この記事では、住み込み留学として今話題のおペア留学をした方の貴重な体験談をご紹介します。

オペアの仕事の見つけ方やメリット・デメリット、オススメできる人まで経験者に伺いました。

ニュージーランドでのオペア留学体験談

オペアを経験した背景、エピソード

私はニュージーランドで、住み込みのオペアを経験しました。子どもに関わる仕事に興味があったということと、ローカルの生活を経験してみたかったというのが、オペアをしてみようと思った主な理由です。

実は、ニュージーランドに行く前にカナダでもオペアの経験をしたことがありました。その時はお母さんが日本人で、子どもたちには日本語で話してほしいという仕事内容だったので、ニュージーランドでオペアをするにあたって、英語環境の家族で経験したいと思っていました。

オペアとは
オペア(オーペア、仏: au pair)は外国にホームステイして現地の子供の保育や家事をする見返りに、滞在先の家族から報酬をもらって生活する留学制度のことである。オーペア、マザーズヘルプとも言われる。滞在先の家族は人を雇う金銭的余裕が必要なので、オペア受け入れの制度は先進国で浸透しているケースが多い。引用元:ウィキペディア

オペアのお仕事は、バックパッカー向けの情報サイトで募集しているのを見つけて、問い合わせをしてみました。
http://www.backpackerboard.co.nz/

このサイト上にはいろんな求人情報が載っていて、オペアの求人は全体的に見ると多くはないですが、それでも定期的にチェックしているとたまに掲載されています。

英語のサイトなので基本的にはローカルの人が求人を出していて、見る人もワーキングホリデーなどで世界中から来るバックパッカーが中心です。

問い合わせをしてから実際に働き始めるまでに、数回のメールのやり取りと電話を一回しました。まずは最初の1週間をトライアルというかたちで行い、相性がよければ続けるという話でスタートしました。

オペア先の家庭環境と仕事内容について

私がオペアをした家族の構成は酪農家のお父さん、フォトグラファーのお母さん、そして子どもが5人の大家族。上の3人が女の子、下の2人が男の子で、年齢は12歳~2歳でした。

その家族とマッチングする前のお母さんとのやりとりでは、上の3人の子どもたちは平日は学校に行っているので、基本的には2人の男の子たちのお世話と家事の手伝いを中心にしてもらいたいとのことでした。

大家族なので大変かなと思い、やることに少し迷いもあったのですが、3か月というそんなに長くない期間だったのでいい経験だと思いやってみることに決めました。

仕事は月曜日から金曜日までの週5日、土日はお休みで、自分の部屋・3食付き・インターネット・プライベートで出かける時のガソリン代、そして毎週のおこづかいをもらっていました。

男の子2人の幼稚園がある日は、朝少し早く仕事がはじまりました。幼稚園に持っていくランチをつくって、朝ごはんを食べさせ着替えをさせます。準備ができたら車で幼稚園まで送り、そのまま町で食品の買い物をしたりしました。

大家族なのでいつも大量の食材を買いこみます。事前に買い物リストを作るのですが、慣れてくるにつれて買わなければいけないものを自分で考えてリストアップしていました。

家に戻ってくると、朝ごはんの片づけと洗濯、家の掃除など、子どもたちがいないうちに片付けます。

幼稚園がない日で男の子たちが家にいるときはお昼寝の時間があるので、その時間はお母さんとバトンタッチして私も少し長めのお昼休憩をとることができました。

午後は家事の続きと、学校から帰ってきた女の子たちの習い事の送迎や、子どもたちと遊んだり宿題を手伝ったり。夕方ごろからは夕食の準備がはじまります。

基本はお母さんが作ってくれるのでそのお手伝いでしたが、慣れてくるとお母さんが忙しいときには私一人で夕食を作ることを頼まれることもありました。お母さんの料理がとても美味しかったので、一緒に作りながら料理の勉強もできました。

たくさんやらなければならないことがある中で私の一番の大事な仕事は、常に一番下の2歳の男の子を目で追っていることでした。お姉ちゃんお兄ちゃんの真似をしていろんなことに挑戦しようとするのですが、やはり危ないこともたくさんあります。

