2023年9月29日 金曜日
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英語力が高くなくてもパスウェイ留学なら大学・大学院留学を実現できる!?メリット・デメリットを解説

あなたは海外の大学や大学院に進学することに興味はありますか?

大学・大学院留学と聞くと、ハードルが高くて自分には無理なのではないかと尻込んでしまう方も多いのではないでしょうか。

高校や大学での成績があまりよくなくても、そして高い英語力がなくても、パスウェイ留学なら憧れの大学や大学院に留学できます。

そこで、この記事では「パスウェイ留学」について詳しく解説します。
大学・大学院留学に興味があるものの、ご自身の学力や英語力に自信がないという方はぜひ参考にしてみてください。

パスウェイ留学とは

パスウェイ留学とは、「条件付き入学」で留学することです。

海外の大学や大学院は、日本と比較すると入学しやすいと言われています。国や学校によって異なりますが、高校や大学での成績と、TOEFLやIELTSといった各種英語試験の結果だけで審査されるのが一般的です。

これだけ聞くと確かに簡単そうに見えますが意外とそうでもなく、それぞれの大学や大学院が設定している英語力の入学基準を満たすことに苦戦している留学生が数多くいます。また、高校や大学の成績は既に決まっているもので、後からは変えようがありません。

パスウェイ留学は、上記のような点で留学へのハードルが高い留学生のためにある制度です。

たとえ入学までに入学条件となっている英語試験のスコアを満たしていなくても、学力が足りなくても、それぞれの大学が展開しているパスウェイプログラムを受講し一定の成績を収めれば、大学や大学院に留学することができます。

パスウェイプログラムは、以下の英語圏5カ国で実施しています。

  • アメリカ
  • イギリス
  • カナダ
  • オーストラリア
  • ニュージーランド

パスウェイプログラムで学ぶ内容

パスウェイプログラムで学ぶ内容は受講期間によって異なりますが、主に大学や大学院で通用するためのアカデミック英語の習得と、大学や大学院で専攻する予定のコースの基礎を身につけることになります。

アカデミック英語とは、英語のレポートの書き方やプレゼンテーションのやり方、ノートの取り方など、大学や大学院の授業で必要なスタディスキルを身につけることです。

プログラムを修了すると、IELTSやTOEFLを受験せずに大学や大学院に1年生として入学することが許可されたり、2年生に編入したりといった流れになります。

つまりパスウェイプログラムを利用すれば、大学・大学院留学を実現させるために語学学校に通い、時間とお金を無駄にするといったことをしなくて済むということです。

パスウェイ留学のメリット3つ

パスウェイ留学の主なメリットには、以下の3つがあります。

  • 時間とコストの節約につながる
  • 英語力やスタディスキルを身につけてから大学・大学院留学ができるので安心
  • パスウェイプログラム修了後は大学・大学院への入学や編入が保証されている

それぞれについて詳しく解説します。

時間とコストの節約につながる

大学・大学院に留学するにあたって、入学条件となる学力や英語力を満たして合格し入学することを直接入学といいます。

高校や大学での成績が優れており、かつ入学条件の英語力を簡単に満たすことができれば問題ないですが、必ずしもそうとは限りません。とくにTOEFLやIELTSは、難易度が高く受験料も高額で、気軽に何度も受けられる試験ではないので注意が必要です。

パスウェイ留学によって自分の希望するタイミングでの留学を実現することができ、さらにコース修了後には大学や大学院に編入できるため、1年分の授業料の節約にもつながります。

英語力やスタディスキルを身につけてから大学・大学院留学ができるので安心

大学・大学院留学をする際には、引用の書き方やレポートの書き方、そしてノートテイキングといったスタディスキルを事前に身につけておくことがおすすめです。

パスウェイ留学は、英語力を高めるだけでなくスタディスキルを身につけることにもつながり、大学・大学院での授業の受講にスムーズに移行しやすくなります。

パスウェイプログラム修了後は大学・大学院への入学や編入が保証されている

パスウェイプログラム修了後、TOEFLやIELTSを受験し直す必要はありません。プログラムを修了して規定の成績を収めたら、大学・大学院への入学や編入が保証されています。

