まるわかり。知っておきたい、欧米英語留学とフィリピン英語留学の違い

先月(2017年4月)、マレーシアに行き首都クアラルンプール周辺の英語学校と大学を視察してきました。

今回はフィリピンと同じ東南アジアでASEANメンバーでもあるマレーシアへの留学について2回シリーズで解説します。

フィリピンとマレーシアの英語学校の違いや、フィリピン留学後の進学留学先としてのマレーシアの大学等について紹介したいと思います。

マレーシアはどんな国か?

マレーシアは1957年にイギリスから独立した国です。政治形態は立憲君主制なので国王がいる国で、元首は国王になります。公用語はマレー語ですが、元イギリスの統治下にあったということもあり、英語も準公用語として広く話されています。

フィリッピンとの大きな違いは、人種の多様性で、マレー系(イスラム教)60%、中華系(仏教)30%、インド系(ヒンズー教)10%という構成です。イスラム教徒が多いということもあり、中東諸国(アラブ圏)からの観光者や留学生が多いです。

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

・人口: 約3000万人
・マレー系(イスラム教)60%、中華系(仏教)30%、インド系(ヒンズー教)10%
・公用語:マレー語
・準公用語:英語
・通貨:リンギット 
・1957年にイギリスから独立

マレーシアの経済について

フィリピンとの違いのもう一つは、マレーシアの国としての経済的発展度でしょう。

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

マレーシアのGDPは2014年現在の数字を見ると、フィリピンの3倍以上になっています。今回主に視察したクアラルンプールとその周辺都市を見ても、明らかに道路などのインフラの充実度がフィリピンのそれと異なるレベルです。

街の清潔度、公園の多さなどの違いも感じました。ホームレスも全く見ませんでした。

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

国民の平均年齢は27歳でフィリピンの23歳までは若くないですが、同じく東南アジアの中での発展国のシンガポールやタイと比べるとまだまだ若者が多く、未来の発展が期待できる国であることがわかります。

平均所得を見るとフィリピンが18万円であるのに対し、マレーシアは70万円になっています。明らかにフィリピンとは豊かさのレベルが違います。

首都クアラルンプールについて

皆さんがマレーシアへの英語留学を考える時に、一番初めに思い当たるのがマレーシアの首都であるクアラルンプール(KLと呼ばれます)だと思います。

他にも日本人観光客やロングステイ先として人気のあるペナンなどの選択肢もありますが、フィリピン留学後の2か国目の留学先としては、ビジネスの中心でもあり、学校も多いクアラルンプールが良いと思います。

KLの人口は連邦の直轄領としては約170万人、都市圏としてみると約720万人規模の大きな都市になります。前述したようにマレーシアには様々な人種的バックグラウンドを持つ人たちがいますが、KLは特にその傾向が強く、多民族が平和的に生活するマレーシアを象徴するような都市になっています。

アメリカのシンクタンクが2016年に発表した世界都市ランキングでは、世界49位と評価されており、東南アジアではシンガポール、バンコクに次ぐ3位になっています。

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

KLのアイコンの一つペトロナスツインタワー、できた当時は世界一の高さを誇った。高さ452mの88階建て。

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

市内鉄道やモノレールなど公共交通も充実している

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

KLの繁華街ブキッ・ビンタン地区の様子

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

日本の伊勢丹もある

フィリピンとマレーシアの英語学校の違い

さていよいよ今回の本題です。フィリピンとマレーシアの英語学校の違いですが、これは非常に大きい違いがあります。フィリピンの英語学校は世界的に非常に特殊でユニークな学校や授業形態をとっていますが、マレーシアは他の国の英語学校と同じ形態です。

つまりクラスはグループレッスンです。通常、マンツーマンレッスンはありません。マンツーマンレッスンは、オプションになっていて特別にリクエストして、高い授業料を支払えば受講できるシステムです。

もう一つは学習環境の違いが挙げられます。学校には様々な国籍の学生が集まっているので、クラスは多国籍クラスになります。教師も基本的にはネイティブティーチャーが担当しています。

