フィリピン6都市でHIV感染率が増加「手に負えない」事態の懸念 – 保健省

国内6都市で男性同性愛者のHIV感染率が国平均の3.5%超え、カローカンが最大の問題

フィリピン、タルラック州 – 保健省は、フィリピン国内の6都市(その半分はマニラ首都圏)に対し、民衆の積極的な協力がなければ今後数年のうちにHIVの「局地的流行」が「手に負えない」レベルにまで達すると警鐘を鳴らしました。

保健省の国立HIV/性行為感染症防止プログラムの担当者、ホセ・ジェラルド・ベリマック医師は4月9日木曜日、保健省が開催した疫病についてのワークショップでプレゼンテーションを行い、声明を発表しました。

保健省は6都市を特に危険としており、それらの都市での男性同性愛者の感染率はそれぞれ以下のようになっています:
 ケソン市 – 6.6%
 マニラ – 6.7%
 カローカン – 5.3%
 セブ – 7.7%
 ダバオ – 5.0%
 カガヤン・デ・オロ – 4.7%

「世界保健機関によると、HIV感染率が5%を超えている都市は2年ほどで手に負えない事態になるとしています。どの都市においてもHIV感染率5%を超えさせることがあってはなりません」とプレゼンテーションでベリマック医師は述べました。

これはタイなどの他国の経験に基づいたもので、彼はワークショップでのインタビュー中に声明についての説明を求められた際に語ったものです。

カローカン市が「最大の問題」

ベリマック医師は、感染の多くが男性の性労働者の間で起きているため、HIVの感染率が高いカローカン市を「いちばん大きな問題」だとしています。

マニラでは感染の多くが男性同性愛者の間で起きているのが実情です。

以下の表は国内のその他の危険地域をまとめたものです:
危険度が高い地域
• 首都圏(16の都市と自治体)
• ブラカン州サン・ホセ・デル・モンティ
• アンティポロ
• カインタ
• バコール
• イムス
• ダスマリニャス
• ラグナ州サンタ・ローサ

その他の感染率が高い地域
• ダバオ
• アンヘレス
• バコロド
• カガヤン・デ・オロ市
• サンボアンガ市

2月には646件の新しい感染が確認されたと保健省が発表しており、これは1984年にフィリピンで初めての感染が確認されてから最も多い数字となっています。この数字はつまり、毎日21件の新たな感染者が出ていることを意味しています。

ほとんどのケース(646件中586件)が性的接触によるもので、その586件の84%が男性の同性愛者間で起こったものです。

ベリマック医師によりますと、男性の同性愛者間での感染率は2007年の0.30%から劇的に増加し、2013年には3.50%になっています。

つまり、100名の男性同性愛者のうち3.5人がウイルス保持者だということです。

HIV感染防止のためのコンドームの使用についてベリマック医師は、「コンドームを使いたくないという人に強制することはできない」とフィリピン語で話しました。

男性同性愛者間のコンドーム使用普及率は35%で、政府の目標とする80%を大きく下回る結果となっています。

保健省は現在、行動的、生体医学的、そして構造的介入を行い、フィリピン人男性同性愛者におけるHIV感染を抑制しようとしています。

保健省の国立HIV/性行為感染症防止プログラムには、2015年の予算としておよそ5億ペソ(1,124万ドル)の予算が計上されており、その60%が患者の治療に充てられます。

国連合同エイズ計画(The Joint United Nations Programme on HIV/AIDS:UNAIDS)は、フィリピンは2015年ミレニアム開発目標(*)におけるHIV/エイズ目標(疫病の発生阻止と発生率の低下)を達成することはできないだろう、と述べています。

*ミレニアム開発目標
ミレニアム開発目標とは、2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットにて採択された国連ミレニアム宣言と、1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された国際開発目標を統合し、一つの共通の枠組みとしてまとめられたもの

2015年のHIVターゲットとは:
ターゲット6C:マラリア及びその他の主要な疾病の発生を2015年までに阻止し、その後発生率を下げる。
参照(wiki)

参照元:http://www.rappler.com/nation/89412-hiv-6-philippine-cities-uncontrollable-rates

翻訳:ニーナ

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