世界一周前に知っておきたい!世界の4大宗教

みなさん、自分の宗教について考えたことはありますか?

筆者は特別考えたことはなく、海外で宗教はなに?と聞かれても無宗教と答えてしまっています。日本人はクリスマスやお盆など、一種のイベントとして考えている方が多く、一つの宗教を深く信仰するという習慣はないのではないでしょうか。

そもそも宗教とは、人間の力や自然の力を中心とする観念で、それに元づく儀礼や作法、施設などを携えた社会集団の事を指すのだそう。

長い歴史の中で現代まで、年中行事や生活習慣、音楽や芸術作品、はたまた政治にまで、影響を与えています。世界一周旅行をしていると、沢山の宗教や土着の文化に出会い、驚く事がとても多いです。

各地の宗教のしきたりを知らずに、日本のままの振る舞ってしまうと大変な失礼に当たり、最悪の場合逮捕されてしまう可能性もあります。せっかくの世界一周ですから、相手の宗教を尊重し、新たな発見ができるような旅にしたいですよね。

各宗教、宗派や個人の解釈によって習慣や儀礼も様々なのですが、今回は世界の教徒数が多い宗教の代表的な部分をご紹介します。

聖地に行く前に知っておきたい!世界4大宗教の特徴

キリスト教

世界一周前に知っておきたい!世界の4大宗教

開祖:イエス・キリスト
信者:約20億人
教典:新、旧約聖書
発祥地:エルサレム
発祥年:1世紀
現在の信仰地域:一部の地域を除き、世界全域

キリスト教は、イエスをキリスト(救世主)として信仰する宗教です。イメージ的に、ほかの宗教より厳しい戒律がなく、各々できる範囲でという形で信仰している気がします。

その分教えや解釈については、国や教派によって独自の進化を遂げています。世界中の宗教の中で、信者が最も多く地域も広範囲にわたります。先進国はやはりキリスト教文化の国が多いのではないでしょうか。

キリスト教の信者が国の人口の1%未満というのは実は日本だけで、世界的に見ても異例な事なんだそう。

キリスト教関連のイベントとしてはイースター、クリスマス、バレンタインデー(内容は直接は関係ないですが、殉教聖人のバレンタインが語源になっています)などが、日本でも知られていますね。

食事

基本的には厳しい食事規定はありません。プロテスタント系の一部宗派では、卵乳菜食を推奨していて、肉や魚、アルコールの飲食を避ける信者がいます。正教会では、最も厳格な祭事の日は、肉や魚介類、乳製品、オリーブオイル、アルコールの飲食を避けます。

文化や習慣

キリストが復活したとされる日曜日は、毎週教会で礼拝し、讃美歌を歌い、聖書を読みます。日曜日は安息日とされているため、早い時間の家への訪問は避けてください。

カトリックでは、離婚や妊娠中絶を禁じられていたりと、たくさんの性に関するタブーがあるので、そういった類の話は冗談であっても、相手を不快にさせてしまうことがあります。

さらにカトリックでは、いかなる時でも暴力は否定されます。たとえスリなどの犯罪者を捕まえて、正当防衛であっても暴力をふるってしまったら逆に逮捕されてしまった、という事例もあるそうなので注意してください。

日本と同じく菊の花は、お墓にささげるお花とされている地域もあるので、プレゼントとして渡すと失礼にあたります。

観光の際に気をつける点

特別決まった礼拝方法というのはないようです。

教会でよく見かける、頭から胸当たりで十字を描く方法は、右手の親指、人差し指、中指を合わせた状態で、上から下へ描いた後、左右どちらから描くかによって宗派が異なるそうなのですが、自身がキリスト教ではなく、観光で教会に赴いただけであれば、順番はあまり気にしなくてもよいと思います。

教会に入る時には基本的に、肌の露出やラフすぎる服装は失礼にあたるので避けてください。服装の儀礼に反している方は、教会によっては入らせてもらえない事もあるので注意が必要です。

