち込むべきだったと痛感しました。

4,学校の施設はどうでしたか?

自分が通っていたCPILSは元々はハーバービューホテルという宿泊施設だったものを改装して語学学校にした一風変わったものでした。学校の教室と宿泊施設は併設されており、通学時間がほぼ数分なので無駄にならず、授業開始の直前まで寝る事も可能でした。

ただ全体的に施設が老朽化しており、部屋のシャワールームのドアのかぎが壊れていたりもしました。

なんと言ってもアジアの国です。控えめに言っても日本のような清潔な生活環境を期待することは出来ません。自分もある程度覚悟して行きました。例えば、トイレで使用する紙はそのまま水に流すことはできません。

トイレットペーパーの質が日本のように高くないですし、水圧も不十分だから流れないのです。だからトイレの横には使用済みの紙がゴミ箱にわんさか入っていました。

そういった環境は生理的に無理、もしくは潔癖症の人は率直に言ってフィリピンは不向きなので、割り切って高い費用を払ってイギリスやアメリカ、オーストラリア、カナダなどの英語圏に留学するのが賢明だと思います。

5,授業のカリキュラム内容を教えて下さい。

1コマ80分の授業が午前9時から午後6時の間に6コマ(計480分)こなすという非常にハードなスケジュールでした。ただ週末(金曜の午後から日曜日)は授業がなく、自由時間でした。

1日6コマの内、3コマくらいがフィリピン人の先生とのマンツーマンの授業で、残りの3コマがネイティブ(英語圏出身)の先生との1対4、もしくは1対8のグループクラス授業でした。

グループクラスに関しては生徒が欠席したり、生徒の好みで別のクラスに移ったり、また別のクラスから入ってきたりすることが頻繁に起こるので、生徒の人数と顔ぶれはいつも異なっていました。

6,最もためになった授業と、ためにならなかった授業を教えて下さい。

なんと言ってもマンツーマンの授業がスピーキングとリスニング能力を向上させるには最適だと感じました。レッスンを進行するするうえでの基本となるテキストは用意されていましたが、仮に生徒が特に学習したい分野やテーマ、カテゴリーが有る場合は、先生に要望を出して希望をかなえることができるのもマンツーマンの利点だと思います。

反対に1対8のレッスンにおいてはあまり自由に発言する機会がないので、さほどスピーキングの練習にはならないと感じました。たまに何かのはずみで生徒数が2、3人になるときがあって、そういう時には会話中心の授業に急きょ変更するなどして活用しました。

7,どんな先生が自分に合い、また合いませんでしたか?

宿題を多く出す先生は自分には合いませんでした。自分としては語学学校に通ったのは話す・聞くのスキルを磨きたかったので、あまりライティングに時間を取られるのは正直嫌でした。なにせ一日の授業の総時間は480分です。授業が終わった後ぐらいはゆっくり体と脳を休め、翌日に備えることも肝心だと思います。

7,食事内容はいかがでしたか?

宿泊棟で一日3食、ビュッフェ形式で提供してもらえたので、好き嫌いで選択可能でした。学校が韓国資本ということもあって、食事の献立に関しては現地のフィリピン人が日常的に食べているものというよりは、むしろ韓国人の口に合うような食材と味付けになるよう配慮されていました。

という事は日本人の口にも大体合うということですね。さすが韓国資本だなぁと感じたのは3食すべてに必ずキムチが付いてくる!やはりキムチは欠かせないようですね。パン食はほとんどなく、ごはんがメインだったように記憶しています。

また私見ではありますが、フィリピンのような南国の暑い所では、鶏肉が非常に美味しく感じます。自分が鶏肉好きというのもありますが、何気なく出された鶏のから揚げが相当美味しくて驚きました。

たまには学食とは違うものを食べたくなったときや、日本食が恋しくなったときにはみんなでタクシーに乗り込みショッピングモールに繰り出して食事することもありました。

校内では飲酒は禁止されていましたが、学校を出てしまえば全くの自由。学校の目の前にこれみよがしに居酒屋のようなお店もあり、お酒を我慢する必要もありませんでした。毎週末ナイトクラブに繰り出し、酒の強い韓国人のクラスメイトやキュートなフィリピーナと朝まで酒を酌み交わしたのも今ではいい思い出です。

8,インターネットの環境はどうでしたか?

もちろん最近はもう改善されているとは思われますが、当時は快適とは程遠かったです。学校ではフリーに使えるパソコンが20台ほど提供されていましたが、常にネットが重たく感じました。Wi-Fiもやっと整備された段階だったので、ほとんど使いモノになりませんでした。

9,その学校の最大のメリットと最大のデメリットを教えて下さい。

メリットとしては、自分の意気込み次第では本当に語学能力を上達させることが可能です。学内は基本的に英語しか使ってはいけませんし、授業の分量も十分で、やる気さえあれば放課後の追加授業に参加することも可能でした。

デメリットは、ネイティブ(イギリスやアメリカの英語圏出身)の先生の絶対数が少ないという点です。フィリピン人の先生も意欲的でいい先生が多いのですが、俗に言われるように、やはり発音に独特のクセがありました。

10,ずばり、この学校での留学を成功させるコツとは?

日本人とつるみ過ぎない事です。全く関わってはいけないとは思いませんが、語学留学の第一の目標は、やはり語学スキルの上達であって、友達を増やすことではありません。

学校のルールとして、校内で使用可能なのはすべて英語という厳しいルールがありましたが、日本人とばかりつるんでいるとやはりそのルールが守りにくくなります。なぜかというと、日本人同士でつたない英語で話すというのが恥ずかしく感じてしまい、段々と日本語でコミュニケーションを取り始めてしまうからです。

11,何か他に留学エピソードや、今後の留学生のためにお伝えしたいことがあればお願いします。

最近は日韓関係の悪化や慰安婦問題、歴史問題のニュースなども多く、反日、嫌韓などという言葉もメディアやネットなどでも数多く見かけます。

そんな折に韓国資本の語学学校に行くなんて心象的に嫌だとか、韓国人だらけの学校に日本人が入っていったら、何か嫌な思いをするのではないかと考えてしまって留学に足踏みしている人もいるのではないでしょうか?私自身も留学先を検討していたときにそういった事柄が頭をよぎったのも事実です。

ただ実際に韓国人とクラスメートになり勉強や寝食を共にしたり、小旅行をしたりする中で、日本人だからという理由で嫌な思いをしたことは一度もありませんでした。

自分がお金がない時はしばしばおごってくれたりもしたし、特に年上の人は優しく接してくれました。

もちろん国家単位、特に政治的な側面で言えば日韓関係はうまくいってないのかも知れません。ただ、その悪い関係がそのまま個々人の人間関係にそのまま当てはまるかといえば、そんなことはないのではないかと思います。

ネットニュースや各メディアで韓国の印象を悪くするニュースやヘイトスピーチ、罵詈雑言を見聞きするたび、自分の当時の留学時の実体験を照らしあわせて違和感、ズレのようなものを感じます。

私は本当かウソかわからないような噂やネットニュースを鵜呑みにし、真偽を確かめもせず盲目的に韓国や朝鮮人を嫌悪する状態に陥ってしまっている方たちにこそ、このCPILSへの留学をおすすめしたいです。

自分の肌で体感し、そして自分の気持ちを伝えるため、そして相手の気持ちを知るために語学学習に励むべきだと思います。

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

当サイトに不定期で寄稿しているゲストライターさんの記事です。

様々な職業や経験を持ち合わせた方から寄稿頂いているので、ぜひチェックしてみてください。

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