フィリピン大学ディリマン校
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フィリピン大学ディリマン校への留学体験談

・さしみ
・22歳
・大学生
・フィリピン大学ディリマン校
・2014年8月~2015年6月(10か月)

1,フィリピン大学に留学を決めた経緯

通っている大学のコースで海外留学か海外インターンシップが義務づけられていたので、協定校の中からフィリピン大学に留学先を決めました。フィリピン大学はTOEICやTOEFLなどのスコアによる留学生受け入れの制限が全くないので、英語のレベルに関係なく留学できます。

当初はメキシコに留学したかったのですが、メキシコの協定校は受け入れ学部が理系に限られていたため断念。先生に「フィリピンは英語が通じるしメキシコと雰囲気も似ているかもよ」と勧められ、フィリピンに決めました。
あと、色んな分野の学問が自由に学べるのも魅力!

2,大学での授業内容

私が履修していたのは主に演劇とダンス、他には美術や服飾マネジメントの授業です。演劇が一番印象的で、色んなワークショップをやったり、ペアで台本をもとに短い劇を何本かやったり。最後にはクラス全体でひとつのお芝居をショーとして観客に披露しました。

現地の正規生たちと同じクラスに外国人は一人だけでした。課題は基本的にたくさんあります。私の場合はチームを組んだ人たちと待ち合わせして演劇の練習をしたりする時間外活動が多かったです。

フィリピン人は時間にルーズなので、課題活動となると全員集まるのは予定から3時間はズレ込むと思っといたほうがいいです。連絡なしのドタキャンも大いにあり得ます。先生が授業をドタキャンすることも珍しくなく、「先生が30分以内に教室に来なければその時間は休講」なんてルールがあるくらいです。

授業は基本的には英語で開講ということになっていますが、少し経つとみんな英語でしゃべるのを忘れてタガログ語で話し始めます。悪気はない(と思う)ので、積極的に「何の話~?」と輪に入っていけば英語で話してくれます。

3,日本の大学との違いやフィリピン大学生のレベル

フィリピン大学は日本でいう東大!フィリピン大学と言って知らないフィリピン人はいません。
学部もたくさんあるので、真面目な座学から専門学校でやるようなことまでなんでも学べちゃいます。演劇やダンスの授業はテストじゃなく作品を発表するのですが、その発表がとても大規模。保護者や他の生徒たちがお客さんになって、本格的な機材や照明なんかを使って盛大に発表をやります。

とにかくすべての学部が本格的に専門的ですごいです。授業中も発言やグループワークが多かったり、授業なのに先生のトークで生徒が大爆笑、なんてことも日常的に起こります。

あとデモ活動やイベントが多いのもフィリピン大学の特徴の一つ。ゲイの権利主張から大学の設備充実まで色んなことでデモパレードが起きます。そういう活動に熱心な教授だと、参加が義務づけられたり、授業を休みにしたりする人もいます。

違いといえば、課題の期限が曖昧だったりそもそも課題が何なのか理解してない生徒がいたりするところです。クラスメイトに課題の期限を聞いても「わかんないけど今日までじゃない?私やってないけど」みたいな。

結局その日は提出を求められることなく終了…なんてことも。でも基本的に授業のレベルは高いしみんなやるときはやる人たちです。

4,留学して得られた事、どのようなメリットがあるか

やっぱり英語は以前より話せるようになったと思います。でも、どんな人と一緒にいるか、どういう人とどういう関わり方をどれくらいするかによって言語の成長は大きく違ってくると思います。

次に「たくましさ」が身に着いたこと。フィリピン人は適当で、100頼んでも50もやってくれません。なので遠慮しないで何度も何度も念を押したり、自分の意見をどんどん主張したりすることができるようになりました。逆を言うとフィリピン人が適当すぎるってことがデメリットなのですが…逆手に取ると自分の成長に繋がります。

あと、やっぱり安い!それなりにリスクはありますが、手軽に留学するには良いと思います。あと細かいですが、アパートに住むなら手頃な値段で小綺麗なプールつきアパートに住めたりもします。

5,生活環境について

マニラは街に出ると、どこへ行ってもとにかく臭いです。排気ガス、ストリートで暮らしてる方々の排泄物、魚屋や肉屋の生臭い臭い…特に排気ガスは具合悪くなるし、どこへ行っても逃れられません。渋滞もすごくて、30分で着くところを2時間車に乗ってなきゃいけない、なんてことも…。

お金について。私の場合はビザの手続きや寮費なんかを除けば生活費は月4万で、旅行なんかも結構できました。でもひとつ注意してほしいのは、今考えれば、もうちょっと食にお金をかけたほうが良かったかなということです。

安く済ませようと思えばいくらでも安く済みますが、やっぱり衛生面は安ければ安いだけお粗末なので…私は食事が原因でバクテリアに寄生されて入院しました;;月5万あれば安心です!

治安について。危ないといわれる場所に一人や少人数で行かなければ、または夜に行かなければ、何も危険なく楽しく過ごせると思います。

スリが多いので、ポケットにものを入れないのはもちろん、カバンも自分の胸や腹の前に掛けるといいです。きちんとガードしてれば大丈夫です。私は滞在していた10ヵ月間で一度も何も盗まれませんでした。一度変質者に出くわしたことと、シンナーを吸った運転手のタクシーに乗ってしまったことがありましたが、実害はありませんでした。

危ないイメージの国ですが、気をつけていれば意外と大丈夫です。道端でストリートキッズにお金をせがまれることは本当に日常茶飯事ですが、基本的にそういう人たちは無害です。

フィリピン大学は構内にもたくさんそういう方々がいらっしゃいます。どう対応するかは、あなたの判断次第ですが…。

6,これから留学を検討している方へのアドバイス

フィリピンで最も私が感じたことは、自分たちの誇り、ナショナリズムをまだちゃんと持てていないな~ということです。

日本人だというだけですごくモテたり、優しくされたり、はたまたぼったくられたり。これは全部、「日本人(欧米人はもちろん、日本人や韓国人もとても人気)=自分たちより上」と無意識に彼らが思っているからだと思います。

全体的に「外国大好き!」という印象を受けます。でも中には、「英語を話すことはフィリピンの魂を売ることだ!白人は醜い!」なんて言う過激派な愛国者もいます。

どちらにしても、なんだか、きちんと自分たちの国ならではの良さを感じられていないというか、気づいてないというか…両極端でバランスがとれていないという印象をもちました。(コロニアル・メンタリティと言って、フィリピンではある程度認知された概念です)

これはフィリピンに行ってみないと全く分からなかったことです。私は座学の授業で学問を究めたというよりも、日々の生活の中で色んなことを吸収していました。

そういう意味でフィリピン留学はとても有意義でした。英語は確かに伸びると思いますが、フィリピンや他のどの国でも学べることは(当たり前ですが)語学だけではありません。

フィリピンで知り合った日本人の中には「勉強しに来たのだから、遊びに行ったり日本人と関わったりはしない」という人もいました。

個人的には、これってすごくもったいないことだと思います。せっかく外国にいるんですからあまり授業や課題のことで思い悩んだりせず、安全と健康だけはしっかり確保しつつ、色んな事を楽しむことに専念してほしいです。

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

当サイトに不定期で寄稿しているゲストライターさんの記事です。

様々な職業や経験を持ち合わせた方から寄稿頂いているので、ぜひチェックしてみてください。

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