低スペックでもハーバードMBAに勝てた理由

朝まで普通に挨拶していた同僚が、前触れもなくリストラされ午後にはダンボール箱を持って会社を去っていく。。。

まるで映画の様な光景ですが、実際に眼の前で起った事です。ずっと日本の企業で働いた経験しかなかった筆者は縁あって米国の会社で働く事となり、日米のビジネスカルチャーの違いに苦労しながらも最終的には世界でトップセールスにまでなる事が出来ました。

このシリーズでは、外資系企業(特に欧米の)やグローバル企業で働くことに関心がある方のヒントとなるような、7つのアプローチについて紹介していきます。

世界でトップセールスになるための7つのアプローチ

初めまして皆様、私は「留学ソムリエ」の大川彰一と申します。この度はこの俺のセブ島留学の管理人「斉藤」さんとご縁があり、こちらで執筆させて頂く事になりました。

初回は筆者自身の経験をお話したいと思います。

外資系企業に勤める前の略歴は次のような感じです。京都のふつうの大学を卒業後、関西の小売業で11年間セールスを経験、転職の際カナダに半年間渡航し、帰国後に留学エージェントのカウンセラーとして4年間働きました。

そこでの実績が認められてアメリカの教育団体で働くことになったのです。そこは、世界中から優秀なプロフェッショナルが集まる仕事のオリンピックのような環境でした。

鳴り物入りで入社したのですが、それまで日本の会社で培ってきた自信やプライドは入社後すぐに打ち砕かれることになります。

最初の壁

外資系企業では、会議や文書・メールなど社内でのオフィシャルなやり取りは、英語。最初の壁はやはりその『英語』でした。

サンフランシスコ本社のVice President以上の役職の人はハーバードをはじめとした名門大学のMBAホルダーが多いため、報告書なども彼らが納得出来るレベルのビジネス文書にまとめる必要があり、直属の上司から何回もダメ出しをもらいました。

参考までに当時の私のTOEICスコアは800点だったのですが、周囲は海外の大学を卒業もしくは、海外での就業経験が10年以上の人がゴロゴロいて、自分の英語力のなさを実感するところからのスタートでした。

日本では、報告書や企画書は何十ページもある分厚い書類が評価につながることがありますが、欧米ではよりシンプルにA4サイズ1枚に纏まっている方がより効果があったりするのです。ただし、短いながらも内容はより濃くなくてはいけません。

書類をなんどもやり直しをして、相当苦労して少しずつ慣れてきました。
数ヶ月経って英語のストレスも一時よりもマシになってきた、そんな頃、第2の困難に遭遇します。

短期的な結果を求められる

営業という仕事柄、業績重視なのは日本も全く同じですが、外資の場合は、すぐ『結果』を出さなくては生き残っていけません。どれだけ頑張ったとか残業してまで仕事に取り組んだとかは全く評価されず、とにかく結果が全て。本当の実力主義な世界がそこにはあります。

筆者も最初の3ヶ月くらいは、全く結果が出せず、そのプレッシャーから辞めようか真剣に悩み怒り、葛藤した時期も正直ありました。

マイナスをプラスに!

しかし、皮肉にも立ち直るきっかけは、その葛藤だったのです。当時悩んだり怒ったりすることで、逆に開き直ることができた気がします。

主に法人営業を担当していたのですが、ターゲットに対するリサーチを徹底的に行い、郵送・メール・電話を駆使して営業量をとにかく増やしました。これまでの仕事上の経験やノウハウを最大限活用して臨んだのです。この部分の営業スタイルは完全に日本スタイルだったと思います。

『ガムシャラにやってやろう』という気持ちで、プロジェクトに取り組んだ結果、肩の力が抜けて本来の力が発揮でき業績も上向きとなっていきました。

世界で認められるという達成感

そうすると、今まで『壁』で苦しんでいたのが嘘のように、業績を上げた人に関しては、惜しみなく賛辞が寄せられます。それが自分にしかできない実績であれば尚更一目置かれる存在になるのです。

