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IELTSの英語勉強は日本と海外の語学学校でどう違う?双方のメリットとデメリットまとめ

IELTSの受験を考えている人の中には、海外の高等教育機関への進学や移住などを目指している人も多いのではないでしょうか。規定のスコアをゲットするためには、IELTS受験に向けた勉強が欠かせません。

では、海外に留学してIELTSの勉強をするのと、日本国内で勉強するのとではどう違うのでしょう?

今回は、実際にカナダでIELTS受験対策コースを3ケ月受講した筆者が、その違いとメリットやデメリットを紹介します。

1、IELTSの勉強を海外でするメリットとデメリット

勉強

メリット

① 授業もテキストも全て英語なので英語脳がつくられる

最初のメリットは、授業もテキストも全て英語なので、自然とIELTSに関する英語脳が養われることです。

IELTS対策コースを受講していると、講師は英語でIELTSに関する説明を行いますし、同じクラスの人と問題について話し合う場合ももちろん英語です。特に思考力や考察力が求められるスピーキングやライティングなどは、いかに素早くレスポンスができるかが課題となります。

自分では気付けないような発想や思考を、クラスメイトとの話し合いを通して得ることができます。繰り返し英語で考え、アウトプットする練習を行うと、本番でも柔軟に対応できる能力や耐性が身に付きます。

② IELTSを熟知している講師が豊富

2つ目のメリットは、海外はIELTSを熟知している講師が豊富だということです。日本でもネイティブスピーカーから英語を学ぶことは可能ですが、本当にその人がIELTSに精通している人かどうか判断するのは難しいでしょう。

一方で、海外のきちんとした語学学校の場合、講師になるためには様々な条件があり、必要な資格や経験、十分な素質がなければ指導できません。

特に、IELTS対策コースは一般英語コースと比べると特殊な部分が多いため、講師の質は高くなります。私が受講していたIELTS対策コースの講師は、IELTSのスピーキングテストの面接官を行った実績がありました。

IELTSが入学条件や移住申請などに使われ普及している海外だからこそ、IELTSに精通した経験豊富な講師は多いです。

③ 同じようにIELTS受験を目指す仲間や経験者が身近にいる

3つ目は、同じようにIELTS受験を目指す仲間や経験者が身近にいることです。IELTS対策コースで同じクラスにいる仲間の中には、海外のカレッジや大学進学を目指している人や、移住を考えている人がいます。

自分と境遇が似ている人が身近にいることは、思っているより心の支えになります。また、IELTSのスコアや英語力に関する悩みや葛藤というものは、ネイティブスピーカーである講師には理解し辛い部分です。

英語を第二言語にしており、英語を学ぶ大変さをよく知っているクラスメイトが身近にいることで相談できたり、励ましあえたりできます。すでにIELTSを受験した経験者からはリアルな受験エピソードを聞き、イメージを膨らますこともできます。

④ 勉強意外の生活環境から得られる英語での情報量が多い

4つ目のメリットは、生活環境から得られる英語での情報量が多いということです。海外での生活では、買い物や銀行での手続き、日々のテレビから流れてくるニュースなど、生活の様々なシーンで膨大な英語での情報を処理しながら生活しています。

「勉強している」という感覚がなくても、そういった英語の情報を毎日処理し続けることは英語力の向上に結びついていきます。

特に、IELTSのジェネラルでは、日常生活に関連した英語の情報を正しく読み取れるかどうかが問われます。求人広告や工事の予定情報など、IELTSの問題として勉強しなくても普段の生活の中から学べます。

⑤ リスニング力やスピーキング力の伸びが早い

5つ目のメリットは、リスニング力やスピーキング力の成長が早いことです。普段の生活も学校の授業も全てが英語。街で出会うスーパーのレジの人や、郵便局の窓口の人などとのやり取りも英語。

海外で生活するということは、どんなに英語初心者であっても英語でのコミュニケーションが求められます。英語環境で生きていくためには、リスニング力とスピーキング力が重要です。

そして、それはIELTSのためだけではなく、日々の生活を送るための死活問題なので自ずと成長のスピードも早くなります。いわゆる武者修行のような感覚で、リスニングとスピーキングを鍛えられるのは海外でIELTSを勉強する大きなメリットであると言えます。

デメリット

お金

① 渡航費用や生活費など、金銭的な負担が大きい

海外でIELTSを勉強する最大のデメリットは、渡航費用や生活費など金銭的な負担が大きいことでしょう。海外で生活するためにはビザの申請が必要な場合もありますし、滞在期間が長くなればなるほど生活費もかかります。

実際にどの程度の費用がかかるのか、実際にバンクーバーにワーキングホリデーで渡航し、6ケ月語学学校に通った私の場合を例に紹介します。

※現地での収入は加えていません。

● 航空券:約10万円(片道/直行便)
● ワーホリビザ申請費:約1万円
● 授業料(週20時間コース):約45万円(6ケ月)
● ホームステイ2ケ月:約20万円(三食付き)
● 海外旅行保険:約17万円(1年間)

実際にカナダに渡航する前に上記の項目の支払いを済ませなければならず、合計で約90万近く支払うことになりました。幸いなことに、私は現地に着いてから比較的早い段階で仕事を見つけられたので、現地の生活費をまかなうことができました。

ある程度予算がないと、海外で生活しながらIELTSを勉強することは難しいです。

② 思うようにスコアが伸びない、英語が理解できないなど、加わるストレスが大きい

2つ目のデメリットは、思うようにスコアが伸びない、英語が理解できないことによるストレスの大きさです。

これは私の経験ですが、IELTSの勉強を始めた当初はゼロからのスタートだったので、勉強したらその分だけスコアの伸びを実感することができました。

しかし、ある程度レベルが上がってくると、そこからのスコアが思うように伸びていかないという壁にぶつかりました。

さらに、全てが英語環境であることはメリットである反面理解できないことも多く、その度にいちいちつまづく自分へのストレスもありました。慣れない海外生活やIELTSを受験することに対するプレッシャーなど、様々なストレスを抱えやすいと言えます。