女性は長袖やスカーフで肌を隠し、男性は長ズボンを着用し、男女ともに帽子は脱いでから入ってください。ロシア正教などでは、女性は髪の毛を隠さなくてはいけないところもあります。教会内では決して騒がず、写真撮影禁止の教会もあるので、撮影OKか確認が必要です。

観光地・イベント

スペイン巡礼
キリスト教の三大聖地のひとつと数えられる、スペイン北西部に位置する都市、サンティアゴ・デ・コンポステーラ。その場所を目指し、フランスの南部から1170km、巡礼していきます。

途中の場所からはじめてもよいですし、徒歩だけではなく自転車などでも自由に巡礼することが可能です。これだけの長く厳しい道のりですから、同じ時期に巡礼している人々と不思議な連帯感が生まれ、世界各国の友人ができますよ。

格安の巡礼宿も各地にあり、スペインの田舎なので食事もおいしい物をとても安く食べられます。数十日間野外で歩き続けるため、日焼けで真っ黒になってしまうので、紫外線対策は徹底してくださいね。

苛酷だからこそ、聖地にたどり着いた時の達成感はひとしお。世界一周の中でも最も思い出に残るものになるでしょう。

バチカン市国
世界で一番小さな国として知られ、イタリアはローマの街の中にあります。カトリックの総本山とされていて、街全体が世界遺産となっています。キリスト教の教会として世界最大のサンピエトロ寺院は、圧巻の一言。小さな国ですが見どころは満載ですよ。

厳かな雰囲気の中に、豪華さもあり、一見の価値ありです。

モンサンミッシェル
日本人にとても人気のあるモンサンミッシェルは、カトリックの巡礼地としても有名な修道院です。湾の中に浮かんだ岩山に建てられており、潮の満ち引きによっては湾の深さが最大15メートルに達することもあるそう。

現在は橋で渡る事ができますが、以前は潮に飲み込まれて亡くなる巡礼者もおり、信者にとってはそこまでしてでも、行ってみたい憧れの聖地なのでしょう。

宗教にかかわらず、観光として世界一周ルートに入れている方も多いと思いますが、実際に訪問する前に、時代背景や歴史を学んでから行くと、何倍も面白くなりますよ。

カーニバル
世界中にカーニバルと名の付くイベントはありますが、これはカトリックなどの西方教会の謝肉祭にあたるものです。もともとは四旬節が始まる前夜に開かれる、肉に別れを告げる宴の事をでした。

現代では、宗教的な意味合いを持たない、祭りやパレードの事を指すことが多いです。世界三大カーニバルと呼ばれる、リオデジャネイロ、ヴェネツィア、トリニダードトバゴのカーニバルをはじめ、世界中でそれぞれ地域の特徴を生かしたカーニバルが開催されています。

イスラム教

世界一周前に知っておきたい!世界の4大宗教

開祖:ムハンマド
信者数:約16億人
教典:コーラン、旧約聖書
発祥地:メッカ
発祥年:610年
現在の信仰地域:西アジア、北アフリカ、中央アジアの一部、東南アジアの一部、ヨーロッパの一部

ここ数年間、悲しいニュースで世界を騒がせているイスラム教。しかしそれはごく一部の過激派だけのことで、実際は穏やかな方がほとんどです。イスラム教はユダヤ教、キリスト教の影響を受けた宗教。

アッラー(神)は唯一にして、ムハンマド(マホメッド)はその預言者であり使徒であるという教えで、コーランを神の言葉としている一神教です。

偶像崇拝を排除し、神への奉仕、教徒間の協力や一体感をとても重んじています。イスラム教も宗派によって思想も若干異なりますが、基本的に戒律の厳しさや信仰心のあつさは、ほかの宗教と比べても最も固いのではないかと思います。

コーランの中には教養や思想のみならず、道徳的な規範や礼儀作法などなど、事細かに規定が定められていて、手の洗い方など、日本人にとっては驚くほど詳細になっています。

国によって多少の差こそあれ、女性の肌の露出はあまり良しとされていません。女性の人権を軽んじている国があったり、男性が女性の肌を見慣れていない事もあり、肌の露出をする女性旅行者への性犯罪も頻発しているので、街歩きでもあまり派手な露出は避けた方がよいでしょう。

