※月1回更新予定
2022年にほとんどの国で留学が再開し、2023年現時点ではほぼ制限なく留学可能となっています。
具体的にどのような入国条件や課題があり、何をクリアすれば今後再び安心して海外留学ができるようになるのでしょうか。
大きく5つのポイントに分けて解説したいと思います。
※この記事の情報は、2023年1月22日時点です。最新情報はリンク先にてご確認ください。
\\ Pick up //
![]() 留学エージェント「スマ留」なら従来の最大50%OFFで留学・ワーホリが可能。低コストだから留学に初めて挑戦してみたい方にピッタリ!学校選びも超かんたんです。 ▶スマ留、安さの秘密と留学対象国はこちら>> |
コロナ後に海外留学が再開するまでの5つのポイント
①外務省の海外安全情報
外務省の海外安全情報は、海外渡航や滞在の際にまず参考にするべき重要な情報です。
「危険情報」と「感染症危険情報」の2つからなり、各国が危険度に応じて1から4のレベルに分けられています。JTBをはじめとする多くの大手旅行会社でも海外旅行ツアーの中止基準としており、レベル3以上で原則ツアーは中止となります。
感染症危険情報は、その国の感染症の流行状況や医療体制などを総合的に判断したものです。現在は多くの留学先はレベル1に指定されています。
・レベル1:十分注意してください。
・レベル2:不要不急の渡航は止めてください。
・レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
・レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)
詳細はこちら
→外務省海外安全ホームページ
②留学先の国への入国規制
各国の入国制限により、留学目的で入国可能な国とできない国があります。ワクチン接種を義務付けている国もあります。
また入国は可能であっても、入国後の隔離と事前の陰性証明書が必要な国もあります。日々更新されていますので、最新情報は現地政府や大使館発表の情報などをご確認ください。
③留学先の国の街中の規制
日本では緊急事態宣言中には様々な自粛要請が行われていましたが、海外では日常生活に厳しい規制を行う国があります。
現在留学の渡航先となる国ではロックダウンは実施されていませんが、万が一ロックダウンの場合には外出禁止措置を含めた非常に厳しい規制がとられます。また日本と異なるのは、「要請」ではなく「罰則や逮捕の対象」となる国が多いという点です。
④フライトの運休・減便
コロナ禍で定期便の運航本数は減便、すでに運航中止を決定した路線もあります。成田と羽田路線は比較的維持していますが、その他の空港の国際線はいまだ減便している路線が多いです。
⑤日本帰国時の検疫
日本帰国時には、下記の検疫が実施されます。
・ワクチン2回以下の接種者は検査証明書の提出(出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書)
・誓約書の提出
・スマートフォンの携行、必要なアプリの登録
・滞在先の国・地域のリスクに応じて、日本入国後に施設隔離
なお2022年9月7日より、ワクチン3回接種者は「検査証明書の提出」が不要となりました。日本帰国前に現地でPCR検査を受ける必要はありません。
詳細はこちら
→厚生労働省|水際対策に係る新たな措置について
コロナ禍での海外留学先の現状
2023年1月22日時点、各国の留学再開の現状を表にまとめました。
留学可能な国であっても、陰性証明書などが必要な国もあります。実際に留学されるかについては、色々な情報を検討した上で判断をしてください。
留学できるか | ①外務省の情報 | ②入国規制 | ③街中の規制 | ④フライト | ⑤日本帰国時 | |
---|---|---|---|---|---|---|
フィリピン | ○ | レベル1 | ○ ほぼなし | ○ ほぼなし | △ 減便 | ○ |
アメリカ | ○ | レベル1 | △ ワクチン接種者のみ | ○ ほぼなし | △ 減便 | ○ |
イギリス | ○ | レベル1 | ○ なし | ○ なし | △ 減便 | ○ |
カナダ | ○ | レベル1 | ○ なし | ○ ほぼなし | △ 減便 | ○ |
オーストラリア | ○ | レベル1 | ○ なし | ○ ほぼなし | △ 減便 | ○ |
マルタ | ○ | レベル1 | ○ なし | ○ ほぼなし | – 直行便なし | ○ |
アイルランド | ○ | レベル1 | ○ なし | ○ ほぼなし | – 直行便なし | ○ |
ドイツ | ○ | レベル1 | ○ なし | ○ ほぼなし | △ 減便 | ○ |
※入国可・不可については、日本国籍者が留学を目的として日本から入国する場合です。
フィリピン(セブ島)
フィリピンへの留学は可能です。
フィリピンの留学エージェント情報はこちらの記事をご覧ください。
→【本当に信頼出来る】フィリピンセブ島留学エージェントまとめ(2023年版)
フィリピンセブ島留学に関してはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
→俺のセブ島留学|フィリピン語学留学完全ガイド
①外務省の海外安全情報
フィリピンは、レベル1に指定されています。
「レベル1:十分注意してください。」
特定の感染症に関し、その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
②フィリピンへの入国規制
■留学生は入国可能?
