まるわかり。知っておきたい、欧米英語留学とフィリピン英語留学の違い

調査レポートによる語学留学者はなんと228万人

世界語学学校協会(IALC)の調査レポート『IALC Study Travel Research Report 2016』によると2014年には世界で228万人もの人が語学留学をしているということです。

日本の語学留学マーケットは推定10万人弱ですから、欧米を中心にとても多くの人が語学留学をしていることになります。(日本以外のアジア諸国は進学留学がメインになります。)

世界の英語留学人口は約140万人

レポートの中で、228万人の語学留学のうち61%にあたる約140万人が英語留学をしているとのことです。世界中で一番ネイティブ言語として話されているのは中国語で、英語はネイティブ言語としては2番目になるそうです。

しかし、留学となると、中国語留学ではなく英語留学をする人の数が一番多いことになります。やはり世界共通語としての英語の存在感は大きく、将来のキャリアなどを考えると英語を習得しなくてはならないと考える人たちが多いと分析しています。

この辺の温度差はまだまだ日本と違うようです。

本来日本人も欧米の非英語圏の人たちと同様に、今後の英語の重要性は変わらないと思いますが、最近は少しずつ変化があるにせよ、日本では、まだまだそこまでの危機感を持つに至っていない人が大半です。

英語留学だけが英語習得の道ではないですが、東京オリンピック、英語4技能テストによる英語入学試験改革、TPPなど、今後英語習得の必要性が増していく中で日本からの英語留学生は確実に増加すると考えられます。

世界基準の語学留学の目的は何?

各言語によって語学留学の目的が違う傾向があります。英語やドイツ語は語学学習後にその後の教育機関(高校、大学、大学院、専門学校など)に進む割合が高いですが、中国語やポルトガル語は就職のために留学する人たちの割合が高いです。

また、日本語留学者で最も多いのは個人的な理由ということです。日本文化や生活などから日本語学習に興味を持つ人が多いと思われます。

英語留学の目的の2番に大きいのはやはり就職です。そしてこの将来のキャリアを考えて英語留学する層は確実に増加傾向にあるということです。

統計データ

出典:IALC Study Travel Research Report 2016

今後の日本人の英語留学のトレンドを読む

まず前述のように、日本社会における英語習得の必然性や重要性が今後高まる傾向にあるので、今後も英語留学をする日本人は増加することが予想できます。その中のトレンドとしては留学先の多様化があるでしょう。

ここ数年人気が高まっているフィリピン留学は、今後も増加するでしょうし、マルタやアイルランドなど比較的費用が安く英語留学ができる欧米の国や、インド、マレーシア、シンガポールなどへの英語留学も増加してくると私は予想しています。

それは海外留学が単なる語学習得だけのためのものではなく、その国の文化や習慣を知ることができる強力なツールだからです。

今後、インドやアジアの英語公用語諸国との日本との接点が確実に増える中、それらの国で英語を使って活躍できる日本人の人材の必要性は確実に高まり、その中でこれらの国への留学も増加することになるからでもあります。

次に来るのは台湾留学か?

英語以外ではやはり中国語習得者のニーズも高いことから、現在でも一定数の日本人が留学する中国への中国語留学は、堅調に推移すると思われます。

そしてその流れで今後伸びると私が確信しているのが、台湾への中国語留学です。カントリーリスクが大きい中国と違い、親日国家である台湾への留学生は現在でも増加傾向にあります。

この流れを見て台湾留学に力を入れる留学エージェントも増えてきており、安く安全安心して中国語を学べ、そして地元の大学にも入学しやすい台湾留学は、確実に増加すると思われます。

中国語を習得するメリットは甚大

中国語を話す人たちは、中国語本土や台湾だけにいるわけではありません。シンガポールやマレーシアには多くの中国系の人たちが住んでいます。そしていわゆる華僑の人たちは世界中にいます。

特にフィリピンを含む東南アジアの華僑は、その国の経済を動かすだけの力を持つ存在でもあります。つまり中国語ができるということは、力を持つ華僑の人たちとも親交をもつためのパスポートを持っているということです。

英語でコミュニケーションをとるより、中国語でコミュニケーションをとる方が確実に心証がいいのです。もちろん親日国の台湾や、世界一の人口を持ち成長著しい中国本土の人々と会話できるメリットも計り知れないものがあることは、言うまでもないでしょう。

現在日本でも英語でビジネスができる人たちが既に一定層存在します。

でも、世界2大言語である英語と中国の2言語を屈指して仕事ができる日本人はまだまだ稀な存在です。私は、今後、英語だけでなく中国語も語学留学によって習得する日本人が増えることを期待しています。

国際教育事業コンサルタント
星野達彦

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

国際教育事業コンサルタント
1960年東京生まれ。1986年から留学事業のキャリアを積み、25年以上の経験の中で数多くの留学カウンセリングや大学・政府関連機関主催の留学イベントなどので講演をこなす。海外での多くの国際会議に参加するとともに世界の600校以上の学校を視察している。

著書に「こうすれなれる留学カウンセラー」、「英語はアジアで学べばうまくいく」がある。

2013年 厚生労働省委託事業「勤労青少年の国際交流を活用したキャリア形成支援事業」委員長
一般社団法人JAOS留学協議会事務局長
日本認定留学カウンセラー協会(JACSAC)代表幹事
国際教育事業コンサルタント ライジング・スター代表 

ブログ:留学カウンセラー・国際教育事業者向け情報ブログ
http://ryugakuth.blog.fc2.com/
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