
カナダ、マニトバ州ウィニペグでの語学留学体験
カナダのマニトバ州、ウィニペグにあるHeart Landという名前の語学学校に2年間、語学留学をしました。
治療についての必要な情報をきちんと伝えられずに、少しでも英語が出来ればという思いで留学しました。
留学先をカナダに決めた理由は留学費用がアメリカより安かった事、オーストラリアより英語の訛りがない事です。留学自体も単なる語学留学ではなく出来れば現地の看護学校に通いたかったですが、英語力が全くたりず断念して普通の語学学校に行きました。
学校選びは、カナダな中でも日本人が少なく生活費用が高くない場所という事で、マニトバ州のウィニペグを選びました。
寒さが気になりましたが、行ってみてやはり寒かったです。ウィニペグは内陸部のため乾燥が激しく冬はスキーウェアで外出しても寒い位ですが、慣れると寒さも平気になりました。
もちろん海外なので治安は悪い場所もありますが、ウィニペグの街自体は住みやすく親切な人が多いです。
語学学校自体は大学入学を目的とした大学付属の所は他にも数箇所ありましたが、純粋に語学学校となると一箇所しかなくそこに決めました。
実際留学してみてやはり行って本当に良かったです。
学校自体は一般的に想像する語学学校と特に変わりはありませんし、教える内容も一般向けでした。看護師が実際に仕事に使える様な専門的な英語が学べる訳ではありませんでした。
生徒は日本、韓国、中国の方が8-9割あとは南米系で、世代は10代20代がほとんど中には30代がちらほらといった感じです。
でもそれ以上に留学して良かった事が沢山ありました。
まずこの学校ではレベルが五段階に分かれていますが、週ごとに自分の好きなレベルのクラスに移れること、この学校の校長先生始め先生方も熱心な事です。
また偶然ですが生徒の中に、アルゼンチン人の医師の方ペルー人の理学療法の方も私と同じタイミングでこの学校に通っていてお互い刺激になりました。
語学学校だけでなく、自主的な努力
私自身元々の英語力が低かったので、語学学校で日常会話を勉強し、放課後や土日には出来るだけ看護師として使える英語を身につける様に努力しました。
具体的には、自分で医療用語を調べたり、ボランティアや医療関係の講習を受けたりしました。
ボランティアは医療関係の所出来る所はないかと探し、ホームスティ先のホストマザーの紹介でRiverview Health Centre Day Hospitalという病院でボランティアをすることが出来ました。
入院患者さん主にお爺さんお婆さんをお相手するボランティアでしたが、カナダ人の看護師さん達や病院関係の方々とも話す機会が出来、看護師自体がカナダでは日本よりもさらにプロフェッショナルな職業として働いている人が多くとても刺激になりました。
また、市の講座で定期的にファーストエイドの講習があったので、それにも毎回申込み参加しました。ボランティア先の病院やファーストエイドの講習では、語学学校では聞いたことのない分からない英単語が多く、最初は何を言っているのか全く分かりませんでした。
くじけそうになりましたが分からない単語が出てくる度にその都度メモをして後で意味を調べて勉強しました。こういった努力をした結果、帰国前には日常会話だけでなく病院での少し込み入った会話も出来る様になりました。
今後は出来ればまた留学費用を貯め再度カナダに行って、看護学校に通って英語で看護師としての知識をつけたいです。
そして、その後はより外国人の多い病院やバイリンガルを売りにしている病院て働きたいと思っています。
*英語力に不安のある医療関係者の方は、まずはフィリピン留学のマンツーマン授業で英会話と医療英語の基礎を身に付けるのがおすすめです。
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