オーストラリアに看護留学。英語力ゼロの出発から大学編入、現地の看護免許取得まで。

オーストラリアへ留学~看護師免許取得までの過程

0,国と学校名と留学期間

・2000年7月~2001年1月 オーストラリア ビクトリア州 メルボルン ランゲージセンター
・2001年1月~2001年2月 オーストラリア ビクトリア州 RMIT大学付属語学学校
・2001年2月~2001年 12月 RMIT(ロイヤル メルボルン インスティチュード オブ テクノロジー)大学 看護学科 コンバージョンコース

1,海外留学を決めた理由

子供の頃より、オーストラリアに行ってみてコアラを抱っこしたいという夢がありました。
でも実際はそんな余裕のない毎日で、そんなことはすっかり忘れ、看護学校から総合病院に就職をし、毎日ただ業務をこなす日々が続きました。

そんなある日、海外旅行中という外国の方が急病により私の勤務する病棟(急性期の精神科)に入院してこられました。
通じるのは英語のみ。必要ならば通訳の方が日中は付いてくださるけど、夜勤の時は勤務者がどうにかしなければならないという夜勤担当になってしまいました。

病棟備え付けであった病院スタッフのための英会話の本を使いつつ、その日はなんとか対応したのですが、患者さんの不安そうな表情が強く印象に残りました。

その後も、この地域では急性期を担う唯一の精神科ということもあり、いろいろな国の方の入院がありました。
でも、英語がほとんど話せない自分のせいで、治療のために必要な基本的コミュニケーション自体さえなかなか取れない事に苛立ちました。

そんな時、オーストラリアでは精神科看護でも訪問看護での対応をしているということを耳にしました。
実際、精神科訪問看護としてどんなことを行っているのかとても興味が湧き、またいつかは行ってみたい憧れの国だったということもあり、オーストラリア行きを決めました。

2,どのように学校を選んだか

全く英語力がない状態だったので、まずは語学学校で英語力を伸ばしたいと思いました。さらに、以下の条件を考慮しながら学校選びをしました。

1)看護学科への編入を考えていたため、大学編入のためのコースがある大学付属の語学学校。
2)看護学科の卒業とともに、看護師資格を取得できる。
3)看護実習があり、興味がある精神科看護実習もできるところ。

学校を探す上では、一人では情報不足でどうしようもないこともあり留学エージェントさんに手助けしてもらいました。
そこで看護英語を学ぶコースがある語学学校として、メルボルンランゲージセンターを紹介していただきました。

事前の情報収集でも看護編入ができる大学はいくつか候補があったのですが、実際に現地で生活しながら情報を集め、また現地の留学エージェントにも相談しながらRMIT大学に決めました。

3,実際、英語留学してどうだったか

英語力がない状態での留学だったので、エージェントさんにホームステイ先を探してもらい、ホームステイをしながらまずはメルボルンランゲージセンターに通いました。

初級クラスからの状態だったので、毎日の授業は何を言ってるかが分からず辛かったです。宿題もたくさん出ました。
しかし、様々な国の方とも交流できたり、私のような看護英語を学びたいという方が沢山いらっしゃったので心強かったです。

メルボルンランゲージセンター後は、RMIT大学を編入を目指し同大学の語学学校に行き、大学進学のためのコースに通いました。
オーストラリアでは、大学進学のためにIELTSというテストが必要なのですが、そのテストに対応したライティング、リスニング、リーディング、スピーキングの方法を重点的に学びました。何度かIELTSテストに挑戦し、大学進学に必要な点数を得ました。

RMIT大学に進学後はコンバージョンコースというコースに編入しました。
このコースは母国で看護免許を取得している人対象で、オーストラリア看護免許取得のため大学の看護学科最終学年に編入するというものです。(私の通っていた当時は1年間の教育でしたが、今は2年間に変更されているようです。)

そのため、中国、台湾、韓国、日本と主にアジア系の学生が集まっていました。

授業内容

授業は選択制で、外科看護、内科看護など基本となる授業以外は自分で選択できました。私は精神科看護、老人看護など前後期合わせて8科目を学びました。

印象に残っている授業は多いのですが、外科看護の授業で、模型で縫合の練習をしたことです。実際に糸と縫合針を持つなんてやったこともなかったのでドキドキしました。

またネットでのチャット式討論の授業があったり、テストもネットで行うなど、ネットを使ったカリキュラムが多かったです。(今ではネット活用の授業は当たり前だと思いますが…)
単位取得のためには、テスト方式、論文提出などありましたが、英語力に自信のない外国籍の学生には、論文の英語チェックをしてくれる専門の先生がいらっしゃり、論文の提出の際には必ず見てもらうようにしていました。

看護実習についてですが、実習はメルボルン市内の病院にて行いました。

何箇所かピックアップされており、どんな内容の実習ができるかはそのリストを見て自分で選べました。人気のある病院での実習は早い者勝ちだったので、ちょっと困りましたが。

私は精神科病棟にての実習と希望だった精神科訪問看護を行いました。病棟での看護はほぼ日本の病棟とは変わりないと感じました。

しかし、精神科訪問看護は看護師自体の判断と独自性が求められいると感じました。

例えば病状の悪化が認められた場合は、入院を決定できたり服薬追加できたりと看護師の専門性と権限が認められており、重要視されていると感じました。

メルボルンでの生活

いままで、実際の学生生活について書いてきましたが、メルボルンでの生活についても触れたいと思います。

メルボルンは住みやすい都市に何度も選ばれたこともあるそうで、確かに納得がいくほど住みやすかったです。ホームステイを1年ほどしたあとは、学生専用アパートにて生活しましたがとても快適でした。

治安は危ないと言われるところにさえ行かなければまず問題はなかったですし、夜間も一人歩きさえしなければ危ないと感じることはなかったです。

移民の国のオーストラリアらしく、いろいろな国から集まったきた人ばかりなので、様々な国の食べ物や文化を感じることができて楽しかったです。

4,今後、英語をどのように活かしたいか

大学卒業し看護免許取得後はオーストラリアにて働きたかったのですが、諸事情により日本に帰ることになりました。日本帰国後は総合病院の内科にて働きました。

ここでも外国籍の患者さんの入院が多かったので、不安を取り除けるように声がけを多くし、説明を丁寧にすることを心がけつつ対応しました。

現在は結婚し子育てのため退職しています。ですが、いつかはまた看護職に復帰し自分の経験を活かせるような看護をしたいと考えています。

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