オーストラリアでの親子留学のススメ

英語教育が本格的に改革され、日本でも英語力が必須となりつつあります。今後はグローバルな視点も求められる時代になるでしょう。子ども向けの英語教室や大人向けの英会話教室も、週1程度では知識はついてもなかなか実践レベルに到達できないのが現状です。

そんな中で注目が集まる「親子留学」ですが、当然のことながら心配事は拭いきれません。

そこで今回は、親子で安心して留学できる「オーストラリア」についてご紹介します。雄大な自然の中、オーストラリアだからできる体験を親子でしてみませんか。

なぜ「オーストラリア」なのか

2016年度に文部科学省が発表した日本人の留学先として、アメリカに次ぐ2番人気となったオーストラリア。単身留学先としての人気の高さはデータが示す通りですが、もちろん親子留学にも最適です。オーストラリアが親子留学に適している理由をご紹介します。

温暖な気候

イギリスやカナダなどと比べると、気候が温暖で過ごしやすいのが特徴です。子どもを連れての留学となれば、体調管理は重要な要素の1つですから、温暖な気候は歓迎すべきことでしょう。

日本のように四季がありますが、雪の降るエリアはほんの一部。ブリスベンやケアンズなどの北部であれば、年間を通して温暖な気候です。ただし、南半球になるので、季節は日本と真逆です。

安全

簡単に銃が購入できるアメリカとは違い、オーストラリアの銃規制は厳格です。野生動物が多くいるため銃を所持している人はいますが、日常生活で銃を目にすることはありません。

また、イギリスのエコノミスト誌が発表した2018年度版の「世界平和度指数(Global Peace Index)」では163カ国中13位となっており、治安のよさが証明されています。

ちなみに、アメリカは121位、イギリスは57位、日本は9位でした。

教育レベルが高い

オーストラリアの教育レベルの高さは、「QS世界大学ランキング(QS World University Rankings)」を見れば明らかです。同ランキングのトップ100には、日本の大学が782校中5校しかランクインしていませんが、オーストラリアの大学は43校中7校がランクイン。

ランクインしている数に大差はありませんが、全体の大学数を考慮すればかなり違いがあります。日本の教育レベルは決して低くないので、オーストラリアの教育が世界レベルだということがわかるでしょう。

雄大な自然


日本の約20倍という国土を誇るオーストラリアには、世界で2番目に大きい一枚岩「ウルル(エアーズロック)」や、世界最大のサンゴ礁群「グレート・バリア・リーフ」などの世界自然遺産が点在しています。

また、数え切れないほどの美しいビーチも魅力の1つ。もちろん、カンガルーやワラビー、ポッサムなどの野生動物に出会え、カラフルな野鳥やウォータードラゴンなどの爬虫類は住宅エリアでも目にするほどです。さらに、海ではイルカ、クジラ、エイなどを目にする機会もあるので、子どもは大喜びするでしょう。

日本との時差が短い

オーストラリアでは、国土を西部・中央部・東部の3つに分けてタイムゾーンを設定。デイライト・セービング(サマータイム)や地域による時差はあるものの、日本との時差は2時間程度。

デイライト・セービング以外の標準時間では、日本との時差は西部でマイナス1時間、中央部でプラス30分、東部でプラス1時間しかありません。時差がほとんどないので、日本の家族や友人と連絡が取りやすいのも魅力です。

オーストラリア親子留学のメリット

前述した親子留学に適した理由もメリットになりますが、ここではその他のメリットをご紹介します。

生きた英語にどっぷりつかれる

英語圏で留学をすれば否応なしに英語環境となるので、どっぷりと英語漬けの日々を過ごすことができます。語学習得には最高の環境ですね。

楽しみながら英語を習得できる

キャンプやマリンスポーツ、釣りなどが満喫できる環境です。子どもには、水泳やサーフィン、シュノーケリングなどが人気。テニスや乗馬などのレッスンも気軽に受けられます。オーストラリア人が大好きなBBQもオススメ。趣味などを楽しみながら英語の習得が可能です。

多民族国家なので様々な国の人に出会える

世界約140カ国から移民を受け入れる多民族国家のオーストラリア。公立の学校でも国籍が異なる子どもたちが一緒に学んでいます。そのため、オーストラリアの文化だけでなく、移民の人々の文化にも触れることができます。

