一般

留学の成功を左右するのは自分自身のモチベーションが保てるか、目標に向かって進んでいけるか、結果が出なくても地道に努力できるかだと筆者は考えています。

しかし、留学前はあんなに頑張っていた勉強も、留学してしまえば現地で遊んでいただけ、帰国した後にはあの留学は一体何だったのかというケースも悲しいことに多々あるようです。

もちろん皆さんそれぞれ留学の目標は違いますし、留学を経て達成したいことも違います。しかし筆者がオーストラリア、ニューヨークでの短期語学留学、そしてイギリスのビジネススクールを卒業して感じたこと、、、それは成績が優秀な人には共通点があるということです!

もちろん机の上だけが勉強じゃないとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、留学先ではコミュニケーションや発言といった日常の行動も評価点につながることも多いです。20か国以上の異なる学生と出会い、彼らの優秀さを目にした筆者が成績優秀者についての共通項をまとめていきます。

1、コミュニケーション能力は大前提

留学先で見る成績優秀者にはこんな共通点があったTOP4

今日の日本でも、コミュニケーション能力についてうるさく議論がなされていますが、海外で筆者が感じたことはコミュニケーションとは当たり前の日常のことであり、ビジネスシーンや多少のフォーマルさが求められる場合(職場、学校の議論など)では、Interpersonal Skillが重視されていました。

直訳すると対人間技能ですが、いかに目の前の相手と話を円滑にできるか、そのようにとらえていただければいいと思います。成績優秀者やできる学生の共通点として、対人能力が高いというその一言でまず表現できます。

八方美人のように、誰にでも気軽にHi!と言うことができるのが対人能力ではなく、誰かにあったとき、細かな相手な変化やさりげなく共通の話題を見つけることができる学生は非常に優秀だと筆者自身感じました。

コミュニケーション能力をベースとして、細かな気配りや空気を察することができる学生は、常に周囲との調和も図ることができており、ディスカッションでも常に主導権を握っていました。そのような学生は自然と学生たちの集団の中心になっていました。

よくもわるくも対人能力はリーダーシップとも密接に結びついています。もちろん海外でも試験はペーパーベースですので、もちろん暗記は必要ですし、そのような点は日本と変わりません。

しかし、机に座ってガリガリ予習復習をして、授業中には静かに座っているタイプは海外では“優秀”といえません。

ガリガリ家で予習し(明日までに50ページ文献を読み込んできて!と指示があります)それを踏まえて授業で発言、議論(これが復習!)そして気づいたところにノートをとるといったコミュニケーションを踏まえた勉強のライフサイクルを確立している学生は非常に優秀です。

常に自分の意見を発信することで、教授やまわりからフィードバックがもらえます。そうすると自分の意見のどこに穴があるのか、どこが再議論の余地があるのか知ることができ、そのプロセスによってペーパー試験でも結果を出しています。(海外でのディスカッションは答えの方向性は決まるっていることが多いですが、絶対の正解はありません!)

コミュニケーション力(Interpersonal skill)は優秀な学生はまず持っているといってよいでしょう。

2、タイムマネジント能力はパフォーマンスを大きく左右する

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筆者がIELTSの勉強を本格的に始めたころから頻繁に聞き出したこのフレーズ。みなさんは時間配分や時間管理という言葉のほうが耳慣れているでしょうか?これは海外留学を成功させるため(乗り切るため)に非常に重要な能力と言えます。

タイムマネジメントができていない学生に優秀な学生はいなかったと言っても過言ではありません。最近では短期目標を決め、長期目標を決めて、日々コツコツと成果を上げていくということが当たり前になりつつありますが、それを実際に実行できている人はほんの一握りかと思います。

筆者もですが、いわゆる計画倒れというパターンが大多数の人にあてはまると思います。イギリスの大学院生活では常に膨大な量の課題と戦う必要があります。

2週間に1度は採点され成績に影響するエッセイが課され、毎日常に30~50ページの予習科目(科目一つにつき)あります。そこにプレゼンテーションが重なろうものなら時間は本当に足りません。