中東、アフリカ、アジアを中心に信者が多く、現在も急激に増えているため、将来的には世界の3分の1はイスラム教徒になるのではないかと言われているのです。

世界一周中にイスラム圏の国を訪問すると、よく耳にするのが街中にあるスピーカーから流れる礼拝の呼び掛けです。礼拝は、イスラム教の5つの行の中で一番重要なものとされていて、毎日5回の義務が課せられ、アッラーの教えを守り、服従を近い、信仰を深めるために祈るのです。

現代では決まった時間に礼拝をするのは困難な場合もありますが、よく見てみると空港でも礼拝室が設置されていたりと、世界的にこの礼拝への理解が深まっているのだと思います。

食事

シャリア法というイスラム教の決まりで、食べてよいものと食べてはいけないものが分かれています。

食べてよいものはハラルと呼ばれ、何がハラルに当たるのかも詳細が決まっています。なんとハラル性を審査する機関があり、ハラルを認められた食品や飲食店には認証マークがあります。

地域によっては各個人がイスラム教徒かに関わらず、そもそもハラルではないものは売ってもいない所もあります。豚肉は食べず、さらには豚肉が乗っていたお皿は洗ってあっても使いません。

カップラーメンなどの製品も、豚肉のエキス入っていれば食べませんが、中国のイスラム教徒は豚肉を羊肉と呼んで食べているそう。牛肉や羊肉でも、ハラルの規定に認められたものでないと食べない人もいます。

アルコールは禁止なので、気軽に誘ったりしない様気をつけて下さい。ナイフやフォークを使えば問題ないですが、基本的に左手は不浄の手なので右手で食事をします。

ちなみに、左手で握手を求めたり、子供の頭をなでたりするのは相手を怒らせてしまうほどの失礼になるので絶対にしないでくださいね。大切な友人に羊の目玉を振る舞うしきたりがあり、これを断るととても失礼にあたります。

そして毎年9月ごろに1か月には、ラマダンと呼ばれる断食を行います。ずっとものを食べないという事ではなく、夜明けから日没までの日中に、食事をせず飲み水の制限まであります。

基本的には断食するかどうかは、宗教的なモラルの問題なので現在では強制ではなく、病人や妊婦、子供などは免除されます。現地に赴いた旅行者に強制されることはないですが、やはり人目のある所で堂々と飲食するのは控えた方が良いでしょう。

日が暮れてからは食事をはじめ、夜明けぎりぎりまで食事をする人々で賑わっている街が多いです。さらに、ラマダン中は喫煙も禁じられている地域もあるそうです。

筆者はラマダン中のエジプトに滞在していた事があるのですが、日中は40度を超える酷暑にも関わらず、ほとんどの人々が水も飲まずに当たり前のように断食をしていた事に驚きました。

日中睡眠をとったり、水分を失わないように対策するといった事は問題がなく、仕事に支障が出てもラマダンだから仕方がない、という風潮でした。

イスラム教以外でも様々な宗教が信仰されている国では、食事に関する戒律は少し緩くなっているようですが、お互いに理解し尊重しあっている印象です。

観光の際に気をつける事

モスクに訪れる際は、旅行者は礼拝は強制はされません。ここでも当然ですが神聖な場所なので、騒いだり、むやみに写真撮影をするのはやめましょう。

服装については、男性は少なくともへそからひざ下までのズボンを着用する事、女性は手と顔以外は肌の露出をしない事が原則となっています。動物性の革製品もモスク内ではタブーです。

モスク以外でも、床にひれ伏して礼拝している教徒を見かけることは多々あるかと思いますが、前を横切ったりしない様注意してください。

観光地・イベント

エルサレム
イスラエルにあるエルサレムはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地とされていて、イスラム教徒には、ムハンマドが一夜のうちに昇天する旅をした場所と伝えられています。

