1位の座を巡りポー、ドゥテルテ、ビナイが並ぶ – ライロ(Laylo)の調査

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この記事は選挙当日に公開されると思いますので、大胆に予測できる最後の日ということになります。

政治家は大衆の心はコントロールすることができます。これはつまり、票を得たからそれが素晴らしいということではない、ということです。

どの世論調査員に聞いても、「投票とは、与えられた期間の国民を写す鏡だ」と言うことでしょう。しかし彼らは、有権者が今日この日、2016年の5月9日に何を考えているかを予測することはできないのです。そこで私からの提案です。あなたがこれを読んでいるなら、あなたの支持する候補が誰であれとりあえず投票に行ってください。

国勢調査によるとロドリゴ・ドゥテルテが当選しそうだとのことです。大衆の皆様に私が以前書いた記事を読んでもらえれば、私が彼を支持していないことがわかってもらえるかと思います。

まず、なぜ女性リーダーが彼を支持するのかが理解できません。私は成熟した分別をわきまえた活動家なので、多くの女性を代弁できないことはわかっていますし、女性の人権に対する私のアプローチは他の女性とはちょっと違うようです。

もしドゥテルテが勝ったら、私は反対派であると思ってください。新しい勢力が入ってくるたびに、その取り巻きの流れについていくつもりは全くありません。今までもそうでした。

実際、ベニグノ・アキノ氏はもう大統領ではないですが、彼のこれまでの失策や不運が多々あったにもかかわらず、私がなぜマルコスよりアキノが好きかをコラムに書こうと思っています。それはまた別の機会に。

もしドゥテルテが当選したら・・・私の考えることを恐れずに書いてみたいと思います。

1)3~6か月で犯罪撲滅など無理

犯罪があるのはしつけや懲罰の問題ではありません。研究によると、貧困や社会的排他(多くの人を「bayot(同性愛者)」と呼んで病的なものとみなす、など)、性的差別(マッチョな男性がチチャロンを巡って殺し合うような)、そして文化的特徴(GMAの取り巻きのような政治的に恵まれていないグループが、急にドゥテルテの連合に入るような)といった社会性要素が犯罪性に影響を与えているとのことです。

犯罪問題に対するこれらの歴史的、文化的、そして経済的原因は、6か月では到底解決などできません。

犯罪者を個人的責任から逃れさせようとしているわけではありませんが、法施工を通して犯罪抑止を目指すためにはそれなりのプロセスと法律が必要になってきます。これらはまた、時間、忍耐が必要であり、無謀な意思だけではなし得ません。

2)麻薬戦争は失敗に終わる

多くの政府が、麻薬の犯罪化や麻薬に対する法制度のアプローチを考え直しているこの時代に、ドゥテルテはあえてそれらを自国に採用しようとしています。

麻薬問題は犯罪性と関連していると考えられ、社会的、経済的に深く根を張っている問題です。

麻薬戦争に多大な労力をつぎ込んでいるアメリカがいい例です。未だに麻薬問題を撲滅するどころか減少にさえ至っていません。それどころか、南端の国境付近で麻薬組織はさらに勢力を増しているのです。

実際、効果的な戦略というのは逆の試みなのです、つまり、麻薬を犯罪とみなす法の緩和 と、リハビリプログラムの開発です。犯罪性を解決するどころか全面戦争によって犯罪が増えてしまいます。

3)HIV-エイズの増加

麻薬問題に関連し多くの政府が考え直していることは、麻薬乱用を犯罪化することで、例えばHIVのように注射するタイプの麻薬乱用によって感染する病気の蔓延にどのような効果があるか、です。