また、滞在先は学校から離れた場所にある学生向けアパートかホテルになります(大学付属の英語コースはキャンパス内の学生寮滞在になる場合が多い)。

最後に英語留学先の機関に関してですが、マレーシアでの英語留学先機関はフィリピンのような英語学校だけでなく、大学の中にある英語コースもあります。

ただ大学付属の英語コースは、基本的にはその大学の進学を目指す学生が入学する機関です。1クラスの学生数も多く、学ぶ内容も実践会話というより、ライティングらリーディングなど、アカデミックで必要な英語力を養成することに主眼を置かれた内容になっています。

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

フィリピンとマレーシアの英語学校の主な違い

マレーシア英語学校紹介

では具体的にマレーシアの英語学校を見てみましょう。今回は私が訪問した、クアルンプールの繁華街、ブキッ・ビンタンにあるELCマレーシアを紹介します。

ELCはオーストラリアのシドニーにある、世界的な賞を受賞している有名な英語学校のELCのマレーシア校です。ですから学校のカリキュラム、テキスト、教師の育成方法など全てオーストラリアの本校と同じになっています。

つまりオーストラリアの有名英語学校と同じ内容の授業が格安のマレーシア価格で受けられるというわけです。

尚、ELCは以前記事で紹介したIALC(世界語学学校協会)の会員でもあるので、品質については定評があり世界中から学生が学びに来ている。

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

学生の国籍割合

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

具体的なカリキュラム

コースは一般英語コース、一般英語コース+ビジネス英語、IELTSなどの試験対策ができるアカデミック英語コース、プレミアム英語コース(前述のコースに1日1時間のマンツーマンを付けたもの)が提供されています。(一般英語コース+ビジネス英語のサンプルスケジュール(1週間で25時間のレッスン))

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

授業料はいくらぐらいか?受講期間によって週単価が変わりますが、4週間の場合プレミアム以外の英語コースは週単価が165米国ドル、つまり4週間で660ドル、110円レートで72600円です。

オーストラリアの本校は週単価が400豪ドル、つまり4週間で1600豪ドル、85円レートで136000円ですので、マレーシアで勉強すると約半額の授業料で学べることになります。

滞在先について
いろいろなタイプの滞在先を紹介してくれるが、ここでは学校から徒歩10分のアパートのBougainvilla Apartmentsの宿泊費用を見てみよう。

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

Bougainvilla Apartmentsの写真

マレーシアの首都であるクアラルンプールの一番の繁華街にある、このぐらいのレベルのアパートにこの金額で住めるのであれば十分お得だと思います。

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

学校のクラスルーム

フィリピン留学とどう違う?マレーシア留学【基礎&英語学校編】

学校内に軽食もとれるカフェもあります

ELCは現在のクアラルンプールのブキッ・ビンタンの学校だけでなく、郊外にあるKDUという私立大学のキャンパス内にもコースを開講しているので、大学のキャンパスの雰囲気を味わいたい人や実際の大学のクラスの聴講をしたい人には、KDUキャンパス内のコースを選ぶといいと思います。

もちろんKDUの学生寮を利用することも可能です。

ELCの公式Webサイトはこちら ▶︎http://www.elcmy.edu.my/en/home

あなたもフィリピンの英語学校で学んだ後に、フィリピンと全く違う環境や文化で、多国籍の学生と、リーゾナブルに学べるマレーシアの英語学校で学んでみてはいかがでしょうか?

国際教育事業コンサルタント
星野達彦

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

国際教育事業コンサルタント
1960年東京生まれ。1986年から留学事業のキャリアを積み、25年以上の経験の中で数多くの留学カウンセリングや大学・政府関連機関主催の留学イベントなどので講演をこなす。海外での多くの国際会議に参加するとともに世界の600校以上の学校を視察している。

著書に「こうすれなれる留学カウンセラー」、「英語はアジアで学べばうまくいく」がある。

2013年 厚生労働省委託事業「勤労青少年の国際交流を活用したキャリア形成支援事業」委員長
一般社団法人JAOS留学協議会事務局長
日本認定留学カウンセラー協会(JACSAC)代表幹事
国際教育事業コンサルタント ライジング・スター代表 

ブログ:留学カウンセラー・国際教育事業者向け情報ブログ
http://ryugakuth.blog.fc2.com/
詳しいプロフィール

コメント

この記事、あなたはどう思いましたか?ぜひご感想をください。