アキノ政権後に国はどう変わったか?データから見る7つの変化
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/china/10618722/Philippine-president-compares-Chinas-expansion-to-Nazi-Germany.html

フィリピンの大手メディアの一つ、Inquirer.netにアキノ大統領政権時代(6年間)でフィリピン国内がどう変化したか、データとともに記載されていましたので、ご紹介したいと思います。

—–以下翻訳—–

新大統領ドゥテルテ氏に必要なこと

今まで好調だった部分は引き続き継続し、これまでの政権で減退した部分は改善を図るとともに、大統領選で公約した数々の改革を実現するため、ドゥテルテ政権が動き出します。

関連記事:ドゥテルテ政権特設サイト(英語サイト)

ドゥテゥルテ
http://www.huffingtonpost.com/richard-javad-heydarian/

2016年7月25日、ドゥテルテ大統領はバタサン・パンバンサ・コンプレックス(下院議事堂)において、議会を前に最初の施政方針演説を行います。

新政権での立法課題が語られるであろう施政方針演説を前に、インクワイアラーWEB版(INQUIRER.net)では、前アキノ政権時代に明らかとなった興味深いデータを集めてみました。

ドゥテルテ大統領の選挙戦で掲げられた公約の根拠となるデータも含まれています。このデータから、この国は当時から何が変わったのか、また新大統領任期満了までの2022年までにこの国にさらに必要なことは何か、見てみることにしましょう。

 

以下に紹介するのは、アキノ政権の6年を終えて国の現状がどうなっているかを示す7つのデータです。

1.薬物取締庁による違法薬物関連の逮捕者数は増加

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出典:フィリピン薬物取締庁

ドゥテルテ大統領は、3カ月から6カ月で国内から違法薬物を排除すると選挙戦で約束しました。薬物取締庁(PDEA)のデータによると、2016年6月30日にドゥテルテ大統領が正式に就任する前であっても、2011年から2015年の反違法薬物作戦における逮捕者数は増加しています。

2.車両台数は増加したが交通違反による検挙は減少

アキノ政権後に国はどう変わったか?データから見る7つの事実

(縦軸)車両登録台数(横軸)交通違反検挙数 出典:マニラ首都圏開発庁及び運輸局

ドゥテルテ政権は、マニラ首都圏の交通渋滞問題解決のため、大統領非常権限の行使を検討しているとのことです。

2010年から2014年にかけて、140万台の車両が陸運局に新規登録され、国内の車両総台数は660万台から800万台にまで増えました。しかし、陸運局やマニラ首都開発庁により交通違反で検挙された人の数は2011年の110万人から2014年の90万人に減少しています。

3.ジャーナリストの殺害件数は増え続けている

アキノ政権後に国はどう変わったか?データから見る7つの事実

(縦軸)死者数 出典:ジャーナリスト保護委員会

フィリピンはジャーナリストにとっていまだ最も危険な地域とされています。国際ジャーナリスト保護委員会の報告によれば、アキノ政権時代には34名ものメディア関係者が殺害されたことが明らかになっています。

しかし実はこの数は、その前のアロヨ政権時代の9年間に発生した死者80名(2009年に発生したマギンダナオ虐殺事件の犠牲者32名を含む)よりは少ないのです。

4.条件付き現金給付受給者が増加する一方で自分を貧困ととらえる人も増加

アキノ政権後に国はどう変わったか?データから見る7つの事実

(縦軸)主観的貧困率(横軸)条件付き現金給付受給者数 出典:社会福祉開発省

社会福祉開発省(DSWD)による条件付き現金給付(CCT)の受給者数は、アキノ政権下で大幅に増加しました。

しかし、民間の調査会社ソーシャル・ウェザー・ステーション(SWS)の調査によると、自分が貧困であるとする人の割合も同時に増加し、2010年第4四半期に49%だったものが2015年の第2四半期には51%となりました。