③ 勉強のコツや傾向を掴むまでに時間がかかる

3つ目は、勉強のコツや傾向を掴むまでに時間がかかることです。IELTS対策コースで学び始めると授業内容、テキスト、参考として配られるプリントは全て英語です。

先ほどはメリットとして紹介しましたが、実はこれを理解するには時間がかかるというデメリットも持ち合わせています。

日本のテキストや授業であれば、文法や文章構成の仕方などについてまず日本語での説明を受けて理解してから、英語で記述していきます。

しかし海外の場合、そういった説明も英語になるので、そもそもの説明が理解できないことがあります。最後まで説明を聞いて、ようやく何の話をしていたのか理解することも多々あり、周囲よりワンテンポ遅れてスタートすることも。

IELTSそのものに対するアプローチの仕方に関しても、英語を調べて探りながら行うことが多いです。理解するまでの時間は日本で勉強するより圧倒的に長くなってしまいます。

④ 南米やヨーロッパ圏の学生のスピーキング力に圧倒されやすい

最後は、南米やヨーロッパ圏の学生のスピーキング力に圧倒されやすいことです。日本人の多くが文法や単語のミスを気にして、スピーキングが苦手だったりなかなか意見を言えなかったりします。

一方で、南米やヨーロッパ圏の学生は文法や単語がどんなに間違っていたとしても気にせず、自分の言いたいことをどんどん主張していきます。特別に彼らの方がスコアが良いとか英語ができるというわけではなく、彼らには勢いがあります。

どんどん失敗してそこから学んでいきますし、何より自分の主張がしっかりしています。そういった学生を近くで見ていると、劣等感を抱いたり、圧倒されてますます口を開きにくくなったりしてしまう可能性もあります。

2、IELTSの勉強を海外でする場合の勉強方法

勉強

今回紹介する勉強方法は、実際に私がバンクーバーでIELTSを受験する前に行っていた方法です。

① 語学学校に通ってIELTS対策コースを受講する

最も多い方法が、語学学校に通ってIELTS対策コースを受講することです。イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダのほぼ全ての高等教育機関の入学条件にIELTSが採用されているため、これらの国では特にIELTS対策コースがある語学学校が多いです。

また、最近話題のフィリピンの語学学校でもIELTS対策コースを行う所が増えています。語学学校によってはIELTSの試験会場を兼ねている場所もあり、より本番を意識した勉強をすることができます。

語学学校の場合多くがグループレッスン形式のため、クラスメイトと意見を共有したりテーマに対して議論をしたりなど、アクティブラーニングを行えるメリットがあります。

関連:2020年フィリピン留学/セブ島留学おすすめ語学学校比較【154校】

② チューターを雇って個別指導を受ける

2つ目は、チューター(個別で指導する講師)を雇って個別指導を受ける方法です。語学学校のグループレッスン形式の場合、集団でIELTSを勉強するメリットがありますが、個々の課題や質問に対応しきれないというデメリットも持ち合わせています。

チューターを利用することで、講師と一対一で勉強できます。分からない所をその都度聞くことができますし、自分では気づいていないまちがいなどもしっかりフォローしてもらえるので確実性が高まります。

私はIELTSを受験する直前の1ヶ月間、週に1回程度チューターを利用していました。自分では添削しづらいライティングやスピーキングを中心に指導してもらいました。受験の際の心構えやハウツーなど実践的な内容も詳しく教えてもらえたので、初めての受験でも比較的落ち着いて受けられたと思います。

③ テキストやオンラインのIELTS対策サイトを参考にする

3つ目は、IELTSのテキストやオンライン上で公開しているIELTS対策サイトを参考にする方法です。IELTSに慣れるためには、練習問題を何度も解いて慣れる必要があります。

学校やチューターから学んだことを活かして問題を解くことで、知識を定着させることができます。特に、オンライン上のIELTS対策サイトには、よりタイムリーで実用的な情報が多く掲載されています。

実際に受験した人からの口コミも寄せられており、かなり参考になる情報が多いです。テキストも効果的ですが、タイムリーな情報を得るためにも紙ベースとオンラインベース、両方を上手く活用するとより力を発揮できるでしょう。

私が参考にしたテキストとサイトは下記に添付させていただきます。

IELTS Superpack
IELTS Liz

3、まとめ

IELTSを勉強するのにあたって最も大切なのは『どうインプットするか』よりも『どうアウトプットできるか』ということです。

特に、スピーキングやライティングに関しては英語の知識量よりも、英語の活用の仕方や応用力が評価されます。そのための勉強が大切であって、学ぶ環境が海外か日本かというのは大きな問題ではありません。

海外で勉強したからといって、高いスコアがゲットできる保障はありませんし、日本にいてもオンラインやSNSを活用すればアウトプットをする環境を作ることは可能です。

スマホアプリでIELTSを学びたいのであれはこちら
【IELTS試験対策】リスニング・スピーキング対策に!おすすめスマホアプリ10選

私が今回紹介したのは「海外でIELTSを勉強するという方法がある」というオプションです。ぜひ、選択肢や可能性のひとつに海外でIELTSを勉強するというオプションも加えてみてはいかがでしょうか。

合わせて読みたい→IELTS対策スクール【24選】東京・大阪おすすめ塾&オンライン講座まで

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