海外留学ローンは学生・社会人の味方か?語学留学ローンの比較とアドバイス

海外への語学留学を希望している学生や社会人の方にとって、何かと心配なのが「留学費用」。

授業料はもちろん、それにプラスして渡航費や生活費もありますので、なにかとたくさんお金がかかるものです。
どう見繕っても数十万円といった単位でのお金は必要になります。

しかし、留学は行くタイミングも重要。お金を貯めるのに時間がかかりすぎてしまって、ベストな機会を逃してしまうのも嫌ですよね。

では、留学費用をローンで払うことはできないだろうか?

一括での支払いではなく、ローンのような形であとから分割で支払っていくことができれば、経済的な負担を減らせそうです。

今回は、海外留学で活用できるローンにはどんな方法があるのか?をご紹介します。

また、ローンという手段に囚われすぎず、そもそも海外留学をもっと安く行く方法がないか?についても解説しますので、ぜひご覧ください。

【大前提】留学先の学校は分割払いを受け付けていない

最初にちょっと残念かもしれない話をしなければなりません。

まず、留学先となる海外の語学学校は、授業料などの学費の分割払いを原則として受け付けていないのです。

基本的には現地に行く前か、あるいは行った直後などに銀行振込やクレジットカードなどで一括支払いする形となります。
わかりやすく言えば、学費は「一括前払い」が原則なのです。

そのため、分割払いについて学校側と交渉することはできないと考えたほうが良いでしょう。

分割払いにするとしたら、「どこかからお金を借り受けて学校側に一括で支払い、分割して返済していく」方法となります。

以降の説明も、上記の前提で進めていきますので、まずはこの点をしっかり認識しておいてくださいね。

留学費用を分割で払う方法

では留学費用を分割で支払う方法について、具体的な手段をいくつかご紹介します。

1,トビタテ!留学JAPANを活用する

「トビタテ!留学JAPAN」は、2014年から始まった比較的新しい留学用の奨学金制度で、文部科学省と民間企業の協働で行われています。

国としても日本のグローバル化の遅れを危惧しており、より世界に通用する人材を育成するために留学促進に取り組んでいるのです。

対象は高校生または大学生で、奨学生として認められれば返済不要の奨学金を得ることができます。

ただそのためには各種の審査や面接、事前研修を突破する必要があり、また留学計画を自ら作成するなどさまざまな準備事項があります。

誰しも認められるものではないのです。

ご参考に、2020年度のトビタテ!留学JAPANの募集要項を添付しておきます。

トビタテジャパン
【引用元】https://tobitate.jasso.go.jp/document/?_ga=2.105185350.492009367.1574470147-1480556907.1573891577

なかなか高いハードルですね。

なお、本制度の対象は学生のみのため、社会人の方が活用することはできません。

トビタテ!留学JAPAN公式HP

2,第二種奨学金

独立行政法人「日本学生支援機構」が実施している奨学金制度です。こちらは貸与型ですので、返済が必要なものになります。
(返済不要の「第一種奨学金」もありますが、留学目的などの条件が限定的のため、ここでは省略します)

申し込めるのは大学生・短大生・高専専修校生のみですので、残念ながらこちらも社会人はNG。あくまで国内の大学等に在籍しながら、提携する海外の学校に留学する場合に使用できるものとなります。

審査にあたっては単位や学力などの他、家計の事情等も基準になります。改めて確認してみると、奨学金はなかなか敷居の高い制度といえますね。

独立行政法人「日本学生支援機構」公式HP

3,教育ローン(国、銀行)

ローン
次にご紹介するのは「教育ローン」。

住宅ローンや自動車ローンと同様に、目的特化型の融資を得られるものです。条件さえ合えば基本的に融資を受けることができるため、奨学金に比べると敷居はグッと下がります。

教育ローンは、一般の銀行等の金融機関の他、国の機関(日本政策金融公庫)でも取り扱っています。

①日本政策金融公庫の教育ローン

対象:学生(社会人NG)
金利:1.66%の固定金利※2019年11月時点
返済期間:最長15年
その他条件:世帯収入による制約あり(収入が多い人は申し込み不可)

例えば100万円を10年で借入れた場合、毎月の返済額は9,000円程度となります。

条件が合うかどうか、一応確認してみるといいかもしれませんね。

日本政策金融公庫の教育ローンの詳細

②銀行の教育ローン

一般的な銀行での教育ローンは、日本政策金融公庫に比べてさらに融資のハードルが下がります。また、取り扱っている銀行も多いため、選択肢は豊富。ただ内容自体はどれも似たものとなります。代表例としてみずほ銀行の教育ローンの条件等をご紹介しますね。

