フィリピン留学が欧米留学に勝てるポイント!就活時、企業に何をアピールすれば良いのか?

海外でのインターンシップやボランティア、アルバイトはまさに企業にアピールするネタになります。

ところが、拙著「留学帰国者の就活」(本の泉社)でも紹介しているように、面接の場でインターンシップやボランティア活動をアピールしたところ、面接官から

「それがどうしたの?」

とそっけない言葉を投げかけられてしまい、せっかくの苦労体験が全く評価してもらえないのかと思い、急にモチベーションが下がり、そのあとの面接がメタメタになってしまった、という留学生がいました。

なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか?

その理由は留学生がアピールした内容が「ただインターンシップやボランティアに参加しました。」という話だけで終わってしまっているからです。

結論からいうと、企業からすれば、インターンシップであれ、ボランティアであれ参加してきたことの話を聞きたいわけではないのです。どんな活動でもいいのです。

その活動の中からその留学生は「どんなことにチャレンジし、そこから何を学び、どんな力を身に付け、それを当社にどう生かしてくれるのか」を聞きたいのです。

現地のどんなコミュニティに参加するにしても、多少の困難を伴うことはあるでしょうが、ただ漠然と受け身の姿勢で参加はできますよね。企業はそのような活動はあまり評価対象にしない傾向があります。

その留学生が行った活動の中で、受け身の姿勢ではなく、自分から積極的に動き、時に周囲に働きかけ、物事を実行して来た人に関心を寄せます。

要するに言われたことしかできない人ではなく、自分で物事を考え判断し、果敢に挑戦できる人に興味を持つのです。

これに関連することなのですが、しばしば留学中の方からこのような相談が寄せられます。

「今、ボランティアにしようか、インターンシップにしようか迷っています。どちらをやったほうが帰国後の就活に有利になるでしょうか?」といった相談です。

これまでの内容をお読みいただければ、もう答えは分かりますよね。

そうです。正解はどちらでもいいのです。インターンシップであろうがボランティアであろうが、どちらでもいい。どちらかに参加したこと以上に「活動中にどんなことをやってきた人なのか」が一番のポイントになるということです。

以前にこんな相談が寄せられました。

「インターンシップが開始してから1か月ほど経過します。ただいつまで経っても補助的な仕事しかやらせてくれません。たとえば、コピー取りや書類整理などです。海外で仕事をしたといっても、こんな仕事をいくらやったところで帰国後の就活で評価されるとは思えません。こんな状況はずっと続くと思いますので、やはりこのインターンシップや辞めたほうがいいのでしょうか?」

と。

私は次のように答えました。

「せっかく入れたそのインターン先を変える必要はありませんよ。ただ、●●さんの仕事に対する姿勢は変えたほうがいいです。

どのように変えるかというと、上司に与えられた仕事以上のパフォーマンスを出した上で『こんな仕事をやらせてください』と直談判してみるのです。たとえば、二日でやれと言われた仕事であれば、一日で仕上げて、自分から次の仕事をくださいと直談判する。次に来た仕事が3日でやれと言われたら半分の一日半で仕上げて、『次の仕事をください、できれば、~の仕事をやらせてください』と上司に進言してみる。

ポイントは、与えられた仕事を以上のパフォーマンスを出した上で自分のやりたい仕事を直談判することです。」

もちろん、直談判したからといってすぐに自分がやりたい仕事をやらせてくれないこともあるでしょう。むしろそれが当たりまえだと思ってください。しかし、それをめげることなく粘り強く継続してみるのです。上司に指示された以上のパフォーマンスを出し続けるなら、徐々に「コイツはできるなぁ。じゃぁ、違う仕事を依頼してみるか」という気持ちになってきます。そうするとチャンスをくれるようになります。

海外では言われたことしかやらない人にはそれなりの仕事しかさせてもらえないと考えたほうがいいでしょう。だからこそ、自分がやることをやった上で、直談判することがたいへん重要な意味を成すのです。

もしあなたがこのような姿勢で仕事に取組み、自分がやりたい仕事を手繰り寄せることができたとしたら、それは面接で強烈なアピールトークになるはずです。

前述したように、あなたがそのエピソードを話したら、あなたは言われたことをただこなすタイプではなく、自分が主体的に行動できる人、実行できる人、つまり自分から動ける人だと証明したことになるからです。

「最初は補助的な仕事しかさせてもらえませんでしたが、この状況では自分が成長できないと考え、与えられた仕事以上のパフォーマンスを出すことを日々心がけ、上司に信頼頂いた上で、自分がやりたい仕事をやらせてもらえるよう直談判し、最終的には責任ある~の仕事をさせてもらえるようになりました」

といったようなエピソードがあれば、どのような面接官であってもあなたに興味を持ってくれるはずです。

現地インターンシップやボランティアで心がけるべきことは、与えられた以上のパフォーマンスを出した上で、自分がやりたい仕事を直談判してみることです。

これはインターンシップやボランティア以外の活動も一緒です。

自分がいるコミィニティの中で、ただ所属するだけではなく、主体的に行動し、時に周囲を巻き込んだり、働きかけながら物事に積極的に取り組み、周囲に好影響を与えることを意識して行動してみましょう。

その過程の中で、「語学力」「主体性」「働きかけ力」「行動力」「実行力」など様々なヒューマンスキルがおのずと身に付きます。是非頑張ってください。

次回は、「国内328社に聞く、現地でこんなことを体験してきた人を採用したいランキング!」です。お楽しみに!

海外留学キャリアコンサルタント
本橋 幸夫

12回に渡る本橋氏のコラムまとめ

第一回:帰国後の就活でうまくいった海外留学生の知られざる共通点
第二回:企業が海外留学生に何を期待しているか
第三回:海外留学生に対する企業の3つの視点、企業からのイメージ
第四回:社会人の適切な留学期間は存在するのか?
第五回:計画倒れにならない留学プランニング3つのコツ
第六回:フィリピン留学が欧米留学に勝てるポイント!
第七回:現地インターンシップやボランティアで心がけるべき鉄則!
第八回:国内328社に聞く「現地でこんなことを体験してきた人を採用したい」
第九回:海外留学後に就職が決まらない人達の4つの共通点
第十回:帰国後の就活で「こんなはずじゃなかった!」にならないために
第十一回:『隠れた求人の探し方と裏ワザ』
最終回:留学帰国者で就活が上手くいく人、いかない人

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

海外留学キャリアコンサルタント

有限会社あうとりがー代表取締役
●米国 CCE,Inc. 認定 GCDF-Japan キャリアカウンセラー
●国家資格 2級 キャリア・コンサルティング技能士
●総合旅行業務取扱管理者

大学卒業後、ファイナンス会社入社。その後渡米し、帰国後、スイスに本部を持つ、世界最大級の国際教育機関の日本支社に11年間勤務。2003年に独立し、留学コンサルティング会社、有限会社あうとりがーを設立。現在、留学およびキャリアの両面から留学生を支援している。国内初の留学・キャリアコンサルタントとして活動中。

これまで 留学生支援を開始以来、23年間で、のべ10,000 名を超える留学生に接し、留学希望者や留学生帰国者対象に留学・キャリア講演をはじめ、キャリア・コンサルティング・就職支援を行なう。

著書
留学キャリア・コンサルタントが教える留学帰国者の就活』(本の泉社)
海外で英語をモノにする人、できない人』電子書籍(マイナビ)
語学留学指南』(ナカニシヤ出版)
『語学留学を10倍成功させる秘訣』(小冊子)
HP:http://ryugaku-career.com/

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