役所の営業許可証発行手続きがスピードアップ

証券取引委員会によると、事業の登記に関する手続きは2015年には16段階あり29日間要していたものが、2016年には6段階で8日間にまで削減されたという。

マニラ首都圏(CNNフィリピン)ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は最初の施政方針演説で、事業の許認可にかかる時間を「可能な限り最短に」するよう全ての地方政府に求めましたが、そのモデルとして考えていたのはケソン市だったのかもしれません。

小さなカレンデリア(ローカル食堂)を開業するため、営業許可の申請に来たボニファシア・チュアさんは、わずか2時間で許可を取得しました。5年前に同じ手続きをした時は3週間かかったそうです。

チュアさんは許可証の発行を待つ間、CNNフィリピンの取材に「手続きが本当に早くなりましたね」と語りました。

許認可の手続きが迅速になることで起業が容易になり、雇用を創出する投資を促進することにつながります。わずか10,000ペソ(約2万2千円、記事当時の為替レート)の資金でカレンデリアを開業するチュアさんのような小規模ビジネスオーナーもその一例です。

チュアさんは、「これは一家の生計を立てるための起業なんです」と語っています。

国家競争力評議会(NCC)は、国内最大の都市でありながらビジネスが行い易いケソン市を、2016年の「フィリピンで最も高度に都市化し競争力の高い都市」と評価しました。

NCCは官民協働のタスクフォースで、ビジネスオーナーや地方政府に対して、競争力の高いビジネス環境構築を促進することを目的としています。

ケソン市営業許可証管理事務所のゲイリー・ドミンゴ所長によれば、申請者が必要書類を全て揃え、要件を満たしていれば、開業の手続きはさらに30分から45分程度にまで短縮できるとのことです。

ドミンゴ所長は、ケソン市では開業のための要件をこれまで4年かけて11項目から4項目に削減し、8段階あった手続きはわずか3段階になったと言います。さらに、形式的な手続きは廃止し、1つの営業許可証に必要な役人の署名はわずか2か所のみとなっています。

市行政官のアルドリン・クーニャ氏は、手続きが迅速になることで役所の側にも利点があると言います。

「徴税が効率的になることと、もう1つは長い行列でイライラする人が減ることです」

しかし課題も残されている、と指摘します。

クーニャ氏によると、地方自治法の条項が原因で支障を来しているケースがあると言い、その1つとして全ての営業許可証は毎年始めの20日以内に更新しなければならない、という規定を例に挙げました。

約300万人の人口と約70,000件の事業所を抱えるケソンのような大都市にとって、この規定は極めて重い負担となります。市役所がこの短期間に68,000件の営業許可証を処理することは「物理的に不可能だ」とクーニャ氏は言います。

またクーニャ氏は、国会は地方自治法の改正を行い、事業の許認可事務の合理化を図るべきだと訴えています。市役所では、営業許可申請に関わる必要書類の提出を自動化することで、待ち時間を減らすことも検討しているとのことです。

翻訳:HansodeBZ
翻訳元サイト
http://cnnphilippines.com/business/2016/07/27/

コメント

悪しきフィリピンの各種法手続きが少しずつ改善されてきているようですね!素晴らしい。

事業の許可証といえば、フィリピンで語学学校を運営するにはTESDAという許可証が必ず必要です。学校を運営したいと思ってもこのTESDAがないと、正式には運営できないわけですが、中には小規模で先走って始めてしまう学校もあると聞いています。

しかも、そういった学校は学校運営自体が整っていないので、留学生に迷惑をかける学校も少なくないとか・・・
TESDAを取っていれば良い学校ということにはなりませんが、最低限必要なものですので、皆さんが留学される際もこの点は気をつけて頂ければと思います。

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

当サイトに不定期で寄稿しているゲストライターさんの記事です。

様々な職業や経験を持ち合わせた方から寄稿頂いているので、ぜひチェックしてみてください。

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