フィリピン紙幣
http://www.bdg-asia.com/philippines-vietnam-lead-southeast-asia-remittances/

皆さん御機嫌よう。FEA プレミアム校の原山です。

皆さんがセブに到着して初日にというか、まず真っ先にやることの一つと言えば両替ではないでしょうか。

この原稿を執筆している2017年1月の時点での日本円からフィリピンペソへの為替レートは大体0.43前後。一万円を両替すれば4300ペソくらいになるという計算です。

一般的にフィリピンの物価は日本の三分の一と言われています。

具体的には、タクシー初乗り:40ペソ(約100円前後)、ファーストフード:約150ペソ(約350円前後)、マッサージ1時間:約300ペソ(約700円前後)など、三分の一かどうかはともかく、日本と比較すると物価は安いと考えられます。

現行紙幣と旧紙幣

そんなフィリピンペソ事情ですが、過去にフィリピンを訪問した経験のある留学生からよくこんな事を言われます。

「昔フィリピンに旅行で来た時に両替したペソを持っているんだけど、買い物した際にお店で使えなかった・・・」

この場合、ここでいう「昔」がどれほど前だったのかが重要です。現行のフィリピンペソ紙幣は2010年に発行されました。前回フィリピンで両替をしたのがそれ以前であるならば、お手元の紙幣は「旧紙幣」となります。

そして、「旧紙幣は買い物では使えません」。

ちなみに旧紙幣のデザインは以下の通り。

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写真引用元:フィリピン中央銀行ウェブサイト

このデザインの旧紙幣は1985年から使用されています。2015年までは現行の紙幣と併用して使用できましたが、2016年からは使用不可となっていますのでご注意ください。

旧紙幣を持っている場合

「じゃあ、いま持っている旧紙幣はどうしたらいいの?」

ごもっともな質問です。持っているだけで使用できない紙幣をいつまでも手元に置いていても仕方ありません。現行紙幣に交換しましょう。どこで交換できるのかといえば、もうお分かりですね。「銀行」です。最寄りの銀行に旧紙幣を持って行って、窓口で交換してもらいましょう。

旧紙幣はフィリピン国内のすべての銀行で現行紙幣に交換できます。その際、その銀行に口座を持っているかどうかは問われません。

まずは一安心・・・と言いたいところですが、皆さん、いま旧紙幣を持っていてフィリピン国内にいらっしゃるならば、「今すぐ」現行紙幣に交換してください! そう、今すぐです。

あなたの紙幣大丈夫?

「現行紙幣」引用元:フィリピン中央銀行ウェブサイト

交換期限迫る!それを過ぎると・・・

なぜ旧紙幣の交換を急がねばならないのでしょうか。それは、紙幣の交換には期限が設けられているからです。

そして、その期限は2017年3月31日です。

本来は、2017年1月1日で期限切れとなるはずでしたが、3カ月延長されました。

まあ、この事前に設定されていた期限がその通りにならないというのはいかにもフィリピンらしいとも言えますが・・・。そもそも「計画性」というものが欠如しているのがフィリピンという国ですが、一度計画したものが「計画通りにならない」のもフィリピン。

いつもながら、よく国家として成り立っているなぁと思います。フィリピン生活は油断大敵。いつもの日本の感覚で生活していると、思わぬ落とし穴にはまって痛い目を見ますので注意しましょう。

あなたの紙幣大丈夫?

「紙幣交換期限延長のお知らせ」引用元:フィリピン中央銀行ウェブサイト

皆さん、紙幣交換期限は2017年3月31日ですよ。覚えましたね?

そして、このフィリピン中央銀行のお知らせの写真をよく見てください。下のほうを見るとしれっとすごいことが書いてあります。

“ Demonetized, no more monetary value starting April 1, 2017 “

んん?? これは、旧紙幣は2017年4月1日からは貨幣としての価値を失うということですね・・・。要するに4月1日からは旧紙幣は「ただの紙切れ」になるということ。そうです、「ただの紙切れ」です。

事の重大さがわかりましたでしょうか。

いまお手元に旧紙幣がある方は、急いで銀行で現行紙幣に交換してもらいましょう。紙切れになってしまっては元も子もありません。まあ、旧紙幣をコレクションしたいのであれば構いませんが。

それにしても何も紙切れにしてしまわなくても良いのにと思いますが、政府としては現行紙幣のみを流通させたいという事なのでしょう。そもそも偽造防止のためにデザインを変更するわけですから、いつまでも旧紙幣が出回っていては偽札のリスクも高まるということです。