グループワークも加われば自分でスケジュール調整が効かないこともあり、デススパイラル状態となります。もちろん1から10まで文献を読んで訳して、要約してということはできませんので、ある程度要領をよくする必要はあります。

そのためこの日にはリーディング、この日はエッセイを何ワード書く、そしてこの日はプレゼンテーション作りといったように時間管理を綿密にしていく必要があります。試験前やエッセイ提出日前の一夜漬けメソッドもありますが、良い結果をだすことは非常に難しいです。

ここにはいくつかの理由があります。

①試験では、穴埋め問題などはなくすべて論述式で、1科目(180分)の長時間で3問の設問(各設問に対して英文で800~1000ワード)を書ききる必要があるため、1夜漬けでは把握できないほどの膨大な情報があること

②論述試験やエッセイでは自分の個人意見は書いてはいけない上に、Peter(2016) mentions that…., However, Smith (2012) defines it as…. といった常に引用が必要となる。1文につき1引用というのが通例であり、理論建ての根拠文献を見つけるにも時間がかかりすぎる

③剽窃(引用に関する盗作)が非常に厳しく、引用部分はすべて自分で意味が同じまま引用文章を編集する(パラフレーズ)必要があり、その作業に非常に時間を取られる。そしてこれをしなければあなたのエッセイは剽窃扱い(盗作した)になり、一番軽い措置で単位取り消し、最悪の場合は退学になります。

以上の3点はあくまで1例ですが、海外大学で成績を上げるためには非常に入念な準備と努力が必要となるため、時間管理無くして良い成績をとることはほぼ不可能なのです。

そのためのタイムマネジメント能力がなければ優秀な学生にはなりえません。できる学生たちに課題終わった?と聞けば1週間前に終わらせたけど?といった回答が返ってくることが私の経験でも多かったです。(もちろん中には1日ですべて終わらせ、最高評価を得る学生もいることはいます。)

3、予習力とキャッチアップ能力でベース固めをしている

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私が高校時代の英語の授業では予習9割、授業での確認1割で英語学習をしろと筆者は習いました。あながち、この姿勢は間違っていなかったとイギリス大学院時代にも感じました。

イギリスの大学院では大講義と小講義に分かれており、大講義、小講義それぞれに事前予習が課されています。大講義では90分から180分の座学スタイルで行われ、理論や必要定義の説明、それに応じて適宜ディスカッションの時間がとられます。

多くとも1教室に100人程度の学生がいる程度です。その一方で小講義は完全少人数クラスで10人から20人程度の規模で大講義と事前学習をベースとしたディスカッションといったアクティブラーニングがベースとなります。

事前に与えられた課題や大講義の授業中に提起された問題点を踏まえて、より詳細な議論をし、いろんな角度から問題を分析していくというスタイルです。

大講義で重要なことはまず予習力です。どのような用語があるのか事前にチェックし、理解をしておかなければ突然当たられた場合などに答えることができません。回答の正否は別として、あくまで理論に沿った回答をしているか、どれくらい講義を理解しているかという名目で教授は質問してきます。

ここで教授がうなるような回答ができれば名前と顔を認識してもらうことができ、その次の授業でも急に指名されたりします。(苦笑)基本的に授業スタイルとして、教科書通りということはまずありません。

事前に出される予習範囲も教科書20ページ、参考文献20ページ、最新のデータ資料10ページという具合が多いので、包括的に情報を処理する必要があります。何が言いたいのかというと、情報を理解するだけではなく、どこでどの情報同士に共通点が見られるか。

どの点が相反しているか、今後どのような展開が考えられるのかといった情報同士をつなぐことが求められるのです。単に予習して理解した!では基本的に学生間の議論でもついていくことはできません。

残酷ですが、教科書を読んで納得しているだけでは何の成果も得られていないのです。優秀な学生たちはここまでは完璧にこなしており、自分の予習見解と授業での解説が異なっている場合かなり積極的に質問します。Why? Why not? といった具合です。

