こんにちは、ライターのスペッキオです。突然ですが、学生のあなたに提案します!
休学して、海外に留学してみませんか?
大きく広がる海外に飛び出し、貴重な経験を獲得し、自分なりの成長をしてみたい。このような向上心から、留学を視野に入れたグローバルな学生が年々増加傾向にあります。
しかし、学生にとって休学という選択は相当な決断であり、休学に踏み切ることは困難なもの。
「休学したらどうなるの?なんだか怖い」
「そもそも休学してまで、留学する意味あるの?」
「休学するのに、親や周りにどう納得してもらえばいいの?」
このような悩みや疑問を持つ方々に向けて、本記事では休学留学のメリットやデメリットに関する情報をお届けします。
4カ月のフィリピン留学、1年半のワーキングホリデーの経験をもつ筆者が、忖度なしのリアルな留学にまつわるお話をしていきます。留学をしたいと考えているあなたの背中を後押しできれば、幸いです。
休学留学のメリット
そもそもなぜ休学する必要があるのか?ということからお話しします。確かに休学せずとも、長期休みを利用した短期留学や留学しつつ単位を取得できる認定留学という選択をすることで、学生でも留学は可能です。
しかし、それでも私は声を大にして「休学して」留学することをおすすめします。
なぜなら、休学は将来を成功させるため、自身を成長させるための立派な「武器」になるからです。
休学するメリットとして以下の2つが挙げられます。
- 余裕をもって留学に臨める
- 就職活動で不利にならない
ここからは、休学してまでも留学するメリットについて詳しくお話しします。
余裕を持ってじっくりと留学に臨める
休学することにより、しっかりとした時間の余裕が生まれます。休学は半年〜1年のケースが多く、その長い期間をすべて留学に集中することができます。
そして、選択の自由を得ることも大きなメリットです。海外に飛び立てるのに、国や学校、学ぶことなどがガチガチに固定されていたら少々息苦しくなりますよね。
休学することで、そういう息苦しさとは無縁の自由があり、余裕のある留学生活を送ることが可能です。前述した短期留学では、短い期間のなかで早々に結果を出す必要があるため、基本的に時間に余裕がありません。
認定留学では、スタートまで煩雑な障害が多いうえに学習や生活スタイルの選択肢が狭いことが基本です。休学留学なら英語学習の効率が高まることは、いうまでもありません。
就職活動で不利にならない
留年のイメージに引っ張られて、若干ネガティブな印象のある休学ですが、実際の就職活動においては基本的に悪い影響はありません。
以前の日本ならあり得たことも、海外への関心・理解が大きな現代日本において、グローバルな経験をした人材に悪い印象を持つことはないと言い切ってもいいでしょう。
むしろ、留学して自己研鑽したというポジティブなイメージのほうが、遥かに上回り就活の武器になることは間違いないでしょう(もちろん休学中に留学しても遊んでばかりいるなら論外です)。
留学休学のデメリット
留学休学は、都合のいいメリットばかりではありません。前述した長所だけでなく、現実的な短所を知ることで、休学を確かな武器にすることができます。
デメリットとしては以下の2つが挙げられます。
- 卒業が遅れる
- 休学費用がかかる場合がある
詳しく説明しますね。
卒業が遅れる
休学した分、卒業時期は遅くなります。就職活動には悪影響が少ないことを説明しました。しかし、実際卒業が遅れて同期より学年が下になるという現実は、多感な学生の時分には少々重たく感じることでしょう。
「1年くらい遅れても大した問題じゃないよ」と割り切った大人の考えができればそれでいいのですが、そんな考えを持てるのはごく少数かもしれません。しかし、その割り切った大人の考えを実践する非常によい機会が休学留学ともいえます。
社会に出れば、みんな足並み揃えてスタートしてゴール、なんてことはありません。逆説的に聞こえるかもしれませんが、休学することで他に先んじることができたと気づくものです。
休学費用がかかるケースもある
休学にはお金がかかります。シンプルながらも重要な問題です。
とはいえ、国立大学の休学は基本的に無料ですし、私立大学も休学費がかからない学校も年々増えています。
高等学校でも休学中は基本的に授業料免除です。必ず自身の通う学校に休学費用の有無を確認しましょう。
また、ワーホリやコープ留学を利用すれば、こういった問題を解決できますし、フィリピン留学のような格安留学を利用すれば日々のアルバイトで貯めた貯金でなんとかなるかもしれません。さらに、貯金が全くない人にもおすすめなのが、スマ留学が提供している「リゾートバイト×留学」のプランです。
学生にこそ留学をおすすめする4つの理由
学生という時期にこそ、留学をするべき根拠についてお話ししましょう。
「金銭面で余裕が生まれる大人になってからでいいんじゃない?」という意見はしばしば耳にします。
しかし、若いうちに海外へ行くことで、より多くのものを得ることができます。休学留学をおすすめする理由は以下の4つです。
- 英語の上達が早い
- 就職活動に有利
- 自分自身を知ることができる
- まとまった時間を作りやすい
大人より英語の上達が早い
「若い年齢のほうが、脳の学習効率がいい」というような科学的根拠に基づいた意見はありますよね。しかし、私がいいたいのは脳の構造に関することではなく、若いほうが成長のチャンスが多いということです。
- 英語の言い間違えをしやすい
- 恥をかきやすい
- 挑戦して失敗しやすい
噛み砕いていえば、上記のようなことです。
「いや、こんな失敗したくないよ!」という声が聞こえてきそうですが、こんな失敗なくして英語は上達しません。スピーキングに関しては特に、です。
個人的見解になりますが、大人になって社会人になると上記の失敗が非常に受け入れられなくなります。プライドや立場の影響から、失敗を避けて器用に挑戦から遠ざかるようになります。
結果、脳の構造に関係なく、英会話力の向上効率はガクッと下がります。一方、学生は逆に多くのものを留学から持ち帰ることができます。
大丈夫、必ずみんな小さな失敗をします。どうせ失敗するなら挑戦してみましょう。
就職活動が有利になる
前述しましたが、年々グローバルな人材を重視する企業が増加傾向にあります。
TOEICやTOEFLなど英語力を可視化してアピールすることは大切ですが、留学で培った英語での実践的なコミュニケーション力も、企業にとっては非常に魅力的なポイントでしょう。
そして、特筆したい点は留学に行ったという「経歴そのもの」が武器になることです。
もちろん、留学することだけに意識が集中して何も学ばなければ本末転倒です。しかし、乱暴な表現をすれば、仮に英語が話せなくても就職活動において留学経験は、大きな武器になり得ます。少なくとも面接でのネタになりやすいといえます。
自分自身を知ることができる
海外で生活し異文化に触れることで、たくさんのことを知ることができます。でも、一番知ることができるのは「自分自身」です。
- 自分は本当は何がしたいんだろう?