2回以上のワクチン接種者は、入国に際し制限はありません。
ワクチン非接種者は、フィリピン到着時24時間以内の陰性の抗原検査結果、または到着時空港で抗原検査を受ける必要があります。
また入国にあたり、6ヶ月以上の有効期限のあるパスポートなども必要です。
③フィリピンの街中の規制
フィリピン全土で防疫措置が実施されていますが、現在はごく一部の規制を残してほぼ全て解除されました。
■セブ島での防疫措置の例
・公共交通機関内または病院ではマスク着用が必須
詳細はこちら
→在フィリピン日本国大使館
④フライトの運休・減便
コロナ以前は成田から1日3便、関空から1日1便、名古屋から週に4便の直行便がありましたが、現在は減便しています。
現在成田ーセブは週3便を運航していますが、2023年2月からは毎日1便以上に増便されます。
詳細はこちら
→航空路線・時刻表(Fly Team)
⑤日本帰国時の検疫
・誓約書の提出
・72時間以内に実施した検査の陰性証明書(ワクチン3回接種者は免除)
等が必要です。
アメリカ
アメリカへの留学は可能です。
アメリカの留学エージェント情報はこちらの記事をご覧ください。
→アメリカ留学エージェント【30選】人気都市ランキング(語学留学メイン)
→【まとめ】ハワイ留学エージェント10選とハワイ留学メリット・デメリット
①外務省の海外安全情報
アメリカは、レベル1に指定されています。
「レベル1:十分注意してください。」
特定の感染症に関し、その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
② アメリカへの入国規制
■留学生は入国可能?
留学目的での入国は可能です。
2021年11月8日より、ワクチン接種が完了していない外国人は入国が認められなくなりました。
■入国時の検疫
・フライト3日以内に取得した新型コロナウイルス検査の陰性証明書が必要
・入国後3~5日以内に検査を受ける(陽性結果が出た場合は自主隔離)
・COVID-19の症状を自己観察する(症状が出た場合は自主隔離および検査)
・州および地域(州政府、地方政府)の推奨事項または要件に従う
詳細はこちら
→新型コロナウイルス関連情報(在アメリカ合衆国日本大使館)
③アメリカの街中の規制
特になし
詳細はこちら
→在アメリカ合衆国日本大使館
④フライトの運休・減便
アメリカ行きのフライトは、他の国と比べて運航本数が多いですが、コロナ以前からは減便しています。
詳細はこちら
→航空路線・時刻表(Fly Team)
⑤日本帰国時の検疫
・誓約書の提出
・72時間以内に実施した検査の陰性証明書
等が必要です。
6月1日以降、ワクチン接種の有無に関わらず帰国時の検査と隔離はありません。
イギリス
イギリスへの留学は可能です。
イギリスの留学エージェント情報はこちらの記事をご覧ください。
→【まとめ】イギリス留学エージェント20選&人気都市ランキング
①外務省の海外安全情報
イギリスは、レベル1に指定されています。
「レベル1:十分注意してください。」
特定の感染症に関し、その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
② イギリスへの入国規制
■留学生は入国可能?
留学目的での入国は可能です。
■入国時の検疫
なし
詳細はこちら
→在英国日本大使館
③ イギリスの街中の規制
特になし
詳細はこちら
→在英国日本大使館
④フライトの運休・減便
成田と羽田発ロンドン行きは、減便はしていますが運航本数は多いです。
詳細はこちら
→航空路線・時刻表(Fly Team)
⑤日本帰国時の検疫
・誓約書の提出
・72時間以内に実施した検査の陰性証明書
等が必要です。
6月1日以降、ワクチン接種の有無に関わらず帰国時の検査と隔離はありません。
カナダ
カナダへの留学は可能です。
カナダの留学エージェント情報はこちらの記事をご覧ください。
→【まとめ】カナダ留学エージェント29選&人気都市ランキング
①外務省の海外安全情報
カナダは、レベル1に指定されています。
「レベル1:十分注意してください。」
特定の感染症に関し、その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
②カナダへの入国規制
■留学生は入国可能?
