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なぜ45円で始めたアイスキャンディービジネスで、この人は億万長者になれたのか

レオン夫妻がわずか45円の元手で始めたビアンカ・アイスキャンディーはさらに成長を続けています

アイスキャンディービジネスを成功させた(正確にはそのまっただ中)のお話が、Entreprenuer.com.phにインタビューが書かれていたので、その成功談をご紹介します。
著者:Elyssa Christine Lopez 2016年7月17日
「全てが夢のようです」
と答えるのは、ロシェル・デ・レオンさんです。夫のルディさんと共に「Bianca’s Ice Candy(ビアンカ・アイスキャンディー)」を立ち上げて5年が経過しました。
最近の2人は、顧客対応、運営の管理、リサール州アンティポロ市に建設中の新工場の確認など、忙しい日々を送っています。
2011年、レオンさん夫妻が祈るような気持ちで売っていたのは、自宅で作ったアイスキャンディーでした。目的を達するために設定した価格は1本3ペソ(約7円:オリジナル記事掲載当時のレート、以下本記事中同じ)でした。資本はわずか20ペソ(約45円)、1ドルにも満たない額です。
きっかけは、ルディさんが職を失ってしまい、まだ若いこの家族が「なんとかしなければ」という切羽詰まった状況に追いやられたことでした。
しかし、世に聞くサクセスストーリーの多くがそうであるように、この大苦境が後に多くの人々の心をつかむ大ヒットビジネスの始まりに過ぎなかったとは、本人たちもまだ気付いていなかったのです。
関連サイト:http://www.entrepreneur.com.ph/business-ideas/from-p20-to-millions-the-story-of-the-phenomenal-ice-candy-business

icecandy1

20ペソが全てだった

初めてアイスを売った日、夫妻は300ペソ(約680円)を手にしました。これが、アイスキャンディー・ビジネスを立ち上げるのに十分な資本金になったのです。
最初に売り出したフレーバーは、末娘のビアンカちゃんが大好きだったという、フルーツサラダ1種類だけでした。
「上の娘のニカが学校に上がると、いつもおやつの種類が少ないから学校にアイスを売りに来てよ、と頼まれたのです」と、ルディさんはEntrepreneurフィリピン版の取材で語りました。
これが、学校を顧客にした最初のケースとなり、学校全体で千人近くの生徒に販売するチャンスを得たのです。数カ月後、取引する学校数は何倍にもなり、その後ついにはアンティポロ市全体、そして周辺の街まで商圏を広げていきました。
「今ではアンティポロ市やパッシグ市など、リサールの一部とケソン全体にまで広がり、136か所の学校で販売しています」
夫妻は、大量の販売が見込めることから公立学校だけに販売先を絞り、収益を上げています。

2倍の努力

学校への販売を始めてから、注文が増え当然ながら仕事は多忙を極めました。
「以前は、雨季になるとやはりアイスキャンディーは売れないので、市場の動向を気にしていました。でも今では、お客様のニーズに応えるために生産を増やすことばかり考えています」とルディさんは言います。
7月現在、アンティポロにある2か所の工場(うち1か所は、最初に手作りでアイスを売った場所に建っているとのこと)では194台の冷凍装置が稼働しています。フレーバーも今では24種類に増え、月曜日から金曜日まで1日あたり6万本のアイスを大量生産し、学校へと配達されていきます。
ルディさんによると、1本たった3ペソ(約7円)で販売しても、1台の冷凍装置あたりの収益は少なくとも1日1,200ペソ(約2,700円)にもなるとのことです。
ロシェルさんは、夫と2人でアイスキャンディーを1本1本手作りしていた頃を今でも思い出すと言い、現在の状況がいまだに信じられないと思うことがあるそうです。
「だって想像できますか? 手元に20ペソしかなかったんですよ。ただ、生きていくのに必死だっただけで…アイスキャンディーの販売で生計を立てることになろうとは、思いもしませんでした」と言います。
サリサリ(雑貨店)、カレンデリア(ローカル食堂)、屋台などのおかげもあり、ビアンカ・アイスキャンディーは今では3台の冷凍車を抱え、配達サービスを向上させています。ルディさんがトライシクルで配達していた頃とは大違いです。

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ビアンカ・アイスキャンディーの工場では現在19人のフルタイム従業員が働いており、8月に新工場が稼働すると従業員はさらに倍増するそうです

家族経営を超えて

このビジネスの成功は驚くべきもので、フィリピン長距離電話会社(PLDT)も注目しました。
レオン夫妻のサクセスストーリーは各方面の関心を呼び、通信事業大手のPLDT Smart SME Nation (PLDTの中小企業向けソリューション提供事業部門)もその1つでした。
同社の「Make It Big(ビッグになろう!)」キャンペーンで、夫妻のビジネスは中小規模ビジネスを経営する人全ての夢の体現だとして賞を受賞したのです。
「受賞者の中でも、ビアンカ・アイスキャンディーの話は最も身近に感じられる話でした。誰もやっていないことを始めた彼らの話は、色々な意味で刺激になります。20ペソっていうのがいいじゃないですか。誰でも持っているような小銭から始めて、こんなに大きなことができるなんて」と、同社の営業部門リーダーであるジョシュア・アキノさんはEntrepreneurフィリピン版に語っています。
同社では、大きく成長している小規模ビジネスを対象として、ブロードバンド・サービスや、配送サービスにおいて注文増大に対応するための販売管理システムなどを提供しています。
レオンさん夫妻は大成功を収めましたが、その過程で困難がなかったわけではありません。
夫妻は、現在では取引先を数多く抱えており、よりプレッシャーを感じていると言います。ましてや、従業員とその家族の運命がこのビジネスにかかっているのでなおさらです。
「ここまでの道のりは簡単なことではありませんでした。失敗や挫折を繰り返しました。投資を失敗したこともあります。他の人からは我々が成功しているように見えるかもしれませんが、まだまだやるべきことが数多くあります。自分の家族だけではなく、従業員とその家族の運命も我々にかかっているんですから」
事業の拡大によって、レオン夫妻は地域に還元することもできました。ビアンカ・アイスキャンディーは、現在19名の従業員をフルタイムで雇用しており、今年8月にアンティポロの新工場が稼働すれば、従業員はさらに倍以上になるとのことです。
「新工場が稼働すれば1日50万本を製造できる見込みで、首都圏全体に商品を提供できるようになります」とルディさんは意気込みます。
「我々のモットーは、従業員に楽しんで仕事をして欲しいということ。そうすれば、従業員の家族のためにもなるわけですから」

翻訳:HansodeBZ
——訳文ここまで——
翻訳元サイト
▶︎http://www.entrepreneur.com.ph/

コメント

いやー、法人の顧客が取れると大きいんだなぁっと改めて思った記事でした。
完全に余計なお世話ですが、ざっと計算してみたところ、、、
1日6万本×7円×30日=1260万円の売上です(毎月)。今後1日50万本の予定なので、凄まじいです。
公立の学校に焦点を絞ったというのも素晴らしい。フィリピンは子供が多い上に現在も人口増加中なので、このビジネスは勢いがありますね!
セブでアイスキャンディービジネス・・・いけるかも!?

ゲストライター
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