- 自分は何が得意で、何が苦手?
- 自分はどういうときに嬉しくて、どういうときに悲しい?
上記の質問に対して、簡単!と思う人もいるかもしれませんが、意外に答えられない人が多くいてびっくりします。大人になればなるほど、それを知るチャンスは少なくなるでしょう。
留学は自分を知るための非常に強力な方法です。自分を知ることで、自身の人生の舵取りがスムーズになります。若い時分である学生なら、より顕著にその恩恵を受け取れることでしょう。
まとまった時間を作りやすい
留学は、長期間の時間が必要です。人によっては年単位での留学期間が必要になります。何度もいうようですが、一社会人になると時間がありません。
まとまった日数を確保することが困難なケースが多く、留学したくてもできないという歯痒い事態になりがちです。一方、学生はまとまった時間を作りやすいというシンプルかつ強力な利点があります。
休学、という選択肢がある学生にこそ留学は適合性が高いということですね。
休学して留学をするために自分と家族を納得させるヒント
ここまでの話で、休学留学の魅力がある程度は理解いただけたかと思います。しかし、行動を起こそうにも人によっては大きな問題がありますよね。
「親にどうやって納得してもらおう……」
そう、家族への説得です。学生の立場で留学するには、家族の協力は必ずといっていいほど必要なことです。
親の価値観によっては「休学してまでやることなのか?」という懐疑的な意見を持っていることも珍しくありません。なにより、後ろめたさなしで気持ちよく留学するためには、家族の応援が必要です。
家族に応援してもらうための、ちょっとしたヒントがこちらです。
留学エージェントに相談し、本気の姿勢を見せる
留学エージェントにあらかじめ相談しておき、本気で留学したいという姿勢を見せましょう。
「あらかじめ」という点がポイントです。
留学エージェントは見積もりが無料です。概算でいいので費用はどれくらいかかるのかを具体的な数字として、家族に提示できるようにしておきましょう。
留学エージェントに電話でサッと話を聞いておくだけでも、充分な効果を見込めます。こういう自立的な行動は、家族に熱意が伝わりやすいですよ。
留学で何を得たいのか目的を示す
「とにかく留学したい」だけでは、家族に納得してもらうことは難しいでしょう。
英語を勉強したいなら、一歩踏み込んでどのレベルまで英語力を身につけるのかを具体的に設定しましょう。
TOEIC◯◯点以上といった具体的で言語化しやすいものだと、説得において使い勝手がいいですよ。
「海外の友達を作りたい」でも「海外の街で暮らしたい」でも、それが本心ならなんでもいいんです。
ただし、できる限り具体的に言語化しておきましょう。明確な目的の提示は、家族への納得だけでなく自分自身にも確かな納得を生み出します。その納得は、留学を成功させるための大切な指針となります。
もちろん、途中で目的が変わっても構いません。大切なことは、長期的なスパンで留学を捉えようという姿勢です。その姿勢があれば、きっとあなたの熱意は家族に伝わりますよ。
まとめ
本記事では「休学留学のメリット」に関する情報をお届けしました。簡単にまとめます。
- 休学のメリットは、時間の余裕と選択の自由・就職活動で不利にならない
- 休学のデメリットは卒業が遅れる・学校によっては休学費用がかかる
- 学生は、大人より英語の上達が早い
- 自分自身を知ることで人生が豊かになる
- 学生はまとまった時間を作りやすい
- 留学エージェントに事前に相談しておく、目的を具体的に設定する
筆者は、社会人になってから留学しました。「学生時代に経験しておけばなぁ……」と、数えきれないほど感じたものです。学生であるいまこそ、ぜひ留学に踏み出すことを強くおすすめします。
本記事の情報が、あなたの留学の一助となれば幸いです。語学留学があなたにとって素晴らしい経験になりますように。
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