フィリピン海外就職体験談

今回のフィリピン海外就職者

1,ご自身のプロフィール

お名前(仮名可):Yuki
フィリピンへの就職時のご年齢:23
仕事先:セブ島 コールセンター(日系企業)
働いた期間:9ヶ月

2,フィリピンで海外就職をしようと思ったきっかけと、その会社に決めた理由を教えてください。

大学生の頃、セブ島に半年間留学していました。3年生の終わりで就職活動が始まる時期だったのですが、日本で就職するのが嫌で1年間休学し、就職活動から逃げるようにセブ島に行きました。

かなり長い期間フィリピンにいたため、この国の文化が好きになり現地の友達も沢山出来ました。長く居すぎたせいで完全にフィリピンの生活が体に馴染み、帰国後は日本の生活が退屈に感じ、いつもフィリピンに戻りたいと思っていました。

そして、大学在学中に卒業後は絶対にここに住むと決めました。また、給料が安く税金は高く、年金が貰えるかどうかもわからない、将来のわからない日本ではどうしても仕事をしたくなかったというのもあります。

私にとっては日本人全体の暗い空気が嫌で、逆にフィリピンは経済成長真っ只中のすごく魅力的な国です。そして、帰国後も日本では就職活動はせず、大学卒業後すぐセブ島に移住したのですが、物価が安いため毎日何もせず自堕落に過ごしていました。

その生活を半年ほど続けましたが、大学時代のアルバイトで貯めた貯金が尽きてきたため仕方なく就職しました。

セブ島には求人サイトがあり、ネットで簡単に探すことが出来ます。求人の多くは語学学校かコールセンターで、選り好みしなければ就職も簡単です。給料はどこもほとんど変わらず日本人なら12万円程度です。

長く続けるつもりはなかったので条件が適当なコールセンターを選びました。特に重視した点は給料で、どこも12万円で求人を出しているのですが、額面か手取りかで大きく変わります。

平均月収が2万円程度なので、12万円だと所得税は最高の30%程度です。よく確認しないと、手取り9万円以下になります。3社面接して2社はそのパターンでした。私が選んだ会社は手取りで12万円です。それ以外の決め手は特になく、新卒で社会人経験のない私に選択肢はありませんでした。

3,どんな仕事をしましたか?

コールセンターで日本からかかってくる電話を受けていました。ポケットWiFiの貸し出しをしている会社から委託を受けている部署で、お客様からの電話での質問に答えます。

このような仕事は日本にいなくても出来るため、人件費を抑えるために東南アジアに多くあります。日系企業のセブ島オフィスで周りもほとんど日本人だったため、大学生がするようなアルバイトとあまり変わらないと思います。

会社は綺麗なビルに入っていて、環境は良かったです。部署は違いますが、アメリカやフィリピン国内からの電話も受けていたため、会社内にはフィリピン人もいました。

私の部署は8人ほどいて全員日本人です。フィリピン人と関わる機会はほとんどありませんでした。週5日毎日8時から17時まで電話を受けるのみです。

4,その仕事のメリット、得られた事はなんですか?

まず、就職にあたってのメリットですが、セブ島は日本人労働者不足ですぐに採用されます。面接の時点でほぼ採用は決まっていて、細かな条件を確認するのみです。

特に私のように既にセブ島で生活している人は貴重なので、重宝されました。

給料12万円は現地の平均月収の5倍以上です。なので、現地のような生活ができる人にとってはかなり高給取りということになります。物価は日本より安く、例えばマクドナルドのセットが200円、ビール1缶100円、家賃は1Kで3万円程度です。

贅沢をしなければ12万円で充分です。また、これが初めての就職だった私にとっては、最低限のビジネスマナーが身につきました。コールセンターの仕事なので、丁寧な言葉遣いも身につき、その後どんな仕事をしても役立っています。

