【衝撃の事実】8か月硬貨を貯めたフィリピン人男性、新車バイク購入

その意志の強さに多くのフィリピン人が感激!

ジェフリー・カタヤスが重い鞄を引きずりながら入った店は、セブ市にあるホンダ・センターでした。ジェフリーは憧れだったホンダの新車バイクの前に座り込むと、おもむろに鞄に手を突っ込みました。ジャランと大きな音をたてて取り出されたのは、5ペソや10ペソ硬貨でした。10ペソは日本円にして25円相当です。

ジェフリーは硬貨を一枚一枚取り出すと、丁寧に積み上げていきました。硬貨のタワーが次々にジェフリーの周りにできはじめると、ホンダ・センターの店員たちも、ジェフリーのもとに集まってきました。

「どうしてもこのバイクが欲しくてさ、八ヶ月間必死に貯めたんだ」

ジェフリーがうれしそうに話す声を聞くと、ホンダ・センターの店員たちも、ようやく事情を察し、一緒になって硬貨を数える手助けをしました。和気あいあいと作業が進むなか、ついに新車バイクの料金に達すると、店内は歓声に包まれました。

念願の新車バイクを、ジェフリーはついに手に入れたのです。ジェフリーの職業は、ハバル・ハバルのドライバーです。ハバル・ハバルとは、フィリピンの田舎でよく見かけるバイクタクシーのことです。

荷台やガソリンタンクの上に横木を渡すことで、その上に人や荷物を乗せることができます。こうすることで一台のハバル・ハバルに、最大で10人ほど乗せて走ることができるのです。車では入っていけないような狭く険しい山道でも、ハバル・ハバルは平気で走れるため、田舎での大切な交通手段になっています。

ジェフリーは毎日、ハバル・ハバルのドライバーとして働きながら、小銭をコツコツと貯金しました。スーパーバリタ・セブ(SuperBalita Cebu)というフェイスブックへの投稿によると、ジェフリーは2016年1月からお金を貯めることを決意し、ランタイと呼ばれる竹でできたベッドに、5ペソと10ペソ硬貨を貯めはじめたそうです。

そうして8ヶ月後、ジェフリーはついに目標額を貯めることに成功しました。このことがフェイスブックにシェアされると、ハバル・ハバルのドライバーが起こした小さな奇跡はたちまち拡散し、多くのフィリピン人に感銘を与えました。

なぜならフィリピン人であれば、ジェフリーがどれだけ苦労してお金を貯めたのかを、容易に想像できるからです。職業にもとより尊いも卑しいもありませんが、ハバル・ハバルのドライバーの収入が低いことは、誰でも知っています。

自分のバイクを持てないジェフリーたちは、ハバル・ハバルを一日ごとレンタルしないといけません。つまり、ハバル・ハバルのレンタル料とガソリン代以上を稼げないと、どれだけがんばって働いたとしても、たちまち赤字になってしまうのです。

そのため、ハバル・ハバルのドライバーの収入は、よく稼げても月収8.000ペソ(2万円前後)ぐらいです。セブの平均収入はフィリピンのなかでも低い方ですから、実際はもう少し低いと思われます。

ホンダの新車バイクとなると、50.000ペソはくだらないでしょうね。ということは、8ヶ月の収入の合計がよく見積もって64.000ペソ、そこから50.000ペソを貯めることが、どれだけ大変なことか!

収入の8割を貯金に回すなんて、普通は無理ですよね。でも、ジェフリーはやり遂げました。だからこそ、ジェフリーの偉業は、小さな奇跡として、さわやかな感動を多くのフィリピン人に与えたのです。

新車バイクを現金一括で購入すること自体が、フィリピンではすごい事として受け取られました。お金持ちならいざ知らず、ハバル・ハバルのドライバーという明らかに貧困層と見られる人物が、ローンも組まずに現金一括払いで新車バイクを購入するなんてことは、フィリピンでは考えられないことなのです。

バイクを購入する際にはローンを組むのが普通です。頭金を二割ほど入れて、36ヶ月払いを組むことが、もっとも一般的です。日本に比べるとローンを組める基準は低いものの、問題は金利の高さです。

50.000ペソのバイクを36ヶ月払いでローンを組むと、返済総額はなんと100.000ペソを超えてしまいます。もとの値段の二倍を払わなければいけないってことですね。

毎月の返済も家計に重くのしかかるため、ローンの途中で放り投げてしまうフィリピン人もあとを絶ちません。そんななか、強い意志さえあればコツコツ小銭を貯めることで、多くのフィリピン人が憧れる高額なホンダの新車バイクまで購入できることを、ジェフリーは身をもって示しました。

スーパーバリタ・セブのフェイスブックのコメントには、ジェフリーへの賛辞があふれています。「意志あるところに道は開ける!」というアメリカ・リンカーン大統領の言葉を捧げるコメントもありました。

ジェフリーは自分のバイクを持てたことで、もうバイクをレンタルする必要がなくなりました。毎日のレンタル料から解放されたことで、ジェフリーの稼ぎはますます増えることでしょう。

今、フィリピンではジェフリーに続けとばかりに、小銭を貯める人たちが増えているそうです。宵越しの銭は持たない文化が根付いているフィリピンでは、これはとても珍しいことです。

第二、第三のジェフリーが登場すれば、フィリピンの経済もどんどん上向くかもしれませんね。

▶︎小銭でバイクを購入した方のFacebookページはこちら

参照元:▶︎http://powerpinoys.com/

お金持ちの家庭ではない、中下流家庭のフィリピン人は基本的に貯金をするのが苦手です。

 

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

海外ニュースの翻訳担当
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