これが小講義になると授業で質問があったwhy? why not?がベースとなってさらに議論が展開されます。何と言いますか、流れるように議論が進んでいきます。

誰かが1答えると、他の学生が2,3,4、5と更なる要素を加えていき、1分黙っているだけで議論から置いていかれます。

そして、あなたはどう思う?と聞かれたときはすでにいったい何の話をしていたのか分からなくなるほど議論が進んでいます。

優秀な学生は予習で様々な情報を包括的につなげ、そこで自分の情報の正確性を大講義で確かめる(同時に講義中で質問をして疑問解決)、小講義でさらに発展的な議論をし、理解を深めるということをしています。すべての学習がフローとなっており、無駄な学習がないということが優秀な学生の特徴と言えます。

4、クリティカルシンキングが身についており、自分がそこにいるバリュー(価値)を出している

留学先で見る成績優秀者にはこんな共通点があったTOP4

日本の教育機関のイメージですと、先生、教授の言うことは絶対で、なるほどどういうことか、よし理解したぞというプロセスが通常かと思います。

答えは初めから一つであり、その答えに至るプロセスも限られていると表現するほうが正しいかもしれません。

しかし海外の大学での答案で必ずしも答えは一つではなく、設問に対して、数多くの参考文献を用いて、いかに詠み手(教授)を説得させるかがカギとなります。設問に対するアプローチは自由であり、いかに質問に答えるかが重要なわけです。

そのため、優秀な学生の多くは質問の意図について非常に鋭い質問をします。またその文章の定義からしっかりと議論をします。How can you convince your markers? これに尽きます。つまりはいかに採点者を自分の回答を用いて納得させるかということがすべてなのです。そこに常に必要なことがクリティカルシンキングというわけです。

Critical thinkingとは直訳すれば批判的な考え方といったネガティブな訳し方になってしまいますが、クリティカルシンキングは海外で自分のバリューを出すためのすべてといってもいいでしょう。

例えば、あなたが授業で教授の説明をなるほど、なるほどと聞いているだけでは、授業に全く貢献できていませんし、極端な話ではあなたがそこにいてもいなくても変わりません。

しかし、あなたが教授の説明のここが納得いかないとか、どうしてそうなるんだといった疑問が湧き、それを発言することで教授もどこに説明の穴があったか、どこが理解することが難しいポイントなのか、生徒の理解度について確認することが初めてできます。Why, what, how come? といったものがいわゆるクリティカルシンキングとなるわけです。

これを行うことで初めてあなたが授業に参加し、他の学生との差別化を図るものとなるわけです。私がイギリスで出会った優秀な学生、成績優秀な学生たちはこの点を徹底しており、誰かが発言した場合も必ずそれはどういった意味?どうしてそうなるの?といった横やりが必ず飛んできます。

その根拠を説明できないようではあなたの意見は根拠不足となるわけです。柔軟性がないというわけではなく、常に自分で考え、どうしてそうなるのかを理解するということが優秀な学生の条件です。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 海外で結果を残している学生の特徴TOP4を読んで、どのような特徴を優秀な学生たちがもっているかイメージしていただけたでしょうか?

どうしてもイメージとしてヨーロッパ系の学生が優秀という印象があるかもしれませんが、私のクラスメイトには非常に優秀な学生は中国人といったアジア系の学生も多かったです。

国籍に関わらず、この4つの特徴を優秀な学生は持っていました。少しでも自分の学習能力や効率を上げるには、自分の見本となる学生を見つけるのも一つの方法ですよ!

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hiroki

イギリス留学情報
イギリスの大学院生
とあるイギリスのビジネススクールに大学院生として在籍。
英語学習歴(高校生以降の自主学習のみの期間)は6年ほど。

当サイトでは英語学習のみならず、独学で勉強してイギリス大学院への合格を取り付けた経験、イギリスでの生活の様子、イギリスで就職活動をし米系企業の日本法人への勤務を決めた経験などを活かした記事を寄稿予定。

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