『自分の専門分野で第一人者になること』それが実力主義の外資系企業で生き抜く極意と言えます。

学歴はどこまで必要か

日本では東大や京大、慶應、早稲田といえばどこでも通用する『ブランド』ですが、海外では全く事情が違います。2015—2016世界の大学ランキングでは、東大が43位、京大が88位という結果です。(出典:英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education)」発表)

同僚たちも、かろうじて東大は知っているというレベルで、本当の意味で高学歴なライバルがゴロゴロしています。平凡な学歴しかなかった自分がそんな中で戦っていくためには、自分の特技を徹底的に磨くことしか道はありませんでした。

筆者の場合は、営業が得意だったので、これまでの経験を生かしてとにかく結果を上げることに専念したのです。ありがたいことに学歴以上に経験や実績を重んじる気風があることが結果的に幸いしました。

MBAホルダーは、情報分析やビジネスプランには非常に長けていますが、それゆえに経験から高めることのできる実行能力の部分では、筆者のような者でも勝算が生まれてくるのです。セールス分野での強みに1点集中することで、法人営業において前人未到の実績を残すことができ、結果トップセールスになることができました。

謙虚さは全く評価されない

実績を上げることと同じくらい大切なことは、自分をアピールすることです。具体的には、英文でしっかりしたレポートが書けること。

また面接の際もそうですが、若干オーバーなくらいにプレゼンテーションを行うことも必要となってきます。何か成果を上げた際は、自分自身でアピールしないと、何も貢献してない人に必ず手柄を横取りされてしまい、その人が昇進したりするケースを何度も目にしてきました。

日本では謙虚さが美徳とされますが、海外では通用しないということを知っておきましょう。

英語力はどれくらい必要か

筆者の最初の壁ということでお話しましたが、外資系企業では英語力はどれくらい必要なのでしょうか。

英語力を図る指標として、代表的なものでTOEICやTOEFL、IELTSなどが挙げられます。近年は日本の企業でも管理職の条件としてそう言ったテストのスコアを課すところも増えてきています。

就職活動での書類審査ではTOEICのスコアがあると有利でしょう。しかし、実際の仕事上ではスコアは何の助けにもなりません。『コミュニケーション能力』という言葉は便利ですが、私の実感としては次のようなレベルの英語力が求められてきます。

外資系企業で働くために必要な英語力

・ 英語でのプレゼンができる
・ 会議で発言を求められた際に英語で自分の意見が言える
・ 英語でのレポート作成ができる
・ 英文のEメールでネイティブが読みやすい表現でやりとりができる
・ 英語で電話応対ができる

それぞれ口語ではなくビジネス上の表現を使うことが絶対です。

低スペックでもハーバードMBAに勝てた理由

口語が少しでも入るとアマチュアだと思われてしまい、評価が下がります。どうすれば効果的に必要な英語力をつけることができるのか、今後のシリーズの中で考察したいと思います。

これから外資系企業でキャリアアップを考える方へ

冒頭にもお話しました通り、このシリーズでは外資系企業やグローバル企業で働くことを目指す7つのアプローチについて紹介していきます。

現在大学生はもちろん、社会人の方にもヒントとなるような内容としたいと思っています。ご期待くださいね。

留学ソムリエ 大川彰一
 

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

留学ソムリエ代表
国際教育コンサルタント

1970年京都市生まれ。大学卒業後、関西の小売業でセールスやマーケティングに約10年間携わり、その後研修のためカナダに渡航。

帰国後は、大手留学エージェントのチーフカウンセラーとして1,000名以上の留学に関わり、在籍中の4年間はトップセールス。紹介した主な国はアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど。

その後、米国の教育団体にて約6年間、日本や東南アジアの教育機関および企業との連携によりグローバル人材育成に尽力。また高校交換留学や東北復興プロジェクト、アジアの国際協力プログラム開発にも関わる。全国の大学や高校、留学イベントでの講演実績は多数。
HP: http://www.ryugakusommelier.com
Facebook:https://www.facebook.com/ryugakusommelier

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