身をもって個人主義を学べる

集団主義の日本とは異なり個性を重視する個人主義であるため、子どもは自立心や向上心が自然に育まれます。違うことが当然のオーストラリアでは、お互いを尊重することが学べるでしょう。

留学生の受け入れ実績が豊富

1980年代から政府主導で留学生の受け入れに取り組むオーストラリアには、多彩な留学プログラムが用意されています。一般的な語学留学だけでなく、現地校での日本語教師ボランティアや現地企業でのインターンシップなど、地元の人々と触れ合いながら英語が習得できるプログラムが勢揃い。

もちろん、親子留学のプログラムも充実しています。

留学生の権利を守る法律がある

留学生の受け入れに力を入れていることもあり、オーストラリアには留学生の権利を守るESOS法(The Education Services for Overseas Students Act)という法律があります。学費保護サービスや18歳未満の留学生の安全を確保するための決まりごとなどが含まれ、教育機関や代理業者から入学前に正確な情報を受ける権利も保証されています。

短期留学なら観光ビザでOK

ビザの申請には時間がかかる上、書類もわかりにくく面倒ですが、3カ月未満の短期留学なら観光ビザでOK!オンラインで簡単に取得できるので、手間を省くことができます。

留学中に期間を延長したい場合は、オーストラリア国内で学生ビザへ変更できます。ビザの切り替えができるのは当然のように感じるかもしれませんが、世界でもオーストラリアとでニュージーランドくらいしかありません。

学生ビザで就労が可能

ほとんどの英語圏の国では学生ビザで就労することはできず、学生ビザに加えて就労ビザの取得が必須です。しかし、オーストラリアの学生ビザには就労許可が付与されているため、条件はあるものの、就労ビザの申請をしなくても働くことができます。

ちなみに、就労条件は「政府認定コースの受講期間中、2週間で最長40時間まで」となっています。

オーストラリア親子留学のデメリット

次に、オーストラリア親子留学のデメリットをご紹介します。メリットとデメリットを秤にかけて、十分検討しましょう。

日本人が多い

人気の留学先ということもあり、日本人が多いのがデメリットになるかもしれません。留学経験がなければ日本人がいるだけで安心できる面もありますが、日本人とばかり過ごしていれば英語が身につかないという状況に陥る可能性もあります。

物価が高い

日本と同じように先進国ですから、留学費用は高めになるでしょう。特に、都心に近い便利なエリアは家賃も高く、物価は日本とほぼ同じです。しかし、その分、快適な生活ができます。親が主体の長期親子留学なら学生ビザが取得できるので、アルバイトをして生活費を稼ぐなど工夫してみてください。

文化の違い

文化の違いは留学の醍醐味でもありますが、度を越せばデメリットに転じる可能性があります。日本のようにサービスが充実しておらず、都市部以外のショッピングセンターは夕方5時ごろに閉店。

また、電車やバスが遅れるのも日常的で、不便だと感じるかもしれません。さらに、小さなことを気にしないアバウトなオージー気質に驚くことも少なくないでしょう。大切なことはオーストラリアの文化や気質を理解し、日本と比べないことです。

水不足なのでシャワーのみ

オーストラリアは常に水不足なため、ガス湯沸かし器の家庭以外は1日で使用できるお湯の量が決まっています。そのため、日本のように湯船にお湯を張ってゆっくり浸かることはできません。寒い冬でもシャワーのみは日本人にとってデメリットでしょう。

独特なオーストラリア英語

オーストラリア英語はアメリカ英語やイギリス英語と比べると、発音や言い回しが違うため「なまっている」と言われることがあります。それをデメリットと考える人もいるかもしれませんが、アメリカ国内でも地域による「なまり」はあります。

世界にはいろいろな英語が存在し、国や地域による「なまり」はそれぞれの「違い」でしかありません。先住民のアボリジニやイギリスの植民地だったという文化的・歴史的背景が影響を及ぼしたオーストラリア英語を学んで、「違い」を体験してみてはどうでしょう。

親子留学にオススメな都市&自然が満喫できるスポット

続いて、親子留学にオススメな人気都市と、親子で大自然を満喫できるスポットをご紹介します。

<3大人気都市>

シドニー

シドニー
国内最大の都市シドニーはイギリス人が最初に入植した地であり、現在でも多くの移民が暮らしています。街は移民別のエリアにわかれ、それぞれのエリアで移民由来の料理や物品が購入可能です。

