2023年9月28日 木曜日
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英語学習における日本人の3つの強み!南米・ヨーロッパ人と何が異なるのか

私がバンクーバーの語学学校でIELTSコースを受講していた時、クラスには様々な国籍の学生が集まっていました。

もちろん私を含め日本人も数人いたのですが、日本人である私たちと、南米やヨーロッパから来た人たちには英語力の伸びに大きな違いがあることに気付きました。

そこで、今回は私が気付いた日本人と南米人・ヨーロッパ人の英語力の伸び方の違いを5つ紹介し、私たちが彼らから学べることを見ていきます。

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1、IELTSコースを受講して見えた日本人と南米人・ヨーロッパ人の5つの違い

人種

私が受講していたIELTSコースの紹介

私が受講していたIELTSコースは、クラスの人数が大体6~12人程度の少人数のグループでした。IELTSコースを受講するためには、一般英語コースのレベル5以上の上級レベルであることが条件。集まる学生は英語力が高い人が多かったです。

中級レベルのクラスには日本人が多かったのですが、上級レベルになると南米やヨーロッパから集まる学生が割合を占めていました。具体的な国籍は、南米だとチリ、メキシコ、コロンビア、ブラジル。ヨーロッパからはウクライナ、リトアニアなどです。

日本人は私以外にも数人、韓国やタイといったアジア圏の学生も数人いたので、とても国際色豊かなクラスでした。

南米やヨーロッパ圏の学生はスピーキング力もあり、自分の意見をはっきり伝えられる人が多く、IELTSコースで存分にその力を発揮していました。

一方で私たち日本人は、トピックに対して自分の意見を発表できなかったり、講師と南米やヨーロッパ圏の学生が盛り上がっている話題に入れなかったり、英語力に関して壁を感じることが何度かありました。

一体、私たち日本人と南米人・ヨーロッパ人の違いとは何なのでしょうか?

①もともとの英語力やスピーキング力が高い

南米やヨーロッパ圏の人たちは、もともとのスピーキング力が高いです。特にスペイン語を母国語にする国の人にとって、英語は比較的話しやすい言語だそうです。

これはメキシコ人から聞いたのですが、スペイン語の中には英語と同音同義語(発音も意味も同じ)の単語があるそうです。それなら、英語の上達が早いのも納得できますね。

また南米、ヨーロッパどちらにも共通して言えることのひとつに、学校教育における英語学習の充実があげられます。幼少期からの英語教育は当然。授業内で英語でのプレゼンテーションや、ディベートといったスピーキング中心の実践的なレッスンが行われていることも日本と異なる点です。

②フレンドリーでおしゃべり好きな人が多い

特に南米人に多いのが、フレンドリーでおしゃべり好きな人が多いことです。私がIELTSコースで知り合った南米人は、年齢や性別を問わずフレンドリーでよく話す人たちでした。

好奇心旺盛で新しい環境や人間関係にも自然と馴染める彼らの性格は、英語力の成長の重要な鍵となります。

テキストや授業などで日常会話に必要な英会話や単語をただ覚えるだけでは、途中で英語学習そのものに飽きてしまったり、苦痛になって挫折してしまったりしますよね。

一方で「他の国の人と仲良くなりたい」「会話を楽しみたい」というのがモチベーションである場合、”英語を学習すること”が目的ではなく”英語を学習して友達と話たい”という『英語学習の先にあるもの』が目的になります。

つまり、普段のおしゃべりを楽しんでいる瞬間にも分からない単語を調べたり、別の言葉で言い換えたりしながら相手に伝えることで、気付かない間に英語学習を行っているのです。

③間違いや失敗を気にせず、積極的

3つ目は、間違いや失敗を気にせず、積極的であることです。

例えば時制の間違いや、三人称の時の動詞に”S”を付けることなど、理解はしているけれど間違えてしまうことってありますよね。そういった時に失敗に気付いて言い直す人がいますが、南米人やヨーロッパ人はほとんど言い直しません。気にせずどんどん会話を紡いでいきます。

彼らにとっては文法や単語の間違いよりも、伝えたいことの内容の方に意識が向いているからです。講師からミスを指摘されても、失敗に臆せずに話し続ける積極性や、”間違いは恥ずかしいこと”という概念がないことも、英語力の伸びに関係しています。

④自分の意見をはっきり主張し、ディベートができる

4つ目は、自分の意見をはっきり主張し、ディベートができることです。これは英語力の問題とは少し異なる国民性や文化の問題になります。

日本には自分の意見を強く主張することより、周りの意見に同調し、空気を読んで行動できるのが良いという価値観があります。

自分の意見を言うように求められますが、いざ意見を言うと否定や批判を受けることも多く、それが怖くて周りの人となんとなく似たような発言をしてしまうという人は多いのではないでしょうか。

一方で、南米やヨーロッパの人たちは、自分の意見をはっきり主張します。さらに相手の意見を否定せずに、ディベート(討論)として、自分の意見としっかり戦わせることができます。

⑤いい意味でとてもリラックスしている

最後のポイントは、彼らがいい意味でとてもリラックスしていることです。コース初日でも特に緊張した様子はなく、初対面のクラスメイトにもにこっと笑って、ペアワークやグループワークをすんなりこなしてしまう。彼らのフレンドリーさから生み出されるものなのでしょう。