ユダヤ教の聖地として有名な嘆きの壁の上の丘にはユダヤ教の神殿をイスラム教徒が作り変えた、アル・アクサモスクや岩のドームがあり、その岩のドームからムハンマドは旅立ったという伝説があります。

イスラエルにはイスラム教が一生に一度は巡礼したいとされる聖地メッカがありますが、残念ながら異教徒は入る事はできません。興味本位でいうのも失礼ですが、イスラム教徒が一堂に会するメッカも見てみたいと思ってしまいますよね。

シェイクザーイドモスク
アラブ首長国連邦にある、比較的新しいモスクです。総工費550億円、世界最大の手織りのペルシャ絨毯や、重さ9トンの世界最大のシャンデリアなどなど、現代の贅沢をつくしたという、すごいとしか言いようがないモスクです。

スケールの大きさに圧倒され、驚きの連続です。

マスジェデナスィーロルモスク
イラン、シーラーズにあるモスクです。壁や天井に張り巡らされた細やかなタイル細工はもちろんの事、特に素晴らしいのがステンドグラス。朝日が差し込むと、ステンドグラスを通した鮮やかな光が床に映り、万華鏡の中にいるような空間が出来上がります。

モスクの中はさながら色の洪水で、ため息が出てしまうほどの美しさです。

ラマダン明けのお祭り
その名の通りなのですが、各国で呼び名が異なり様々な形で祝われます。礼拝をしにモスクに人が溢れたり、故郷に帰省したり、厳しい断食の節制生活の鬱憤を晴らすかのように、盛大などんちゃん騒ぎをしたりと、みなさんおもいおもいのラマダン明けを楽しみます。

街には無礼講のような雰囲気が漂い、浮足立っている人々が溢れるのです。悲しいことに、このラマダン明けにテロが起きる事が多いとも言われていますので、観光には注意してくださいね。

ヒンドゥー教

世界一周前に知っておきたい!世界の4大宗教

開祖:不明
信者数:9億人
教典:ヴェーダ、ラーマーヤナなどの多数経典群
発祥地:インダス川流域
発祥年:インダス文明以降、姿を変えながら信仰されている
現在の信仰地域:インド全域

ヒンドゥー教はインドやネパールで多数派の民族宗教。元々はバラモン教から聖典や制度を引き継いでいて、地域に土着した神や崇拝を織り交ぜながら現在の形になった多神教です。

アジアを中心に教徒がいて、数でいえば仏教徒よりも多いのですが、教徒の多い地域が偏っているため日本では民族宗教と考えられており、世界三大宗教には入っていません。

神々への信仰と同時に、独自の概念を持っていて、身分から職業、生活様式にまで影響するカースト制などが特徴的ですが、国や宗派によって戒律や習慣の差はとっても大きいです。

ヒンドゥー教徒は輪廻転生や業など、宗教的な観念は統一して持っていますが、土着の習慣やカーストに沿って、礼拝方法や年中行事、生活習慣までも全く異なります。

1950年からカースト差別はインドでは禁止とされていますが、まだまだ拭いきれないのが現状です。姓でカーストの階級がわかることがあるので、名前を聞いた時にニックネームだけ答えられても、フルネームをしつこく聞くのは控えましょう。

食事

ヒンドゥー教は先祖が動物となって生まれ変わっているかもしれないという考えの為、ベジタリアンの方がほどんど。卵も、生命の源と考えられていて、食べない方もいます。

しかし、これらの考えも地域やカーストによって異なり、身分の高いカーストほど肉食を避けて、アルコールも摂取しない方もいます。異なったカースト同士で食事はしません。

牛は聖獣とされていて、ヒンドゥー教徒は食べませんが、その代わりに乳製品はとても多く摂取されます。ちなみにインドでは、イスラム教徒も多くいるので豚肉も見かけることはあまりないです。

