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新型コロナの影響#12 26歳英語を使って仕事するSEに聞く、業界の展望と自身のキャリアアップ

男性26歳、年収420万、システムエンジニアの方へインタビュー

このシリーズではwithコロナの今「英語を使う仕事」をする方へ、ご自身が働いている業界の新型コロナにおける影響、会社の取り組み、業界の未来、そして何よりその渦中で今後のキャリアをどう見据えているのか、についてインタビュー形式で伺いました。

インタビューを受けて頂いた方の考察が含まれているため、同業種の方はもちろん、異業種でもお役に立つはずです。

新型コロナの影響と取り組み

1. 自身のお仕事を具体的に教えて下さい

所属している業界はIT業界です。細分化すると顧客向けのWebシステムと内部向けのアプリケーション開発です。

仕事はシステムエンジニアをしていて、保険会社でカスタマーセンター向けの事故受け付けシステムと、保険金支払い登録システムの開発・保守に携わっています。その他にも保険の登録申し込みを行うためのWebシステムの改修やメンテナンス、顧客情報を取り扱うDBのメンテナンスなどの業務を行うこともあります。

社内には海外の協力会社から派遣されている外国人の方が在籍しているため、英語を使用する機会があります。また、プロジェクトの一部を海外の企業に発注することがあり、その際はチームメンバーが他国になるので英語を使います。

英語の使用はメールでの使用がメインです。ただあくまで日本の企業の発注で行っているために公用語は日本語であるため、外国人のメンバーと直接話す際は日本語をメインで使用しています。どうしてもこちらの意図が伝わらない、間違えて伝わっているときのみ英語を使用する、といった状況です。

普段は携わっているプロジェクトの要件定義、基本設計、製造、単体テスト、結合テスト、システムテスト、問い合わせ対応、障害時の調査・報告、見積り、会議を中心とした他部署間調整などの業務を行っております。

2. 新型コロナは業界にどのように影響を受けましたか?

業界としては求人や仕事が減るといった事態にはならず、むしろIT業界以外の業界を含めてオンライン・システム化を急ピッチで進める動きがあったため、仕事量は徐々に増大したように感じました。

また、システムエンジニアが勤めるオフィスはどうしても人が密集した状態になる傾向があり、会社として出社率を下げる取り組みを実施する企業が多くありました。

しかし、そうした取り組みをしていてもコロナウイルスの症状が発症する方はおり、その場合はオフィスに立ち入れないといった事態が発生します。

そのためIT業界全体ではテレワーク化が急ピッチで進み、実際に求人サイトで見かける募集内容も「完全在宅」「テレワーク可能」といったキーワードをよく見かけるようになりました。

業界全体としてはこの数か月でも業績が好調であることは疑いがなく、先のオンライン化・システム化の流れやテレワークの導入のためにこのまま業界全体が活性化して伸びていくことが予想されます。

3. コロナ禍での勤める会社の対応

勤めているオフィスではスペースと人員数の関係上どうしても人の密集が避けられないため、テレワーク体制を1か月程度で急速に整えました。そして出張の禁止、プライベートの行動制限(推奨で義務ではない)、毎日の検温と体調の報告義務、出社率を5割以下にするといった具体的な指標を出し、特に社内全体の出社率を下げる取り組みを行いました。

また、コロナウイルス感染の疑いがある人やコロナウイルスに感染した人、濃厚接触者となった人が発生した際のガイドラインを作成し、緊急事態宣言前には会社全体での周知がされていました。(このガイドラインが協力会社や海外の企業まで適用されていたかは認識しておりません。)

社内のガイドラインは、濃厚接触者の定義や自主隔離の基準を国のガイドラインより引き上げた状態となっており、社内の感染リスクを下げる取り組みに力を入れていることがわかりました。(具体的なガイドラインとしては濃厚接触者の定義を国の定める2メートルからオフィスの机が2つ隣まで、対面での会話が5分以上など。)

私の働いているフロアでも7月にはコロナウイルスに感染疑いのある社員、8月にはコロナウイルスの感染者が発生しましたが、迅速な情報連携と自宅待機命令がされ、特に不安を感じることなく過ごすことができました。

ガイドラインやテレワークの出社率については都の緊急事態宣言解除以降も継続して続けられており、またその基準は行政から情報が出るたびに徐々にアップデートを繰り返しています。

現在はガイドラインの更新は鈍くなっていますが、出社率を2割以下(出勤を週1以下にする)といった状態まで進みました。

4. ウィズコロナにおける業界の展望を教えて下さい

IT業界はもともとテレワークが導入しやすい下地がありました。そのため、大きい企業だけでなく小さい企業でも徐々にテレワークが広がっていくと思われます。

今後は本番作業などのどうしても出社せざるをえない機会をいかに減らすか、いかにしてテレワークで対応できるようにするのか、といったことが検討され、最終的に完全在宅の企業が増えるのではないかと予想されます。

そして会社がオフィスを持つこと自体がリスクと捉えられるようになり、サーバや仕事をクラウド上に置くことで全てをネット上で完結する方向に進む可能性が高いです。

そうしたテレワーク・クラウドの利用が一般的になるにつれ、シンクライアント端末(端末自体にデータを保存しない、あくまで端末は映像やデータの送受信の役割がメインとなる端末のことで、紛失しても情報漏洩などの影響がでないためセキュリティリスク対策のために利用される端末)やセキュリティ管理(端末のログ監視やアクセス制御、USBなどの外部接続機器の制御)を担う会社が増えることが想定されます。

IT業界全体でテレワークが主流になることで、ダブルワークやフリーランスの総数が増えることも予想され、今後は働き方だけでなく雇用形態も含めた変化が起きていくのではないかと思われます。

IT業界内ではプロジェクトの進行もウォーターフォールモデルからアジャイルモデルが広まり、人員の流動やスピード感のある動きに対応できるようになるのではないでしょうか。また、正社員フリーランス問わず仕事の単位が案件単位になり、準委任契約から請負契約が増えることも予想されます。(請負契約からさらに細分化される可能性もあります)

IT業界としてはGAFA(Google,Apple,Facebook,Amazon)が強くリードしている現状ですが、これらの企業はクラウドへの大規模な投資をコロナウイルスが広まる前から実施していたため、今後はテレワークやクラウド化が加速するにつれてさらに力を持つことが可能性として十分に考えられます。

5. コロナ禍でのご自身の将来への取り組み方を教えて下さい

私はコロナウイルスの影響で、完全在宅に向けた動きが加速しているように感じています。そのため、いつでもどこでも働ける環境が整うのもそう遠くない未来だと思っています。

私は完全在宅が可能になるのであれば、物価の安い地方や海外に移住することを考えているので、移住したとしてもこのまま働けるように、出社の可能性が高いマネジメント層ではなく技術屋としてもスキルを高めていくことに注力する見込みです。

海外に移住する選択肢のハードルが下がることも予想されるので、語学学習は必須だと思い、日常生活レベルの語学力を身に着ける取り組みを始めました。今後はそうしたどこでも働ける、働くことを前提とした将来設計をして、それに合わせたスキルを身に着けていくことが重要だと考えております。

また、働き方も正社員だけでなくフリーランスの選択肢を持つことも十分に考えられるため、クラウドワークを少しずつ取り入れ、ユーザが溢れる前に慣れることと実績作りをすることにも取り組んでいます。

実際に将来のために始めた取り組みでいうと、まずはCrowdworksの利用の開始、次に柔軟な働き方を推奨しているIT企業への転職を既に実施しました。

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