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英会話で実は大事!ネイティブも間違えやすい英語の冠詞と単数複数形

ここでは欧米の英会話表現を現地に滞在している留学生や社会人の方にご紹介してもらいます。

今回のゲストライター:Makiさん
アメリカのミネソタ大学を政治専攻及び中国語・中国文学を副専攻で卒業。アメリカ生活5年。英語の翻訳家(日英・英日)。TOEIC900点以上。

英語の冠詞と単数複数形

日本人にとって英語で最も理解が難しいのが、冠詞及び使う名詞を単数でいいのか複数形に直すのかの判断です。
どの言語にもたいてい一つはネイティブでなければ理解できないものというものがあります。英語の場合そのうちの一つがこの部分です。
名詞で一つしかない場合がa、前にその単語が出ていたらtheというざっくりとした区別はありますが、実際には知っていなければどうしようもない場合もあります。また、会話や文章の流れを見てみないと実際には決められない場合もあります。ここは英語を学習する誰もが思う難しい壁です。
名詞の前にaを入れるのか、theを入れるのか、複数形にするのか、はたまた何も入れなくていいのか。この部分は本気で英語をマスターしようと思っても、なかなかマスターできるものではありません。
例え、外国人が英語圏の大学院で英語を学んだとしても、まだ完璧ではない場合が多いのです。また、ネイティブでもここのミスが意外に多いです。
日本人が「てにをは」を間違える、そんな感じです。こんなところにaを入れるの!?これが何で複数形になるの!?そんなものが英語にたくさん存在します。

それでは実際の例を見てみましょう。

「Can I get a mocha?」
カフェに行ったときに使う表現。筆者はモカが好きなのでよくモカをオーダーしていたのですが、いつもCan I get mocha?と言っていました。
しかし、いつも店員さんに聞き返されるのです。てっきりモカの発音が悪いからだと思っていたのですが、ネイティブの友人にこの話をすると、「a mocha」って言わないといけないからだよと言われました。
A cup of mochaにaがつくのは理解できますが、mochaだけだったとしてもaがつくのです。これを聞いたときmochaって液体なのに数えられるの!?と違和感しかなかったです。
しかし、実際にCan I get a mocha?と言うと、聞き返されることもなくなりました。
「I wanna eat noodles.」
麺が食べたいという意味です。日本人の普通の感覚だと、I wanna eat noodle.と言ってしまうと思います。
でも実際はI wanna eat noodles.と言わなければなりません。
これも、誰が一本一本麺を数えるんだよ!とつっこみたくなりますが、しょうがありません。そういうものなのです。覚えるしかないです。
「I saw deer.」
鹿を見たという文章中の鹿。これは教科書などでもよく不可算名詞として出てきますね。あまりによく出てくるので皆さんももう覚えてしまったかもしれません。
そうなるものと思っても、鹿って1匹、2匹、3匹って数えられるじゃん!と言いたくなりますよね。何でdeerって不可算名詞なの?とネイティブに言っても皆分からないと言います。本当に謎です。
「A means to an end.」
これはよく使うイディオムで目的達成といった意味で使われます。
しかし、何かおかしなことに気づきませんか。
Aとmeans、Aの次は必ず単数になると習ったはず。なぜmeansにsがついているのでしょうか?
これはひっかけです。ここでのmeansはsがあって複数形に見えますが、実はこのmeansは一語で方法という意味の単語です。
この単語はよく本や論文などで使われます。見慣れないうちは、違和感があって目が釘付けになってしまうかもしれない一単語です。

theとaで意味が違うもの

また、単数と複数、theとaで意味が別のものになってしまうものがあります。
「paper/papers」
paperはご存知の通り紙です。これは不可算名詞です。これもおいおい、普通に1枚2枚って数えられるじゃないか。と言いたくなってしまいますよね。
しかし、1枚2枚と数を使って表したい場合はone sheet of paper、two sheets of paperであったり、one piece of paper、two pieces of paperと言います。上でpaperは不可算名詞と言いました。しかし、papersということもあります。
一体どういうことなのでしょうか。実はpapersとなると紙という意味はなくなります。この場合は新聞紙や記録といった意味になってしまいます。
「the moon/a moon」
moonはご存知の通り一般的に月という意味です。しかし、それはthe moonのときにだけ日本語でいう月という意味になります。
逆にいうと、日本語の月と言いたいときにはthe moonと言わなければなりません。A moonは日本語の月ではありません。
ネイティブは別のものを想像してしまいます。なぜならa moonは衛星という別の意味があるからです。theとaの違いでこんなにも意味が違ってしまうので気を付けましょう。
「minute」
これは少し応用編です。minute、これは「分」という意味ですね。しかしこれはもう一つ別の意味があります。形容詞で詳しいという意味になります。
形容詞のminuteはカタカナで表すとマイニュートという発音になります。ですから、口で言うとき発音をきちんとしていれば、冠詞が間違っていてもネイティブは意味を察してくれるはずです。
しかし、紙に印刷されてminuteと書いてある場合、きちんと冠詞を表現してあげないと何の意味か分からない文章になってしまう場合があるのです。例えばthree minute checkupと書いてあったとします。きちんとaやtheもしくはcheckupを複数形にするかしなければ2通りの意味を考えることができます。
「3分間の検査(a/the three-minute-checkup)」と「3つの詳しい検査(three minute checkups」です。留学したての頃はついつい冠詞や複数形にすることをすっとばしがちです。
しかし、それをきちんと書かないことで別の意味になってしまうものもあるので注意が必要です。
いかがでしたか?ここは英語でも本当に難しい部分ですね。
しかしほとんどの場合は冠詞が違ったり、単数複数が間違っているくらいで話が全く通じなくなることはありません。ですから、皆さん恐れずに英語を話してくださいね。それが一番の英語上達の近道です。
ゲストライター:Maki

マキ
マキ
アメリカ留学情報

アメリカ留学→英語・中国語の翻訳家

アメリカのミネソタ大学を政治専攻及び中国語・中国文学を副専攻で卒業いたしました。社会体制がどのように社会に影響を及ぼすかについて学んでいました。

アメリカで5年生活していたため、英語の翻訳(日英・英日)を専門としています。

また、大学卒業後に医療翻訳の仕事(海外主にアメリカからの有害事象を日本語に翻訳し、厚生労働省へ提出)に携わっておりました。翻訳の校正も可能です。TOEICは900点以上。

主にアメリカで使われる英語表現を、自身の留学エピソードも交えてご紹介します。

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