まるわかり。知っておきたい、欧米英語留学とフィリピン英語留学の違い

留学を検討中の皆さんにとっては、留学の相談にのってくれる留学カウンセラーは心強い存在です。

でも、自分の大切な留学プランを作るサポートをしてくれるキーパンである留学カウンセラーをどう選んだらいいかわかりますか?

今回は、日本で初めて留学カウンセラーに関する本(「こうすればなれる留学カウンセラー」リーダーズノート社刊)を執筆し、日本認定留学カウンセラー協会(JACSAC)の代表幹事でもある筆者が、自分に合った留学カウンセラーを選び方について解説します。

そもそも留学カウンセラーってどんな仕事する人?

一言で言うと「留学希望者の留学実現のサポートをする仕事」。相談者(留学希望者)の相談内容をよく聞き、相談者の予算、英語力、留学後の進路や夢なども踏まえ、その人に最適な留学プランを提案し、留学先への入学手続き、滞在手配、渡航手配などを行う。留学中の学生からの相談にも対応する仕事をします。

留学カウンセリングの仕事をしている人たちは、留学エージェントのスタッフ、大学の国際交流課の職員、英会話学校のスタッフなどとして留学希望者に留学カウンセリングをしています。

hoshino-2016-ryugaku-counselor2

留学カウンセラーが働く機関(日本認定留学カウンセラー協会勉強会資料より 筆者制作)

あなたの留学を成功に導く留学カウンセラーの選び方

高校生に米国進学留学の相談をする筆者

誰でもなれる?留学カウンセラー

弁護士や医者と違って、留学カウンセラーは国家資格があるわけではありません。つまり誰でも留学カウンセラーを名乗れます。

当然、カウンセラーによって質は様々だというのが現状になっています。それだけに、自分がきちんとしたカウンセラー選びの尺度を持つことが大切です。

留学カウンセラーの資格は一つの尺度になる

留学カウンセラーの国家資格はないですが、業界が出す資格は存在します。一般社団法人JAOS海外留学協議会は2008年から認定留学カウンセラー資格制度を開始し、現在、500人ほどが認定資格を授与されています。認定には3冊、計600ページほどの公認テキストで勉強した後に、筆記と模擬留学カウンセリング実施試験を受けて、所定の点数以上を得ることができれば資格が与えられます。

この資格制度は米国大使館、ブリティッシュカウンシル、オーストラリア大使館、カナダ大使館、JAFSA国際教育交流協会などからも協力を得ている信頼のある資格になっていて、留学エージェントだけでなく、大学の国際交流課、高校教員などの取得者も多くなっています。

あなたの留学を成功に導く留学カウンセラーの選び方

資格取得者に与えられるカードと資格取得証

これだけ学ばないと留学カウンセラーになれない!?

JAOS認定留学カウンセラーの資格を取るためには、3冊のテキスト(計約600ページ)と2つのDVDで学びます。これらを学んでいる認定留学カウンセラーと、全く自己流の自称留学カウンセラーとの知識の差は圧倒的なものがあると言ってよいでしょう。

学ぶ内容としては「留学カウンセリングの基礎と実践」「留学や留学手続きに関する基礎知識」「欧米、アジア等17か国の教育制度や留学受け入れ態勢についての知識」などで、留学事業に関連する旅行業や消費者法などの法律に関することや、危機管理、キャリアコンサルティングや語学学習アドバイスやマーケティングの基礎知識までカバーしています。

*留学カウンセラーコースについてもっと知りたい方はこちら>>>

留学カウンセラーを選ぶ上で最も大切なこと

上記のように、体系的な知識の有無は資格を持っているかで判断はできます。ただ、本当に自分にとっていい留学カウンセラーかどうかは、それだけでは分かりません。

最も大切なのは、自分が留学カウンセラーに何を求めるのかを明確にして、その求めることに最適な答えを提示してくれる留学カウンセラーを選ぶことです。

例えば、「留学先はフィリピンのセブで決めている、セブのどの学校が自分に最適か学校選びをしてほしい」ということが、自分の留学カウンセラーに求めるものならば、留学カウンセラーの資格にこだわる必要はあまりないかもしれません。

それよりセブの最新学校情報に詳しい留学カウンセラーが最適といえるでしょう。その場合は、セブ留学の経験の有無とか、現地学校視察をどのぐらいしているかとか、過去にどのぐらいの人のセブ留学のサポートをしているかなどが留学カウンセラー選びのポイントになってきます。

一方、留学そのものを迷っているとか、どこの国にどんな留学をしらたいいか迷っている場合は、限定的な国や地域の知識を持つカウンセラーより、複数の国の留学情報を持つカウンセラーを選ぶことが大切です。

私の定義するいい留学カウンセラーとは?

