「できれば遭遇したくない…」海外でまきこまれがちな犯罪と対策

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世界一周旅行について、みなさんどんなイメージがありますか?

見たこともない大自然、歴史的建造物、経験したことのない体験、新しい出会い、異文化交流。ドキドキワクワクの冒険を想像していると思います。しかし残念なことに、海外で出会えるのは優しい人達と、美しい風景だけとは限りません。

実際は犯罪やテロによる事故や事件、現地特有の感染症や過労等による病気、そして地震や津波等の自然災害などの危険に遭遇することも、少なからずあります。

楽しく安全な世界一周旅行に向けて、心の準備と安全対策は万全でしょうか?

特にその地域のハイシーズンは、犯罪も多発する傾向があります。さらにどうしても、日本人旅行者は小柄ですし、お金があるイメージがあるため、狙われやすいです。

最近はとくにヨーロッパを含む広い地域で置き引きやひったくり、スリなどの強盗、さらには薬物に関わる犯罪での被害が増えています。海外に出ると、非日常な高揚感、解放感もあいまって、どうしても油断しがちになります。

こういった心の隙を犯罪者たちは巧みに読み取り、狙ってくるのです。そういう些細なことでも海外では、取り返しのつかない結果を招く可能性があります。

せっかくの一世一代の世界一周旅行なのですから、出発前に目的の国の情報をしっかりと集めて、万一に備え身の安全をまもる為に必要な知識を身に付けておきましょう。

今回は、世界一周者が巻き込まれてしまいがちな犯罪の事案や対処法をご紹介します。もちろん、旅慣れてきてからも決して油断しないで、常に”自分の身は自分で守る”意識を持って、安全な旅行を心がけてくださいね。

安全に世界一周をするために心がけてほしい事

【多額の現金や貴重品は持ち歩かない】

世界中で、日本人の観光客は不用心でお金持ちという印象を持たれてしまっています。日本では普通の行動でも、海外では隙がありすぎる行動になってしまうのです。

とくにヨーロッパなどの観光スポットでは、日本人をメインターゲットにしたスリやひったくり、置き引きも多発しています。そのような犯罪者にカモにされないために、お金を持っている旅行者風の服装や装飾品はさけましょう。

万が一犯罪にあってしまっても、被害を最小限にするために、観光の時には多額の現金や貴重品はなるべく持ち歩かないようにしてください。どうしても持たなくてはいけないときには、貴重品入れに入れたり、カバンから貴重品がすられないように工夫しましょう。

そういった時に便利なツールは”用意して安心!世界一周中に役立つ防犯グッズ10選”のページでもご紹介しているので、参考にしてみて下さい。

【その国の法律を守り、宗教や文化を尊重する】

当然ですが、旅行中はその国その国の法律に従って行動しなくてはいけません。例えば日本では比較的に軽い犯罪だとしても、国によっては想像もできないほど重く、最悪の場合は死刑に匹敵するような犯罪になる事もあります。

例えば、女性は肌の露出をしてはいけない国もあれば、野外での飲酒が罰金行為となる国もあります。それぞれの国の法律は、その国の文化や歴史、宗教と密に繋がりがあることが多いです。

旅行者はそれぞれの国にお邪魔して、文化を感じさせてもらっている身なので、その地域の風習は尊重したいですね。我慢する、というよりはその風潮を楽しめたらいいと思います。世界一周中は、それぞれの国の法律を守って、宗教や文化など習慣に配慮した行動を心がけましょう。

【初対面の人間を簡単に信用しない】

日本人は詐欺の格好のターゲットにされがちです。

特に個人旅行の若者が、旅行先で旺盛な好奇心から初対面の人でも簡単に誘いに乗ってしまい、自宅に誘われたり、食事をすすめられたりして、睡眠薬強盗などの被害にあったという話は少なくありません。

悲しいことですが、見知らぬ人から親切に声をかけられても、完全に信用することはできないのです。旅行の醍醐味は、出会いでもあるので相手を常に警戒して、誘いを断るというのも面白くないですし、判断が難しいところではあると思います。

