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英語を使う仕事【外資系医薬企業8/10】人生の機転を左右するものとは?

みなさんこんにちは、STです。今回で8回目となる寄稿ですが、みなさんが英語を学習したり英語を仕事に役立てる上でお役に立っていますでしょうか。参考になる点が一つでもあれば幸いです。

英語学習は生涯の財産となる

さて、私が英語に「開眼した」、つまり目覚めたのは中学二年の時の英語の先生の教え方だったと前にお話ししました。

私の生まれ故郷は広島県の宮島の近くの区域で、ひなびた町でした。本当に田舎町で、英語に接するどころか当時は外国人を見ることもまったくなかったような小さな田舎町でした。

6回目の寄稿の時に初めて英語合宿に参加して生の英語に接したと申し上げましたが、高校生の時に一度だけ旅行先の神戸で外国人と英語で話したことがあります。それが私にとって生まれて初めて英語を話した経験でした。

神戸の路上で絵を売っている外国人に、私が「Which do you like this or this?」と二つの絵を指して質問し、どちらか一つを買う、という素振りを見せたのです。すると幸いに英語が通じ、その時に本当に生まれて初めて生の英語に接する喜びを覚えました。

あれから35年が経ちましたが、今でも私の中でその時の記憶は鮮明ですし、英語が通じた喜びは昨日のことのように思い出せます。

そしてこれまでお話ししてきたように、私は運よく英語を生かして働くことができました。今でもニュースは英語で聞いています。アナログレコードの世代ですので、海外からレアなレコードを取り寄せることもあります。その時にも売り手といろいろな話しをしています。

一生懸命学習したことは必ず一生の財産になります。
学習して身につけたことは誰かに盗まれたり、株式のように突然暴落することもありませんから。

英語学習は凝り固まっている頭をほぐす

そして、英語だけではないですが、外国語を勉強して外国の文化に触れることは、凝り固まってしまっている頭をほぐしてくれるという作用があります。イメージ的に年齢と共に頭が固くなっていくというイメージがあるでしょうが、若い時でも日本の常識や価値観を当たり前だと思って疑っていない人が大勢います。

私が25歳の時でした。6回目の寄稿でご紹介した私の人生を大きく変えたイギリス出身の英語講師、リサのパーティーに呼ばれて彼女の家に行った時の話しです。

当然のようにお客気取りでソファに座っている私に、リサが「You’re a typical Japanese man. You don’t help us in the kitchin at all.」と少し嫌味を言いました。「あなたって本当に典型的な日本人の男ね。まるで台所仕事を手伝おうともしない」。彼女はそう言いました。

見てみると、欧米人たちは男性陣も当たり前のように台所仕事をしているのです。そしてそれとなく互いにコミュニケーションを取って場をなごませています。白人が多かったですが、男性がキッチンに立ってこまごまとした作業をしている、それは田舎の封建的な風土で育った私には新鮮な光景でした。

また、スウェーデンの話をたくさんしたかと思いますが、日本の感覚に慣れていると、失業保険が2年もあったり、大学まで無償で進学できたり、そんな福祉はすごいと思えますよね。

ではなぜスウェーデンではそうしているのか。それはスウェーデンの歴史もさかのぼってお話ししないといけないので割愛させていただきますが、そういった文化や国の制度の違いを知ると、自分の思い込みが小さな世界を作り上げているに過ぎないと知らされます。

そういった異文化や異国と接触することはとても有意義なことだと私は考えます。自分の見識を広めて、他の国の人にまで共感できる能力を身につけられたら、それも財産になるかと思います。

英語学習によって得られるもの

これまでも英語学習によって得られるものには再三触れてきました。まずはみなさんの年頃には特に大切な仕事、それから先ほど触れたように違った価値観と触れ合うことができます。

ここではよく言われる「海外に住む、あるいは英語を勉強すると外から日本が見える」ということについて解説します。私は現在も日本に住んでいますが、ニュースはラジオの英語ニュースを聞いています。

すると、日本のニュースとは若干違った内容をやっていたり、よりグローバルな話題が多いのです。最近ですと、地球温暖化(Global warming)のことなどは日本のニュースが取り上げる以上に取り上げているように感じられます。