こういった制約が多いことから、ヒンドゥー教徒に食べ物を勧めても、何でできているのかがとても気になるようで、食べることはあまりないです。

イスラム教徒同じく左手では食事せず、人の口についたものも不浄のものとされるので、日本人がよくする回し飲みや、人の食べ物の味見などは嫌厭されます。悪意はないので、がっかりしないで下さいね。

ヒンドゥー教でも年間を通して頻発的に断食をする習慣があり、肉を絶ったり、果物と水だけ口にする断食があったり様々。元々は宗教的な儀式ですが、健康維持の為にしたり、自分の内面に向き合うといった精神的な意味合いも持っているのだそう。

これらの事から食事にとても保守的なヒンドゥー教ですが、旅をしていてベジタリアン風のおいしい料理に出会うことも多いですよ。

観光の際気をつける事

寺院の参拝方法も、同じヒンドゥー教でも持ち物や服装の規定は様々です。基本的に清潔でラフすぎず、露出が少なければ良いかと思いますが、できれば行く前に現地の方に聞いた方が失礼がないと思います。

ヒンドゥーの寺院は、異教徒や外国人は入場できない事が多いですが、観光として開放されている寺院でも、内部や仏塔を回る時には右回りがルールです。また、寺院内に入る時は靴を脱いでくださいね。

観光地・イベント

ガンジス川
インド北部を流れる全長2500キロのガンジス川は、ヒマラヤに源流があり、ヒンドゥー教徒にとっては川自体がガンガーという女神と称えられています。ヒンドゥー教徒には河川崇拝が重症視され、この川の水は聖なる水とされ沐浴をします。

人々は生活の水くみ場として利用したり、礼拝をしたり、火葬場があったり、はたまた子供たちが無邪気に泳いでいたりと、この川にはいくつもの顔があります。

世界一周旅行者はバラナシにあるガンジス川に訪問することが多く、生と死が混在する混沌としたこのハマってしまう方も大変多いんですよ。ガンジス川で沐浴をしてみたい!という方もいると思いますが、聖なる河とはいえ生活排水も流れているため水質はよくありません。

筆者の友人は沐浴をした後数日間高熱にうなされていました。沐浴をするという方は自己責任でお願いしますね。

ホ―リー祭り

インド各地で行われる、ヒンドゥー教の春の訪れを祝うお祭りです。カラフルな色粉や水、ペンキを掛け合います。元々豊作祈願だったそうなのですが、現在は誰それ構わず掛け合い友好を深めたり、日頃の鬱憤をはらす乱痴気騒ぎの目的が大きいようです。

世界的にも類を見ないとーっても楽しい祭りなのですが、外国人は格好の的になり、女性であろうと関係なくもみくちゃにされ、その日着ていた服は後日着用できないほど。大変なお祭りですが、とっても思い出に残る事間違いないですよ!

仏教

世界一周前に知っておきたい!世界の4大宗教

開祖:釈迦
信者数:4億人
教典:三蔵
発祥地:インドとネパールの国境地域
発祥年:紀元前5世紀
現在の信仰地域:ヒマラヤ山脈からインドシナ半島までの一体、スリランカ、日本、台湾など

仏教は、インドの釈迦(ガウタマ・シッダールタ)を開祖とする、三大宗教の一つです。一般的に自ら仏陀に成るための教えを解いているとされていて、ほかの宗教と比べて教義が穏健なため、その分宗教というより思想と考えている方もいます。

インド発祥で、カースト制度を否定し、平等と救済を説いたのが仏教。現在のインドではヒンドゥー教などほかの宗教の教徒の方が圧倒的に多く、スリランカやタイ、日本の方が定着しています。

日本人は無宗教という方が多いと思いますが、葬儀は仏教式が一般的なので一応仏教徒という事になるのでしょう。しかし、他国では敬虔な仏教徒がほとんどという地域も多いのです。

世界一周旅行者が訪問することが多い、タイやミャンマー、ラオス、カンボジアなどインドシナ半島周辺国は戒律の厳しい大乗部仏教を信仰しています。

タイでは、出家しないと一人前とされない為、ほとんど男性が人生のうち数週間だけでも出家を経験します。なので街の中でも僧侶を見かけることがとても多いですが、僧侶は尊敬される存在なので、特に女性は気安く話しかけたり触れたりしない様、心がけて下さい。