留学目的での入国は可能です。
■入国時の検疫
特になし
詳細はこちら
→在カナダ日本大使館
③カナダの街中の規制
特になし
詳細はこちら
→在カナダ日本大使館
④フライトの運休・減便
カナダ行きのフライトは、コロナ以前からは減便しています。バンクーバー行きのフライトは多いです。
詳細はこちら
→航空路線・時刻表(Fly Team)
⑤日本帰国時の検疫
・誓約書の提出
・72時間以内に実施した検査の陰性証明書
等が必要です。
6月1日以降、ワクチン接種の有無に関わらず帰国時の検査と隔離はありません。
オーストラリア
オーストラリアへの留学は可能です。
オーストラリアの留学エージェント情報はこちらの記事をご覧ください。
→【まとめ】オーストラリア留学エージェント32選&人気都市ランキング
①外務省の海外安全情報
オーストラリアは、レベル1に指定されています。
「レベル1:十分注意してください。」
特定の感染症に関し、その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
②オーストラリアへの入国規制
■留学生は入国可能?
入国可能です。
■入国時の検疫
特になし
詳細はこちら
→在オーストラリア日本大使館
③オーストラリアの街中の規制
特になし
詳細はこちら
→在オーストラリア日本大使館
④フライトの運休・減便
オーストラリア行きのフライトは、コロナ以前からは減便しています。
パース行きは運休、シドニーとメルボルン行きは減便していますが運航しています。
詳細はこちら
→航空路線・時刻表(Fly Team)
⑤日本帰国時の検疫
・誓約書の提出
・72時間以内に実施した検査の陰性証明書
等が必要です。
マルタ
マルタへの留学は可能です。
マルタの留学エージェント情報はこちらの記事をご覧ください。
→【まとめ】マルタ留学エージェント11選とマルタ留学メリット・デメリット
①外務省の海外安全情報
マルタは、レベル1に指定されています。
「レベル1:十分注意してください。」
特定の感染症に関し、その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
②マルタへの入国規制
■留学生は入国可能?
入国可能です。
■入国時の検疫
特になし
詳細はこちら
→在マルタ日本大使館
③マルタの街中の規制
街中の規制はほとんどありません。
詳細はこちら
→在マルタ日本大使館
④フライトの運休・減便
コロナ以前から日本からマルタへの直行便はないため、ヨーロッパの主要都市または中東での乗り換えが必要です。
特に日本からヨーロッパ、中東へは減便しています。
詳細はこちら
→航空路線・時刻表(Fly Team)
⑤日本帰国時の検疫
・誓約書の提出
・72時間以内に実施した検査の陰性証明書
・(ワクチン未接種者に限り)帰国時の検査と、自宅での3日間隔離
等が必要です。
6月1日以降、ワクチン未接種または2回接種以下の人は帰国時検査をし原則3日間の自宅待機です。ワクチン3回接種者は、入国時検査と自宅待機はありません。
アイルランド
アイルランドへの留学は可能です。
アイルランドの留学エージェント情報はこちらの記事をご覧ください。
→【まとめ】アイルランド留学のメリット・デメリットとおすすめエージェント20選
①外務省の海外安全情報
アイルランドは、レベル1に指定されています。
「レベル1:十分注意してください。」
特定の感染症に関し、その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
②アイルランドへの入国規制
■留学生は入国可能?
入国可能です。
■入国時の検疫
なし
詳細はこちら
→在アイルランド日本大使館
③アイルランドの街中の規制
特になし
詳細はこちら
→在アイルランド日本大使館
④フライトの運休・減便
コロナ以前から日本からアイルランドへの直行便はないため、ヨーロッパの主要都市での乗り換えが必要です。
特に日本からヨーロッパへは減便が多いです。
詳細はこちら
→航空路線・時刻表(Fly Team)
⑤日本帰国時の検疫
・誓約書の提出
・72時間以内に実施した検査の陰性証明書
等が必要です。
ドイツ
ドイツへの留学は可能です。
①外務省の海外安全情報
ドイツは、レベル1に指定されています。
「レベル1:十分注意してください。」
特定の感染症に関し、その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
②ドイツへの入国規制
■留学生は入国可能?
入国可能です。
■入国時の検疫
特になし
詳細はこちら
→在ドイツ日本大使館
③ドイツの街中の規制
特になし
詳細はこちら
→在ドイツ日本大使館
④フライトの運休・減便
ドイツへの直行便は、成田と羽田からフランクフルト行きが、減便はされてますが運航しています。
その他関空とセントレア発、またデュッセルドルフとミュンヘン行きは全て運休しています。
詳細はこちら
→航空路線・時刻表(Fly Team)
⑤日本帰国時の検疫
・誓約書の提出
・72時間以内に実施した検査の陰性証明書
等が必要です。
コロナ禍での留学再開でよくある質問
申込後に学校かエージェントが倒産してしまったらどうなる?
