留学先・ワーホリ先として人気高まるトロント

カナダといえば、どの都市を真っ先に思い浮かべますか? これからカナダで留学しようと考えている人であれば、まずはバンクーバーの名前をあげることでしょう。

バンクーバーはワーキングホリデ―先として、世界の中でもっとも人気を誇る都市として有名です。シドニーやオークランドなど世界にある数々の都市を抑えて、堂々の一番人気です。

実際のところ、カナダに留学で訪れる人たちの半分以上がバンクーバーに短期、あるいは長期で滞在しています。

バンクーバーは他のカナダの都市に比べて、気候に抜群に恵まれています。日本人も多く住んでいて、仕事もたくさんあります。そのため、一見するとバンクーバーは、ワーキングホリデ―先としての利点ばかりが目立ちます。でも実は、良いことばかりではありません。

バンクーバーをワーキングホリデ―先として選ぶ際の最大の欠点は、日本人があまりにも多すぎることです。「日本人が多ければ、安心できていいはず!」と思うかもしれませんが、英語の勉強にとってはマイナスです。

日本人が多くなってしまうと、英語環境が作りにくいためです。ワーキングホリデーや留学をするのは、英語環境のなかに身をおくことで英語脳を活性化させ、英語力を上げるためです。

ところが周りに日本人が多いと、日本語によるコミュニケーションが成立してしまうため、英語のヒヤリングやスピーキングの機会が失われてしまいます。その結果、バンクーバーにいるにもかかわらず英語力が伸びないことが、往々にして起こるのです。

実際、ワーホリの途中でバンクーバーから他の都市に移動する人はかなりいます。
意外と多い!ワーキングホリデー後、帰国前に隠れ留学をする理由

そこで今回はみなさんのセカンドオプションとして、英語学習に最適な都市トロントの観光地について紹介しましょう。

CNタワー

トロントのCNタワー

海外の観光地に出かけると、超高層ビルや電波塔などの大きな建物に圧倒されることがよくあります。そうした建物は、その都市のシンボルとして扱われることも珍しくありません。

トロントにも、トロントのシンボルともいえる大きなビルがあります。それがCNタワーです。

CNタワーは、カナダで最大の高さを誇ります。カナダ国内どころか、1976年に建てられたあと30年以上に渡って、世界で一番高い建物でした。

しかしながら2010年に、ドバイの超高層タワーであるブルジェカリファに抜かれました。それでもまだ世界で一番高い電波塔の地位は守っていたのですが、我々日本人が建てたタワーに抜かれてしまいました。

そうです! 東京スカイツリーです。東京スカイツリーは日本人にとっては誇らしい建物ですが、カナダの人たちはけっこう悔しい思いをしたようです。

みなさんがこれからトロントに行くのであれば、CNタワーはよく待ち合わせの場所に指定されますから、覚えておいて損はないですよ。

また、CNタワーはよくチャリティーイベントで使われることが多いことでも有名です。最近ではエレベーターなどを使うことなく、自分の足だけでこのCNタワーをのぼるイベントが人気です。みなさんも挑戦してみますか? 800段以上の階段を上らないといけませんよ!

もうひとつの人気イベントは、EDGEWALKというイベントです。CNタワーは550メートル以上の高さがあります。EDGEWALKとは、それほど高いCNタワーの最上階の外側を、命綱だけで歩くというスリリングなイベントです。

日本では安全面の懸念から、考えられないようなイベントです。CNタワーの最上階は、ものすごい強風が吹き荒れています。そんななかでEDGEWALK経験をすれば、間違いなく一生の思い出になることでしょう。参加料金が高いことが、難点ですけどね。

CNタワー
(住所)Location 301 Front Street West  Toronto, Ontario M5V 2T6
(値段)大人$33、子供$23(4-12歳)65歳以上 $28

ウッドバインビーチ

「カナダって、寒い国っていうイメージが強いから、夏でもそんなに暑くないんじゃないの?」
「20℃くらい??」

それって、間違ってますから!