勉強しに来ているけれどそこまでガツガツしていなくて、ウィットな冗談を言ってクラスの雰囲気を和ませる。一緒に勉強していてとても心地よかったです。

IELTSコースを受講していると、目標のスコア取得を目指してピリピリしている人もいます。初めての環境で緊張しているのか、休憩時間もずっと勉強している人も。それが全て日本人とは言いませんが、私がIELTSコースを受講していて日本人に多い印象がありました。

IELTSコースのメリットはグループで授業を受けられることで、周りの意見やアイデアを吸収し、自分のアイデアの引き出しを増やせることです。緊張してしまう気持ちも分かりますが、ひとりで壁を作って勉強していてもそのメリットを活かすことはできません。

2、英語学習において日本人が彼らから学べること

英語学習
南米やヨーロッパの人たちから、私たち日本人が学べることは何でしょうか?大きく分けて3つのポイントがあります。

①文法や単語のミスよりも、伝えたいことにフォーカスする

1つ目は、文法や単語のミスよりも、伝えたいこと、内容にフォーカスすることです。

自分が伝えたいことは何なのか。そこがはっきりしないまま英語の間違いばかりを気にしていては、いつまでも言いたいことが言えないままになってしまいます。

もちろん実際のスピーキングテストでは、時制の間違いや発音といった細かなことまでチェックされます。しかし、細かな間違いは後でいくらでも修正可能です。まずは自分の意見を発表する練習を積み重ねて、伝えたいことにフォーカスできる習慣を身に付けることが先です。

②自分の意見に自信を持って話す

2つ目は、自分の意見に自信を持って話すことです。

よく、IELTSの問題に出てくるようなトピックについて話し合う授業がありました。内容は、環境問題や貧困、教育や社会制度といったテーマについてです。

「難しそう」と私は思ってしまいましたが、16歳のチリ人のクラスメイトは、自国と世界の環境問題について自信を持って発表していてとても感動したことを覚えています。

それは彼女の英語力に感動したのではなく、自分の意見を自信を持って話していたからでした。

なぜ、そこまで自分の意見をはっきり言えるのか。

それは、その意見が正しいかどうかが問題ではなく、自分の意見として表明できることが大切だということを知っているからです。そして、IELTSのテストで問われているのは正解の答えではなく、自分の意見を自分の言葉として英語で表現できるかどうかです。

③雑談や何気ない会話を大切にする

3つ目は、雑談や何気ない会話を大切にすることです。雑談だと思っているトピックが、IELTSのスピーキングテストで質問されることがあります。実際、私のスピーキングテストでは「天気は晴れと雨どちらが好きですか?その理由は」という拍子抜けするような質問もありました。

しかし、こういった内容は普段の何気ないトークの延長線上にあるものですよね。天気や食事、趣味や音楽といった友達との会話で出てくるような内容が、IELTSのテストとして聞かれることがあるのです。

難しい単語やイディオムをテキストで覚えることよりも、雑談や何気ない会話を積み上げながら必要な語彙をインプットする方が、より実用的なテスト勉強につながるのではないでしょうか。

3、英語学習における日本人の強み

日本人の強み
南米やヨーロッパの学生から学ぶことは多いですが、もちろん英語学習における日本人の強みもあります。

①中学・高校での英語学習を通して、基本的な英語を理解している

1つ目は、中学・高校での英語学習を通して、基本的な英語を理解していることです。

be動詞や時制、スペリングなど、英語のベースとなる文法や単語などの知識を私たちは義務教育で学んでいます。そのため、南米人がつまずくような文法やライティングの部分で、日本人は強みを発揮することができます。

IELTSのスピーキングは苦手でも、ライティングやリーディングでは本領を発揮することが十分可能です。中学英語や高校英語を勉強し直してから、IELTSの勉強をするというのもひとつの方法でしょう。

②指摘された間違いをすぐ修正できる柔軟性がある

2つ目は、指摘された間違いをすぐ修正できる柔軟性があることです。

先ほどは南米やヨーロッパの人たちは、間違いを気にせずに自分の意見を発表できると紹介しました。それは強みでもありますが、一方でなかなか間違いを修正できず、同じミスを繰り返しがちという弱みも含んでいます。

これに対し、日本人は真面目で間違いを意識して修正しようとする柔軟性があります。そのため、同じミスを繰り返し続けることは少ないです。

もちろん間違いを気にしすぎてしまっては本末転倒ですが、指摘された間違いをすぐに直せる柔軟性があるのは、日本人ならではの強みだと言えます。

③相手の意見や言葉に耳を傾ける姿勢がある

3つ目は、相手の意見や言葉に耳を傾ける姿勢があることです。南米やヨーロッパの人たちは自分の意見を話すことやディベートをすることは得意ですが、相手の意見に耳を傾けようという意識は日本人と比べると薄いです。

日本人は、もともと周りの意見に同調したり空気を読んだりする力があるため、人の意見を聞くこと、耳を傾けることにあまり抵抗がありません。

その力を活かすことで、他の人から出てくる意見やアイデアといったものを自分の物として取り込むことができますし、アイデアの引き出しを増やすことも可能です。

IELTSではアウトプットする力も大切ですが、アウトプットするための情報やアイデアをインプットすることも同じくらい大切です。

4、まとめ、英語学習の違い

IELTSコースを受講して見えた、日本人と南米人・ヨーロッパ人の英語力の違い。

日本人だから英語ができないということはないですし、南米人・ヨーロッパ人が完璧だということではありません。それぞれの国民性によって得意、不得意は違いますし、強みも異なります。

お互いの強みや弱みを理解することで、さらにより良い英語学習ができるのだと思います。

ぜひ、これからの勉強に役立ててみてはいかがでしょうか。

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