なので、誘いに乗るとしてもなにかあってもすぐに逃げる、所有物には目を光らせる、などの警戒は頭の片隅に置いておいてください。

【無意味な夜の外出は控え、危険な場所には近づかない】

ある程度、先進国で安全と思れている国や地域でもある特定の場所、時間帯によっては、危険な場合もあります。事前に犯罪が多発する場所をしっかりとチェックしておき、そういった場所には近づかないことが大切。

筆者は昼間の普通の路地でも、地元の方に「あそこの路地は危ないから絶対に入らない方がいい」と言われたこともありました。

さらに、どうしても夜の外出にはいろんなトラブルがつきものです。特に一人での夜の行動は、なるべく控えた方がいいでしょう。

はじめて飛行機でおりたった国で、空港に到着した時間が深夜であれば、日が昇ってから空港から出て行動することをおススメします。空港内であれば、犯罪に巻き込まれることはまずないです。

早くホテルに行きたいという気持ちもあるのですが、見知らぬ国で重たいバックパックを持ったまま、深夜に出歩くというのはあまりにリスクがありすぎます。

【薬物には絶対に手を出さない】

薬物の犯罪について、昨今では多くの国が取締りを強化しています。もちろん、その国で犯してしまった犯罪は、その国の法にのっとって処罰を受けることになります。

薬物による犯罪は死刑なども含め、重い罰を科す国も多くあります。その割に、日本よりも簡単に薬物が手に入ってしまう国がほとんどなのが現状です。

実際に、海外旅行中に軽い気持ちで薬物を手にした人、または知人からの申し出を断りきれず運び屋を請け負う人、薬物とは知らされず運び屋にされてしまった人、このような人たちの中には、後の人生を台無しにしてしまうほどの厳罰を科せられてしまった例もあるのです。

自分自身の安全のためにも、薬物に関わることは絶対に絶対に、やめましょう。

世界一周旅行者があいやすい犯罪、被害例と対策

①スリ・ひったくり・置き引き

【被害例】
・昼間出掛けている時に宿泊先で貴重品を根こそぎ盗まれた。
・ケチャップやマスタードなど、何かしらの液体物をわざと服やバックパックにつけられ、親切そうに 「取ってあげる」と声をかけられたのでお願いすると、そのまま財布やカメラなどをすられていた。
・物売りにしつこく付きまとわれていて、そちらに気をとられている隙に、別の人間に荷物をすられていた。
・レストランで椅子にデイバックを掛けていたら置き引きされた。
・宿泊先ののフロントで、チェックインの手続き中に、足元に置いたバックパックを置き引きされた。
・空港の到着の際、バゲージクレームで、預け荷物にしていたバックパックを置き引きされた。

【対策】
こういった犯罪の犯人は、犯行のカモの隙を常にうかがっています。自分の事をじっと見ている人がいないか、やたらめったらしつこく親切にしてくる人ではないか、その都度判断し気をつけましょう。貴重品については、ポケットや机の上など、盗まれやすい所に置かないように週刊図けてください。荷物はつねに手から離さないで、やむを得ず手から離れていても、固定物につないでおくか、体に触れているように置いてください。

②タクシー強盗

【被害例】
・現地の道順などわからないのでわざと遠回りをされ、多額の請求をされた。
・普通に乗っていて、おつりをごまかして少なく渡された。
・乗った直後、別の人間が数人乗り込み、キャッシュカードと現金を要求された。そのまま、ATMをいくつか周り、限度額分引き下ろすまで開放してもらえなかった。

【対策】
まずは行き先をスマートフォンからgoogleマップなどで事前に調べておき、タクシーに乗っている時も常にGPSで自分のいる位置を確認するようにしてください。(”世界一周に必須!おすすめスマホアプリ13選”のページでこのような時に使えるアプリを紹介しています)

タクシーに限った事ではないですが、おつりをごまかされてしまうことはよくあります。支払いをした後は、タクシーに乗ったまま、きちんとおつりを確認しましょう。できれば許可書をちゃんととっていて、メーターもついている正規のタクシーを使いましょう。

どんな形状のものが正規のタクシーなのかという部分は、国によって様々なので、事前に調べるか乗る時は流しのタクシーを利用せず、空港や宿泊先で呼んでもらうようにしましょう。

