微笑むイシカ

無一文からはじめて自宅とスポーツカーを手に入れたイシカの成功物語!

カリフォルニア州ロサンゼルスに在住する、27歳の女性イシカ(Ishka Villacisneros-Tusjakova)は、一見すると普通のフィリピン人移民に見えます。でも彼女は、多くのフィリピン人移民にはできないことを成し遂げました。彼女はたったひとりで輸入商品販売のインターネットサイトを立ち上げ、成功に導いたビジネスウーマンなのです。

10代の頃彼女は、「カリフォルニアからマニラへ。あなたの買い物のお手伝い」をうたい文句に、オンラインショップ・カリフォルニラ(Californila.com)というサイトを立ち上げました。アメリカから欲しい物を取り寄せたいユーザーのために、カリフォルニラがユーザーに替わって購入し、フィリピンや世界各地に配送するサービスです。サイトの商品リストからの注文はもちろん、注文のカスタマイズや大量購入も可能です。

親から50ドルを借りてはじめたカリフォルニラは、わずか数年で多くの顧客を抱えるようになり、イシカの祖母やコミュニティの人たちを雇えるまでに、急成長しました。カリフォルニラをはじめる前は無一文だったイシカは、今ではかねてからの憧れであったスポーツカーを手に入れるとともに、ついには自宅まで購入してしまったのです。

彼女は若くしてなぜ、ビジネスを起業して大成功を収めることができたのでしょうか? イシカの成功の秘密について、紹介しましょう。

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1日に4度にわたって注文が入ってきます。画像:イシカ

アメリカン・ドリームに魅せられて

イシカは、家族とともに18歳の頃アメリカに移住しました。そこには、最新のガジェットやノベルティ、ここでしか手に入らない商品など、フィリピンの友人たちが欲しがる物であふれていました。イシカはたちまち、アメリカでのショッピングに魅せられたのです。

イシカはカフェでアルバイトをしながら、友人や親戚にあげたいものを買っては、フィリピンに送り続けました。すると、その親戚や友人を通して、友人のそのまた友人へと、イシカに頼めばアメリカ製品を簡単に手に入れられる、という噂が広まっていくまでに、そう長くはかかりませんでした。

イシカのもとには、多くの買い物注文が入るようになりました。
「買い物に行くのに時間もかかるし、ガソリン代や送料もかかります。友人や親戚はそれを気にして『買い物代』を払うと言ってきました。その時に、『買い物&配送サービス』を思いついたのです」とイシカは振り返ります。
もしかしたらこれは、ビジネスになるのではないかと、イシカがひらめいた瞬間です。

イシカはさっそく、思いつきを行動に移しました。発注を簡単にするために、2007年にまずMultiplyという通販サイトに「Stuff2Shop」というページを立ち上げたのです。

しかし、通販サイトへ依存することに常に不安を感じていました。
「Multiplyでは利用できない機能もあったので、自分のサイトを一から作ろうと決めたんです。それに、カリフォルニラはただ単に通販サイトへの注文を処理するだけではなくて、サイトに記載されていないスペシャルオーダーも承るようにしたいという、大きなビジョンももっていました」

マニラの大学で、情報・コミュニケーションテクノロジーサイエンスを学んだイシカは、すぐさま自分のサイトのプログラムに取り掛かり、より効率的なシステムを構築したのです。

カリフォルニラのwebページ

オンラインショップ・カリフォルニラのwebページ

こうして、イシカの夢を乗せて、オンラインショップ・カリフォルニラがオープンしました。
オープンした当初は、1か月に5~10の注文が入るだけで、配送は月に1度だけでした。しかし約3年後には、1か月に5,000~8,000の注文が入り、ほぼ毎日発送を行うようになりました。

注文が増えるにつれ、イシカがアメリカの地で楽しんだ買い物体験を、アメリカにいないフィリピン人消費者さえもが体験できるようになった、と彼女は感じました。

「今までアメリカの製品を手に入れるためには、アメリカを訪れた親戚が、お土産としてあれこれ買ってくるのを待つしかありませんでした。そこで私は、アメリカ製品を手に入れるために、より早く、より便利で、よりお手軽な方法を提供したのです」

慎重にパッケージングをするイシカ

慎重にパッケージングをするイシカ。画像:イシカ

一人芝居の果てにつかんだ本当の成功とは?

成功までの道のりは険しいものでした。はじめに直面した問題は、すべての注文に対応できるだけの資金がないことでした。そのためイシカは、親から借金をするよりありませんでした。それに加えて、時差という難しい障害もありました。

「まるで一人芝居のようでした。サイトを運営し、製品を購入し、免許がなかった頃はそれを公共交通機関で持ち帰り、さらにフィリピンの午前中にあたる午前4~5時まで作業していました。それでも7時には仕事に行かなければならなかったのです」

さらに、業務だけではなく、個人的な家事(掃除や料理・洗濯など)もこなさなければいけなかったため、かなり大変だったと、イシカは当時を振り返って言いました。それでもイシカは、多忙な毎日を乗り切りました。なぜならイシカには、時間の管理に関して、きちんとトレーニングされた経験があったからです。

というのもイシカは、アメリカ移住前の学生の頃から働いていました。さらにさかのぼると、両親の会社の事務仕事を手伝うために、11歳から働いているのです。

「あんなに小さかった頃に職場体験をさせてくれたことに、両親には感謝しています。11歳で学校と仕事を両立させることは難しいことかもしれませんが、楽しんでやればそんなに辛いものではないと思います」