一般の人に対しても、イスラム教徒同じく頭を触る事はタブーなので、軽くたたいたりなんて仕草は間違ってもしないでください。

食品

大乗仏教の国では、僧侶や信者は肉食、卵や乳製品、アルコールも禁止です。チベット仏教は肉食の禁止、大乗仏教では禁止されていませんが、僧侶に托鉢する際、動物を殺すことは禁止されています。

飲酒については、酔うことが最大の恥とされ行き過ぎた飲酒は慎む地域があったり、タイでは仏教の日はアルコール類は販売もされません。

観光で気をつける事

寺院を参拝するときは敷居を踏まないように注意です。女性は肌の露出を避け、特に足はさらさない様にしてください。ストールなどを持ち歩いて、寺院に入る時にさっと撒くと楽ですよ。

男性も短パンやサンダルは避け、寺院内に入る時は靴を脱いでください。座る時は、仏像の方にを向けるのは失礼になるので、正座か横座りをしてくださいね。女性は仏像を触る事もあまりよくないとされているので、写真撮影の際も注意しましょう。

観光地・イベント

ベサク祭り
お釈迦様の誕生日とされる日を祝うお祭りです。インド暦のベサク月の満月の日ですが、国によって解釈が異なるため日付は一律化されていませんが、基本的には5月ごろに開催されます。

仏教徒はこの日に善い行いをすると、いつもの何倍も徳を積む事ができると信じられていて、献血をしたり、恵まれない方々に贈り物をしたりします。また、寺院にお供え物をもって赴き、仏像に水をかけたりと、普段より宗教色の濃い人々の姿を見る事ができますよ。

ブッダガヤ
インドにあるお釈迦様が悟りを開いたといわれている、ブッダガヤ。仏教最大の聖地とされ、世界中から様々な宗派の仏教徒が集まります。そこに赴く僧侶たちは世界中の様々な法衣を身につけていて、ここでしか見られない風景があります。

高さが52mもある大塔があるマハーボーディー寺院もあり、そこにはブッタが歩いたとされる道も残っています。ここに行けば、お釈迦さまの悟りの境地に一歩近づけるかもしれません。

日本で儀礼的に行っていたお寺への参拝も、気持ちが変わるかもしれませんよ。

まとめ

社会の教科書で一度は目にした事のある宗教でも、詳しく学んでみると様々な側面があります。

どの宗教にも言える事ですが、戒律をどの程度守って解釈しているかというのは、個人差があります。必ずしも、すべての宗教を理解し旅をし続ける必要はないのですが、最低限相手を不快にさせない様心がけることも大切です。

そうすれば、より一層仲良くなることもでき、楽しいひと時を過ごす事ができますよ。

〈参照〉
▶︎wikipedia 宗教一覧
▶︎世界の宗教ガイド
▶︎naverまとめ 宗教の信者数TOP10
▶︎macaroni 国際交流の基本!宗教別に食事のタブーがあることを知っておきましょう

その他、関連記事はこちらから
▶︎マイナーだけど超おすすめ!世界のお城と宮殿7選
▶︎時期を合わせて行きたい!世界一周中に楽しめる北米イベント5選

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世界一周トラベラー
音楽と甘いものと、カラフルなものが大好き。
ステキな海と、たのしそうなお祭りの情報がはいれば、すぐに飛んでいきます。
英語語学留学から、世界一周旅行を終えていったん日本に帰国したけど、すぐに飛び出しまだまだ旅は続きそう。
のんびりぼーっとしてるのでトラブル続きの毎日ですが、世界中のひとたちに助けられ、今日も元気に生きています。
なんとかなるっしょー!で乗り越えてきたわたしの経験談。
少しでもお役にたてればいいなと思います。

私の世界一周ルートはこちら
http://ceburyugaku.jp/40237/

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