対象:20歳以上(社会人もOK)
金利:3.475%(変動金利)※2019年11月時点
返済期間:最長10年

例えば100万円を10年で借入れた場合、毎月の返済額は9,800円~10,200程度となります。

ようやく社会人も利用できるものをご紹介できました。ただ金利も高くなってしまうため、上記の例だと10年間で支払う利息の合計は20万円ほどになってしまいます。積み重ねるとそれなりの額になりますね。

みずほ銀行教育ローンHP

4,銀行のフリーローン

多くの銀行が取り扱っている、さまざまな目的で利用できるローンです。こちらもみずほ銀行の例を上げておきますね。

金利:5.875%(変動金利)※2019年11月時点
返済期間:最長7年

100万円を最長の7年で借りると、毎月15,000円弱の返済となりますね。金利も高いため、利息は無視できるような金額ではなくなります。

5,銀行のカードローン

目的の申告も不要でWeb上で申し込みができるローンです。

100万円を借りた場合の金利は12%。
仮に10年で返済した場合、毎月の返済額は15,000円弱ではあるものの、返済額の総計は170万円を超え、実に70万円以上が利息となります。

消費者金融とまではいかないものの、性質そのものはそれに近いものとなります。手を出さないほうが無難でしょう。

【裏技】支払い方法をリボ払いにする(おすすめしない)

学費のクレジットカードが出来る留学エージェントや語学学校があれば、最も手軽に分割払いできる裏技的な方法があります。

カード例
それはがクレジットカードのリボ払い。

クレジットカードには、翌月での一括払いや2回払などの一般的な支払い方法の他、決済としては1回払としておきながらカード会社への返済を分割する「リボ払い」という方法があります。

そのため、学校側でクレジットカード払いを受け付けているなら、リボ払いという方法をとることはできるのです。

また、これは特別な申し込み手続きをする必要がなく、クレジットカードの設定変更のみで行うことができます。

とてもお手軽ではありますが…この方法はおすすめしません。

金利が18%ほどかかってしまうため、毎月1万円ずつ支払っていると総額で175万円以上の返済額となってしまいます。

ちなみに、クレジットカード払いを対応している学校やエージェントさんはごく一部しかないようです。かつ、その場合でもクレジットカード払いの支払い手数料は留学生本人が持つ傾向にあり、手数料として留学費用×数%を払わなければいけないため、メリットが少ないと言えます。

さて、上記のように各種の分割払いの方法をご紹介しましたが…

当サイトマナビジンとしては、いずれの方法にしてもローンを使っての留学はおすすめしません。結局支払額が大きく増えてしまうからです。
お金がないという状況なのに、さらに負担が増えてしまうのは避けたいですよね。

というわけで、下記の方法をご提案します。

留学はお金を貯めてから行くのがベスト!

これを言うと元も子もないと思われるかもしれませんが、留学はお金をためてから行くのがベストです。

留学がすべて当初の計画通りに進めばまだしも、留学中に色々とトラブルが起こったり、追加で費用がかかったりというシーンもあると思います。

そんなときに分割払いという方法をとっていると、月々の負担が重くのしかかってしまうからです。

お金を貯めるとなると相当な時間がかかると思ってしまうかもしれませんが、行き先を工夫したり、留学の内容を再考することによって費用を下げる方法はあります。想定していたよりも軽い負担で行けるかもしれませんよ。

提案:留学先の候補にフィリピンはどうですか?


まず留学先はフィリンピンを検討してみてください。

留学といえばアメリカやヨーロッパといった国が定番ですので、欧米諸国しか検討していなかったかもしれませんが、行き先の視野を広げてみましょう。

とはいえ、「語学の留学に行くのに、東南アジアのフィリピンで大丈夫なの?」という点は気になる人も多いと思います。

しかし結論から言うと、そういった心配は無用。

語学留学に行くなら、フィリピンは非常におすすめの国なのです。

留学費用が安く済む

まずフィリピンに語学留学に行くメリットは、欧米諸国に比べて費用が安く済むことです。

留学期間や内容によるため、単純比較は非常に難しいのですが、欧米に留学した場合の留学費用はおおよそ30万円から60万円かかります。それに対し、フィリピンだとその半分程度で済んでしまうのです。

飛行機代もアメリカだと10万円〜20万円弱ですが、フィリピンだと5万円弱と非常に安価。

さらに欧米の場合は滞在方法としてホームスティとなることが多いですが、フィリピンだと全寮制で食事付きといったスタイルが多いため、追加の費用がかかりにくいという点もメリットですね。

