
フィンランド留学とフィリピン留学
英語留学と言えばやはり欧米で優雅に・・・と考える方も少なくないでしょう。
しかし問題は想像以上の費用が必要なこと。
海外にいるというだけあって、何かと常に経済的に余裕のある生活を送りたいものですよね。
そこで今注目されているのがフィリピン留学なのかもしれません。フィリピンは物価が安いゆえに留学費用もぐんと抑えることができるメリットがあるのです。
ですが考え方によってはヨーロッパ諸国への英語留学も実は魅力的で、費用は高くともコストパフォーマンスが高いと言えるかもしれません。
例えばひそかに注目されているフィンランド留学。
ほとんどのフィンランド人がフィンランド語やスウェーデン語を母国語としていますが、小さいうちから徹底的に学校教育のなかで英語を叩き込まれてきているフィンランド人の英語は非常に流暢なものだとも言われています。
いずれにしても母国語を英語としない国での英語留学、いったいどんな特徴があるのか気になるところではないでしょうか。
まずはフィリピンとフィンランド、地理的にも文化的にも全く異なる国ですから各国の概要を比較してみることにしましょう。
フィンランドの特徴
フィンランドはみなさんサンタクロースやムーミンでご存知のように北欧、アイスランドに次いで世界最北の国であると言われています。
首都ヘルシンキまでは日本からおよそ9時間半、時差はマイナス7時間のところに位置しています。地理的なものを考えて寒さを心配される方も多いかもしれませんが、実は意外にも四季がはっきりしておりもちろん日本と比べればかなり厳しい寒さになるものの、冬でもそれなりの準備をすれば問題なく過ごすことができます。
6,7月には日中の日差しが非常に強くなり、あの有名な太陽の沈まない白夜を迎えることになります。11月には本格的な冬を迎え、国土の3分の1が北極圏内にあるフィンランドでは場所によって美しいオーロラを楽しむことができるでしょう。
フィリピンの特徴
一方でフィリピンはというと、東南アジアに位置し無数の島々から形成されている国です。
日本からは首都マニラまでおよそ4時間。今はセブパシフィックという格安航空会社がマニラやセブ島へ直行便を出しているので、往復5万円以内でも十分可能です。
時差もマイナス1時間ということで時差ボケにより数日を台無しにしてしまうなんてこともないのが魅力ですね。
そしてフィンランドとは全く異なり、1年の季節は雨季と乾季、年間を通して27℃ほどというとても過ごしやすい気候となっています。そんな気候と地形を活かして、特にセブ島なんかは世界有数のリゾート地として日本でも非常に有名でしょう。
さてそれでは実際にフィンランドとフィリピンで英語を学ぶという点での違いを見てみることにしましょう。
しかし、間違いなくフィンランドの英語教育水準は非常に高く、学位などは英語で習得することも可能ですし、フィンランド語+英語という形で語学を習得することができるのも魅力のひとつではないでしょうか。
ただ個人での留学手配が困難な国と言われていますので、エージェントを通すことになるでしょう。
これに対してフィリピンは今や英語留学が急激に発展している国のひとつです。
フィリピンはアメリカの植民地時代を通して、そして多民族国家であることもあり公用語に英語が設定されており、しかも非常に流暢に話します。
そしてなんといっても大きな魅力はマンツーマンレッスンが主流となっている点。
フィンランドでもやはりグループレッスンが一般的ですから、その点フィリピンではどんな英語レベルでも自分に合ったレッスンを受けられるという魅力がありますよね。
しかも1日10時間レッスンを行っているようなところもあり、基本的にスパルタ教育が多いですから短期間でも英語力を伸ばしやすいメリットもあるようですね。
またフィンランドのように個人手配が困難なわけではありませんから、よりお得な申込み方法を選択することができるでしょう。
このようにどちらの国で英語を学ぶにしても独特のメリットがあるわけですが、英語留学ということに焦点を当てるとやはりフィリピンのほうがおすすめなのかもしれません。
またフィンランド留学とフィリピン留学を大きく分ける要因のひとつとして各国の物価の違いも挙げられます。
一方でフィリピンは物価が安く、それに伴い人件費なども安いことからぐんと費用を抑えた留学が可能となっています。最近は円安の関係でフィリピン・ペソが高くなっていますが、それでもまだまだヨーロッパ側から見れば安い方です。
どのような点に重きを置きたいか、それによってフィンランドかフィリピンか、その留学先もはっきり決まりそうですね。