そのため、過度なプレッシャーを感じることなく大学や大学院への留学を実現させることが可能です。

パスウェイ留学のデメリット3つ

パスウェイ留学にはメリットだけでなく、実は以下のようなデメリットもあります。

  • パスウェイプログラムを受講するためにはある程度の英語力が求められる
  • 英語を学びながら専門分野についても学ぶため大変
  • すべての大学でパスウェイプログラムを行っているわけではない

それぞれについて詳しく解説します。

パスウェイプログラムを受講するためにはある程度の英語力が求められる

希望する大学や大学院への入学条件に満たない場合、誰でもパスウェイプログラムに参加できるというわけではありません。

大学・大学院への入学条件と比較するとハードルが低いだけで、結局はIELTSやTOEFLを受験して、ある程度の英語力があることを証明する必要があります。

各種英語試験のスコアによってパスウェイプログラムの期間が長引いたり、パスウェイプログラムとあわせて語学研修を受けることが求められたりするケースもあります。そうなると、パスウェイプログラムにかかる時間とコストがさらに増大することになるでしょう。

パスウェイ留学をするにしても、やはり英語の勉強は必要であると言えます。

英語を学びながら専門分野についても学ぶため大変

これについてはデメリットではなく、メリットに感じる人もいるかもしれません。

しかし先述の通り、パスウェイプログラムに参加する場合もある程度の英語力が必要です。もしギリギリの成績でパスウェイプログラムに参加した場合、英語の授業で手一杯になってしまい、専門科目の勉強にまで手が回らないといった事態になる可能性があります。

そのようなリスクを回避するため、パスウェイ留学であっても、事前にしっかりと英語の勉強をしておくことが大切です。

すべての大学でパスウェイプログラムを行っているわけではない

パスウェイプログラムは主要英語圏5カ国で実施されていますが、すべての大学で実施されているわけではないことを念頭に入れておいてください。

とくに、世界の大学ランキングでトップ100にランクインする上位校や人気校の場合は、パスウェイプログラムを実施していなかったり、仮にあっても入学が保証されているわけではないといったことがよくあります。

不安な人は学校選びをする際に、パスウェイプログラムを実施しているかどうかを留学エージェントや大学に確認することがおすすめです。

国別パスウェイ留学ができる大学の例

パスウェイプログラムを実施しているアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの5カ国で、実際にパスウェイ留学ができる大学をいくつかご紹介します。

アメリカでパスウェイ留学ができる大学3校

まずは、アメリカでパスウェイ留学が可能な大学3校をご紹介します。

マンハッタン大学

マンハッタン大学入学基準の英語力を満たすために半年〜1年間学ぶプログラムです。

英語のクラスだけでなく、専門科目の授業4つを受講します。最終的にパスウェイプログラムで9単位を取得して、マンハッタン大学に編入することになります。

コロンブス州立大学

2〜4学期間のプログラムです。英語力を磨くための授業を受けながら、実際にコロンブス州立大学でおこなわれている授業を受講します。

大学で取得した単位はもちろん、パスウェイプログラムで修了した英語の授業の単位も履修単位として認可されます。

クラーク大学

大学院留学を目指す学生を対象にしたコースで、学生生活で必要なスキルであるコミュニケーション能力や論理的思考能力、そしてリサーチ能力といったスキルの習得を目指します。

現地の学生や他国からの留学生との関わり合いはもちろん、アメリカで代表的な観光地への遠足も実施しているため、有意義で楽しいプログラムであることは間違いないでしょう。

イギリスでパスウェイ留学ができる大学2校

次に、イギリスでパスウェイ留学が可能な大学2校をご紹介します。

サリー大学

サリー大学では、大学と大学院それぞれにパスウェイプログラムを用意していることが特徴です。

大学留学をしたい方には、2学期間のInternational Foundation Yearという専門科目の基礎について学べるコースと、英語力を向上させるEnglish Language Preparation programmeのコースがあります。

大学院留学を目指している方にはPre-Mastersコースが用意されており、大学院の学習に必要な知識やスキルを身につけることが可能です。履修期間は英語力によって変わります。