もちろん、日本の調味料なども揃っています。観光地として高い人気を誇りますが、世界各国からの留学生も集まっているため、街中では様々な言語を耳にするでしょう。国内で最も交通機関が発達しているので、子どもと一緒の親子留学でも安心!また、年間平均気温が17.8度と過ごしやすいのも魅力です。

有名なオペラハウスから海沿いに遊歩道を進めば王立植物園「ロイヤル・ボタニック・ガーデン」があり、1万7,000以上の植物が都会の喧騒を忘れさせてくれます。勇気がある人は、ハーバーブリッジを登るアトラクションに挑戦してみてもいいかもしれません。

また、シドニーには「マンリービーチ」や「ボンダイビーチ」などの有名なビーチがあるので、一度は足を運んでみましょう。シドニーから約110kmと少し距離はありますが、名物のトロッコ列車や迫力満点のロープウェイなどが楽しめるブルーマウンテンズ観光の玄関口「カトゥーンバ」もオススメ。大自然を満喫できます。

メルボルン

メルボルン
イギリスのエコノミスト誌が発表する「世界で最も住みやすい都市ランキング(Global Liveability Ranking)」で6年連続No.1に輝いたメルボルン。

2018年はNo.2になりましたが、住みやすさはお墨付きです。また、オーストラリアのコーヒー発祥の地として知られ、街にはカフェが並ぶ小道があるほど。コーヒー好きなら、バリスタコースを受講するのもいいかもしれません。

メルボルンは「教育の街」という異名も持ち、有名大学が多数存在。留学生向けのサポートが充実しています。穏やかな雰囲気を漂わせるビクトリア様式の建物やトラムが目を引く、緑豊かな街です。

親子留学なら子どもが喜ぶ「ユーレカ・スカイデッキ」がオススメ。南半球で最も高い展望台で、88階にある展望台では360度の大パノラマが楽しめます。

また、展望台にある天井・壁・床が全面ガラス張りの「ザ・エッジ」は、デッキから飛び出す仕掛けでスリル満点です。大自然が満喫できるスポットは、世界で最も美しい海岸線の1つである「グレート・オーシャンロード」。長い時間をかけて自然が作り出した約260kmの海岸線は見事です。海岸線にアートのように点在する奇岩群「12人の使徒(Twelve Apostles)」は一見の価値あり!

ブリスベン

ブリスベン
シドニー、メルボルンに次ぐ第3の都市。「サンシャイン・キャピタル」という異名を持ち、太陽の光が美しい街です。蛇行するブリスベン川の両側に碁盤の目のように区画された街が広がり、川沿いの遊歩道にはお洒落なカフェやレストランが並んでいます。

また、「アートの街」でもあり、美術館や劇場などが充実。国内外の多彩なアートを堪能できるので、アートに興味がある人にオススメです。大きな街ではないため、シドニーほど物価が高くないのが魅力。シドニーより日本人が少ないので、英語にどっぷりつかれる環境です。

ブリスベン沖に浮かぶ世界で3番目に大きい砂の島「モートン島」は、ダイビングやカヤッキングなどのアクティビティが充実した国立公園。島内海岸線に広がる「モートンベイ海洋公園」では野生のイルカに出会え、イルカの餌付けも体験できます。その他にもいくつか島があるので、島巡りをしてもいいかもしれません。

ブリスベン郊外にある世界最大の「コアラ保護区」では、コアラを抱っこして写真撮影もできます。コアラを抱っこできる州は少ないので、貴重な体験になるでしょう。

<その他の都市>

ケアンズ

ケアンズ
海には世界最大級のサンゴ礁群「グレート・バリア・リーフ」、陸には世界最古の熱帯雨林「ウェット・トロピックス」という世界自然遺産を有するケアンズ。

トロピカルな気候で、様々なアクティビティが楽しめるのが特徴です。街はイギリスの植民地時代を彷彿とさせる歴史的な建造物とモダンなカフェやレストランが混在しています。あまり大きな街ではないため、電車は観光用のみ。公共交通機関はバスとタクシーで、地元の人々は自転車を活用しています。

