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新しい英語学習#03【2020年】英会話は非ネイティブ圏の外国人同士で学ぶものへ

前回は2010年代に流行した英会話学習法として、フィリピン人講師によるオンライン英会話とフィリピン留学、さらにコーチング型英会話スクールについて紹介しました。
関連記事:新しい英語学習#02【2010年代】英会話はコスパよく学ぶもの

英会話学習法の歴史を振り返るシリーズの第三弾は、2020年以降に主流となる英会話学習法について、現在の英語業界の動きを踏まえつつ探ってみます。

これまでの英会話学習法の歴史を振り返る

英会話学習法には様々な種類があります。しかし、時代ごとに流行った英会話学習法となると、数は限られてきます。

その時代の世相を反映した英語学習法が流行してはすたれ、また新たな時代の要請に応じた英語学習法が登場することを、これまで繰り返してきました。

前回まで2000年代と2010年代に流行った英会話学習方法について、二回に分けて紹介しました。

2020年以後の流行を探る前に、もう一度、今までの勉強法のトレンドを軽く振り返ってみましょう。

英会話の学習法は、大きく二つに分けることができます。国内で学ぶのか、それとも海外で学ぶかの二つです。

① 国内での英会話学習方法の変遷

ネイティブ英会話スクール

まず、国内での英語学習において1990年代~2000年代に流行ったのは、ネイティブ英会話スクールへの通学でした。ECCやAEONのような大手英会話スクールが地方にも開校し、英会話スクールの全盛期を迎えます。

ことに連日のテレビCMによってNOVAの「駅前留学」が一大ブームとなり、多くの人が英会話スクールに通うようになりました。

当時の英会話スクールで講師を務めたのは、アメリカ・オーストラリア・カナダ・イギリスなどから来日したネイティブでした。

英語はネイティブから学ぶもの、そんなステレオタイプのイメージが定着していた時代です。

ところが、2000年代後半になると、契約を巡るトラブルの多発など英会話スクールの不祥事が相次ぐとともに、リーマンショックによる経済不況を受け、ブームは過ぎ去ります。

その間に徐々に増えてきたのが、英会話カフェや英会話サークルです。英会話カフェとは、1時間1,000円程度のカフェ入場料を支払うことで、フリードリンクにて手軽に英会話を楽しめるカフェのことです。英会話サークルとは、英会話や英語の勉強に対してモチベーションのある人が集まるサークル活動です。

英会話カフェにしてもサークルにしても英会話スクールに比べると安価で済むものの、教育機関ではないため、まともな英語学習ができるかどうかは疑問も多く、主流になるほどのブームには至っていません。

オンライン英会話スクールの台頭

2010年代からは、オンライン英会話が登場します。オンライン英会話の講師に抜擢(ばってき)されたのは、「賃金が低く、なおかつ流暢に英語を話せる人材」です。講師の大半を占めたのは、フィリピン人でした。

フィリピンは英語を第二の公用語としているだけに、ほとんどの人がネイティブ並みに流暢に英語を話せます(スラングはあまり話しませんが)。まだ発展途上国だけに賃金も低く、それでいてホスピタリティに優れた民族性を持ち合わせています。まさに、オンライン英会話の講師に最適でした。

フィリピン人を講師に採用したことにより、オンライン英会話の受講料は英会話スクールとは比較にならないほどの低価格にて提供されました。

コスパが良いこともさることながら、グループレッスンが主体の英会話スクールとは異なり、オンライン英会話の良いところはマンツーマンのレッスンを受けられることです。

1対1で教わることができるため、グループレッスンに比べてはるかに早く確実に英語力を身につけられるようになったのです。

通学の面倒がなく、自宅や外出先から何時でも好きな時間にレッスンを受けられる手軽さが万人受けしました。

オンライン英会話は瞬く間に多くのユーザーを獲得し、今日に至るまで英会話学習法の主流の一つとして定着しています。

しかしながら、コスパに優れて利便性の高いオンライン英会話にも弱点がありました。それは、「一人でネットを通して学習するために、継続することが難しい」ということです。

毎回、先生を予約する手間が案外煩(わずら)わしいこと、人気の高い先生の予約がとりにくいこと、英語力が上がっている実感を得にくいことなどの理由から、モチベーションが下がり、オンライン英会話を続けられない人が多くいたのです。

そこで登場したのが、「継続できる英会話学習法」を掲げたコーチング式の英会話スクールです。

コーチング型英会話スクールの登場

一般にコーチング式の英会話スクールでは、受講生の一人ひとりに専属のコーチやコンサルタントがつきます(正確には複数の受講生を持つ兼任です)。コーチの仕事は英語を直接教えることではなく、レッスン以外の時間も含め、受講生の英語学習計画や学習時間を徹底的に管理することです。