トロントはたしかに寒く、真冬にはマイナス20℃にもなります。でもですよ、だからといって夏は涼しいのかといえば、そんなことはありません。夏場には、30℃くらいまで上がります。冬と夏の格差は50℃にもなるのです! もっとも日本と違ってトロントは湿気がないため、ジメジメしてはいません。

さすがに日中30℃近くまで暑くなると、泳ぎたいと思いますよね? そんな夢をかなえてくれるのが、トロントの近場にあるウッドバインビーチです。

ウッドバインビーチへは、トロントの中心から地下鉄とバスを利用して30分くらいで行けます。近いだけに大人気です。真夏にはウッドバインビーチは、人で埋め尽くされます。

ウッドバインビーチのよいところは、ビーチは湖の一部でもあるため、バンクーバーなどの海と違ってサメのような危険な生物がいないことです。泳ぐには、とても適しているビーチなのです。

でも、ひとつだけ注意しないといけないことがあります。それは、携帯電話を出すことは控えたほうがよいってことです。

なぜかって? 

だって、ウッドバインビーチは実は、ヌーディストビーチでもあるからです!

すべての人が裸体をさらしているわけではないものの、けっこう多くの人たちが、少なくとも上半身はなにもつけていません。そんなところで携帯電話を出していると、盗撮を疑われてとんでもない目にあうかも! くれぐれも気をつけてくださいね。

あれ? なかにはウッドバインビーチがヌーディストビーチと聞いて、俄然行く気が増した人もいそうですね(笑)。でも、いろんな意味で気をつけてくださいね。

ウッドバインビーチ
(住所) 1675 Lake Shore Blvd E Ward: 32 District: Waterfront

カサロマ

トロントのカサロマ

トロントの中心部の近くに、かなり立派な城のような建物があります。それが、カサロマです。

「カナダの昔の王様がこの城を建てたのでは?」と、ほとんどの人が思うみたいですが、実は違います。カサロマを建てたのは王様や貴族ではなく、一般人だというから驚きです。

カサロマを建てたのは、当時、「超」の字がつくほどのお金持ちの実業家だそうです。現在の価値にして、なんと約30~40億円もの建設費がかけられています。

カサロマの建設作業は1911年からはじめられましたが、数百人という人手を擁しながらも、完成までに3年以上の歳月がかかっています。

カサロマには約100もの部屋があります。そのなかのいくつかの部屋は、普通に歩いていても発見できないような隠し部屋になっています。まるで迷路のような建物で、歩いて回るだけでも楽しいですよ。

カサロマは個人が所有する建物としては、カナダで一番大きい建物なのだそうです。
カサロマの巨大さは、建物のなかを全部見て回れば実感できますよ。それにはかなりの時間が必要になりますが、見る価値は十分にあり、絶対におすすめです。

カサロマ
住所 1 Austin Terrace Toronto, Ontario M5R 1X8
コスト 大人$25 $20(60歳以上と14-17歳)$15(4歳―13歳)それ以下は無料

リプレイ(水族館)

ここ数年のうちにトロントの中心地にできた水族館リプレイは、トロントの新しい観光名所になっています。実際に中に入ってみると、かなりユニークな水族館であることがわかります。

水族館の道がエスカレーターになっているため、立っているだけで自動的に前に進めるのです。歩くことなく、館内のすべての魚を見ることができますよ。

しかもリプレイでは、サメをさわったり餌をあげられるイベントが開催されています。もっともサメといっても、ジンベイサメですけどね。

リプレイはCNタワーや野球場にも近いため、気軽に立ち寄ることができます。ちなみにトロントの観光チケットを買う必要はあるものの、CNタワーや野球場に先に行くとリプレイの割引券をもらえるため、けっこう得ですよ。

リプレイ
(住所)288 Bremner Boulevard  Toronto, Ontario  M5V 3L9
(コスト)大人$25 子供$17

セントローレンスマーケット

トロントのセントローレンスマーケット

カナダで自炊する際にもっとも困るのは、ほとんどのスーパーマーケットで売られている野菜が、新鮮ではないことです。もちろん食べるには問題ありませんが、日本で普通に手に入れられる野菜と比べると、どうしても鮮度が落ちることが気になってしまいます。