ケガをしないように見守りながら、他の家事をこなしていました。5人姉弟なので当然ケンカも絶えません。仲裁に入ったり、時には叱ったりしないといけない場面もありました。

大人は私の英語が完璧じゃなくても推測して理解したりしてくれますが、子どもと話すときはそれがほとんどないので、英語力も鍛えられたと思います。

やることやスケジュールは決まっていても予期せぬことがたくさん起こりますし、自分は準備ができていても子どもがぐずってしまうと、やっていることが中断され予定通りに進まないこともしょっちゅうです。

そんな慌ただしい毎日でしたが、お母さんも家にいて仕事をしていない時には家のこともしていたので、慣れてくると二人で分担してスムーズにこなすことができ、とてもいいチームワークでした。

オペアを経験してよかった点

オペアをしてよかった点は、私がオペアをしようと思った理由でもあるローカルの生活を体験できたことです。

特に食生活では、ニュージーランド(欧米の国)ならではの食品や料理の仕方を知ることができたり、小さな子ども向けのキッズフードのつくり方を教えてもらったりするなど、一緒に生活しないとわからないことがたくさん経験できました。

また、スクールホリデーで子どもたちの学校がお休みのときには、家族が持っている別荘に一緒に旅行をしたり、子どもの誕生日にお母さんと一緒にサプライズプレゼントを考えたりと、本当の家族のように接してくれました。

下の2歳の子はちょっとずつ言葉を話し始める時期でもあったので、身近で成長をみることができたこともとてもいい経験でした。3か月が終わるころには、私の一番の仲良しになっていました。

またいつでも訪ねられる場所ができたのは本当に宝物です。

オペア注意点やデメリット

オペアをしていて大変だったことは、住み込みだったので仕事の時間とプライベートの時間の切り分けが難しかったことです。

仕事の時間が終わっていても、家族の一員として夕食の片づけをしたり、子どもたちとコミュニケーションを取ったりもしていましたが、リビングにいるとたまに頼み事をされることもあったので、仕事が終わったら自分の部屋で過ごすことが多かったです。

休みの日は当然自分の好きなように過ごせるのですが、たまにお母さんの目を盗んで下の子が部屋に私を起こしにくることもありました。かわいかったので私は構わなかったのですが、仕事とプライベートを完全に切り分けたい場合には住み込みはやはり難しいです。

また、基本的には家の中にいることが多いので、友達をつくることが難しい環境だと思いました。オペア同士の交流をする人もいるようですが、私は近所でオペアをしている人がいなかったため、新しい友達をつくったりすることができなかったのが残念でした。

仕事も一人でこなすことが多いので、家事をしているときには話し相手がいなくてときどき少し寂しいなと思うこともありました。

オペア経験や留学をすすめる人&アドバイス

オペアは、家族の生活に関わっていくので大変な部分もたくさんありますが、子どもが好きでローカルの生活にどっぷりと浸かってみたい人には本当におすすめです。

例えば、同じ理由でホームステイをしてみたいと思っている人は、より家族の一員として役割を持てるオペアはホストファミリーとの距離がもっと近くなるし、英語の上達にもつながると思います。

また、教育に関心のある人にとっても、子どもたちとの生活を通してニュージーランドと日本の学校の違いや、子育ての違いなどを実際に身近に見ることができるのでとてもいい機会だと感じます。

私は今までに3家族でオペアを経験しましたが、どの家族もオペアに求めてくる内容は違いました。家事はしなくていいから子どもと一緒にいてくれればいいという家族もいました。

オペアをする前に、その家族が自分にどんなことを求めているのかをできるだけ理解しておくことがとても大事な点だと思います。

また、プライベートを確保することもとても大切なので、遠慮せずにしっかりと確認して自分にとっても家族にとっても生活しやすい環境をつくる努力も必要です。

人の生活に関わっていくので、最初は私も不安で自信が持てず、ビクビクと仕事をしていたように思います。

でも、最初からその家族の生活スタイルを知っているわけでもないし、何か間違ったらちゃんと教えてくれるので、その家族のためにできることを自分で考えながら自信をもってやってみていいのだということがわかりました。

せっかくのオペアのチャンス、たくさんのことを吸収していい経験をしてほしいなと思います。

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