帰国後の就活、留学生だからこそ勧めたい『隠れた求人の探し方と裏ワザ』

あなたは留学帰国後、一体どんな媒体を使って求人企業を探しますか?

リクナビやマイナビのような就活サイトでしょうか?あるいは、民間の人材紹介機関もありますね。それらの会社に登録すると、無料で自分の要望に合った企業を紹介してくれます。あとは、求人情報誌や新聞でも求人情報は紹介されていますよね。そのほか、ハローワークなど公共の職業紹介機関もあります。

このように求人を探すソースとしては、実に様々な媒体があることが分ります。

ここであなたにあまり知られていない衝撃の事実を述べたいと思います。

それは、「求職者の就活の経路」と「企業の採用経路」にギャップがあるということです。

それは何を意味しているかというと、、、、

あなたが探す求人ソース以外に実はたくさん求人は存在している。しかし、それらの求人に辿り着いていないケースが多々あるということなのです。

もしそれが事実だとしたら、実に勿体ないですよね。しかしそれが現実なのです。

就職経路・採用経路のギャップ

ここで、面白い図表をご紹介しましょう。

この図表は、求職者の就活経路と企業の採用経路のギャップを表しています。

(出所:一般社団法人海外留学協議会 平成25年度「海外就業体験が若年者の職業能力開発・キャリア形成に及ぼす影響に関する調査 研究」より抜粋)

帰国後の就活では、一般ルートばかりに頼ってはいけない! 留学生だからこそ勧めたい、隠れた求人の探し方と裏ワザ
図表A 「海外就業体験者が活用する就職活動経路」
図表A 「海外就業体験者が活用する就職活動経路」
図表B 「企業が活用する採用経路」

図表Aは「海外就業体験者が活用する就職活動経路」で、図表Bは「企業が活用する採用経路」です。

この二つの図表の違いをまとめてみると、

「海外就業体験者が活用する就職活動経路」つまり、求職者側の経路の上位3は、1.就活サイト。2.ハローワーク。3.就活エージェントの順です。これは求職者側が使う経路ですから、理解しやすいと思います。

ところが、です。

「企業が活用する採用経路」を見ると、順位が違ってきます。1.ハローワーク。2.知人の紹介。3.自社のHPです。

この図表からわかることは、企業が活用している経路の上位2、3は、つまり企業としては活用の優先順位の高い経路でありながらも、求職者が活用している経路の上位3位までに入っていないということです。

つまり、求職者が頑張って勝負している経路は、企業が活用する優先順位の高い経路と一致していないということです。

よりたくさんの求人に出合うためは、当然、企業が活用している優先順位の高い経路を見つけてアプローチしたほうが良いに決まってますよね。

さて、ここで企業の優先順位は高いものの、求職者が活用している上位3位までに入っていない経路を見ていきましょう。

それは、下記の二つの経路です。
●知人の紹介
●自社のHP
です。前者の「知人の紹介」とは、文字通り、企業で働く人達の知人友人もいるでしょうし、企業の取引先からの紹介もあります。一方、自社のHPは説明の必要はありませんね。

ここでのポイントは、企業が「知人の紹介」で雇うときには、必ずしも求人募集に掲載していないケースがある、ということなのです。つまり、表から見たところで、その企業が求人を募集しているかどうかは決して分からないということです。

隠れた求人の探し方

ここで求人探しの裏ワザとしてご紹介したいのは、求人募集がある、ないに関わらず、とりあえずダメ元で直接企業にアプローチしてみる、という方法です。

特に、中途採用であれば、欠員募集が大半です。つまり、いつ社員が辞めるのか、そして辞める予定の、あるいは辞めた社員の埋め合わせでいつ頃社員募集をするか分からないのです。

そこで、直接企業に電話で確認してみるのです。もしかしたら、電話をする2週間前に、その会社の社員の誰かが会社に退職願を出しているケースもあるのです。その場合であれば、わりと高い確率で応募書類(履歴書、職務経歴書など)を見てくれたりします。

一見、無謀とも思えるこの方法。しかしながら就業先をゲットした例はかなりあります。

この場合のメリットは、求人募集を表向きに出していない分、競争相手がいない、つまり、エントリー者はあなただけになる可能性がある、ということです。

では、そもそもそんな企業をどのように探せばいいのかというと、簡単な方法としては、最寄りの公共の図書館や大手書店に行き、特にビジネス雑誌のコーナーに行ってみるといいでしょう。ビジネス雑誌には様々な会社が掲載されていますよね。そこから探していくのも一つでしょう。

この方法はもちろんダメ元でチャレンジしてもらいたい方法ですが、それをやってみる勇気のある方だけが獲得できるチャンスであり、隠れた求人をモノにできる人だと言えるでしょう。

留学という、未知の世界に飛び込んで行けた経験をしたあなたには、是非この方法をチャレンジされることをお勧めします。今回ご紹介した視点で就活を考えてみると、隠れた求人をいくらでも掘り起こすことができるでしょう。

次回は最後のテーマです。ズバリ、留学帰国者で就活が上手くいく人、いかない人について述べたいと思います。お楽しみに!
海外留学キャリアコンサルタント

本橋 幸夫

12回に渡る本橋氏のコラムまとめ

第一回:帰国後の就活でうまくいった海外留学生の知られざる共通点
第二回:企業が海外留学生に何を期待しているか
第三回:海外留学生に対する企業の3つの視点、企業からのイメージ
第四回:社会人の適切な留学期間は存在するのか?
第五回:計画倒れにならない留学プランニング3つのコツ
第六回:フィリピン留学が欧米留学に勝てるポイント!
第七回:現地インターンシップやボランティアで心がけるべき鉄則!
第八回:国内328社に聞く「現地でこんなことを体験してきた人を採用したい」
第九回:海外留学後に就職が決まらない人達の4つの共通点
第十回:帰国後の就活で「こんなはずじゃなかった!」にならないために
第十一回:『隠れた求人の探し方と裏ワザ』
最終回:留学帰国者で就活が上手くいく人、いかない人

こちらも読まれてます