先日もご紹介したヨーロッパのおススメイベント、今回は4月から6月編です。比較的緯度が高い国が多いヨーロッパ。その分冬の寒さが厳しく、4月からはやっと訪れた春への喜びを表すようにイベントが増えていきます。

その中でも筆者が行ってみて特に面白かったと思う、おススメのイベントを今回は4選ご案内します。

ヨーロッパ春のイベントおすすめ4

1.ジャンヌダルク祭り フランス 4月下旬~5月上旬

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引用:https://www.youtube.com

フランス、パリの南に位置するオルレアンという都市で、毎年4月下旬から5月上旬にジャンヌダルク祭り(Fêtes de Jeanne d’Arc)は開催されています。

英仏100年戦争の末期、フランスはほとんどの領地を奪われてしまい、最後の砦となっていたオルレアンは、200日もの間イギリス軍に包囲され苦境に立たされていました。

そんな折、なんの戦績もない普通の16歳の少女ジャンヌダルクがフランス軍を率いて、なんと10日間(!)でイギリス軍からオルレアンを解放しました。

そんなフランスの英雄、ジャンヌダルクを称える為に1435年からはじまったのがこのお祭りなんです。市内ではジャンヌダルクのゆかりの教会や、功績をたたえる為の騎馬像、博物館などでお祭りがない時期にも彼女の由来する観光地巡りなどできるほど、今や街のイメージキャラクターとなっています。

祭りのメインは5月7日と8日の2日間で、目玉のイベントは英仏100年戦争時代を再現したパレード。毎年選ばれるミスジャンヌダルクがメインとなり、その時代の民族衣装を身につけた人々がねり歩きます。

まだあどけなさの残ったミスジャンヌダルクを見て、こんな幼い少女であった本物のジャンヌダルクが戦場に向かったという事実にとても驚きます。パレードは美しい民族衣装をまとった女性のダンスや、楽器隊の演奏があったりと、とても賑やか。

5月8日は第二次世界大戦の戦勝記念日でもあるので、装甲車や飛行機などのパレードも行われます。マルトロワ広場とカテドラル前に観客席が設置されているのですが、招待状ないと入れないので注意してくださいね。

パレードの他にも、街中でジャンヌダルクにまつわる様々なイベントが行われていて、広場には中世を想わせる露店も開かれます。食べ物や雑貨などの露店なのですが、店員さんも扮装していて楽しそう。

広場にはパレードに参加する人々が、衣装そのままにそれぞれの自由時間を楽しんでいるので、なんだか中世の時代に迷い込んだようです。

花火など、イベントは深夜まで続くので、できればオルレアンにホテルをとっておいた方がよいのですが、もともと観光業が盛んな都市ではないので祭りの開催期間は混み合って予約が取りづらくなります。

なるべく早めに宿の確保をしておきましょう。

さらに詳しくはこちらから↓↓
▶︎wikipedia(ジャンヌダルクについて)
▶︎ジャンヌダルク祭り公式サイト(フランス語)

2.猫祭り ベルギー 5月第2日曜日(3年に一度)

どれに行きたい?ヨーロッパおススメイベント4月~6月編!

引用:https://en.wikipedia.org

ベルギー、イーペルという小さな街で3年に一度、5月の第2日曜日に開催される、世界的にも珍しいイベント、猫祭り。イーペルのあるベルギー北部ではオランダ語が使われており、Kattenstoetと呼ばれているお祭りです。

この祭りはもともと、悲しい歴史から始まりました。

その昔、このイーペルは毛織物の一大産地で、その毛織物をネズミから守るためにとても多くの猫が飼われていました。

しかし、14世紀にヨーロッパで伝染病のペストが流行し、この疫病は魔女の仕業だという考えから大々的な魔女狩りが始まり、当時魔女の使いとされていた猫が大量に住んでいるイーペルでは、他の地域からの魔女がいるのでは…という疑惑の目にさらされたのです。

そんなあらぬ疑いを晴らすために、街の塔から猫を投げ落としたそう。別で、厄払いの意味も込められていたそうで、その後毎年猫を投げ落とす儀式がなんと1817年まで続きました。

その後1938年にからはそんな悲しい歴史を弔び、今度は猫を慈しむために猫祭りが開催されるようになりました。このお祭りには世界各国の愛猫家が集まりますが、行ってみると日本人の多さに驚きます。

世界一周中には東南アジアや北米など日本人が多い地域に出会うこともありますが、ヨーロッパの、しかもあまり有名ではない街でまさかこんなに日本人が集中するとは思いませんでした。本当に日本人は愛猫家が多いですね。

猫祭りの当日は、旧市街にあるメインストリートで、とってもかわいい猫パレードがあります。

15000人もの人が猫の仮装をして練り歩き、かわいらしい猫の着ぐるみを来た子供や、ミュージカル「キャッツ」のようなリアルな猫のフェイスペインティングをした人がいたりと、みなさん猫になりきって練り歩きます。