ですから、日本の中にいるだけよりは若干切り口を変えて日本を客観視できるようになる、というのも英語を学習したり外国に住むことから得られることだと思います。

そしてそういった客観的に見る分析力を持つことで、仕事でもその分析力を生かせるのではないかと私は思います。

私の例でいうと、外資系の企業でも東京オフィスで働いているのはほとんどが日本人です。何か会社で事件が起こるとまずは日本への影響をみな考えます。そこで終わる人がほとんどです。

しかし、海外にたくさんのカウンターパート(やり取り相手)を持っている職種の人は、海外からもニュースが入るため、海外法人への影響はどうだろう、会社全体への影響はどうだろうと角度を変えて考えることができるのです。

関わりが世界レベルになる可能性を秘めている

みなさん、ご自分の専門は何ですか?文化系の方もいれば理科系の方もいらっしゃるでしょう。私には疎い分野ですが、例えば情報科学が専門の方がいらっしゃるとします。この方は基本的に会社でIT関連の職務に就くことが多いのだと思います。

もしもこの方が英語が話せたなら…。

外資系の企業なら新システム導入時の海外との折衝役になれるかもしれませんし、日系の会社なら自社システムの海外展開の営業担当になれるかもしれません。仕事でも関わりがグローバルになるのです。そしてそこで積んだ経験は転職や育休などのブランクから復職するときにきっと役に立つでしょう。海外で就職するという選択肢も見えてきます。

これからアジア諸国が台頭してくると予想できるので、まずはアジアで活躍し、その成果を買われてさらに大きなフィールドで活躍、というシナリオも見えるでしょう。

また、職場やプライベートで繋がった知人・友人も一生の宝物になります。私のように家の事情で片田舎にこもることになっても今はインターネットの時代。昔取った杵柄(きねづか)で今でも世界中の人と音楽のことを話したり、英語は使っています。

今は生まれ故郷とは別の小さな市に住んでいますが、時々故郷の宮島に観光で行きます。宮島にはたくさんの外国人観光客が来るので、駅の係員もみな、コインロッカーの使い方まで英語で説明できるような英語力を身につけているようです。

また、宮島では多くの観光ガイドが活躍しています。英語に限らず、フランス語、韓国語、スペイン語、中国語、など様々なガイドさんたちが活躍しているのを見かけます。

英語を身につけ仕事をすると自分にプライドが持てる

今年50歳になった私ですが、英語を勉強したことを後悔したことは一度もありません。習い始めは「英語なんて使うことないだろう」という気持ちを持つほどひなびた町にいた私が、気がつけば外資系の医薬業界で英語を生かして活躍していました。

そこで関わった人たちがいかに輝いていたかはいくらでも語れますが、以前の寄稿分からもわかっていただけると思います。私は過去に関わった人たちに心から感謝していますし、たくさんのことを学ばせてもらってとても幸せでした。

会社に就職しても、フリーランスの翻訳や通訳をやったとしても、必ずあなたが知らない分野を専門とする達人たちに知り合うことがあります。その人たちから何事かを吸収するのはとてもワクワクすることです。

またこの度のように、私が現在ではほとんど関わることのない若い世代向けの記事を寄稿させていただいたのも、私が英語学習について少しは知っているからだと思います。個人的にも50歳という節目の年に、自分のキャリアを振り返るような記事が書けてとても楽しかったです。

ますます流動的になってゆくご時世、「英語を身につければ必ず仕事に就ける」といった無責任な発言はできません。

しかしながら、私の人生の転機を左右したのは身につけた英語だったのも事実ですし、実際に私は自分のキャリアや行った仕事に誇りを持っています。ですので、英語学習と英語を生かした仕事の経験は私のプライドの一つです。

もう一度言いますが、身につけた技能は落として無くしたり人に奪われたりすることはありません。
学習したことは、きっとあなたの一生の宝物となるでしょう、私がそうだったように。これから英語を学習しようとしている方の背中を押すきっかけになれれば嬉しく思います。

また、私の職歴での成功体験や失敗談、海外出張で見て知った世界のことなど寄稿する機会がありましたら、参考にしていただけると幸いです。

ゲストライター
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当サイトに不定期で寄稿しているゲストライターさんの記事です。

様々な職業や経験を持ち合わせた方から寄稿頂いているので、ぜひチェックしてみてください。

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