関連記事:フィリピン留学のリアルな留学費用

フィリピンの英語はわかりやすい

語学留学するにあたってもっとも重要なポイントともいえる、現地人の英語力。果たしてフィリピンはその点で大丈夫なのでしょうか。

結論から言うとこちらもまったく問題ありません。

むしろフィリピン人の英語は非常にレベルが高いのです。しかもとてもわかりやすい。意外と思う人もいるかも知れませんが、これは事実です。

その理由は、フィリピンの公用語にあります。

フィリピンには母国語としてタガログ語がありますが、国としての公用語はタガログ語+英語となっています。つまりフィリピン人は基本的にだれでも英語を話すことができるのです。

また、フィリピン人にとって英語は公用語であると同時に第二言語。

母国語そのものが英語である欧米とは違いますので、日本人のように第二言語として英語を学ぼうと思ってる人にとって、フィリピン人は非常にわかりやすい講師となるでしょう。

なおフィリピンには、多くの企業が英語対応用のコールセンターを多く設立しています。そういったところからも、フィリピン人の英語がわかりやすく信頼度が高いものであるということをうかがい知ることができますね。

フィリピンは物価が安い

フィリピンは現状発展途上国に分類される国です。そのため日本や欧米諸国に比べると物価が安いことも特徴。

ayalamall(アヤラモール)セブ島
だからといって留学するにあたって現地で物資が調達できず生活に困るということもありません。ショッピングセンターなどは数多くありますのでご安心ください。

生活にかかる負担をグッと減らすことができますので、学費と合わせてトータルの留学費はかなり抑えられるでしょう。

関連記事:セブ島の物価は日本の1/3ってホント!?主な物価を調べました

日本との時差が少なく、移動時間も短い

セブ島への直行便
フィリピンは、日本から飛行機で約4時間~5時間で到着します。

欧米に行く場合は基本的に飛行機に乗る日を「移動日」として移動だけの日にすることが多いですが、フィリピンなら午前に行って午後から現地で活動するなんてこともできますね。

また、フィリピンと日本の時差はたった1時間。

欧米の場合は時差が8時間以上となりますので、日本とは昼夜が逆転してしまうことになりますが、1時間であればほとんど時差を意識する必要もありません。

これは日本との連絡のしやすさに影響しますので、一人で海外に滞在するにあたって気持ちの面での安心に繋がるでしょう。

フィリピン留学をさらに安くする方法

フィリピンへの語学留学が魅力的であることはご理解いただけたかと思います。

しかし、フィリピンの良さはこれだけではありません。

実はフィリピンの場合、いくつか工夫をすることで留学費用をさらに下げることもできるのです。そんなとっておきのテクニックを2つご紹介します。

部屋を4人部屋にする

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複数人部屋の一例

先ほど軽く触れたとおり、フィリピンに語学留学する場合は寮住まいになるケースが多いです。この際に選択できる部屋の種類はだいたい1人~4人部屋。

当然ながら1人部屋がもっとも費用が高く、人数が増えるにつれて割安になっていきます。

1人部屋と4人部屋とを比較した場合、月額費用はおよそ5万円の差。これはなかなか大きいですね。

さてこの1人部屋ですが、金額が高いからといってあらゆる面で4人部屋より優れているかというと、必ずしもそうではありません。

例えば4人部屋の場合、一緒の部屋に住む他国の留学生とプライベートで話す機会が増えることになります。

結果的に1人部屋にいるより多く英語を使うことになり、英語習熟度がより上がるでしょう。また、他国の友だちができるなど、お金には代えられない財産を得られる可能性もありますね。

より実践的な英語に触れる機会が増えるという意味でも、人数が多い部屋はそれなりにメリットがあるのです。

マンツーマンレッスンを減らす

こちらも4人部屋にするのと考え方は同じですが、授業の内容を工夫するというものになります。


グループレッスンの一例

フィリピンでの語学留学の場合、マンツーマンのプライベートレッスンを多く受けられるのが特徴ですが、学校によってはこれをグループレッスンに切り替えることもできるのです。

