セブ市マボロで薬物撲滅に向けた Tokhangプログラム試行へ

反薬物セミナーの模様。マンダウエ市 刑務所で、違法薬物のもたらす影響を学ぶセミナーに50名の受刑者が出席。このセミナーは、同刑務所から違法薬物を排除するため立ち上げられた反薬物キャンペーンと時を同じくして実施されました。

6月22日 水曜日にマボロで違法薬物密売の容疑者50名が投降した のに続き、セブ市役所ではこのバランガイ(数十から百世帯程度で構成されるフィリピンの地方自治体の最小単位) において、薬物使用や密売の容疑者を戸別訪問し自首を促すプロジェクトを開始します。

このバランガイに住居を持つ警察官と地元の警察官が、TokHang(トックハン) プロジェクトを実施します。TokHangはToktok(ノック)とHangyo(説得)を合わせた言葉 です。

昨日、トーマス・オスメニャ 次期市長は記者会見し、TokHangプロジェクトは市の反薬物運動の序章であると述べました。

「我々は政治的な面と経済的な面から対策を練っている。人々に手を差し伸べたい、そのためには政治が必要となる。また人々の抱える問題をよく知り、どうやって支援できるかを見極める、そのためには経済的な面を考える必要がある」と同氏は語っています。

モデル事業からさらに洗練されたものへ

オスメニャ氏は、地元警察に勤務する警察官ではなく、そのバランガイに住んでいる警察官を活用することにした理由について、「より家庭に身近だから」と答えました。

同氏は、薬物の脅威に直接さらされているのが自分の家族だからこそ、プロジェクトへの意欲や関心を持つことにつながる、と言っています。

さらに、彼らが関わることで地元コミュニティと警察との間にある溝を埋めることにもなる、としています。

他のバランガイでもこのプロジェクトを実施する計画はあるものの、同氏はマボロに重点を置く理由として、このバランガイの政治機構がBando Osmeña Pundok Kauswagan (BOPK: セブに拠点を置く政党 )の影響を受けていることを挙げています。

こうすることで評価の混乱を防ぎ、試行が容易になるとのことです。

同氏は、「まずモデル事業を立ち上げ、それを洗練させたい。初めに1か所で実施し、費用や効果を検討した上で、別のバランガイでの実施へと進めていく」と語っています。

また、このプロジェクトで薬物を完全に排除できるわけではないが、現在の状況を改善することには役立つだろう、としています。TokHangプロジェクトの過程で、市ではソーシャルワーカーを活用しプロジェクトの対象者となる人の素性を調査します。

その後、対象者の家族には、代替となる生活手段が提供されます。

このプロジェクトとは別に、投降した薬物の使用者や売人のための共同生活の場を、バランガイ・カルナサン にあるオスメニャ・シュライン に設ける計画についても、同氏は明らかにしました。

やり直しの機会を

「彼らにお互い知り合う場を与え、助言を行う。そこにいれば、以前の環境のことは考えられなくなる」と同氏は述べています。

必要であれば市による助成を行う考えもあるとのことです。

「改善のためなら何でも受け入れる。昨日より今日が良くなっているのと同じように、明日を今日よりも良くすることを考えなければならない」と語っています。

また別の展開として、マンダウエ市刑務所で薬物に関連する罪で服役中の受刑者50名に対し、違法薬物の影響に関する知識を与え、新しい生活を始める支援を行うためのセミナーが昨日開催されました。

経験の共有

このセミナーは、同刑務所で開始された違法薬物を排除するための反薬物キャンペーンと時を同じくして実施されました。

セミナーは、同刑務所の男性受刑者居住エリアのグラウンドで開かれました。同刑務所の1,311名の受刑者のうち、約800名が違法薬物に関わる罪で収監されています。

セミナーでは、Family and Recovery Management (Farm) Treatment Center(家族と回復管理治療センター) のスタッフから、覚醒剤を始めとする違法薬物が人間の脳に及ぼす影響について講義を受けました。

数名の元薬物使用者から、社会復帰するまでの経験について話を聞く機会も設けられました。

同センターのアラン・アリーニョ 氏は、最初は薬物使用の習慣から抜け出すのは大変だったが、過去9年間薬物を使用していない「クリーン」な状態だということです。

その友人であるローウェン・グラーフェ は、「神の介入」の助けを得ることで、違法薬物を断って自分を変えることができる、と受刑者たちに語りました。

一方で、ガブリエル・ルイス・キソンビン 次期市長は、違法薬物や様々な犯罪と闘うにあたり、警察を支援する考えを明らかにしました。

同氏は、「当市において違法薬物の蔓延を阻止するために必要なことであれば、どのような計画や活動でも、私は警察を全面的に支援する」と述べています。

サンホセ・レコルトス 大学インターンのMae Angelica Genodiala のレポートでした。

2016年6月25日Sun.Star Cebu新聞に掲載されました。

翻訳元サイト:http://www.sunstar.com.ph/cebu/local-news/2016/06/25/tokhang-program-be-tested-mabolo-cebu-city-481526
翻訳:Herz

コメント

上記の内容とは別の話ですが、セブ市の市長であるオスメニア氏とドゥテルテ氏の影響で(彼らはドラッグディーラーのリストを持っていると言われており、一つ一つ潰しにかかっている)、ドラッグディーラーの多くが射殺されるのを恐れて自首している現状があります。セブ島でNo1ドラッグディーラーだった「ジャグワー」という人も、マニラで射殺されたようです。

余談ではありますが、僕のフィリピン人の友だち曰く、アヤラモール近くのKTV、インフィニティーを運営しているオーナーは、「The most untouchable guy.」らしく、ドゥテルテ氏も殺せないらしいです。インフィニティやばいですw

以前こちらの記事でも書きましたが、ドゥテルテ夜間外出禁止令を検討中!こちらもやはりドゥテルテ氏は実行する意欲があります。今後18歳未満の子供たちは夜、出歩くことができなくなり、恐らくストリートチルドレンは強制的に施設に入れられるでしょう。

現状で観光客狙いのスリはストリートチルドレンがほとんどなので、間違いなく留学生やセブ島に滞在している方には朗報です。

やり方はかなり強引ではありますが、ドラッグディーラーが自首するケースが増え続けているようなので、セブ島は今後、治安面で1年後~2年後は大きく改善される事が期待できそうですね。
 

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

当サイトの管理人
2012年に初めてセブ島に留学。以降今までに複数の語学学校に留学&訪問。フィリピン留学を通じて「英語が伝わる楽しさ」をより多くの方に体験してもらいたいと思い、このサイトを立ち上げました。

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