また、毎年いろんな趣向を凝らした山車も登場し、最後には高さ6メートル、全長50メートルのとりわけ大きい猫の姿の王様と王妃様がパレードを締めくくります。

祭りの最後には、かつて本物の猫を投げ落としたとされる繊維会館の塔から猫のぬいぐるみを投げ落とし、それを観客がキャッチするという儀式が行われます。

結婚式のブーケトスのようなこの儀式、ぬいぐるみをゲットした人には幸福が訪れるとされています。大の大人たち、しかも屈強な男性までもこぞって参加し、バーゲン会場のように取り合い盛り上がります。

パレード中はキャンディやガムが配られ、子供たちが楽しみながら拾ったりと、とってもハッピーなムードが漂っていますが、実はこのイーペルは第一次世界大戦でドイツ軍との激戦地となった所です。

猫祭りの中では、前述の魔女の狩りにあった魔女の火あぶりを再現した寸劇があったり、世界大戦の犠牲者への追悼パフォーマンスがあったりと、平和へのメッセージが込められているんです。

お祭り会場の近くには戦争博物館や、少し足を延ばすと世界大戦の戦没者墓地があります。世界一周中は楽しいことばかり追ってしまいがちですが、こういった悲しい出来事にも目を背けず知っていくことも、とてもいい経験になります。

3年に1度だからこそ、盛り上がるこの祭り、次回は2018年です。少し先ですが、行きたい方は逃さぬよう、しっかりと計画に組み込んでくださいね!

さらに詳しくはこちらから↓↓
▶︎wikipedia
▶︎猫祭り公式サイト(英語)

3.ブロンド祭り ラトビア 5月31日

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引用:http://www.fem.com/

ヨーロッパ北西部、バルト海やロシアに面したラトビア、人口は約200万人と小さな国で、ご存知の方はあまりいないかもしれません。首都リガで毎年初夏に開催される、ブロンド祭り(Go Blonde Festival)は、比較的新しいお祭りです。

実は、ラトビアはヨーロッパの中でも一番と言っていいほど経済的に苦しい国。そこで、国の目玉になるイベントを作ろう!と企画されたのがこのお祭り。

ユニークで遊び心のある町おこしとして世界中に知られ、現在ではとても人気のあるお祭りなんです。ブロンドの日と制定されている5月31日に開催されていますが、過去には別の時期出会ったこともあり、都市によって日程は変わるかもしれないので要注意です。

お祭りの内容としては、金髪美女が集まり、パレードをするというもの。金髪の女性で、ピンクの服を着て練り歩きます。

ピンクの服というのは決まりではないのですが、みなさんこぞって着用していて、映画キューティブロンドやバービー人形のように、ブロンドとピンクは定番の組み合わせなのでしょうね。

基本的には金髪美女の祭りなのですが、ここ最近は金髪に脱色したりかつらをかぶっている女性や、仮装した男性なんかも参加しています。日本人でも、金髪にしておけば、参加できますよ!

金髪の色の濃さや、服装も規定はないので手軽に楽しむ事ができます。

会社や友達同士、スポーツチームなどで衣装をそろえて宣伝を兼ねていたり、マリリンモンローそっくりコンテスト、子供たちのファッションショーを行ったりと、歴史の浅い新しいイベントだからこそ、毎年内容が進化し自由度が高いお祭りです。

おちゃらけた内容のようですが、祭りの収益が地域の児童福祉や公的施設の建築や、児童福祉に充てられたり、チャリティーイベントがあったりと、当初の目的の地域活性化の役割もしっかりと果たしています。

そして、ブロンドに憧れる女性観光客に人気のイベントと思っている男性に、朗報です!ラトビアは金髪美女率世界一ともいわれるブロンド美女大国。そして実は、国民の男女比率が女性100人に対して男性84人と、世界で一番男性の割合が低い国なのです。

そのため、こんな美女たちなのになかなか結婚できる人が少ないそう。ラトビアの女性は教育水準も高いですし、とにかく華やかで美しい!婚活としてこのイベントに行くのなんていかがですか?

世界一周ルートにこの国を入れている方は少ないかもしれませんが、実は日本では取得が面倒なロシアビザが取りやすいという事で知られているラトビア。

ビザの発行には少し日数がかかるので、この祭り前に申請し、祭りが終わったら受け取ってロシアに向かう、なんて方法もスムーズでおススメです。

さらに詳しくはこちらから↓↓
▶︎ラトビア政府観光局公式ポータル – Latvia Travel
▶︎wikipedia(英語)

4.チーズ転がし祭り イギリス 5月最終月曜日

どれに行きたい?ヨーロッパおススメイベント4月~6月編!