フィリピンでは、世界の傾向に反し新しい患者数が増えているのが現状です。

同時に、男性同士の性交による患者数も多いです。同性愛者を嫌悪し非難したところで、彼らのように最も悪影響を受けている集団に手を差し伸べることにはなりません。

4)憎しみと批判は残る

私が想定する最悪の事態は、今週中にネットいじめや近所でいじめに遭う人の数が増えることです。
私の予想ではドゥテルテはトーンダウンしません。ヘイト・スピーチによって政権を握ってきたこれまでの指導者は、人を集めるために同じテクニックを使い続けます。

彼はおそらく、選挙後の短い休暇の間くらいは静かになるでしょうが、対立する社会的勢力から脅迫されていると感じた瞬間、彼は扇動的な指導者の顔に戻ることでしょう。

さらに、6か月の間で彼が達成できるたった一つのことは、マニラ首都圏の数えきれないスラム街の貧困者の何名かを、ダバオ・デス・スクワッドによってその場で死刑にすることくらいです。もちろんこれにより犯罪は増えます。私が定義するところでは、その場で死刑に処すことも犯罪だからです。

ちなみに、彼がレイプ犯に対して即刻死刑を適用するかは疑問です。結局のところ、レイプ文化を奨励する彼の姿勢(過去のレイプジョークを皮肉っている)は婦女暴行犯罪者を調子に乗せるだけであり、死刑という法的刑罰はないので、結局彼らを殺さなければならないのです。もしくは彼らは野放しにするか・・・。どちらにしても犯罪率は上がります。

5)犯罪問題を解決できなくても6か月での辞任はなし

あなたがもしこれを信じていたとしたら・・・単純すぎます。

自分の邪魔をしてくる人たちに対して、自身の失敗をその人達のせいにして暴言を吐くくらいでしょう(彼に賛同しない批評家たちに対して。選挙活動中にもありましたが)。

6)現政権が施工してきた全てのプロジェクトに対する責任を追及

彼の政綱を見る限り、国を率いていくだけのしっかりした計画があるとは思えません。彼が討論会で言い続けてきたように、「私は真似するのが上手いんだ」。

現実的に見て、実現可能で安価な交通システムなどの長期計画がなければ、マニラ首都圏の交通問題を解決することは不可能です。これらの長期的解決策が現政権によって出されており、その成果はこれから表れてくるのです。ドゥテルテが実施するどのような解決策も同様に長期的でなければならないので、彼の任期中、もしくはその初期にはきっと起こり得ないでしょう。

しかし彼はこういった約束ごとに対し、早急で革命的な変化を起こすために立候補したので、早く結果を出す必要があります。

7)彼が政治の中心にならなければ、連邦主義の公約を達成することはできない。

上院をコントロールはできません。マラカニアン を占有する(存在しない)政党に下院が流れ込んだとしても、上院は言いなりにはならないでしょう。

連邦主義を達成しようとするならば議会の協力が必要です。彼がどんなに言葉を並べても議会を廃止することはできません。軍からも100%の支援をまだ受けていない状態です。

彼が、フィリピン共産党のホセ・マリア・シソンと新人民軍とつながっているため、警察は同情などしません。戒厳令を施工したいがために軍とのつながりをそれほど強くしていないのはこれが理由なのです。

8)彼が政治の中心にならなければ、先日発覚した汚職に対する懲罰を受ける恐れ

選挙活動中、彼は上院議員アントニオ・トリランの暴露が真実ではないという証拠を提示できませんでした。実際彼は、銀行口座から彼のSALN(資産、負債及び財産の明細)に届け出されていた物件など、暴露の大部分を認めています。

9)彼が政治の中心になったら、左翼グループと、少数独裁政治に反対する演説を聞いてきた人々を落胆させることになることでしょう。しかし、彼の政権を安定させ無事に任期を終えるには、これしか方法がないと思われます。

早い話、ドゥテルテはどちらにしても自分の言ったことを撤回せざるを得ず、早ければそれは今から6か月の間に起こるでしょう。

参照元:http://www.rappler.com/nation/politics/132365-if-duterte-wins
翻訳:ニーナ
 

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

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