5.フィリピンのインターネット接続速度は改善したもののASEAN各国には遅れをとる

アキノ政権後に国はどう変わったか?データから見る7つの事実

出典:アカマイ社インターネットの現状レポート

速度が遅く料金の高いフィリピンのインターネットサービスの問題をようやく解決しようと、アキノ前大統領は退任前に情報通信技術省(DICT)の設立法案に署名しました。

コンテンツ配信ネットワーク事業者アカマイによるインターネットの現状レポートによれば、フィリピンのインターネット接続速度は2013年の第3四半期に1.4Mbpsだったものが2016年の第1四半期には3.5Mbpsと倍増しています。

しかし、近隣諸国ではそれよりもさらに大幅な改善がみられました。例えば台湾では、同期間で4.3Mbpsから14.8Mbpsへと急激に接続速度が向上しています。

関連記事:過去2年間インターネット速度改善は最低(英語サイト)
関連記事:ドゥテルテが通信事業者に警告(英語サイト)

6.電気料金は下がったが米は値上がり

アキノ政権後に国はどう変わったか?データから見る7つの事実

出典:マニラ電力及び国家統計局(データ上)米1キログラムあたりの小売り価格(データ下)電気料金(横軸下)*発電、送電、配電、損失電力、電気供給設備及び検針関連費用に基づく

マニラ電力(Meralco)の電気料金(発電、送電、配電、損失電力、電気供給設備及び検針関連費用)は過去6年間で1キロワット時(kWh)あたり約2.10ペソ(約4.7円:オリジナル記事掲載当時のレート、以下本記事中同じ)低下し、2010年に8.76ペソ(約19.7円だったものが2016年には6.89ペソ(約15.5円)となりました。

国家統計局のデータによると、同期間の精米された米1キログラムあたりの平均価格は7ペソ(約15.8円)上昇し、2010年に34.35ペソ(約77.4円)だったものが2016年には41.35ペソ(約93.1円)になっています。

関連記事:電気料金5カ月連続で低下(英語サイト)
関連記事:「市場要因」で米の値段がキロあたり2ペソ上昇」(英語サイト)

7.海外就労者の増加に伴い海外送金も増加

アキノ政権後に国はどう変わったか?データから見る7つの事実

出典:世界銀行、海外雇用庁(縦軸)フィリピン人海外臨時就労者数(横軸)フィリピン人海外就労者の送金額(ドル)

過去6年間のアキノ政権下で、海外に出て就労するフィリピン人の数は増加を続けています。フィリピン海外雇用庁のデータによると、フィリピン人海外就労者(OFW)の数は2010年に約200万人だったものが2015年には240万人以上に増えました。

海外就労者からの送金額は、2010年には約1,900万ドル(約20億2千万円)でしたが2015年には2,500万ドル(約26億5千万円)を超えています。

翻訳:HansodeBZ
翻訳元サイト:http://newsinfo.inquirer.net/794813/

コメント

上記のデータは新大統領ドゥテルテ氏ではなく、元大統領であるアキノ氏の時代のデータになります。アロヨ大統領時代のデータが出てないので、なんとも言えませんがこの表を見る限りはよくなってきたのかもしれません(掲載されているデータが良い物ばかりを出しているという可能性もありますが。。。)

日本人旅行者・留学生側としては治安の安全化と交通、ネット回線速度の向上などでしょうか。
2012年からセブ島を見てきていますが、治安は変わらず、交通は車の台数が増え悪くなり、ネット回線は多少よくなった・・・といった印象です。

今後の予想としては
・治安・・・大統領ドゥテルテ氏とセブ市長のオスメニャ氏の力で、かなり改善される見込みです(既に明らかな改善が見られる)。

・交通・・・これは恐らく即効性のある打開策は無いと思われるので、更に車の台数が増えて渋滞が悪くなる。

・ネット回線・・・これはドゥテルテ市がこちらの記事で、「ネット回線をはやくしろ!さもなくば新しい業者を政府主導のもと入れるぞ!」っと、現在フィリピンのネットのほぼ全域を網羅している業者に通告しています。

ということなので、今後に期待したいです!!
 

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

当サイトに不定期で寄稿しているゲストライターさんの記事です。

様々な職業や経験を持ち合わせた方から寄稿頂いているので、ぜひチェックしてみてください。

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