ドゥテルテ次期大統領 10の政策目標!フィリピン経済の先行きについて財界人と討議

CNNフィリピン
フィリピン時間2016年6月20日 15:19更新

ロドリゴ・ドゥテルテ 次期大統領(6月30日就任予定)は、自身が掲げる10項目の経済政策目標で、経済界の支持を得ようとしています。月曜日には、ダバオ市で2日間に渡って開催される会議において、カルロス・ドミンゲス 次期財務大臣 が数百人の財界人を前に新政権の計画について発表します。

経済界は、会議期間中に行われる一連の研究会や公開討論会を通じて、この計画を精査するとみられます。今回の会議では、好調な我が国の経済成長を、より多くの国民が享受できる形で維持していく必要性が強調されます。

会議2日目には、ドゥテルテ次期大統領に対して経済界からの提言が行われる予定です。

報道発表によると、ドゥテルテ次期大統領は以下の政策目標を打ち出しています。

1.財政、金融、貿易政策を含む現行のマクロ経済政策を引き続き維持する。
2.物価連動制を導入した累進的な税制改革と徴税効率化を実施する。税制改革法案は、2016年9月までに議会に提出予定としている。
3.ビジネスにおける競争力と事業推進環境の向上を図る。また海外からの直接投資促進のため、土地所有権に関する事項を除き、外資規制を規定する憲法条項を緩和する。
4.官民協働を主軸に、年間インフラ支出を対GDP比5%まで促進する。
5.地方企業及び農業の生産性向上と地方観光促進のため、地方振興とバリューチェーン(価値連鎖) の発展を図る。
6.投資促進のため土地所有の安全性を確保し、土地の登記・管理機関における問題点を改善する。
7.保健制度や教育制度を含む人的資源の開発に投資し、産業界のニーズに応える職能や教育訓練を提供する。
8.自然科学、工業技術、芸術分野を奨励し、自立的かつ全ての人が恩恵を受ける発展 を目指して、革新性と創造性を強化する。
9.貧困層を不安定な生活や経済の混乱から保護するため、政府による条件付き現金給付プログラム(CCT) などの社会的保護 事業を改善する。
10.「親としての責任とリプロダクティブ・ヘルスに関する法律 」の推進を強化し、特に貧困層の夫婦が経済面や家族計画に関して十分情報を得た上で主体的な判断を下せるようにする。

CNNフィリピンのインタビューで、フィリピン商工会議所のセルジオ・オルティスルイス 会頭は、経済界はこの会議に「非常に期待している」と述べています。

同会頭は「次期大統領が経済界との会議を呼び掛けるのは初めてのこと」と指摘し、「次期政権の10項目の政策目標を精査して提言を行い、実現可能な重点項目を選定する」と明らかにしました。

アーネスト・ペルニア 次期国家経済開発庁長官によると、税制改革の面では、ドゥテルテ政権はより累進的な税体系を目指しているとのことです。同氏は、「これにより低所得層の負担が高所得層より軽くなり、負担がより平均化されることにもなる」と説明しています。

さらに、ドゥテルテ次期大統領が「財界人の意見には何でも耳を傾けると言っている」とも付け加えています。

フィリピン経済は今年の第1四半期で7%近くの経済成長率を達成し、これは同時期のアジア11か国と比較して最速の経済成長である、と5月19日に政府は発表しました。

フィリピン国家統計局 (PSA)によると、国内で生産された財とサービスの価値を示す国内総生産(GDP)は同時期に6.9%の成長を見せ、これは中国の6.7%やベトナムの5.7%を上回っています。

翻訳元サイト
http://cnnphilippines.com/business/2016/06/19/Duterte-business-leaders-economic-future.html

コメント

以前、外貨規制の緩和について記事で取り上げたことがありますが、どうやらこの話は本格化しそうですね。また、不動産についても登記・管理機関についても現状では具体的には分かりませんが、新しい施策が出そうです。

ドゥテルテはまだ就任していませんが、既にマニラの超有名(らしい)なドラッグディーラーが殺されたことを受け、他のドラッグディーラーの何人かは、警察に自首し始めているようです(殺されるのを恐れて)。

今年から来年にかけて、マニラも大きくイメージが変わるかもしれませんね・・・
 

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