日本の場合

ここからは余談です。日本でも紙幣のデザインが定期的に変更されています。日本の場合は旧紙幣の扱いはどうなっているのでしょうか。

現在日本では一万円、五千円、二千円、千円の4種類の紙幣が「現行」紙幣として流通しています。ただ、今でも時々、「夏目漱石」の千円札や「新渡戸稲造」の五千円札を見かける事がありますし、稀ですが「岩倉具視」の五百円札を目にする事もあります。

日本のお札、「日本銀行券」は1885年(明治18年)の「旧十円券」以来、全部で53種類になりますが、現在でも現行の4種類を除いて全部で18種類の旧札が使用できます。実は明治18年に発行された「旧一円券」も使用可能です。明治時代の紙幣が未だに使用できるなんてちょっとびっくりですね。

実は、紙幣を見ればその国の「国力」がわかると言われています。

フィリピンでタクシーなどに乗ってお釣りを渡されたときの事を思い出してください。渡された20ペソ札、皺くちゃで印刷もほとんど見えない状態ではないでしょうか。お財布の中に皺のない「ピン札」が何枚入っているか数えてみると、実に少ないと感じるのではないでしょうか。

一方、日本で印字も見えないほどにボロボロの紙幣というのはまず見かける事はありません。コンビニのATMでお金をおろせばピン札が出てきます。日本では皺くちゃの紙幣や損傷が見られる紙幣は回収され、随時新しい紙幣に交換されています。

つまり、日本ではそれだけ紙幣を発行し、それを供給する力があるという事です。

ところがフィリピンではボロボロの紙幣が日常的に流通しています。この紙幣の違いを見るだけでも日本とフィリピンの国力の差が見て取れるのです。

ドゥテルテ大統領のサイン入り紙幣

ところで、フィリピンペソの紙幣には大統領の署名が入っている事はご存知でしょうか。もしお手元に紙幣があればご覧ください。

あなたの紙幣大丈夫?

写真の丸で囲った部分をよくご覧ください。なにやらサインが入っていますね。実はこれはフィリピン大統領の署名です。

写真のものは前大統領のアキノ氏のものですが、実はすでに現在のドゥテルテ大統領の署名入り紙幣が存在しているようです。その過激な発言で日本でも有名なドゥテルテ大統領のサインってどんな感じなのでしょうか。早く見てみたいものです。

セブには2016年12月21日の時点で1億3500万ペソ分の「ドゥテルテ紙幣」が届いているようですが、今のところ「20ペソ、50ペソ、100ペソ、200ペソ紙幣のみ」が届いているとの事。「500ペソ、1000ペソ紙幣」については同年12月26日に届く予定でしたがキャンセルされた模様です。

銀行担当者の話によると「今年中には運び込まれる見込みだが具体的な日程については未定」だそうです。

さすがフィリピン。一度計画したものが「計画通りにならない」国。
今後も油断大敵ですね。

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ちなみに、こちらのロゴがフィリピンで有名な銀行です。両替をする際は、こういったロゴが街中にたくさんあるので目印にしてください。マクタン島に関しては銀行の支店が少ないのでセブシティの方が見つけやすいかもしれません。

原山 雅行
FEAプレミアム校の公式サイトはこちら

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FEA プレミアム校 マネージャー
(Firstwellness English Academy)

大手旅行会社で営業職を務めた後、2004年に渡英。英国ケンブリッジの四つ星ホテルで約2年にわたりスーパーバイザーとして多国籍のスタッフとともに働く。それと同時に約半年間、語学学校で英語を学ぶ。帰国後は大手金融機関の新規事業部立ち上げに参加。企業のM&A、新興国への進出支援、CO2削減の取り組みなど多種にわたる事業に従事。上場企業の社長・役員に直接コンタクトを取り、電話&メールのやり取りだけで3ヶ月で2億円を売り上げ話題に。

その後、検索エンジンで有名な米国大手IT企業の新規プロジェクト立ち上げにスーパーバイザーとして参加。新製品の日本市場導入準備を担当、のちに法人向けクラウドウェアサービスを担当し、再び多国籍のスタッフとともに働く。

2015年5月にセブの語学学校マネージャーに就任。2016年7月から FEA プレミアム校のマネージャーを務める。

FEA は、「セブシティ校」「プレミアム校」の二つの校舎を構え、ともにホテル滞在型として快適な学習環境を提供。プレミアム校ではその名に恥じぬプレミアムなサービスを提供できるよう日々奮闘中。

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