キングストン大学

キングストン大学は他国の大学と同様に、英語力の向上と専門科目の基礎の習得を目指したパスウェイプログラムを提供しています。

プログラム修了後に2年次編入になるか、大学・大学院に入学になるかは学部によって異なるため、興味がある方は大学や留学エージェントに問い合わせましょう。

カナダでパスウェイ留学ができる大学2校

次に、カナダでパスウェイ留学が可能な大学2校をご紹介します。

ウィニペグ大学

ウィニペグ大学のパスウェイプログラムは、ウィニペグ大学への留学を希望する大学生・大学院生を対象にしたもので、英語力向上、そしてノートテイキングや論文の書き方などスタディスキルを身につけることを目標にしています。

カナダ文化について学ぶための活動も行われているため、学力を身につけるだけでなく、カナダでの生活について知識を深めて慣れることにも役立つでしょう。

ビクトリア大学

ビクトリア大学では、大学留学生向けにパスウェイプログラムを展開しています。12ヶ月間、英語と専門科目の基礎を学び、履修して規定の成績を満たすと、次年度より大学2年生に編入することが可能です。

ビクトリア大学のパスウェイプログラムを提供している語学学校ELCは、2019〜2020年に優れた語学学校として表彰された経験をもっています。

またTESOLという、外国人に英語を指導するための国際資格を所持した専門の講師が指導してくれるため、安心して指導を受けることができるでしょう。

オーストラリアでパスウェイ留学ができる大学2校

次に、オーストラリアでパスウェイ留学が可能な大学2校をご紹介します。

UWAカレッジ

UWAカレッジは、西オーストラリア大学への進学を目指したパスウェイプログラムを提供しています。西オーストラリア大学のキャンパス内に位置しており、カレッジに通いながら大学の施設を利用することもできるため、まるで大学生活が始まったかのように感じることでしょう。

少人数制の授業をおこなっているため、先生や周囲の学生との距離感が近く、アットホームな環境の中で学ぶことができます。

MQカレッジ

MQカレッジは、マッコーリー大学への進学を目指す学生のための教育機関です。MQカレッジのディプロマコースで、規定以上の成績で1年間8単位を修得すると、マッコーリー大学2年生に編入することができます。

ただしすべての学部でディプロマコースが実施されているわけではないので、興味がある方は大学または留学エージェントに確認をとりましょう。

ニュージーランドでパスウェイ留学ができる大学2校

最後に、ニュージーランドでパスウェイ留学が可能な大学2校をご紹介します。

オークランド大学

オークランド大学では、大学生・大学院生向けにそれぞれパスウェイプログラムを展開しています。いずれも10週間のプログラムで、英語力の向上とスタディスキルを身につけることを目標としています。

2022年の段階では、ニュージーランドで対面で受けられるプログラムと、オンラインで受講できるプログラムの両方が開講されていました。今後の授業展開の方法については、大学に確認を取ることがおすすめです。

オタゴ大学

オタゴ大学では2学期間(各学期13週間)のパスウェイプログラムで、留学生だけでなく、現地の学生も受講できることが特徴です。そのため、コース内容は英語の習得よりも、大学入学後に役立つアカデミックスキルの習得を目標としています。

コース修了後はオタゴ大学への進学はもちろん、ニュージーランド国内の他の大学への進学を検討することが可能です。

パスウェイ留学をおすすめする人の特徴

以下の項目に当てはまる人には、パスウェイ留学をおすすめします。

  • 大学・大学院留学に興味があるものの、高校や大学の成績があまりよくない人
  • 大学・大学院留学を目指してTOEFやIELTSの試験を受験しているものの、入学条件をなかなかクリアできない人
  • TOEFLやIELTS受験に対してプレッシャーを感じる人
  • 留学前にスタディスキルを身につけたい人

まとめ:パスウェイ留学を通じて憧れの大学・大学院留学を実現させよう!

大学・大学院留学と聞くと敷居が高くて、自分にはできないのではないかと尻込みしてしまう方も多いかもしれませんが、パスウェイ留学を活用することで、大学・大学院留学がより身近なものになるでしょう。

パスウェイプログラムに参加すれば、憧れの大学や大学院に編入することも夢ではありません。英語力や学力に不安がある方は、このような方法もあることを知っておいてください。

しかし、すべての大学でパスウェイプログラムを実施しているわけではないため注意が必要です。パスウェイプログラムに興味がある方や、ご自身の希望する大学・大学院がパスウェイプログラムを実施しているかどうかを知りたい方は、スマ留までお問い合わせください。

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