みなさん御機嫌よう。

近年留学や旅行で訪れる日本人が増加しているセブ。
そんなセブは、日本から直行便で4〜5時間という近さに加え、時差がわずか1時間という好条件。そのため、日本から仕事を持ち込んでセブに滞在しながらタスク処理する人も大勢います。

いまはパソコン1台あればどこでも仕事ができる時代ですから、旅先のホテルやカフェでメールチェックやオンラインミーティングなどが可能です。(その分、バカンス中も休めないケースが増えていますが・・・)

また、最近ではフリーランスとして働く人や、『ノマドワーク』というスタイルで場所を選ばずに仕事をする人が増えています。

実は、フィリピンはフリーランスの人口が多いことでも知られています。世界最大手のフリーランス・マッチングサイトである、Freelancer.comの登録者数でフィリピンはインド、アメリカに次いで堂々の世界第3位となっています。

詳しくはこちらを参照:
フィリピン第3位!Freelancer.comのユーザー数が2,000万人突破

そんな、場所を選ばずに働く人が増えつつあるフィリピン。
そこで問題となるのが WiFi 接続。

米国 Akamai 社が毎年発表している世界各国のインターネット状況の調査報告によると、2016年第一四半期の時点で、フィリピンのインターネット平均速度は世界113位(日本は7位)と調査対象国の中でも最下位層に位置する遅さ。これでは仕事になりません。

そこで、最近フィリピンでも注目されつつあるのが、快適なインターネット環境を整えたコワーキングスペース。今回は、そんなコワーキングスペースを紹介したいと思います。

コワーキングスペースとは

さて、そもそも『コワーキングスペース』とは何でしょうか。

【コワーキングスペース】
様々な業種、年齢の人々が集まり、仕事をしたり、ノウハウやアイデアを共有し、協働する場所のこと。
シェアオフィスと違い、仕切りがなく、イベントを開催したり、参加者同士の交流など「コミュニケーション」に重点を置いているのが特徴である。
基本的に設備は共用で、コーヒー等のドリンクも置いてあることが多い。

主な利用者
フリーランスや起業家、ノマドワークをしている人など、組織に属さない人が多い。
(はてなキーワードより)

大きな特徴としては、『仕切りのない広い空間で複数の人たちが作業をする』、そしてその場を中心に形成されたコミュニティで、他の人と『コワーク(協働)』の機会があるということでしょうか。

日本でも都内ではかなりの数のコワーキングスペースがあるので、すでにご存知の方も多いかと思います。

セブで広まりつつあるコワーキング

では、セブ島のコワーキングスペース事情はどのようなものでしょうか。

マニラをはじめ、セブ市内でもコワーキングスペースを展開する『 A SPACE 』のセブ店スタッフにお話を伺いました。

A SPACE スタッフ J氏の話:
『正直、セブではまだまだコワーキングスペースという存在は一般的ではありません。実際、私たちがセブに出店する以前は、ほんの数店しかありませんでした。でも最近は少しずつ認知されてきて、利用者も増えています。これから次第に広まっていくのではないでしょうか』

どうやら、セブでは今まさにコワーキングスペースの黎明期といったところでしょうか。これから次第に広まっていくことが期待できます。

実際、高級レストランで知られる ANZANI グループが、セブ市内でコワーキングスペースを展開するなど、確実にその裾野は広がってきています。

こんな人たちが利用している

では、どんな人たちがこのコワーキングスペースを利用しているのでしょうか。

やはり多いのは、フィリピン人のウェブエンジニアなど、IT 関連のフリーランサーです。
それに加えて、日本人をはじめとした外国人でセブを拠点にビジネスを展開している人、またセブに出張などで訪れている人を頻繁に見ることができます。

使うことのメリット

(1)高速インターネット
コワーキングスペースを利用することのメリットの一つは、快適なインターネット環境を利用できることです。

セブ市内のコワーキングスペースの多くは、50Mbps〜100Mbps (上り/下り)の高速インターネットを提供しており、ストレスを感じることなくインターネットを利用した作業ができます。

(2)低価格の利用料金
また、1日あたりの使用料が300〜500ペソと比較的安価なため、長時間利用するのに適しています。実際、カフェなどで WiFi を利用しようとすると、ドリンク代 150ペソ前後で1〜2時間の制限時間が設けられているため、じっくり仕事をしたい場合は、コワーキングスペースの方がお得だと言えます。

(3)新たなビジネスチャンス
コワーキングスペースでは、そのコンセプトに『コミュニティの形成』があります。
一つの空間に様々な人が集まって仕事をしているため、そこで知り合う人々と新たなビジネスが生まれる機会が十分にあります。

こんな人に便利

そんなコワーキングスペースですが、セブに滞在している日本人の場合では、どんな人が利用するのに適しているのでしょうか。

1:社会人留学生

語学学校に留学している場合、大抵は学校の WiFi を利用できます。そのため、学校でインターネットの閲覧や日本との連絡が可能です。しかし、残念ながら多くの学校ではインターネットの接続速度は非常に遅く、時間帯によっては全く繋がらないという事態もよく見られます。

そのため、セブへ仕事を抱えてやって来た社会人留学生の方、会社の語学研修などでセブに派遣され、現地に滞在しながら通常の業務も実施する必要のある方などは、コワーキングスペースが有効活用できます。