③クレジットカード詐欺、スキミング

【被害例】
・旅先でクレジットカードで買い物をした。金額は確かめたが、後日クレジットカードの支払いが一ケタ多く請求されていることに気が付いた。
・クレジットカードで支払いをした際、日本と同じように店員が店内奥のカード読み取り機にカードを持って行った。その見ていない隙にスキミングされていたようで、後日お金自分の知らないところで何度もお金を引き出されていた。
・街中のATMでカードでお金を引き下ろしたら、心当たりのない日にちにも多額のお金が引き下ろされていた。

【対策】
高価なものを買う時は信用のあるお店を選ぶことが重要になります。たとえ信用のある店であったとしても、クレジットカードを利用する時には、カード読み取り機は自分の目の前で使ってもらい、金額に間違いがないことをよく確認して控えを必ず受け取ることが重要です。

街中のATMでスキミングの機械が取り付けられているかなどを正確に見つけることは難しいです。できるだけ銀行内にあるATMを使う、人通りのない路上にポツンと立っているATMは使わない、壁にしっかりと設置されているATMを選びましょう。

さらには現地に長くいる旅行者に聞いてみる、というのも対策として有効です。

④偽装警官

【被害例】
・街歩きをしている時に、あやしい物売りが近づいてきた。その時に別の男性が警察手帳のようなものを見せながら追い払ってくれた。自分も不法滞在の確認のために、パスポートや財布の提示を求められたので、そのまま応じた。

パスポートと財布を渡すと目の前で中身を確認して、そのまま返してくれ終始にこやかにその場は収まった宿泊先に帰ってから、財布をみてみるとお札が数枚抜き取られていた。

【対策】
本来、どんな国の警察もよっぽどの事がない限り、路上で持ち物検査をする事はなかなかないです。不審な事があれば、他の警察官にも立ち会ってほしい、日本の大使館や領事館に確認すると主張するなど、落ち着いた態度で、毅然と対処することが大切です。

ただし、本物の警官だとしても国によってはワイロを請求したり、こういったスリをする事もあります。もし、警察署やイミグレーションなど、確実に本物の警官だとわかる所でこういった事態にあってしまったら、事を荒立てず静やかに対応したほうが良い場合もあります。

その国ではどんなことでも、現地の警察官が正義とされる場合が多く、こちらの常識は通じない事も多々あります。悔しいですが、お金で解決できたので被害が軽かった、という事もあるのです。

⑤首絞め強盗、睡眠薬強盗

【被害例】
・人気のない路地を歩く旅行者の背後に、数人で忍び寄り、完全に人目がなくなった隙を狙って背後から首を絞め、失神させる。そのあとにパスポートや貴重品などを丸ごと奪われた。
・夜飲み屋などで、気さくに話しかけてきた現地人に、飲み物に睡眠薬を入れられ、眠ってしまっている間に荷物を置き引きされた。

【対策】
こういった犯罪の場合は、最悪生命にも関わる危険もあります。旅行中に一人で行動するときには、怪しい人間に狙われていないか常に周囲に気を配ることを心がけてください。

飲み屋さんでおごってくれる、という甘い言葉があっても、できれば開けていない缶や瓶に入っている飲み物以外は口にしない方が無難です。

相手に失礼になってしまうかも…と思ってしまいますが、そういった些細なことでリスクは避けることができます。もしも犯罪にあってしまったら、荷物などよりも生命の安全を、第一に考えて行動してくださいね。

強盗に凶器を用いて金品を直接要求された場合は、残念ですが素直に渡してしまいましょう。命に勝るものはないですから。

⑥両替詐欺、偽物商品詐欺

【被害例】
・両替をしたときに、言葉では正規のレートで交渉完了したがあとから確認してみると、札の数が数枚足りなかった。
・商品を購入する際に、店頭で確認したときは間違いなく純正のものだったが、宿泊先に帰ってから確認すると、外箱はそのままに中身が偽物とすり替えられていた。

【対策】
両替詐欺をする犯罪者は、現場でじっと目を凝らしていても巧みな手さばきで札束の枚数を変えてしまうことができます。現金を受け取った際に、その場で自分でも枚数を数えなおし、足りなければしっかりと伝えましょう。