スマートフォンのデータ通信に関する知識もつきました。ほぼ全員がスマートフォンを利用している中で、データ通信量や海外での電波の利用、SIMカードなど、情報が分かりにくいことが多くあります。

実際半年間の留学中には現地のSIMカードがないためデータ通信は利用できず、ポケットWiFiも持っていなかったためWiFiがある場所でしかスマートフォンを利用できず、不便な思いをしました。今後、海外旅行に行った際には役立つと思います。

また、現地の日本人の知り合いもできました。セブ島の日本人コミュニティは狭い社会なので、繋がりが大切です。留学や就職でもしない限り日本人と出会う機会もほとんどありません。

同僚に何人かかなり長く滞在している人がいたので、情報を得るにはうってつけの場でした。日本のようにパワハラ、セクハラなどの問題もなく開放的でいい会社だったと思います。

5,その仕事のデメリット、注意点はなんですか?

仕事で使うのは日本語のみなので、よく海外の求人募集に書かれているような、仕事をしながら英語が身につくということはほとんどありません。

私は留学中に英語を習得していたのですが、期間限定で日本から応募してきた人の中には全く英語が喋れない人もいました。

給料も平均の5倍とはいえ、外国人がセブ島で生活するにはかなりお金がかかります。日本と同じような生活をすると毎月ギリギリです。日本食レストランや輸入品は日本と同じか少し高いくらいなので、これらを利用するとかなり嵩みます。フィリピンに慣れていない人にとっては厳しいでしょう。

仕事自体には全くやりがいを感じませんでした。大学生のアルバイトレベルのことを安い給料で延々とさせられます。これではなぜセブ島に来たのか分かりません。

憧れの海外で働き、週末はビーチでのんびりといった理想を描いていた訳ではありませんが、同じような毎日の繰り返しに耐えきれなくなり、9ヶ月で退職してしまいました。

6,これからフィリピンへの海外就職や、同様の仕事に就こうとしている方へのアドバイスをお願いします。

私のコールセンターの仕事ではデメリットの方が大きく、短期間で退職してしまったのですが、フィリピンで海外就職することには大賛成です。

退職後縁があり、すぐにツアーガイドの仕事を始めました。この仕事が天職で、2年経つ今も続けています。海外就職が成功するか失敗に終わるかは仕事次第だと思っています。

海外就職の理由としての多くはフィリピンで生活したいから、日本で生活したくないからの2点になると思います。

前者の場合、フィリピンでの生活のために辛いことにどれだけ耐えられるかということになります。どうしてもセブ島に住みたくて、そのためにはどんなにキツい仕事でも頑張れるという人には向いているかもしれません。

後者の場合、海外に移住したとしても肌に合わないかもしれません。例えばセブ島では常に渋滞がひどく、ストレスになります。

現地の施設ではお湯の出ないシャワー、便座の無い便器が当たり前で、停電もよく起こります。物価が安いことで有名で、留学や就職の斡旋会社などはそれを売りにしていますが、生活水準を保つにはそれなりのお金は必要です。

安易な気持ちで海外に移住すると、かえってデメリットの方が大きい場合もあります。大切なのはフィリピンでの成功を確信してから移住することです。

近年セブ島には日本人在住者がかなり増え、現在も増え続けています。そのほとんどが、日本食レストランや語学学校の経営者、フリーランスのライター、ブロガーなどです。

これらで成功した人にとっては、セブ島での生活は最高です。経営者ではないにしろ、好きな仕事をすることが一番です。

ただ、当然失敗に終わるケースもあるので、まずは旅行や留学で数週間から数ヶ月滞在して、この国のことをよく知ってから決断されることを強くおすすめ致します。

前述の通りセブ島の日本人コミュニティは狭いので、コネクションがかなり大事になってきます。求人サイトで仕事を探すよりブログなどを参考に現地在住の日本人に生活のこと、仕事のことなど色々聞いてみるのが良いのではないでしょうか。

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