いろんな切り口でいい留学カウンセラーについて語れますが、私が一番しっくりくる定義は「留学相談者の真のニーズを引き出し、そのニーズに対して的確なアドバイスとサポートができるカウンセラー」ということです。

ここでのポイントは「真のニーズを引き出す」ということです。つまり留学相談者自身でも気づいていないかもしれない、本当のニーズです。

例えば「フィリピン留学がしたので相談にのってください」という、相談者に対して、すぐにフィリピン留学の基礎知識や学校紹介をしてしまうカウンセラーは私が定義するいいカウンセラーではありません。いいカウンセラーは自分が話すことより相談者から聴く(傾聴)ことに比重を置いています。

この場合、相談に入る前に「そもそもなぜあなたは留学をしたいのですか?なぜフィリピンを留学先に選んだのですか?留学でどんな成果を上げたいですか?その成果を自分の人生にどうつなげたいですか?あなたにとって留学とは何ですか?」というような質問ができるのがいいカウンセラーでしょう。

なぜかというと、それらの質問の回答を得ることで初めて留学相談者の「真のニーズ」が明確になるからです。

ひょっとするとこの相談者の真のニーズに対応するには、フィリピンではなくオーストラリアの方が留学先として合っているかもしれません。ひょっとすると今すぐ留学させるのではなく1年後の留学の方がいいかもしれません。

このような留学カウンセラーとして肝に銘じておかなければいけない、とっておきのポインが学べるのが、先程紹介したJAOS認定留学カウンセラー資格取得のためのテキストです。その意味においては、資格取得者はいい留学カウンセラーになるポイントを学んだ人たちといえるでしょう。

自分のニーズに合った留学カウンセラーを探そう

私が定義するいい留学カウンセラーについて紹介しましたが、ここまでのカウンセリングは必要でないという人もいると思います。

繰り返しになりますがその前に書いたように、自分の希望が明確であれば単純にその希望に対していいアドバイスをできるカウンセラーを選べばいいでしょう。

「会社の有給休暇を使って、10日間フィリピンでみっちり英語を勉強してTOEICの点数を上げたいから学校選びの相談をしたい」というように、自分の希望が明確なら留学カウンセリングというよりは学校選択アドバイスをその分野の知識の豊富なエージェントスタッフから聞けばいいと思います。

どこに自分に合うカウンセラーがいるのか?それは事前にエージェントのWebサイトを確認するとか、電話をかけてどんなカウンセラーがいるのかを聞いて調べてみましょう。

留学経験、留学カウンセラー歴、資格の有無などがチェックポイントになります。何社か訪問して何人かのカウンセラーと話してみるのもいいと思います。そして、一方的に話してくるカウンセラーではなく、よく自分の話を聞いてニーズを明確にしてくれて、そのニーズに対して納得がいくアドバイスや提案をしてくれるカウンセラーを選びましょう。

国際教育事業コンサルタント
星野達彦

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

国際教育事業コンサルタント
1960年東京生まれ。1986年から留学事業のキャリアを積み、25年以上の経験の中で数多くの留学カウンセリングや大学・政府関連機関主催の留学イベントなどので講演をこなす。海外での多くの国際会議に参加するとともに世界の600校以上の学校を視察している。

著書に「こうすれなれる留学カウンセラー」、「英語はアジアで学べばうまくいく」がある。

2013年 厚生労働省委託事業「勤労青少年の国際交流を活用したキャリア形成支援事業」委員長
一般社団法人JAOS留学協議会事務局長
日本認定留学カウンセラー協会(JACSAC)代表幹事
国際教育事業コンサルタント ライジング・スター代表 

ブログ:留学カウンセラー・国際教育事業者向け情報ブログ
http://ryugakuth.blog.fc2.com/
詳しいプロフィール

コメント

この記事、あなたはどう思いましたか?ぜひご感想をください。