そして彼女はなんと、14歳にして給与やデータベースの管理といった大きな仕事まで、こなせるようになっていました。放課後にマカティというビジネス街へ行き、従業員の給与の支払いを行うこともありました。さらに週末にも母と一緒に、データベース管理会社で働いていました。

効率的な時間の使い方や、自分の行動や決断に責任をもつこと、なおかつ仕事を楽しむことを、そこで学びました。両親を見ていると、仕事はまるで遊びのようでした」

「18歳のとき、自分のビジネスを始める際には、自分でリスクを負わないといけなくなりましたが、ミスから学び、失敗を受け入れ、夢をあきらめませんでした

そうしてカリフォルニラは成長を続け、今では彼女は、他のビジネスに挑戦できる余裕さえできました。彼女は今、ウエブデザインやグラフィックデザイン・マーケティング・動画プロダクション・テレビCMなどを手掛けるデジタル・クリエイティブ・エージェンシー(Digital Creative Agency)も経営しています。

海外に住むフィリピン人コミュニティ・ポータルサイトのパートナーでもあり、フィリピンに関連したビジネスやイベント・クーポン・求人・文化情報を発信しています。そのサイトでは会員が情報を投稿しあうことで、遠く離れているにもかかわらず、会員同士がつながることができるのです。

ビジネスウーマンとしての成功により、あり余る収入を得たイシカは、なんと18歳でBMWのスポーツカーを、23歳のときにはベンツのSUVを、さらに25歳にしてロスに自宅を購入するまでになりました。

しかし彼女は、「物質的な成功」だけでは人間的、もしくはビジネスの成功につながらない、と信じています。

「本当の成功とは、モノでは測れません。本当の成功とは、あなたがどれくらい幸せか、ということです。私にとって会社を経営することの幸せは、祖母をソーシャルメディアマネージャーとして雇用できるようになったこと、そしてチャンスを与えられるべき人に、雇用の機会を与えることができるようになったことです」と彼女は話してくれました。

発送する荷物の前で微笑むイシカ

発送する荷物と。画像:イシカ

若さの特権を使うこと

最初は数々の困難に、イシカは遭遇しました。彼女があまりに若いことから、能力を疑ってかかる人もいたことは、そのうちのひとつです。イシカはビジネスの成功に、年齢は関係ないと思っていました。「年齢は障害ではない。それはあなたが自分の気持ちに制限をつけているだけだ」ということわざが、彼女の信念だそうです。

「私が思うに、大切なのは経験です。私は、自分の3倍も生きた人が経験してこなかった苦難を経験してきました。何歳であろうと、情熱を注げばなんでも達成できます

さらに彼女は、「若くして自分のビジネスを始めると、自分が会社で一番若いってことが面白いところですね!」と続けました。

イシカによると、ビジネスを始める前に自分の恐怖を克服することが大事だと言います。イシカは自分自身の経験から、一般的に実業家が直面する恐怖として、以下の4つをあげました。(1)始めるために必要な経験と知識をもっていないこと、(2)失敗を恐れること、(3)圧倒されて怖気づいてしまうこと、そして(4)資金を損失してしまうこと、です。

「見えない恐怖はどこにでもありますが、必ず克服する余地はあります。きちんと自分の仕組みを作り上げ、信頼できる人を見つけて投資すれば、ビジネスはきっとうまくいきます」とイシカは、これから起業を考えている若い実業家に向けて、助言します。

そしてもちろん、自分のビジネスを経営するということには、計り知れない利点もあるのです。

「私のビジネスは、自分自身を映す鏡です。会社の経営は、遊び場にいるのと同じ感覚です。私たちのオフィスに来ていただければ、従業員が仕事場を遊び場と思えるような、楽しい職場環境になっていることを、わかってもらえると思います」

現在の成功にあぐらをかくことなく、将来の展望についても、イシカはしっかりと見据え、準備を進めています。イシカのビジネスはテクノロジーに頼る部分が多いため、5年後には大幅に変わっているだろう、イシカは予期しています。だからこそ、日々進化する最新のテクノロジーを学ぶことを、イシカはけして怠りません。

カリフォルニラについては、オンライン通販を近所のモールで買い物するくらいの気軽さで利用できること、それでいてどこからでも商品を入手できるようにすること、さらにモバイル機器からも利用できるようにしたいと考えています。

デジタルビジネスはめまぐるしく変化していますが、それでもイシカは、オンラインビジネスを選んだことが、正しい選択であると信じています。必要経費があまりかからず、自分の時間ももて、どこにいても仕事ができるにもかかわらず、収入の可能性は無限大なのです。

「自分のビジネスを始めようと思っているなら、若いうちに始めたほうがいい。体力もモチベーションもあり、失敗しても学ぶだけの時間があり、責任や縛りも少なく、損失が出ても挽回する時間がたくさんあるのですから

参照元:▶︎ http://www.entrepreneur.com.ph/business-ideas

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【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表
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海外ニュースの翻訳担当 沖縄県でフリーランスとして活動しておりますOffice Ninaと申します。タイムリーな記事を読みやすくお届けするのがモットーです! フリーランスとしては記事翻訳の他、通訳、英会話レッスンなど行っています!詳細はOffice NINAのFacebookページをご覧ください。 ▶ https://www.facebook.com/Office-NINA

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