このコロナ禍ですでに多くの語学学校や留学エージェントが閉校、倒産しています。
留学生の立場からすれば、「高額の留学費を留学前に振り込んで大丈夫なの?」という疑問は当然だと思います。
確かに聞きにくい質問だとは思います。しかし、実際にこのコロナ禍で多くの学校やエージェントがすでにことを考えれば、万が一閉校や倒産してしまった場合の対応は申し込み前に確認するべきでしょう。
語学学校の場合は国によっても異なります。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどでは語学学校の団体組織があり、その加入校であれば倒産時に他校への転校を補償してくれるシステムがあります。
留学エージェントは、その留学エージェント次第です。留学エージェントがすでに学校に送金済みあれば、仮にその後に留学エージェントが倒産してしまっても入学は可能と考えられます。しかし留学エージェントが学校への送金を完了していない場合には、入学は難しいでしょう。
学校への送金にかかる期間を明確にしている留学エージェントもありますので、詳しくはお問い合わせ時に聞いてみてください。
申込後にコロナで渡航が難しくなったらキャンセル・返金は?
学校やエージェント次第ですので、申し込み前に必ず確認してもらいたいポイントです。
「コロナで渡航が難しくなった」と言っても、色々なパターンがあります。
・留学先の国への入国許可がおりない
・留学先の国がロックダウンとなった
・日本から留学先の国へのフライトがなくなった。または減便で入学日に合わない。
など
キャンセルではなく入学時期の変更という対応や、返金であっても全額または一部など様々な対応があります。事前にしっかりと説明してくれる学校やエージェントを選びましょう。
留学中にロックダウンしたらどうなる?
ロックダウンの内容によりますが、学校で授業を受けることが難しいとこともありうるかもしれません。
返金・キャンセル規定は学校やエージェント次第ですので、申し込み前に必ず確認してください。
もしも留学中にコロナにかかってしまったら?
万が一コロナにかかったとしても、現地で治療は受けることができます。現地の詳しい医療状況が心配であれば、学校に相談してみても良いと思います。
1点注意していただきたいのが、病院がコロナ対策を実施していることによりコロナ前と比べて医療費が高額なケースが多いです。新型コロナウイルス以外で病院にかかる場合もです。欧米ならもちろんのこと、アジア圏であってもクレジットカード保険の補償額ではまかないきれないケースがあるため、海外旅行保険は十分な補償金額で加入することをおすすめします。
今後注意したいこと
一般に広く言われていることではありますが、あくまで予測ですのでその点はご了承ください。
コロナ前の学校情報や街の情報は当てにならないかも
コロナウイルスが広まり出したのが2020年3月ごろ、すでに3年になります。
既存の講師やスタッフは退職し、人員を大幅に減らしている学校は多いです。学校施設や宿泊施設も規模を縮小していたり、オンライン向けに校舎を改修した学校もあります。
コロナ禍でもHPで最新情報を発信し続けている学校や留学エージェントもありますが、この3年で多くのことが変わったので情報の更新が追いついていないことが多いです。重要なことであれば学校や留学エージェントに直接確認することをおすすめします。
日本のワクチン接種証明書は、世界中で使えるの?
2021年7月26日から、ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)の交付申請がスタートしました。このワクチン接種証明書は、海外入国時の条件または防疫緩和を目的として発行されるものです。
海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明により入国時において防疫措置の免除又は緩和を受けることが可能な国・地域を示すものであり、一部の国・地域において公共施設、レストラン等への立入りに際して同証明が使用可能であることを保証するものではありません。
日本外務省
注意が必要なのは、用途が入国目的という点です。留学先の国で日常生活上ワクチン接種証明書の提示が必要な場合、この日本のワクチン接種証明書が認められるかどうか現時点で分かっていません。
留学先の国内で正式に認められるかどうかは、その国の政府や地方自治体の判断となります。
→海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧(6月17日現在)
まとめ
人気留学先の現状と、留学再開までのポイントをご紹介しました。
隔離期間と陰性証明書の取得をクリアすれば、現在多くの国へ留学は可能です。
留学エージェント176社総まとめはこちら。留学エージェントの仕組みから、カウンセリングの受け方、優良留学エージェント探しのポイント、そしておすすめの留学エージェントをご紹介しています。