まるわかり。知っておきたい、欧米英語留学とフィリピン英語留学の違い

最近、韓国の最大手留学エージェントが倒産の危機に面していて、このエージェントを利用した200人以上の学生が、授業料の滞納状態になっていることが明らかになりました。

前回、私の記事『学校が倒産しても大丈夫?安心留学可能な英語学校の選び方教えます』では学校の倒産について書きましたが、今回は留学エージェントの倒産とその危険性が少ないエージェントの選び方に関して書いてみたいと思います。

日本でもあった、大手留学エージェントの倒産騒ぎ

2008年に、大手留学エージェント「株式会社ゲートウェイ21」が倒産して、1000人以上の学生が被害にあった事件がありました。事件はNHKなど多くのメディアにも大きく取り上げられました。

ゲートウェイ21は東京の他に札幌、仙台、名古屋、大阪、広島にも支店を持つ大手エージェントでした。

また2010年には、株式会社サクシーオが倒産し約400人の学生が被害を受けました。このように過去に日本でも大手留学エージェントの倒産があり、多くの被害者を出してしまったことがありました。

留学エージェントが倒産するわけ

留学エージェントの倒産はおおむね同じパターンがあります。留学エージェントは留学手続きの一環として、留学前に申込者から留学にかかる費用を預かります。

当然その費用は所定の期限までに学校、滞在先、保険会社、飛行機会社などに支払う費用です。例えば留学出発6ケ月前に、この留学費用を申込者から預かったとしましょう。

すると実際の支払期日は多くの場合、その半年後の留学直前ですので約半年間近くもの間、その留学エージェントはその留学費用をキープできるわけです。

本来このキープした留学費用は預かり金として他の用途で使うべきものではありませんが、留学エージェントによってはこの費用を、会社の広告費や支社の拡張などのための費用に使ってしまうケースがあります。

そこで使ってしまい足りなくなった金額は、他の申込者から預かった留学費用を充てることになります。

新規の申し込みが途切れなく増加傾向にあれば、資金繰りは問題ありませんが、申し込みが減少して預かる留学費用の金額が減少してしまうと、資金がショートして倒産してしまうということです。

事件後、国の指導で出来た第三者留学エージェント審査機関J-CROSS

大手留学エージェントの倒産騒ぎを受けて、国が動き留学事業関連協会などに働きかけて作らせたのが、一般社団法人留学サービス審査機構(J-CROSS)です。

具体的には消費者庁、文部科学省、経済産業省、観光庁の指導を受け、留学サービス事業者団体である一般社団法人JAOS海外留学協議会留学・語学研修等協議会(CIEL)NPO法人 留学協会が協働し、事業者が遵守すべき新たなルール(基準)を作成し、個々の事業者がそのルールを満たすかどうかの認証を第三者の立場で行うために設立した団体です。

J-CROSSは第三者機関として、留学サービス事業者が適正な財務状態にあるのかも含めて審査し、認証を行います。

先程挙げたケースの中で6か月前に留学費用を申込者から預かるケースを紹介しましたが、基本的に例外を除きそのような留学手続きをしている留学エージェントはJ-CROSSから認証を受けることはできません。
(細かい認証基準はこちらをご覧ください。▶︎http://www.jcross.or.jp/standard/ )

韓国大手留学エージェント倒産か?安全な留学エージェントの選び方

J-CROSSの認証事業者リストはこちら
▶︎http://www.jcross.or.jp/list/

韓国大手留学エージェント倒産か?安全な留学エージェントの選び方

J-CROSSの認証を受けると利用できる認証マーク

こんな留学エージェントは気を付けよう

ここで紹介したJ-CROSSの認証は、費用もかかるし任意なため全ての留学エージェントが認証申請をしているわけではありません。J-CROSSの認証がなくても問題ないエージェントも多くあるのが事実でしょう。

例えば一般社団法人JAOS海外留学協議会の加盟エージェントは、加盟申請時に契約書やパンフレットなどの表記に関してのチェックを受けています。

また3年以上の経営実績や、留学関連企業2社か取引先学校2校からの推薦も必要です。ただ、それ以外の会社を留学希望者がどう確認するは実際難しいと思います。そこで留学業界30年の経験がある私が皆さんにいくつか注意点を伝授します。

留学エージェント危険度チェックポイント
・やたらと契約を急がせていないか
・契約後正当な理由なしに渡航3か月以上前に授業料や滞在費などを含む留学費用の入金をさせようとしているか
・担当者がころころ変わらないか
・身の丈に合わない派手な広告宣伝をしていないか
・やたら競合エージェントの悪口やデメリットを言わないか
・営業行為がしつこすぎないか
・留学カウンセラーの知識の少なさを感じないか

留学希望者にとって留学エージェントは、専門家として留学実現をサポートしてくれる頼もしい存在です。

今回紹介したような留学エージェントの倒産という悲しい事件を受けJ-CROSSが設立されたり、留学関連の事業者団体の活動も活性化し、業界自体もより利用者である留学希望者に信頼してもらえるような取り組みを進めています。

それと同時に皆さんも今回紹介したような点に気を付けて、しっかり信頼できる良い留学エージェントを選んでほしいと思っています。

国際教育事業コンサルタント
星野達彦

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

国際教育事業コンサルタント
1960年東京生まれ。1986年から留学事業のキャリアを積み、25年以上の経験の中で数多くの留学カウンセリングや大学・政府関連機関主催の留学イベントなどので講演をこなす。海外での多くの国際会議に参加するとともに世界の600校以上の学校を視察している。

著書に「こうすれなれる留学カウンセラー」、「英語はアジアで学べばうまくいく」がある。

2013年 厚生労働省委託事業「勤労青少年の国際交流を活用したキャリア形成支援事業」委員長
一般社団法人JAOS留学協議会事務局長
日本認定留学カウンセラー協会(JACSAC)代表幹事
国際教育事業コンサルタント ライジング・スター代表 

ブログ:留学カウンセラー・国際教育事業者向け情報ブログ
http://ryugakuth.blog.fc2.com/
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