受講生はコーチに支えられることで英会話学習に対するモチベーションを維持し、学習を継続できるようになります。コーチと二人三脚を組むことにより、数か月~1年間など短期間に大幅な英語力向上と目標達成を目指すのがコーチング式の英会話スクールです。

コーチング式の英会話スクールの特徴として、成果保証を掲げるスクールが多いことをあげられます。

成果保証とは、スクールに通い、コーチの指示を守ったにもかかわらず一定の成果を上げられなかった場合は、受講料の返還を約束する制度です。その牽引(けいいん)役となったのは「結果にコミット」とテレビCMで繰り返したライザップです。

コーチング式の英会話スクールに代表されるように、一人ひとりの生徒の学習に向き合いフィードバックする勉強法は、2010年代の後半に一定の市場を作りました。

ただし、市場の成熟とともに現在は価格競争が起き、経営を圧迫しているようです。

また、成果保証にしても、TOEICコースのような資格系は結果がはっきりと出るため問題ないものの、英会話コースは成長を客観的に把握できないため、なにをもって成果とするのか、課題を残しています。

何よりコーチング型の英会話コースの問題点は、英会話量の少なさにあります。1週間当たりの英会話量は週1回~2回と少なく、ほとんどを自習に頼ることになります。つまり、「アウトプットが少ない」ということです。

英会話力を向上させるためには、アウトプットを増やすことが必然とされています。その点、自習型の英会話学習法ではインプットばかりとなるため、本当に英会話ができるようになるのか疑問が残ります。

海外での英会話学習方法の変遷

欧米留学

国内での英会話学習方法の移り変わりを振り返ったところで、次に海外での英会話学習方法の変遷について見てみましょう。

海外での英会話学習といえば、なんといっても海外留学です。海外留学の全盛期を迎えたのは、2002年から2004年にかけてです。

その大半を占めたのは、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの4大国への欧米留学でした。

しかし、留学費用があまりにも高額であったため、欧米留学ができるのは、ごく一部の人に限られていました。

なにせ4年制大学やカレッジなどの正規留学はもちろん、語学専門学校への留学にしても、1ヶ月で少なくとも50万円、半年いれば200万円以上は必要だったのです(航空券+生活費合わせて)。

海外留学に行きたくても、費用の工面ができないために旅立てない人が数多いました。

フィリピン留学の登場

そんな状態に風穴を開けたのが、フィリピン留学です。

「費用が安い・距離が近い・マンツーマンによるレッスン」の三拍子がそろったフィリピン留学は、大学生から社会人、親子まで多くの留学生を集め、あっという間にイギリス留学を上回るほどの人気となりました(JAOS調べ)。

2010年代の後半になると、高く評価する口コミが広がったこともあり、フィリピン留学に寄せられた「安かろう、悪かろう」といった類(たぐ)いの誤解が完全に払拭(ふっしょく)されました。

いえ、正確には本当に安かろう、悪かろうな学校が2010年代前半まで多かったのですが、語学学校数があまりにも増え、競争が激化した結果、2010年代後半は本当に品質の良い学校だけが生き残れる時代になりました。

また、2010年代後半からキッズキャンプも盛んに行われるようになり、「海外留学と言えばフィリピン」というイメージが築かれつつあったところ……。

2020年、突如として襲ってきたのが、新型コロナウイルスのパンデミックです。

新型コロナウイルスは世界中で猛威を振るい、世界各国は次々に入国制限に踏み切りました。そのため、海外留学自体が全世界でストップし、業界は奈落の底に突き落とされました。

ワクチンや治療薬が開発されない限り、新型コロナウイルスの脅威は消えることがないと予測されています。新型コロナが終焉し、海外留学が再び始まるまでに、少なくともあと2年はかかるのではないかと見られています。

まとめ

こうして国内と海外での英会話学習方法の移り変わりを見てみると、明らかな傾向が浮かび上がってきます。

振り返ってみると、2000年代まではネイティブによるグループクラスが流行り、2010年代はフィリピン人によるマンツーマンのレッスンが流行った年代といえます。

それぞれの年代を代表するキーワードは、2000年代がグループレッスン、2010年代がマンツーマンレッスンです。

では、2020年代は誰による、どんな学習法が流行り、どのようなキーワードが台頭するのでしょうか?

未来を予測することはできませんが、現在の業界の動きから、2020年代に主流となる英語学習法を読み解く事はできます。以下で2020年のトレンドを見てみましょう。

2020年 新しい英語学習の始まり!