ケアンズに滞在するなら「グレート・バリア・リーフ」は外せません。シュノーケリングやダイビングはもちろん、遊覧ヘリコプターで空から雄大な世界遺産を眺めることもできます。

シュノーケリングやダイビングが苦手な人は、サンゴ礁群に浮かぶサンゴの島「グリーン島」へのクルーズがオススメ。ウミガメやミンククジラに出会えるでしょう。また、スカイダイビング、バンジージャンプ、ミンジンスイング、ハンググライダー、4輪バイクなど、様々なアドベンチャースポーツが堪能できます。

ゴールドコースト

ゴールドコースト
約42kmという長さを誇る美しいビーチ「サーファーズ・パラダイス」を有するゴールドコースト。そのビーチに沿うように高層ビルが立ち並んでいるのが特徴で、豊かな自然とモダン文化が共存する魅力的な街です。国内最大級の保養地で、国内外の観光客に愛されています。「1年のうち300日は晴天」と言われるほど晴れの日が多いエリアですが、日本のような蒸し暑さは感じないでしょう。

内陸部にある亜熱帯雨林「ヒンターランド」には世界自然遺産の「ラミントン国立公園」や「スプリングブルック国立公園」があり、日本ではお目にかかれない絶景が楽しめます。高い木々の間に作られた遊歩道を歩いて渡る「スカイウォーク」が人気。

長い時間をかけて自然が作り出した「ナチュラル・ブリッジ」も見事です。散策中には野生動物を目にできるでしょう。また、ゴールドコーストにはワールドクラスのテーマパークがたくさんあるので、親子で思い切り楽しめます。

パース

パース
「世界で最も美しい都市」として知られるパースは、ブリスベンに次ぐ第4の都市。観光地というより「住みたい街」として人気が高いのが特徴です。市民の憩いの場として親しまれる「キングス・パーク」は東京ディズニーランドの約5倍の広さで、年間を通してカラフルな花々が咲いています。

パースでは大自然の神秘が感じられる「ウェーブロック」に足を運んでみましょう。その名の通り、高さ15m、長さ110mの波の形をした巨大な奇岩で、27億年という年月をかけて自然が作り出した芸術品です。

また、風化作用でできた砂漠の彫刻「ピナクル」もオススメ。エメラルドグリーンの海が広がるパース沖の「ロットネスト島」では、シュノーケリングなどのマリンスポーツが楽しめ、クルーズではイルカやクジラなどの海の生き物を間近で見られるでしょう。

アデレード

アデレート
パースに次ぐ第5の都市ですが、街はコンパクトで移動しやすいのが特徴です。20分圏内ですべてが揃うことから、「20 Minute City」と言われるほど。大きな街と比べると物価が安く、過ごしやすいのが魅力です。

メルボルンとともに「世界で最も住みやすい都市ランキング」の10位にランクインしています。また、国内唯一の「無料Wifi都市計画」が進んでいるので、市内ならどこでも無料Wifiにつなげられます。日本人の留学生はあまり多くないので、英語にどっぷりつかれる環境です。

街がコンパクトなため、海へも山へも30分以内で行けます。大自然を満喫するなら、ワイナリーが点在する丘陵地「アデレード・ヒルズ」がオススメ。丘陵地の頂上からはセントビンセント湾を一望できます。

また、オーストラリアの動物130種以上が生息する「クリーランド・ワイルドライフ・パーク」ではコアラとの写真撮影も可能!自然の中を自由に歩き回るカンガルーやワラビーなどの動物と一緒に散策できます。週末を利用してゆっくり訪れてみてはどうでしょう。

親子留学なら”楽しさ”を追求しよう!

親子留学をするなら物価の安さや治安のよさも重要ですが、子どもの心に強く残る”楽しさ”を追求する方が効果的でしょう。なぜなら、大人も子どもも“楽しい”からもっと学びたいと感じるからです。

雄大な自然と野生動物に囲まれ、おおらかなオージーたちとのびのびとした環境で楽しみながら英語学習をすれば、それ以上のものが得られるでしょう。

オーストラリアのエージェント、人気都市のについての記事はこちら
【まとめ】オーストラリア留学エージェント25選&人気都市ランキング

オーストラリアより価格を抑えつつ、留学を楽しむならフィリピン留学を!
フィリピンセブ島留学【おすすめ】語学学校全リスト

おすすめの記事