商品を購入するときは、店頭で紹介された商品がそのまま梱包されるか、一部始終を確認するか、手渡されたあとその場で自分で開封し、確認すると詐欺にあう可能性はぐっと下がります。

⑦性犯罪、美人局

【被害例】
・あまり女性が露出する文化がない国で、薄着で歩いていたら数人に囲まれ痴漢をされた。(女性)
・レストランで仲良くなった現地人に過剰にお酒を飲まされ、そのまま性的暴行をされた。(女性)
・美しい女性に声をかけられ、家に誘われたのでついていくと、人気のない路地で屈強な男性が待ち構えていて、貴重品や現金をすべて盗られた。(男性)

【対策】
まずは女性の場合は、現地の文化や宗教感に従って、あまり露出の多い服装は避けて下さい。国によっては薄着でいることは、触ってくださいと言っているようなものです。

さらに、単独行動や夜間の外出はなるべく控えましょう。宿泊先の部屋にいるときに、ドアをノックされて開ける場合は、あればのぞき穴を見て確認し、開ける必要がある場合は防犯チェ ーンを掛けたまま、相手を確認してください。

ホテルのスタッフに見えても、時間帯が深夜であったり、なにかしら不審な点があれば、居留守をしてしまってもいいです。

ここからは男性も含めた対策ですが、親しげに声をかけてくる現地人は、安易に信用しないで警戒心を忘れず、少しでも不審な点があればはっきりと断ってください。日本人特有の、笑いながらやんわり断る、というスタンスでは相手に拒絶は伝わりません。

なるべく、勧められた食べ物飲み物を安易に口にせず、絶対に過度な飲酒はしないでください。日本語で話しかけてきて、日本での渡航経験や日本人の知り合いが多い、などの話をして旅行者を安心させてそのままだますような巧妙な手口もあるので注意してください。

〈参照)外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html

まとめ

「できれば遭遇したくない…」海外でまきこまれがちな犯罪と対策

怖い話ばかりしてしまいましたが、これは世界中で起きている犯罪のほんの一部です。もちろん、世界一周中にすべての犯罪に巻き込まれる、なんて不運はそうそうないですし、なにもなかった、という方も多いです。

万が一みなさんが世界一周中に、大きな事件や災害が発生して日本国内で報道されると、家族や友人は、もしかしたら巻き込まれているのではないかととても心配すると思います。

そのため、出発前には必ず自分の旅行日程や海外旅行保険の証書、メールアドレスなどの連絡先を家族に残し、旅行中も定期的に連絡してくださいね。特に世界一周は短期のパック旅行とは違い、日本から見たらマイナーな国や地域に行くことも多いと思います。

その分家族や友人にも多大な心配をかけている事も心に留めておく必要があります。さらには多くの国で様々な病気の感染の可能性もあります。渡航予定の国の感染症情報も常に最新情報を確認し、滞在中も衛生面で対策を怠らないようにして下さいね。

もしも感染が疑われる場合にはなるべく早く医療機関で受診してください。

感染症の対策、予防、対処法などについては、
世界一周に必要な予防接種と、海外の病院の受診方法”のページと
世界一周中にかかりやすい病気~対処法とおススメの薬~”ページでも、詳しくご紹介しているので、参考にしてみて下さいね。

様々な状況を想定し、安全対策の意識と知識をしっかり持って、世界一周を楽しみましょう!

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世界一周トラベラー
音楽と甘いものと、カラフルなものが大好き。
ステキな海と、たのしそうなお祭りの情報がはいれば、すぐに飛んでいきます。
英語語学留学から、世界一周旅行を終えていったん日本に帰国したけど、すぐに飛び出しまだまだ旅は続きそう。
のんびりぼーっとしてるのでトラブル続きの毎日ですが、世界中のひとたちに助けられ、今日も元気に生きています。
なんとかなるっしょー!で乗り越えてきたわたしの経験談。
少しでもお役にたてればいいなと思います。

私の世界一周ルートはこちら
http://ceburyugaku.jp/40237/

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