2:ノマドワーカー

セブに滞在している日本人ノマドワーカーやフリーランサーもコワーキングスペースを活用することができます。

彼らの多くは、日本からの仕事を請け負っていて、日本企業との打ち合わせなどで日常的にオンラインでのやり取りが発生します。また、締め切りのある業務を担当しているため、集中して業務に取り組み、成果物をインターネットを介して提出しなければなりません。

もちろん、WiFi の快適なカフェなどを利用することもできますが、カフェはそもそも仕事に集中できる環境ではありませんし、長時間滞在することもできません。そういった点からもコワーキングスペースの方が便利だと言えるでしょう。

セブのおすすめコワーキングスペース

Regus

レンタルオフィス、コワーキングスペースとして世界114カ国で事業展開しているリージャスグループのフィリピン・セブオフィスです。日本でも全国90拠点にビジネス展開しているので、存在を知っている方も多いかもしれません。

セブの Regus は、アヤラショッピングモールのすぐ目の前にある『 Apple One 』というビルの11階に店舗を構え、立地条件は非常に良いと言えます。

コワーキングスペースは299ペソと案内されていますが、実際には事前にウェブサイトから見積もりを取得する必要があります。

営業時間:月〜金 8am-8pm
Web サイト:Regus Cebu

A Space

マニラを中心にコワーキングスペース事業を展開する A Space のセブ支店。
セブでは比較的裕福な人が食事に訪れる『 Crossroads Mall 』という、レストラン街の中にあります。

お洒落なレストランやカフェが並ぶ中に店舗を構えているせいか、A space もなかなかお洒落なデザインの空間となっています。

2階建ての店舗で1階が主にコワーキングスペースとして利用されるラウンジ、2階が月極めのシェアオフィスといった様子です。

コーヒーなどの飲み物は無料。
また、通常は月曜から金曜日の営業ですが、週末の土曜日には1階ラウンジでライブイベントなどを定期的に開催しています。

1日使用料(Drop-in)は500ペソ。
営業時間:月〜金 8am-8pm
Web サイト:ASPACE CEBU

THE TIDE

セブのコールセンターや IT 関連企業が集結する『 Cebu I.T. Park 』の中にオフィスを構え、立地は申し分ありません。

セブのコワーキングスペースの中でも特に利用者が多く、広い会場の中を所狭しと仕事をする人が埋め尽くしています。セブで起業したばかりのビジネスオーナーやセブに進出した企業が、手始めにシェアオフィスを利用しているケースも多く、いろんなビジネスパーソンと出会うチャンスが広がっています。

利用者には、I.T. Park 内のコンドミニアムに住んでいる人も多く、徒歩圏内に利用者の多くが集結していて、そういった意味でも利用者同士のコミュニティが形成されやすい土壌が整っています。

1日使用料(Drop-in)は500ペソ。
営業時間:月〜金 8am-8pm
Web サイト:The TIDE Cebu

iioffice

日本のノマドワーカーの間ではよく知られた存在である、株式会社LIG が運営するコワーキングスペース『 iioffice 』。

その海外拠点として2016年にオープンしたのが、この iioffice CEBU 。

セブの行政の中心であるキャピトル地区に店舗を構えています。
古い雑居ビルの2階に上がり、鉄の扉を開けると突然中にお洒落な空間が広がっています。

日本の企業が運営していることもあり、フィリピン人だけでなく日本人の利用者も多いです。
そのため、セブで活躍する日本人の方々と出会うチャンスが広がっています。そういった背景もあり、日本人同士でセブのビジネスに関する有益な情報などが自然と集まります。

また、同会場を利用した語学留学生向けのイベントなども頻繁に開催されていて、留学生の情報交換の場としても注目されています。

1日使用料(Drop-in)は300ペソ。
営業時間:月〜金 9am-7pm
Web サイト:iioffice CEBU

まとめ

いかがでしたか。
これから、ますますセブでの発展が期待できるコワーキングスペース。

インターネット接続がスムーズにいかないフィリピンにおいては、まさにオアシスのような存在。それに単なる作業場ではなく、新しいビジネスの出会いが期待できる空間としても注目できます。セブでコワーキングスペースを利用することで、思わぬチャンスが広がるかもしれませんね。

今回紹介したコワーキングスペースの比較表を簡単にまとめました。
参考にしていただければ幸いです。

みなさんの用途にあったコワーキングスペースはありましたでしょうか。
ぜひ機会があれば、一度利用してみると面白いかも知れません。

それではまた。

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

CoReDi Connection 代表
・ファイナンシャルプランニング
・企業マーケティングコンサル
moro moro project 代表
・台日友好音樂會「音繋」主催

大手旅行会社で営業職を務めた後、2004年に渡英。英国のホテルで約2年にわたり多国籍のスタッフとともに働く。
帰国後、大手金融機関の新規事業部立ち上げに参加。企業のM&A、海外進出支援、CO2削減の取り組みなど多種にわたる事業に従事。上場企業の社長・役員に直接コンタクトを取り、電話&メールのやり取りだけで3ヶ月で2億円を売り上げ話題に。

その後、検索エンジンで有名な米国大手IT企業の新規プロジェクト立ち上げにスーパーバイザーとして参加。新製品の日本市場導入準備を担当、のちに法人向けクラウドウェアサービスを担当し、再び多国籍のスタッフとともに働く。

2015年に渡比。
2017年までセブ島の韓国系、日系の語学学校マネージャーを歴任。

現在はセブを拠点に東京、台北などで複数のプロジェクトを手がける。

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