当然マンツーマンレッスンよりも、一度に複数人で授業が受けられるグループレッスンのほうが費用は安くなります。

しかし、マンツーマンの場合は先生が自分のレベルに合わせてくれますが、グループレッスンとなると自分がみんなのレベルについていかなくてはならなくなります。

ときには充分な理解ができないまま進んでしまうこともあるでしょう。

英語の習熟度という意味では、マンツーマンレッスンのほうが効率がいいのは確かですので、この方法は参考程度に考えておいたほうがいいかもしれません。

上記のように、留学の内容に工夫をすることによって費用のさらなる圧縮ができます。ただし、大人数の部屋ではどうしても落ち着けないと言う人もいると思います。

金額だけで判断してしまい、せっかく留学に行っても集中できないなどとなってしまっては本末転倒。内容を変更するかどうかは本人の性質や現状のレベルを踏まえ、よく考えて判断するようにしましょう。

フィリピンならお金がなくも今すぐ留学する方法がある

フィリピンなら安く留学できるということをご紹介しましたが、なんと安く済むどことか、お金をほとんど使うことなく留学に行く方法もあるのです。

ここまでくると「本当?怪しくない?」と思う人もいるかも知れませんが、まともな方法ですし、多くの実績もありますのでご安心ください。

その方法は簡単に言うと「働きながら留学する」というものです。

具体的例を以下にご紹介します。

インターンで働きながら留学

フィリピンでは、インターンとして働きながら留学することができます。留学先の語学学校と提携した企業で働くことができるのです。よくあるケースとして、半日は授業を受け、半日は労働といったものが多いですね。

純粋に留学だけでフィリピンに行くより、断然支払う金額は安くなります。

業務の内容はコールセンター業務だったり、語学学校のスタッフ業務だったりとさまざまです。

企業としても留学生だということは認識しているので、いきなりハイレベルな業務や責任重大な業務、危険な業務を任されたりということはありませんのでご安心ください。

海外企業の文化に触れられる点もメリット。グローバル感覚を養うことができるでしょう。

関連記事:セブ島求人情報

「0円留学」も可能!

各語学学校では「0円留学」といったプランも多く展開されています。
とても魅力的な名称ですね。

語学学校のスタッフとして生徒のサポート業務や事務、広報関連業務などを半日行うことで、
授業料、滞在費、食費などをすべて学校側が負担してくれるというものです。

業務内容は外部の企業ではなく、あくまで学校内部での業務となるため安心感が大きいというところもメリットです。業務ではもちろん英語を使うことになるため、授業とは違う実践的な英語に触れる機会も増えるでしょう。

言ってみれば「英語漬けの生活をしながらお金を払わなくていい」というもの。覚悟さえあれば、ぜひ飛び込んでほしいところですね。
ただし、0円なのは授業料と宿泊費ですので、ご自身の生活費用や航空券、VISA+SSP関連の現地での入学手続き、学校によっては食費は支払う必要があります。とはいえ、一番金額がかかるのが授業料と宿泊費ですので、大幅な節約が期待できます。

関連記事:AHGS English Academy(アーグス)

語学学校に社員として働きながら学ぶ

これは厳密には留学ではない方法となりますが、語学学校で社員として働くという方法もあります。

立場は生徒ではないため、授業を受けるということはできませんが、語学学校という環境に身を置くことができるため、わかりやすい英語にふれる機会や効率的なコミュニケーションのとり方は自然と身につくでしょう。

とはいえ、学校側としても全く英語が出来ない人材を採用することは稀です。なぜなら日本人だけでなく他の国の留学生への対応もするからです。そのため、元々フィリピン留学をして現地の事情を知った方がなるケースが多いですね。
フィリピンはあくまで外国、しかも発展途上国です。いきなりフィリピン現地で社員よりは一度来て、空気感を知った上で社員へ応募するか決めるのが良いかなと思います。

まとめ

最後の方法は留学とはかなり毛色が異なりますが、ここでお伝えしたかったことは、海外で語学を習得したいという目的に対し、答えは「留学」のみではないということです。

費用面での課題があるとしても、そこをクリアした上で目的を果たす方法は意外とあることを知って頂けたかなと思います。

語学留学にあたって分割払いの方法をご紹介したところから、後半は大きく話が変わってしまいましたが、、、、
留学費用をローン払いするくらいなら、少し費用をためてからフィリピンに留学するか、あるいは現地に渡って働きながら学ぶという方法のほうがよっぽどリスクも少なくておすすめです。

いずれの方法であれ、海外にある程度の期間滞在し、現地で生活しながら文化に触れるという行動は将来的に大きな財産になることは間違いありません。

お金の面で最初から諦めていた方もいるかも知れませんが、今回ご紹介したように選択肢は意外にも多いのです。

自分にあった方法を選択し、最適なタイミングで海外渡航を実現させましょう!

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