世界は新型コロナによって物理的に遮断されました。

海外への渡航は実質上できなくなり、国内での移動さえ制限がかかっている状況です。新型コロナの感染拡大を防ぐためにソーシャルディスタンスが徹底され、人と人との接近は極力避けられるようになりました。

リアル空間での接近が禁止された代わりとして、世界中の多くの人々が求めたのは、オンラインでの交流です。自宅謹慎が続くなか、ネットを通して人と交流することに、多くの人々が楽しみを見出しました。

ツイッター・Facebook・インスタなどのSNSやZoom、YouTube、ライブ配信などに、多くのユーザーが集うようになったのです。

特にライブ配信は人気です。LINEの「動画共有」や YouTubeライブ、REALITYなどのバーチャルライブ配信をはじめ、今までにない新しい交流方法、新しいコンテンツが、かつてない勢いで盛り上がっています。

こうしたオンラインでの交流を通して私たちは、今までリアルでしか体験できないと思っていた物事の多くが、オンラインでも体験できることを知りました。リアルにこだわらなくても、ネットで繋がれば十分に楽しめることを知ったのです。

ここで注目すべきことは、ネットで繋がることの楽しさは日本人だけに留まることなく、世界中の人々と共有できることです。なぜならネットには国境線もなければ、距離の制約もないからです。

今まで日本人にとって外国人は、言語の壁もあるためにかなり遠い存在でした。

しかし、コロナ禍によってネットへの依存を深めるなか、ネットを通して「不特定多数の外国人と繋がる楽しさ」を、多くの日本人が知るところとなりました。

こうした変化は、英会話学習のトレンドにも多大な影響を与えています。非英語圏の外国人同士がオンラインで繋がり合い、ともに楽しみながら英会話を学ぼうとする動きが、このところ活発化しているのです。

これまでの英会話学習法の傾向を振り返ってみると、2000年代は英会話スクールを中心とする「共学」の時代、2010年代はオンライン英会話を中心とする「独学」の時代といえます。

では、2020年代以降に主流となる新たな英会話学習法はなにかと言えば、その答えは「協学」です。

新型コロナのパンデミックにより、英会話スクールへの通学、および海外留学は、しばらくは無理そうです。英会話学習の選択肢は、もはやオンライン学習1本に絞られたと言ってもよいでしょう。

その意味では、オンライン英会話の人気は今後も変わることなく続いてくものと予想されます。

ですが、オンライン英会話には独学ゆえに継続が難しい側面があったことは、先に紹介したとおりです。

現在、流行の気配を見せ始めている最新の英会話学習法は、オンライン学習でありながらも、モチベーションが持続しないという独学の欠点を補う画期的な学習法です。

その新しい学習法とは、「協学」です。

「協学」とは、ネットを通して世界中から集まった受講生とともにグループレッスンを受けながら、受講生同士が協力し合って課題を提出するなど、お互いに協力し合うことで学ぶスタイルのことです。

英語学習方法のトレンドは今、独学から協学へと舵を切ろうとしています。

その「協学」という従来にはない新しい学習スタイルを引っさげて登場したのが、「オンライン留学」なのです。

ではオンライン留学はこれまでのオンライン英会話と比べて、なにが違うのでしょうか?

斉藤淳 マナビジン編集長
斉藤淳 マナビジン編集長
マナビジン編集長
兼メディアコンサル
株式会社reminisce 代表

2012年のフィリピン留学までTOEIC300点台、英会話力ほぼゼロ。試行錯誤した果てにフィリピン留学にたどりつき、4ヶ月の留学で英会話力が伸びるコツを会得。

自身の経験を元に2013年から俺のセブ島留学(マナビジンの前身)としてサイトを立ち上げ、フィリピン留学関連サイトとしてアクセス数トップクラス。8年間で4000人以上の留学生を間近で見てきました。

そこから見えたのは、英会話が伸びる人と伸びない人の差です。
多くの英語学習者を見守るうちに、短期間で英会話のスキルを身につけた成功者には、共通点があることに気がつきました。

マナビジンではその答えを出来るだけ詳しくご紹介していきます。

《英語歴》
留学前 TOEIC300点台
フィリピン留学4ヶ月(2012年)
オンライン英会話半年(2013年)
ハワイ留学2週間(2019年)

《結果》
TOEIC 815点(2013年、以降受講歴なし)
Versant 56点(2020年10月)
*TOEIC900点の平均が54点

《海外の語学学校訪問数》
フィリピン(100校以上)、ハワイ(7校)

《セミナー主催》
フィリピン語学学校、法人向け主催セミナー2015年から年2回開催(最大72校参加)

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