まるわかり。知っておきたい、欧米英語留学とフィリピン英語留学の違い

実際にインドを訪れてみて感じたこと

先月(2016年6月)インドの政府関連機関から招聘を受け、インドの5都市12大学の視察をする機会がありました。

今回は、フィリピン英語留学後の先にある留学、または英語留学先としてのインドに関して解説したいと思います。

インドとはどんな国なのか?

一昔前になりますが、世界的に注目されたBRICs(ブリックス)という言葉をご存知でしょうか?

2001年に、投資銀行のゴールドン・サックス銀行が出したレポートで使われた言葉で、
Brazil(ブラジル)、Russia(ロシア)、India(インド)、China(中国)というその当時今後の経済成長が最も期待された4か国の総称がBRICs(sは複数形のs)です。

BRICsの一角に入ったインドは中国に次いで世界2位の人口(約12億)を擁する大国で、一人っ子政策の影響で今後少子化と人口減少が進む中国を今世紀中旬にも人口で追い抜くことが予想されています。

また前出のゴールドマン・サックスの予想では、2050年の世界GDPでインドは、1位中国、2位アメリカに次ぐ3位に位置するとされています。(因みに日本は7位のインドネシアの次の8位にまで順位が落ちています)。
そして、インドが日本をGDPで追い越すのは2030年ごろとの予想もあります。

親日派が多いインド

1952年日本とインドは国交を樹立していますが、それ以降日本はインドへの最大の援助国になっています。また歴史的にも第二次世界大戦の際、日本はイギリス領であったインドの独立支援の立場とり、インドの独立派とともにイギリスと戦いました。

この様な経緯からインドでは親日派が多いとされています。

またインドにはホンダのバイクやスズキの小型自動車のシェアが昔から多く、SONYやPanasonicブランドも幅広く認知されています。

最近ではインド一の人口(約1370万人)を誇る、大都市ムンバイから北の都市アーメダバードまでの560キロを走る高速鉄道に、日本の新幹線システムが導入されることが決まっています。

インドへの英語留学

今後の成長が期待されるインドの成長要因の一つにインドが英語を準公用語にしている国だという事実があります。

ゆえにフィリピンと同様、海外からのビジネスをアウトソースすることや、人材の提供や流入が容易である点が、国際競争力をつけやすい環境にある国と言えるでしょう。

英語が準公用語ということで、インドにも海外から留学生を受け入れている英語学校が都市部を中心に存在しています。

今回は新興のIT都市バンガロールにある日本人経営のSpiceup Academyという学校の視察もしてきました。

この学校は一般英語だけでなく英語+インターンシップ、英語+ヨガ、英語+クッキングなど多彩なコースを持つ学校で、日本人スタッフもいるので安心して留学できます。

21世紀の超大国候補インドへの留学について

Spiceup Academyの日本人スタッフと筆者

21世紀の超大国候補インドへの留学について

Spiceup Academyの校内の写真

またムンバイにはStanford English Academyという英語学校があります。

2010年に設立した学校ですが、今までにすでに世界50か国から留学生を受け入れており、日本や韓国やタイなど、アジアからの留学生も英語の勉強をしています。

一般英語コースの他にビジネス英語コースやTOEFL、TOEICなどの試験対策コースもあります。またこの学校ではインドの公用語であるヒンディー語を基礎から学べるコースもあります。

21世紀の超大国候補インドへの留学について

Stanford English Academyの教室が入るビル

21世紀の超大国候補インドへの留学について21世紀の超大国候補インドへの留学について

Stanford English Academyの授業の様子

インド英語留学とメリットは? なまりの問題は?

インドの人口が中国を抜いて世界一になるのはそんな遠くない将来だというお話をしました。中国がこの30年で急速に発展したように、インドも経済的にもどんどん力をつけてくるでしょう。

そして英語ができるインドの人材は、既に世界中で活躍しています。現在のGoogleのCEOはチェンナイ出身のインド人です。最近退任しましたが元ソフトバンクの副社長もインド人です。

インドで英語を学ぶということは、世界で多数活躍するインド人が話すインド英語を習得できるということです。インド英語は日本人にはわかりづらいですが、インドで生活しながら英語を学ぶことで、インド英語に慣れることができます。

フィリピンでしっかりアメリカ系英語を学んだ上で、インド英語を習得するという流れも良いでしょう。因みに英語学校の先生はそんなになまりが強いわけではないので、初心者の方も安心してください。

今後の可能性を感じるインドの大学留学

今回はインド政府関連機関から、国内の大学の視察をしてほしいとことで、彼らが留学生受け入れの実績とインフラが比較的整っているとする12大学を視察させてもらいました。

これらの大学にはすでに留学生が100人以上の単位で留学はしていたのですが、殆どがアフリカや中東諸国やネパールなどからでした。正直、田舎にある大学は日本人学生には食事など生活面で厳しいと感じました。

ただ、今回訪問したバンガロールやハイデラバードの都市部にある私立の中堅大学は、施設や環境もよく日本人学生にも十分留学生活を送れると感じました。

インド大学留学のメリットとは?

インド大学留学のメリットはまず費用が圧倒的に安いことが挙げられます。今回、訪問した田舎の大学では、1年間の授業料と滞在費食費で50万円未満の学校もありました。

都市部の私立の大学でも100万円未満で1年間の授業料から食費滞在費まで賄えます。ITやビジネスなど職業と直結しつつ、インドが世界と比べてもレベルが低くない分野の勉強がお勧めです。

留学生への入学基準はインドらしくあいまいな部分が多く、取り敢えず日本の高卒資格とある程度の英語力があればいいよという学校が多かったです。

高校の成績は特に問わないということでしたが、理数系のクラスを取っていることが求められるようです。

また、ある程度の英語力とは、質問しても、的確な答えが返ってこない場合が多く、まあ英語力がなかったら英語コースに入ればいいからというような学校が殆どでした。

このあたりは入学がしやすいというメリットにもなるのですが、もう少し基準を明確にしてほしいと思います。

世界に誇るインド工科大学などの国立名門校は入学基準が厳しく明確化しているのでしょうが、そうでない大多数の大学はあいまいなのが現状なようです。

21世紀の超大国候補インドへの留学について

hosino2

バンガロールにあるM.S. Ramahia工科大学

多くの大学がIT系の企業へのインターンシップや就職サポートへ力を入れている

今後日本を追い抜くほどの経済成長が予測され、新幹線導入にも見られるように、日本との繋がりもますます大きくなるインドで留学した人材は、日本でも世界でもこれからどんどん求められることは明らかです。

フィリピン留学後の留学先候補に是非インドも考えてみることをお勧めします。

国際教育事業コンサルタント
星野達彦

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

国際教育事業コンサルタント
1960年東京生まれ。1986年から留学事業のキャリアを積み、25年以上の経験の中で数多くの留学カウンセリングや大学・政府関連機関主催の留学イベントなどので講演をこなす。海外での多くの国際会議に参加するとともに世界の600校以上の学校を視察している。

著書に「こうすれなれる留学カウンセラー」、「英語はアジアで学べばうまくいく」がある。

2013年 厚生労働省委託事業「勤労青少年の国際交流を活用したキャリア形成支援事業」委員長
一般社団法人JAOS留学協議会事務局長
日本認定留学カウンセラー協会(JACSAC)代表幹事
国際教育事業コンサルタント ライジング・スター代表 

ブログ:留学カウンセラー・国際教育事業者向け情報ブログ
http://ryugakuth.blog.fc2.com/
詳しいプロフィール

コメント

この記事、あなたはどう思いましたか?ぜひご感想をください。