引用:https://commons.wikimedia.org

チーズ転がし祭り(The Cooper’s Hill Cheese-Rolling and Wake)は、イングランドの中央部、クーパーズヒルという穏やかな街で毎年春の休日(5月の最終月曜日)に開催されます。

元々はクーパーズヒルの住民と近隣住民のわずかな観光客のみだったお祭りですが、イギリス中に、さらに世界中にとじわじわと広がりをみせ、今ではテレビ中継されるほどの大イベントとなりました。

日本でもテレビ番組の「世界の果てまでイッテQ」で紹介されてから、広く知られるお祭りとなりました。内容はとてもわかりやすく、かなりの傾斜のある丘の上から、まるいチーズを転がして参加者が追いかけるというもの。

チーズをキャッチするという名目なのですが、実際には追い付かなかったり追い抜いてしまったりと、勝者を決めることが困難なので、丘の下のゴールにいち早くたどり着いた人が優勝となります。

1回の祭りでレースは全8回ほど行われ、男性、女性、子供部門と別れて1回に20人が出場できます。一番盛り上がるのは唯一本物のチーズを使用して行われる男性部門の第1レース。

よく映像で見られるものもこの第1レースですね。参加は先着順だそうなので、参加したいという勇敢な方はなるべく早く申し込みをしましょう。女性部門でも、男性に負けず劣らず迫力のレースが繰り広げられます。

幼い子供には駆け降りるのは危険、ということで子供部門は斜面を登るレースです。男性部門の第一レースで転がされるダブルグロスターチーズという種類のチーズはずっしりと重量があり、最高速度は100キロを超えることも!

それを追いかけて行くのですから、当然参加者の速度も上がり、当然人間も立っていられず転がる事に。坂道は決して平らではなくぼこぼこしていて、当たり前ですが毎年けが人は続出しています。

よって、丘のふもとでは救急サービスが設けられていて、けがをした場合は救助グループがふもとまで運んでくれます。会場にはそのための救急車も数台待機されているのですよ。今のところ重傷者はいても死者は出ていない事に驚きです。

一時期人気が高まりすぎて予想以上の観客が押し寄せた事があり、安全が確保できない理由から2010年はお祭りが中止されてしまいました。

その後、観客席を有料にしたり、保険加入を促したりと管理下の元お祭りを行うという意見もあったのですが、賛成派と反対派同士ひと悶着あり、結局管理なしで集まった人々の自己責任でお祭りを行う元々のスタイルで継続されることになったとのこと。

さらに、世界大戦中には食料配給制が敷かれたので、祭りにチーズを使うことが難しくなり、木製のチーズのレプリカが使われていた時代もありました。様々な危機にさらされながらも、なんとか続いてきたこのお祭り。

怪我までするならやめればいいのに・・・とも思ってしまいますが、危険なものにこそ人々が興奮するのだと思います。

お祭り自体は1時間程度で終わり、出店なども出ないのでレースが終われば解散!というイベントですが、開催地はもともと風光明媚な場所なので、終了後にゆっくりとランチタイムというのもおススメです。

へんてこな祭りですが、度胸比べのような意味合いも含まれ、特に男性においては勇ましい姿をみせるという趣意もあるのではないでしょうか。

アフタヌーンティーやロイヤルファミリーといった気品あるイギリスのイメージとは全く違う、アクロバティックで少々ばかばかしいこのお祭り。

チーズを追いかけるという、いたってシンプルな内容ですが、そこに人々を熱くさせる秘密があるのでしょう。ハリーポッターのロケ地として使われた大聖堂が近隣のグロスターにありますので、お祭りのついでに寄ってみてはいかがでしょうか?

さらに詳しくはこちらから↓↓
▶︎wikipedia
▶︎チーズ転がし祭り公式サイト(英語)

まとめ

どれに行きたい?ヨーロッパおススメイベント4月~6月編!

今回はとりわけユニークでポップなイベントを集めてみました。みなさん参加してみたいイベントはありましたか?

ヨーロッパは格安航空会社が数多くあったり、ユーレイルパスなど簡単に移動できる手段も沢山あるので、気軽に計画も立てられるでしょう。

特に格安航空券はプロモーションによっては1000円で飛行機に乗れる時もあるので、そういったものを駆使して各地のイベントに参加すると、お得に楽しむ事ができますよ。

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世界一周トラベラー
音楽と甘いものと、カラフルなものが大好き。
ステキな海と、たのしそうなお祭りの情報がはいれば、すぐに飛んでいきます。
英語語学留学から、世界一周旅行を終えていったん日本に帰国したけど、すぐに飛び出しまだまだ旅は続きそう。
のんびりぼーっとしてるのでトラブル続きの毎日ですが、世界中のひとたちに助けられ、今日も元気に生きています。
なんとかなるっしょー!で乗り越えてきたわたしの経験談。
少しでもお役にたてればいいなと思います。

私の世界一周ルートはこちら
http://ceburyugaku.jp/40237/

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