数字で検証、日本人はどこに海外留学しているのか?

前回は日本人留学生が近年増加傾向にあることを書きました。(参照:海外留学する日本人は増えているのか・減っているのか?
今回は、その日本人留学生はどこに留学しているのかを様々な統計からみていきたいと思います。

大学や大学院などの高等教育機関への留学

数字で検証、日本人はどこに海外留学しているのか?

出典:文部科学省「日本人の海外留学状況」より

この表を見るとやはりアメリカが1番だということがわかりますが、意外と中国や台湾も多いと感じると思います。中国の数字の中には大学が運営している中国語講座への留学生の数も含まれているので、このような大きな数字になっています。

大学生はどんな国に留学しているのか?

協定等に基づく日本人学生留学状況

数字で検証、日本人はどこに海外留学しているのか?

*出典:JASSO「平成26年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果」

まず大学の協定プログラムなどで留学している大学生の留学先を見てみましょう。
ここでもアメリカがダントツの1位になっています。2位はオーストラリア、3位はカナダになっています。先程の表では2位3位だった中国や台湾は、それぞれ6位と8位になっています。

協定等に基づかない日本人学生留学状況(在籍大学等把握分)

数字で検証、日本人はどこに海外留学しているのか?

*出典:JASSO「平成26年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果」

協定に基づかない留学(個人留学)でも1位はアメリカですが、2位以降だいぶ順位は違っていますね。ここでやっとフィリピンが7位に出てきます。

近年急激に増加しているフィリピン留学

ここ数年の特筆すべき日本人の留学先動向のトレンドとしては、間違いなくフィリピン留学の急激な増加だと言えます。

下記は一般社団法人JAOS海外留学協議会の会員である留学エージェント27社(2014年時の調査協力会社数)の統計です。

数字で検証、日本人はどこに海外留学しているのか?

絶対数ではまだまだ上位のオーストラリア、アメリカ、カナダなどには及びませんが、伸び率ではフィリピンが圧倒的に高くなっています。

今年JAOS会員留学エージェント37社(前回27社)が回答した同調査の数字を見ると、既に4000人を超える人たちがJAOS会員の留学エージェントからフィリピンに留学をしています。明らかに前年度よりも相当多い数字になっています。

気になる今後のトレンド

私は今後、東南アジアの国やインドに留学する日本人が増えてくると思います。それは昨今、日本が中国への投資や貿易の依存度を弱めて、新興マーケットである東南アジアやインドに進出していることからも読み取れます。

フィリピンも含むASEAN10か国は6億人のマーケットです。そしてインドの人口は約12億6万人にもなります。

日本は確実にASEANやインドで活躍できるグローバル人材がより多く必要になってきます。その流れの中で国内大学の留学プログラム、企業派遣の留学、そして個人留学でも東南アジアやインドへの留学が増えてくると思います。

ただ、現状の受け入れ態勢を考えるとフィリピンは、ASEAN諸国の中で一番日本人にとって留学しやすい国だと言えるでしょう。

国際教育事業コンサルタント
星野達彦

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

国際教育事業コンサルタント
1960年東京生まれ。1986年から留学事業のキャリアを積み、25年以上の経験の中で数多くの留学カウンセリングや大学・政府関連機関主催の留学イベントなどので講演をこなす。海外での多くの国際会議に参加するとともに世界の600校以上の学校を視察している。

著書に「こうすれなれる留学カウンセラー」、「英語はアジアで学べばうまくいく」がある。

2013年 厚生労働省委託事業「勤労青少年の国際交流を活用したキャリア形成支援事業」委員長
一般社団法人JAOS留学協議会事務局長
日本認定留学カウンセラー協会(JACSAC)代表幹事
国際教育事業コンサルタント ライジング・スター代表 

ブログ:留学カウンセラー・国際教育事業者向け情報ブログ
http://ryugakuth.blog.fc2.com/
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