ですが、このセントローレンスマーケットで売られている野菜は本当に新鮮です。その理由は簡単です。農家が直接、野菜を売っているからです。

トロントの中心に位置するセントローレンスマーケットは、庶民の市場として200年も前から、物を売りたい商人と一般庶民を結ぶ架け橋をしています。肉や魚や野菜はもちろんのこと、パンや中国の漢方薬など、さまざまな物品を並べる店が数えるときりがないほど立ち並んでいます。

強くおすすめしたいのは、マーケットのなかにあるフードコートです。フードコートは値段が安いだけではなく、多国籍の本場の料理にありつけます。

モールなどに入っている普通のフードコートに比べて値段が安いにもかかわらず、素材が新鮮なため、味も格段と上です。特にイタリアのパスタは絶対におすすめですから、ぜひ食べてみてくださいね。

セントローレンスマーケット
(住所)  92 – 95 front st east – Toronto, on Canada –
(コスト)無料(入場料)

サイエンス博物館

トロントのサイエンス博物館

1960年代に、カナダの科学技術を結集して作られた建物がサイエンス博物館です。1960年代という昔に作られた建物にしては、かなり独創的な建物に見えますが、実は日本人が設計をしているのだそうです。

サイエンス博物館は、5つの建物からなります。建物によって自然や科学など異なるテーマを扱っているため、それぞれの建物ごとに専門的な知識を学ぶことができます。一度入場すれば、すべての建物を見学できます。

サイエンス博物館のなかには、IMAXという映画館もあります。その映画館では、特に自然に関係している映画が流されています。今だとBEAUTIFUL EARTH(綺麗な地球)などが上映されています。映画を通して、自然科学などを学べるように工夫されています。

サイエンス博物館
(住所)Postal Address: 770 Don Mills Road, Toronto, ON M3C 1T3
(コスト)(映画料込)(大人は$28、17歳までは($22))

ロイヤルオンタリオミュージアム

トロントのロイヤルオンタリオミュージアム 

トロントで個人的に一番おすすめめの観光施設が、ロイヤルオンタリオミュージアムです。カナダの文化を学ぶうえで、これほど都合がいい場所はありません。年間100万以上の人が訪れることで有名な博物館です。

ロイヤルオンタリオミュージアムをきちんと見学すれば、あなたの英語力を伸ばすチャンスになることでしょう。

ロイヤルオンタリオミュージアムには、古いものでは化石などが展示されいます。その名前からして、カナダの物だけを展示している印象を受けがちですが、実は世界のいろいろな人々の文化や歴史がわかる貴重品などが展示されています。大仏の銅像など、我々アジア人の展示品もあります。もちろんカナダの歴史がわかるものも展示されています。

英語を学ぶということは、文化を学ぶことでもあります。しっかり見て回って、多様な文化を吸収してくださいね。

ロイヤルオンタリオミュージアムは、入場料が安い割りに中身が非常に充実しています。英語の勉強にも役立つため、この博物館は「超」がつくほどおすすめです!

ロイヤルオンタリオミュージアム
(住所)Royal Ontario Museum 100 Queen’s Park, Toronto, ON,  M5S 2C6
(コスト)大人$17 生徒$15.5(65歳以上)$15.5 4-14歳$14 3歳以下は無料

まとめ

カナダ留学と言えばバンクーバーといわれるだけあって、今でもバンクーバーに留学に行く人は数多くいます。しかし、最近ではトロントの人気が少しづつ伸びています。

トロントを留学先として選ぶ理由として、日本人が少ない環境で英語を伸ばしやすいこと、仕事をみつけやすいことがあげられます。でも、もうひとつ! トロントには観光に適した名所旧跡がたくさんあることも、留学人気を支える理由の一つになっています。

バンクーバーばかりではなくトロントもぜひ、留学やワーキングホリデーの候補地として検討してみてくださいね。

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カナダ留学のスペシャリスト

カナダ在住10年目、2006年にワーホリでトロントに来てからレストラン、携帯ショップなどのワーホリ生活を体験。その後、語学留学後に2008年からトロントにある大学に通い2012年に卒業。

大学在学中は、トロントにある2つの留学エージェントへの勤務経験、日本人留学生向けの英語教師などを行う。
2013年より「通関士」として貿易関係の仕事に従事。

ワーホリ、語学留学、正規留学、正規社員までをカナダで経験してきた、言わばカナダ留学のスペシャリスト。

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